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おはようございます〜。
「ぷ……!!!」(ピクピク) 「も……!!!」(ピクピク)
あ、ウサちゃんへごちゃんごめんね? ちょっと煎じ薬を作ってるからー。
「……なんだこの匂いは」
あ、依頼主様。 えへへ、アトピー療養のための漢方薬でしてー…。
「こ、これを飲むのか???」
はい左様ですー。 無理矢理新陳代謝の回転数を上げる薬らしいですー。
「…東洋の神秘だな」
まったくですー。 ぐつぐつ。
「滝、はよー」 「おはようございます滝さん!」 「あ、宍戸、鳳、オハヨー」 「今日はひとりか? 若とじゃりんこどもはどうした?」 「うん、ぷちめそは母さんが送ってってくれたー。幸はまだ家にいて若を見てくれてるー」 「…………また何かあったのか?」 「ちょっとねー」
滝くん、ちょっと表情暗し。
「……昨夜ワカシにプロポーズ断られちゃってさー」 「ええええ!!!???」 「ワカシの気持ち、わかってあげなきゃって思ったつもりだったんだけど、ダメだったみたいー」 「…………」 「もうちょっとで、ワカシに三途の川みせちゃうところだったー」 「…………」
ひ、日吉くん、今日はお布団から出られるのかな??? |
No.457 2003/06/13(Fri) 07:44
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朝起きたら、何だかちょっと淋しそうな萩之介お父さんと何だかとっても辛そうな日吉お父さんがいたの。 日吉お父さん、身体に赤い点々だらけで、動くとすごく辛そうで、声も枯れちゃってて、何だか本当に辛そうなの。
ひ、日吉お父さん、大丈夫なの? 「……あ、あぁ。まぁ……」 無理しちゃいけないの。今日は学校、お休みした方がいいと思うの。 「いや、大丈夫だから……」 でも、そんなに辛そうじゃ部活は出来ないと思うの。 「……」
日吉お父さん、まだお布団の中なの。 さっき、萩之介お父さんが先に学校行ってるよ、って言ったときも、何だか拗ねてて返事をしなかったの。……ケンカしちゃったのかなぁ?
「……ファミリーネームって、そんな大事なものかなぁ?」 ? ふぁみりーねーむ??? 「あ、えっと……家名?」 にゅ。大事……だと思う人もいると思うの。公家さまとか、そうゆうお家はやっぱり家名は大事なものだと思うの。 でも、普通のお家だったら、別にいいと思うの。……日吉お父さんと萩之介お父さんだったら別に、そんなものに縛られる必要は無いと思うの。 「……だよな?」 はいなの。
日吉お父さんは「はぁ、」って溜息ついてお布団にもぐったの。 それから、あたしにもう学校に行きなさい、って言ったの。
よくわからなかったけど、ふぁみりーねーむ? それが原因だったの??? |
No.458 2003/06/13(Fri) 08:22
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「で、結局日吉は休みか。アーン?」
1限目終了。
「うん、多分、今日の夕方まで起きられないと思うからー……」 「滝らしいないな。なんで昨夜に限ってそんなセーブできんかったん?」 「うん……プロポーズ断られたのが、自覚してたよりもショックだったみたいー」
滝くん、がしがしって髪の毛、かき回してます。 さらさらヘアーが台無しよ?
「気がついたら、ワカシの生命、ちょっと吸い取っちゃってた……」
『………………(震)』
「言い出したときは、そうなったらいいかな、くらいの気持ちだったんだけど……」
滝茸家も、色々騒動絶えませんねぇ。
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No.459 2003/06/13(Fri) 09:24
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☆☆三途の川の常連さん☆☆ / 卯月&へごちゃん@すごいにおいですね!!←人間中。 |
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今日は漢方薬のにおいが強烈なので、人間に戻っています。 「も……。」 へごちゃんとモヴもふ軍団は、においから逃れるために風上でかたまっていて。鼻がいいって辛そう……! う〜ん。やっぱり100匹いると壮観ね……。 「もふ〜vv」 おやや?ほごちゃんはこのにおい、お好きですか?
で。盗聴器をぽちっと。 「赤澤、宿題やってきた?お前、当たるよ?くすくす。」 「あ、木更津。そうだよな。当たるんだよな。そういや、今日、柳沢の姿が見えないけど、どうしたんだ?」 「……うん。そろそろ来ると思うけど……。」 「遅刻なのか。そんな体調、悪いのか?」 「……うん。ちょっとね。」 赤の邪神様の声がするぞ。なんか歯切れが悪いけど。
「昨日ね、俺、また手加減できなくて。」 「……手加減……。」 「柳沢がね、また三途の川の半分くらいのところまで行っちゃったの。」 「……三途の川……。」 「そしたら……氷帝の日吉くんがね、川原で滝のこと、探していたんだって。」 「……川原……。」 「で、柳沢は優しいからさ。日吉くんが迷っちゃイケナイって思って、滝の家まで送ったんだ。」 「……送れるモノなのか……?」 「それを聞いて、俺……また焼き餅妬いちゃって……。」 「……焼き餅……。」 「今朝には目は覚ましていたけど……大丈夫かなぁ。柳沢……。え〜ん。」 「お、おい!泣くなよ!!木更津!!泣くほど心配なら、手加減してやれ!!」
「おはよ〜だ〜ね。遅刻しただ〜ね。……あ!赤澤!!お前、淳を泣かしただ〜ね!!」 「お、俺のせいじゃねぇ!!」 「わ〜ん!!柳沢ぁvvvvv」
さて、一段落したところで。 学校に行くよん。へごちゃんvv 「もふ〜〜ん♪」 |
No.460 2003/06/13(Fri) 10:44
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「きゅ、きゅ〜い!!」
ぼわわぁん☆
「こンな感じでいいのきゃな?」 うん、だいぶ人間らしくなってきたけど…まだ学校へは連れて行けないなぁ。 「なンでだきゅ?」 人間の言葉がちゃんと喋れていないし、まだ耳と尻尾が残ってるじゃん。 「きゅ〜〜〜〜」 …タヌピン。今度はちゃんと人間の言葉も勉強しようね。 ちゃんとお話できるようになれば連れていけるんだから、ね? 「うン、がンばる〜」
つーか…君の性別って化けても分らないんだね。 女の子っぽい気もしなくはないんだけど、男の子にも見えるし…。 本当のとこはどーなのだ?
「………わかンなーい」 をい! 「自分でも分らないんだもン。仕方ないじゃン!」 それもそーか。まぁ、いいや、耳と尻尾は俺が消してあげるから、二足歩行になれるために散歩に行こう? この時間ならあんまり人は出歩いてないし(会社とか学校でいないから)、安全しょ。 「はーーーーい☆」
そーいや卯月さんとアフロ犬たちは今どこだろう? どうせなら遊び相手になってもらいたいんだけどなぁ。むぅ。
「早ク行クでース」 ほいほい、んじゃ出発進行〜♪
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No.461 2003/06/13(Fri) 12:55
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今日は日吉お父さんのいない部活なの。 その所為なのかどうなのかよくわからないんだけど、何だかみんな少しまとまりが悪いの。
「あ。幸ちゃん」 鳳さん? どうかしたの? 「若なんだけどさ……」 はいなの。日吉お父さんは今日、体調が悪くてお休みなの。多分、機嫌も悪いの。 「……機嫌悪いの?」 萩之介お父さんと意見の食い違いがあったみたいなの。
萩之介お父さんの気持ちはわからないでもないけど、でも日吉お父さんがそれが嫌だって思うのもわかるの。 だから、しばらくは様子を見てた方がいいと思うの。れんも、そう言ってたの。
……それにしても。 朝、三途の川渡りかけてた日吉お父さんに生命のおすそ分けしたから……少し疲れてるの。 |
No.462 2003/06/13(Fri) 15:48
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「跡部ー、オレ、今日は部活休むー」 「アーン?」 「センパイたちにそう言っといて。じゃあねー」
滝くんはそう言っていそいそと鞄抱えて下校していきました。
若くんのいるおうちに、まっすぐ帰る…と思いきや。 その足は杜の方向へ。
「ごめんねー、若ぃ……」
ぐわっぐわっぐわっ 杜はすでに薄暗いです。
「大事な若をあんなにしちゃって……その上、幸にまで迷惑かけちゃって、いけないよねー」
滝くん。 杜には確か、まだ怖い鬼がいるんじゃなかった?
「オレ、自分の心の中の鬼と、戦わなきゃ……」
ぐわっぐわっぐわっ………
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No.463 2003/06/13(Fri) 19:59
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☆☆た、た、タヌピン!!☆☆ / 卯月&へごちゃん。 |
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ってか、鷹魅しゃん。結局、名前、タヌピンで良いの?!(大笑)
部活が終わって。部室には樺地くんと長太郎くんの姿が。 「若が居ないと、部活、しまんないな〜。」 「日吉が居ると引き締まるから。あいつ、大人しいけど、やっぱり跡部さんの後継者なだけある。」 「樺地が認めるってことは、本当に跡部さんの後継者合格ってことだな。きっと若、喜ぶよ。」
樺地くんと長太郎くん、なんとか部活を片づけて、一息ついています。 「ま、とにかく、今日のところはお疲れ。鳳。」 「ホント、お疲れ〜〜。」 持参のスポーツドリンクを飲んだりして、座り込んで。
「夏ってどうしても、体力消耗するよな。」 「ああ。最近、蒸し暑い。」 「すげぇ汗かくしな〜。」 「鳳は特に体温高いし。」 「あち〜。」 「……暑いな。」
だれています。 真夏のシロクマみたいに、巨漢が二人、ほげ〜っとだれています。 そこへ。 冷たい電子音がぴろぴろと鳴り響き。
「あ。跡部さん!!」 「宍戸さんだ!!」 二人同時に鳴る携帯。
「正門前で待ちくたびれてるって!!やば!!行こうぜ!!樺地!!」 「ああ。急ごう!」 急に気合いが入りましたね。
「やっと来たか。樺地。」 「うす!遅れてすみませんでした!!」
「長太郎、もう片づいたのか?」 「はい!お待たせしました!!」
待ちくたびれた跡部さまと宍戸くん、わざわざ同時に携帯を鳴らしてみたみたいですね。 「どっちが先に出るか、賭けてたんだけどな。同時だったな。お前ら。」 「あはは。そうだったんですか。じゃあ、もっと早く出れば良かったですね〜。」 |
No.464 2003/06/13(Fri) 21:12
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ガラガラ
「ただいまー」 「た、滝さん!!」 「あ、若ぃー、もう起きても平気なの?」 「もう! あなたって人は!!」
がばぁ v v (←抱きついた音)
「わ、若ぃ?」 「もう、もう!! 幸が滝さん、杜へひとりで行ったみたいだって言って、俺、生きた心地がしませんでしたよ!!」
ぎゅぅぅぅぅぅ…。
「……ごめん、ごめんねー、若」 「……滝さん……」 「俺のワガママで苦しい目にあわせて、ごめんねー」 「……滝さん、俺……」 「ちょっとねー、将来ホントに結婚する気でいる跡部と樺地たちが、うらやましかったんだー…」 「……」 「ただの形式だけど、それでもやっぱり、羨ましかったんだー……」
「うふふ…萩ノ介ちゃん…ワカシちゃん…。そこはお玄関よ……睦言は二人のお部屋でなさい…?」 「あ……(赤)」 「もう、いいとこで邪魔するんだからー、お母さんはー」 |
No.465 2003/06/13(Fri) 21:44
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追跡終了! たまには散歩を休んでお月見しよう。 / 鷹魅@タヌピンと一緒☆ |
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月が綺麗で―――
すぅー。すぅー。と桃城くんの腕を枕代わりにして寝ているタヌピン。 初めて見かけたときはびくびくとなにかに脅えた。 そう、姿の見えないなにかに………。
アレがなんだか分かるなら俺は怖い? 『こわっ…くはないけど…でもちょっと怖いかも』 だったらなんで逃げないの? 『なんか違うから…。あいつらとは違う気がするから…。なにより―凄く心地いいのから。それじゃ駄目?』 ―君は持ってるんだね…。まだ覚醒しきれてないけれど。 ―きっと桃城君からいろんなことを学ぶだろう。 ―そして成長していくだろうね。良くも悪くも。 『駄目………?』 いいよ。でも俺が見つかっちゃうと大変だから小さいままでいるよ?いい? 『うん!』 震えて、耐えて。そして見つけて貰えた。 幸運だってこと、ちゃんと認識して毎日に感謝して。 『あふん。じゃー寝よう…ね』
本当に月が綺麗で――― 呼ばれた気が…したんだ―――
『きゅ〜い…むにゃむにゃ』
そして君が呼んでてくれた――― 真っ直ぐで、純粋な瞳で―――
―――あなたはだーれ?
柔らかなはにかむような笑顔で―――
今日はもうお休み。 また、明日から練習を頑張ろうね。
月が抱く虹色たちの光が地上に降り注ぐ。 全てのものへ、平等に―――
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No.466 2003/06/14(Sat) 00:35
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