TVシリーズ   1997.9.6〜1998.8.29      全51話

     劇場版   1998.3.14公開  「ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ
                                          〜光の星の戦士たち〜」

     OVA    「ウルトラマンダイナ〜帰ってきたハネジロー」  2001.2.25発売         

  
           

 この話は、前作「ウルトラマンティガ」の7年後、という設定で始まりました。時代は、ネオ・フロンティア。闇による滅びからまぬがれ
た人類は、次なるステップを目指し、宇宙にまで活動の場を広げていた。赤き不毛の大地と言われた火星にて大気改造計画は着々
と進み、多くの選ばれた人間たちが、人類の第2の故郷にするべく活動を続けていた。しかし、その人間の進歩を喜ばない宇宙生命
体もいた。その宇宙生命体―スフィアに火星が襲撃されるところから物語は始まります。

  その火星に出撃するTPC特捜チーム、スーパーGUTSにその日、新入隊員が入ってきた。名前はアスカ・シン。先の入隊試験で
スーパーGUTSのエースパイロット、ユミムラ・リョウの機体にヒットし、彼女の推薦によって入隊したものの、先走りピンチに陥る。
「絶対にあきらめない!」―その思いが頂点に達したとき、アスカの身体が光に包まれ、巨人とひとつになった−ウルトラマンダイナ
の誕生である。


 ・・・最初の頃のアスカって、正直、私は好きじゃなかったんですよね〜。「あんた、自意識過剰すぎなんだよ!」みたいな(苦笑)。
前作のダイゴとはまったく正反対で。ティガになったことをうじうじ悩むダイゴに対して、アスカはわりとあっけらかんとその事実を受け
止めてしまう。それで逆に天狗になっちゃったりもしたけれど、それがアスカの個性なんだ、と納得できるまでに時間がかかったなぁ。
でも、とにかく前向き! そこは好きだった。うん。


 とかく前作と比べられがちだった今作ですが、アスカを演じたつるの剛士さんが言っていたように、ティガがデジタルなら、ダイナは
アナログ。時代的にはあべこべな印象も受けるけれど、早坂はわりと熱血さんが好きなので、こっちのほうが見てて楽しい。シリアス
とギャグのメリハリもとれていたと思うし。そして何より早坂がダイナを好きになったのは、リョウちゃんがいたからなんですねぇ〜。い
やぁ、久々の一目ぼれ(笑)でした。かっこよすぎっす! 斉藤りささんのハマリ役だと勝手に早坂は思ってます。

 ほかのメンバーもそう。最初は本っ当にアスカの陰に隠れてしまっていてぜんぜん目立てませんでしたが(泣)、リョウに暴言を吐い
て殴られるカリヤ。遊星で怖がりなのが露呈したナカジマ(「行っちゃいけない反応」にはマジで笑っちゃいました)、異星人に恋をす
るマイ。など、各々のキャラが中盤から少しずつタッてきているのが嬉しいです。それに呼応するかのようにバラエティに富んだエピソ
ードもどんどん出てきましたよね〜。基地がいきなり猛暑に襲われる回なんて何度見て笑ったか。こういうコミカルな話も多く出る一方
で、早坂が中盤一押しのストーリーは、25・26話の「移動要塞(クラーコフ)浮上せず!」なんですよ。初出動で緊張するマイを厳しく
、優しくフォローするリョウ、スヒュームに乗っ取られたクラーコフを自爆させて、人工太陽の軌道を変えようとするコウダとナカジマ。そ
んな2人が危機に陥ったとき、換気ダストから助けに来るカリヤ。そして、みんなを救うために単身β号に乗って駆けつけるヒビキ隊
長・・・。極限状況の中でも、みんながつながっている。みんなが自分のできることを精一杯している。スーパーGUTSの真髄を見せ
てもらった作品でした。


  そんなスーパーGUTSと、GUTSの共闘が見られたのが、35・36話の大阪編。アスカとシンジョウ、ナカジマとホリイのキャラの
対比を見るのが楽しかったです。リョウが実はシンジョウに憧れていた・・・なんていうエピソードも楽しかったです。でも、早坂が一番
見たかったのが、ダイゴとアスカ、そして、レナとリョウなんです。ダイゴとアスカに関しては後述しますが、レナとリョウ。この二人の
共闘が一番見たかった。最終章でも多分顔は合わせているはずですが、それに関する描写がないっていうのも寂しかったですね。


 前述したダイゴとアスカ。この2人の顔合わせは嬉しかったです。ゴンドウ参謀に問われ、自分が戦う意味を見失いかけたアスカに
「人としてできること、それは自分自身で見つけるしかないんだ」と優しく諭します。同じ、光の巨人として戦った2人ですが、その結末
は、2人の性格同様、まるっきり正反対のものでした。自らの過去を乗り越え(劇場版【THE FINAL ODASSEY】参照)、愛する
人、レナと結ばれたダイゴ。スフィアを倒したあと、別世界へ行ってしまったアスカ・・・。早坂は最初、この結末は正直ショックでした。
こんなラストがあっていいのか? って。一時期拒絶反応起こして見られなかったんですが、最近、しばらくぶりに見まして、「ああ、こ
の作品にはこの結末があっているのかもしれないなぁ」と思うようになりました。そりゃ、アスカ×リョウ派の早坂には、完全に納得で
きるものじゃないけれど、ダイナの基本コンセプトを省みたとき、「前に進む」ことへのひとつの答えかもしれない、と感じました。(←だ
からって、ダイナがブラックホールに吸い込まれるのはどうかと思うけど;)
  

   アスカはきっと、今も父、カズマとともに別の宇宙(そら)を飛んでいることでしょう。
  スーパーGUTSの面々は、見えないその背中を追いかけて、今日も前を見て精一杯生きてるんだろうな。早坂はそんな気がしま
す。
     
                          

                              

【ウルトラマンダイナ】とは