スキって言えない!

=出会い=

いつも平凡だった毎日、
それを変える事もなくもうすぐ卒業を迎えちゃう時期。
つまんない3年間だったからま、いいんだけど。
いつもの場所、裏庭の綺麗な桜の下。
私はそこで暇をつぶしていた。
友達とのお弁当もココで食べたしね(笑)

<<ドカッ>>
誰かと当たって相手も私も倒れた。
「・・イッテェー、あ!大丈夫ですか?」
見ず知らずの男の子が声をかけてきた、
そして手を差し伸べてくれて私はそれに捉まり、

「あ、ありがとう・・。それにごめんね?
 ボーッとしちゃってて・・」
「ううん、俺のほうこそごめん。
 ちゃんと前を見て歩くよ!」

その人はとっても優しい感じの喋りだった、
だからって別に好きになったわけじゃない。
ただ、今まで私は男の子と話したことも無かった、
3年間男の子とは誰とも(笑)

それからその人とは裏庭でよく会うようになった・・・。
裏庭でよく会う人、その人の名前は「二宮 和也」くん。
私の隣のクラスに転入してきたんだって。

「ね?君ってさ、よくココにくるの?」
「私?うん。来るよ!!だってココの場所落ち着くし・・
 人ごみはあんまり好きじゃないし」
「そっかー。俺も実はこの場所は好きなんだ。
 転入してきて速攻、見つけた場所」
「ふぅん・・。あとね、1つ。
 私の名前はです。だから君=iキミ)って辞めてね」
「はぁーい(笑)じゃぁ、で良い?」
「うん、いいよ。じゃぁ、私は和也って呼んで良いかな?」

お互いに呼び捨てにし、今までよりも仲良くなった。
ココでの待ち合わせは当たり前になった。
クラスは違うけど毎日、毎日裏庭で会うことを約束した。
それが突然の出来事で・・。

=衝撃事実=

ある時、和也は来なくなった・・・。
私は信じて毎日待っていたんだけど、それでも来なかった。

「来ないなんて、和也も人が悪いなぁ・・。
 どうしてだろう、泣きそうになってる。」

独り言をいってる自分と、泣いてしまいそうになってる
自分とが交互に来てる気がした。

「和也がいた日はきっと、夢じゃん!
 私は良い夢を見てたんだね・・良い夢。。だった」

裏庭の綺麗な桜の下で初めて人のタメに泣いてしまった。
その人の名前は「二宮 和也」
その日からは前に戻っただけなのに、変わってる気がしてたんだ。
何処が変わったかっていうと私が笑えなくなってたの。
笑おうとしてるけど笑えない。
それも例の桜の下での泣いてしまった時から・・
ずっと、友達にも「笑わないね」とか言われちゃうし。
どうしてくれるのよ!
和也の馬鹿・・。笑えなくなっちゃったじゃん・・。
1人の友達が私に近寄ってきた。

「ね?ってさ・・好きな人いる?その人にフラレタ?」

舞の(友達の名)いきなりの質問攻めで
動揺したけど、ちゃんとはっきり答えた。

「誰が誰に?私じゃないよねっ冗談辞めてよ?」
「だって、のこと分かっちゃうんだもん。仕方ないじゃん。」
「私のこと?なんで・・・・っ」    
 <舞は人の気持ちが読み取れるんだっけ>
「和也とは、親戚だから・・。
和也も会いたがってるんだよ?・・と一緒なんだよ?」

ー和也と親戚?舞がっ・・ー 
 分からなくなってる頭を抱えて舞に聞いた。

「舞?この後大丈夫だったら、放課後に桜の木の下で・・待ってる」

ちょうど、次が終礼だったから良かった。 
 ー舞と会ってなにするの?私ってー
そういう気持ちもあったけど、
今は「和也との事を知ってる」ってことが先にきてる。

放課後・・・。

「舞?さぁ、全て話して?
私、理解できてないから・・お願い!理解して忘れたいの!」

舞は色々話してくれた、
【初めて会った時のこと】や【悩んだ時の事】や。
それから・・【来なかったのは風邪を引いたから】とか
【寂しい顔してた】とか色々と。
私とあの桜の下であった出来事を舞は知ってたし、
和也が知ってる分だけ知ってた。

「・・・・・和也に会ってあげて?
 私、和也に内緒って言われたけど・・・絶えられないヨ・・」

舞が重々しく口を開いてるのが分かった。
話を聞いたら、和也がそのうちにでも居なくなるという。

「和也と逢うの最後でもいいから
 会いたいんだって、お願い!会ってあげて?」
「舞・・。でもね、私は好きじゃないの。だから行ってあげれない。」
「何言ってるの?スキだから大スキだから、
 毎日毎日・・桜の木の下で会ってたんじゃないの?」
「・・・・・・・・・・っ」
「桜の木の下だけじゃないっ!?
 和也に会いたかったからでしょ?正直になりなよ!」

私は舞の言った事を大事にして、和也のもとに走った。
走りつづけてついた場所は和也の家。
和也の家に行き、私は正直に素直に言葉を放った。
いわゆる告白をしたんだ。
和也はちゃんと私の気持ちを受け止めてくれて、
和也も正直な気持ちで答えてくれた。

答えは・・・それは舞と私と和也の3人しか知らないんだっ!?


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(一言)
今回は前の相葉中華で作ってたのを
ドリームにして出してみました。
何作かこういうのが出ると
思いますけど、読んでやって下さい・・。