ゲームがはじまってしばらくして。
ずっと民家に隠れていた。

遠くに聞こえる銃声も、何も気にならなかった。
耳にしたイヤホンがそれを少しだけかき消してくれるから。聞こえる曲は僕たちの曲。
そこから聞こえるあなたの声がとてもなつかしく思えた。
曲が終わると、MDの電源を切った。

それと同時に戸が開く。鈍い音をさせて開く戸。
月光が部屋を明るくする。月光を背負って現れたのは――――土屋礼央。
僕と同じグループで。いつも明るくてひとなつっこい。ご自慢のファーが少し汚れている。
その汚れは逆光であまり見えないけれど。僕は安心したんだ。その姿に。

「礼央くんっ!」

「・・・おっくん?」

礼央くんは、優しく抱きしめてくれた。
安心した。その空気に。
でも――――

「・・・うん。ごめんね、おっくん 」

「れお・・・くん・・・?」

お腹に料理に使うような包丁が刺さっていた。

「れおくん・・・なら、安心、できるって・・・おもった・・・」

よく見れば礼央くんのファーについた汚れは誰かの血で。その月を背負った笑顔はとても美しかった。

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礼央は、ぐったりとしたおっくんの体をゆっくり横たえた。
また、ファーについた血が増えた。その美しい笑顔を涙に濡らした。

「・・・安心されすぎってのも・・・困るかな・・・」



アトガキと言う名の言い訳▼ ぷっふ!! えぇと、某やおい掲示板で書きました。 らぐばと小説っていうスレ見つけたらそれはあたしが立てました・・・(え; てか、微妙にハンドル変えてるんですけどねー。