少林サッカー
SHORIN SOCCER
CAST: チャウ・シンチー ほか
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この映画、最初はあんまり見る気ありませんでした。なんだか、得体がしれないじゃないですか。でも、どうしても、好奇心に勝てなくてみた映画です。『少林拳を修めたものががサッカーしたら・・・?』なんだか、気になってしょうがありませんでした。
映画が始まって、タイトルの前のロゴがでて、タイトルが出た時・・・。正直言って『はずしたかな?』と思いました。どうやら、自分でも気付かないうちに、CGをふんだんに使ったオープニングに慣れ過ぎていたようです。・・・しかし、そんな一抹の不安も、ドンドドッドドン・・・というテーマ曲にのって地球の影から星付きの頭、そしてサッカーボールが登ってくるころには吹っ飛んでいました。『いける!』俺の中に、確信が生まれました。
実際、話の筋は単純明快。主人公率いる名もないサッカーチームが、強豪(普通のチームか?)を次々に破って勝ち上がっていく。しかし、決勝で立ちはだかる強大な敵。傷付き倒れていく仲間たち。もうダメだと思った瞬間の意外な助っ人。そして、最後の最後に大勝利!これ以上の王道があるでしょうか?本当に、気持ちイイくらい単純明快です。
肝心のサッカーシーンは、昔懐かしの『キャプテン翼』を思い出しました。「あのマンガを、アニメじゃなくて実写で撮るとこんな感じかなぁ?」と何度も思いました。センターサークルからのシュートが当たり前のように入る。シュート一本うつまでに何秒もタメがある。シュートしたボールがポストにめり込む。シュートしたボールが炎をまとったり、その炎がトラになったり。変な回転のかかったシュートが出たり、ボールが人を吹き飛ばしたり・・・。決して『ダメ』といっているわけではありません。なんというか、最高です。よくぞここまで演出した!と拍手を送りたいくらいです。
しかし、この映画の最大の魅力は、意外な謎でも迫力ある戦闘シーンでもありません。(そんなものありませんが・・・)何と言っても笑い。そう、この映画の各所に設けられた笑いのつぼに、ハマらずにはいられないのです。特にひねりなんかなくても、ストレートに人を笑わせるだけのパワーが、この映画にはありました。一番印象に残っているのは、序盤、饅頭屋の前で主人公が突然歌い出すと、何のかかわりもない通行人が「僕もかつては音楽家が夢だった」「私はダンサーが夢だった」・・・と次々に瞳に炎を宿して参加してくるシーンですね。このシーン、何度見ても笑えます。最高です。
笑いに飢えている方には特にお勧めしたい一本です。ただ、純粋なサッカーを楽しみたい方にはお勧めできませんが・・・。
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