やりこんだソフト(ファミコン編)vol.2
favorite FC soft vol.2



[誕生日プレセントには…。]
我が家でファミコンのソフトを購入する機会は1.誕生日プレゼント2.クリスマスプレゼント3.父の気まぐれの大体3つだった。この3つのように自分で好きな時に欲しいソフトが買えなかった理由は我が家は「おこずかい」をあげない家庭だったからである。だからソフトが購入することの出来る誕生日とかは重大なイベントであって、かなり前からどれがいいか熟考を重ねていた。それに加えて、長男である私は貴重な購入の機会である兄弟の誕生日にファミコンのソフトを買わせようと強力な斡旋をし実際弟の誕生日にはさりげなくお目当てのソフトを手に入れていた。(妹は洗脳が出来なかった。←斡旋がすぐに発覚するため)。とにかくソフトに対する思い入れは貴重であったこともありとても強く、いまだに一本も売却したことがない。ここではそんな大事なソフトでやり込んだものを特に3つ選んで紹介しよう。
[戦闘士星矢 黄金伝説]
これはファミコンが導入された年のクリスマスに買ってもらったソフトである。当時大ブレイクしていた戦闘士星矢をゲーム化したもので、実は持っている人も多い。だがこのゲームはちょっと小学1年生には難しかった。まず戦闘システムがちょっと複雑で、星矢の一番メジャーな技であるペガサス流星拳の出る条件が分からない。これはゲームの最初に自分の誕生日を入力するのだが、星座によって星矢のステータスが変わるためである。コスモエネルギーの振り分け(ゲーム画面参照)で赤い部分が注入している量。これは上手に流星拳を出している画面、画面がピンクなのは大きなダメージを与えているため。単純に満タンにすれば、ペガサス彗星拳というのが出る。満タンからある一定の量を減らすと流星拳が出るが、その一定量が攻略本にさえどこにも載っていない。減らし過ぎるとなんとも情けないプスプスした攻撃になり、敵に罵られる。しかしこのゲームの最大の欠点は長くて複雑なパスワード式のコンテニューだろう。どんなに細心の注意を払って入力しても絶対間違えるのだ。母の目を盗んで長時間連続プレイして育てた星矢とはどうやっても逢うことが出来なかった。ちなみにかなりファミコンの技術も向上している小学6年生の時も正攻法で進んで富士の風穴で行き詰まってしまった。全クリ(全面クリアの略、エンディングを見ること)は永遠に諦めていた頃、このゲームに裏技で最強パスワードなるものがあるという情報をゲットしこれで何とかクリアできた。でも裏技でエンディングを見るのはなんとも後味が悪いものだったし、しかも最後のボスが読者投稿のオリジナルキャラで(それまでずっと原作にでてきたのキャラクターだった)本当にオマエは誰だって感じだった。
[スーパーチャイニーズ2 ドラゴンキット]
これは友達の家でやって、面白かったので小学校3年生の誕生日プレゼントに選定し買ってもらった。このゲームは自称「おもしろRPG」で戦闘は基本的にアクションで、それ以外はRPGの形をとる。戦闘はかなり面白いが、RPGがちょっと面倒くさい。このゲームもパスワード形式のコンテニューでパスワードを写し間違えてだいぶ泣いた。私はこのパスワード方式のゲームが本当に苦手だった。その主な原因は注意散漫で集中できない子供であったことと、整理整頓が苦手で(6年生まで成績表で「がんばろう」をキープ)パスワードを取ったメモをなくしていたこと、きれい好きの母がその辺に置きっぱなしにしている落書きのようなメモはすぐに捨ててしまったことだった。しかしこのゲームもパスワード方式の裏技の最強パスワードが存在する。そのパスワードは全然法則性もなくただのひらがなの羅列なのだが、ファミコンバカであった小学生の私はそれを完璧に暗記していた。しかもいまだに覚えている。起きたばかりでも酔っていても絶対に言えるため、よほど脳の奥底の大事なデータとして記憶されているのだろう。そのパスワードをここに記載するが、それを見ると私が真にファミコンバカであったことが実感できるだろう。
けぞけぶ せすえるす へぎいひよ
こわすす しげへすし べにぜがさ つげにせ
[ふぁみこん昔話 新鬼ヶ島]
これは数少ない
3.の父の気まぐれで買ってきたソフトである。殺しあったり、興奮して熱が上がってしまうゲームに比べ、このゲームなら教育上にもいいだろうと思って買ってきたのだろうか?確かに父も母もこのゲームに関してはとても肯定的だった。これはアドベンチャーというゲームのジャンルに分類される基本的に「考えるゲーム」である。例えばおばあさんが川で洗濯している場面で物語を先に進めたいとき、見る→川とすると川から何か流れてきて、見る→何か→取る→何かという風に正確な選択肢を選ばないと進まない。間違ったら特にゲームオーバーとかになるわけでもなく(一部そういう場面もあるが)やさしいゲームだが、じっくり考えるのが苦手な子や落ち着きのない子には結構難しい。思い返せばこのゲームは物事の善悪を教えてくれる場面(昔話は基本的に正直者が得をする)もあったし、先を予想してみたり、じっくり考える習慣、ひらめいたりするセンスを養う点があったので知らない間に教育されていたのかもしれない。このゲームは数少ない「全部自分の力で最初から最後までクリア出来たゲーム」である。このゲームは続きをするのにパスワードを入力する必要が無かった(ディスクシステムのソフトはディスクの中に記録が保存される)のが最後までクリア出来た最大の理由だった。このふぁみこん昔話シリーズはどれも名作なのに、結局3作しか存在しない。最近この手のゲームを見なくなったのも子供受けが良くなかったからだろう。確かに今の子供向きではない、うちの弟を見れば分かる。刺激を与えられるゲームでないとすぐに飽きてしまうのだ。だから襲ってくる敵を倒したりするゲームや、怖くて、残酷なゲームの方が子供に受けがいい。別にそれらを否定するわけではないが、結局言いたいのは任天堂はこんなにいいゲームを作ったので機会があったらプレイして欲しいということである。
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