スパイゲーム

SPY GAME

CAST:ロバート・レッドフォード ブラッド・ピット

自分はあんまり監督で映画を選ばないんですが、この映画の監督の名前を見て、やっぱ監督による好き嫌いってあるのかなと思ってしまいました。この作品の監督、トニースコットの作品を、以前にも監督の名前をまったく意識しないで、好んで見ていたことに気付いたからです。印象に残っているのが『トップガン』と『エネミーオブアメリカ』ですけど、もしかしたら、もっと見てるのもあるのかもしれません。

この作品は、オープニングでブラッドピット演じるトムが、蘇州刑務所で中国政府に捕まってしまいます。『あれ?』と最初は思いました。『ブラピの出番、これで終わり?』なんて。でも、違ったんですね。その事件が起こってから、CIA本部にいるブラピの元相棒、ネイサン(ロバート)の回想を交えて物語が進んでいくんですね。この演出のしかたに、まず好感を持ちました。簡単にいうと気にいったんですね。

CIA上層部からトムの情報を求められたネイサンの口から語られた話によって、なぜ、トムが蘇州の刑務所に侵入しようとしたのかが明らかになってきます。少しずつ、事実関係が明らかになっていくのは、背筋がゾクゾクするほど面白いです。なぜトムがスパイになったか。トムとネイサンの関係。そして、蘇州刑務所での活動の訳。それらがリンクして、暴投の事件と重なるわけです。この手法は、この物語を効果的に見せています。

それに加えて、トムを見捨てようとするCIA上層部の決定に逆らうように、ネイサンが水面下で進めていく救出計画。回想の中で『お前が死にそうでも、助けてなんてやらないからな』と冷たく言い放つようなネイサンですけど、このことで芯の熱さが伺えます。『漢』と書いて『おとこ』と読みたいですね。結局この救出計画が成功するんですが、トムはその計画名『ディナー・オペレーション』を聞いて、誰が自分を助けてくれたのかに気付くわけです。その時のなんとも言えないようなブラピの表情が、またイイですね。

この作品は何となく男臭いにおいが全体にただよってる感じがします。男が見て泣ける映画に仕上がっているのではないでしょうか?逆に、女の人が見るとよくわからないで終わってしまうかもしれません。これは、本当に勝手な、自分の感想です。綱渡りの心理戦、男の世界に興味のある人にはぜひお勧めしたい一本です。

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