初めての発表会
2006
02.12
そもそもMJがこの年でアルトサックスを習い始めたのは、去年の初夢がキッカケでした。こうゆう夢です→ワゴンの中から何か一つ楽器を選べと言われ、「コチャーン〔※1〕と同じピンクゴールド!」と言ってMJが手にしたのは、ピンクゴールドはピンクゴールドでもアルトサックスでした。そして、ビッグバンドで演奏♪〜という夢だったのです。年末、怒涛のBB追っかけ〔※2〕の影響でしょうか…楽器をやりたいと言う願望が膨らみ始めていた矢先の出来事でした。 思えば小学生の頃、チェッカーズに憧れ、サックスを習わせてくれと両親に懇願陳述の末、猛反対されてより長い長い年月、心のどこかでサックスが引っかかっていたのでしょう。(ちなみに両親にとって猛反対の事実は忘却の彼方です) 初夢から目覚めた途端「夢のお告げ!」とばかり、即行、行動を始めました。音楽教室、楽器店、楽器のリサーチ、見学。そしてMJが選んだのは、ヤマハの中古レンタル楽器と、洋裁友達、いのちゃんが勤める音楽教室でした。 レッスン初日から、何だか先生の反応がよく、冗談で「器用貧乏」の名を語っていたMJ。これが災いし、習い始めてまる1年もたたないのに、グループ演奏の発表会に出ることになったのでした。としちゃんの結婚式で花嫁とのセッションをするべく、ギリギリまでそっちの曲を練習をしていたので、結婚式から帰ってきてから発表会の曲を練習する暇は2週間あまりしかありません。ゆうても始めて1年未満。当然初心者グループに入るつもりでお気楽でいました。
ところが先生曰く、「初心者グループは定員いっぱいになったから、Mちゃん、中級の方になったから。Mちゃん器用だから大丈夫だよ。」…。ええぇーっっ!そんなご無体なっ!内部事情をよく知るいのちゃんに聞けば、MJの入るグループは皆、楽器暦4年以上のベテラン組。そして問題の課題曲はと言うと、ご無体なジャズ・アレンジを自由にほどこした「ムーン・リバー」。しょーじき、見たこともない記号が楽譜の上にあります。コノ、ニョロニョロハ、ナンデスカ?? 結婚式から帰って、早速発表会の曲を練習し始めます。グループは4人で、ファースト(アルト1人)、セカンド(アルト2人)、+テナー1人。MJのパートはセカンドで主旋ではない、しかも他にもう一人一緒に吹く人がいるから多少心強い…と思ったのですが、予想以上に難しい楽譜の前に希望が遠のきます。例のニョロニョロ部分は免除してもらったものの、ど〜にもこいつぁ指がついていかねぇ、という所が何箇所か…。これはまた血のにじむ特訓か? それから毎日、できない所を何度も繰り返し特訓しました。メトロノームをゆっくりから始めて、だんだん早くしていくというベタな練習法です。サックスはマンツーマン指導なので、皆が集まれる日を決め、何回か合同練習をしないといけません。が、そんな大切な合同練習に、一番出席しないといけないMJが、まさかの単純性疱疹…。知ってます?口にプウと水ぶくれが出来るアホな病気です。しかもいつもよりスゲェひどいのができて、合同どころか単独練習すらできない。。。
そんなアホな苦労を乗り越え、最後の合同練習には出席。MJと一緒にセカンドを吹いてくれる女の子が上手いので、「最悪マネだけしてまかせよう…。」と卑怯ながら安心しました。さて、発表会当日、何時間も前からリハーサルが行われます。会場はオーイタ市民カルチャーのメッカ、コンパルホール〔※3〕です。みんな各々のリハをしています。自分らのリハが終わってからもボーカル、クラリネット、バイオリン、フルート…いろんな人のリハを見学していました。 ・・・結局全てのリハを見てしまいました。改めて本番を見る意味があるんだろうか・・・。さて、時間が過ぎ、いよいよ本当の発表会が始まります。会場には沢山のテーブル席があり、ジュースとお菓子を食べ放題です。パピロ〔※4〕をモクモク食べながら、舞台に登場した人々を見ると。「!!??」 スゲー衣装ッッ!あれっ?そうなん?衣装みんなキメてくるん?しかもそんなに気合の入った衣装なん??そうです、みなさんコスプレ張りの衣装だったのです! ゴスペルの人は修道服、ボーカルの人はおそろいでカウボーイ風、「銀座の恋の物語」を吹くサックスのグループは、パートごとにホステス風のドレスとスーツに別れています。。。ヤラレタ。そんな中私たちの衣装は「いちお」揃えた黒いトップスオウンリー…地味。会場はほとんどが出演者なので、隣りのテーブルがクラリネットを組み立ててたり、あわただしくチューニングしに行ったりと、舞台裏イコール客席、という状態でなかなか面白いものが見れます。


ひとりにひとつ、マイク!
みんな出番が終わってインタビューなどを受け「はぁ〜・・・緊張して震えてしまいました。」とか「緊張で上手くできませんでした。」と、どこまでも果てしなく緊張したことを強調。本番が終わると明らかな安堵の表情を浮かべ、やり遂げた感じがこちらにも伝わって来てステキです。プログラム中間あたりの出番だったMJ達。演目2つ前から用意をして、舞台そでのイスに座っていると、先生が激励の言葉をくれます。しかし、さほどの緊張感、なし。 MJの他のメンバーも、常連だからでしょうか、みんな落ち着き払っています。出番を待ちに待っている感じさえします。さすがだ。皆さんに、「足を引っ張ります。」と高らかに宣言して、いざライトアップされた舞台へ。リハの時にはなかった眩しいライト、観客、ビデオやカメラを構える人々、そしてひとりにひとつのマイク!おっっ・・・ごまかせねぇ。吹くしかねぇ。しかし、練習の成果というのはキチンとあるもので、一番難関だった所が吹けました。 ま、そこが吹けたのに、何でこんな所を間違うの?という、明らかに集中力が欠けたゆえのミスがありましたが、自分で点数つけるとしたら、90点です。(かなり自分に甘い性格) こうやって、ひとつひとつ、出来なかったことが出来てゆくって、もの凄く楽しいんですよ。だから大人になってからの楽器って、ハマるんじゃないかと思います。あたしゃ一生吹くつもりだよ。(前歯が丈夫なうちは) そろそろ、レンタルでない自分の楽器が欲しいのぉ。


演奏無事終了〜♪、の顔
底の解説
〔※1〕Black Bottom Brass BandトランペッターKOOさんのこと
    KOOさんは以前ピンクゴールドのペッツを持っていた
〔※2〕2004年11月の大分三重ライブを皮切りに
    Black Bottom Brass Bandの追っかけで熊本、
    佐賀、長崎と九州を駆け回った→「追いすぎ」
〔※3〕図書館・体育館・和室・教室・劇場なんでも揃ってるぜ
〔※4〕筒状のクッキーの中にクリームが入ったお菓子
    似たものに九州銘菓チロリアンがある、うまい