追跡開始なの。〜関東大会なのっ!!〜 / 滝茸幸(椿)@氷帝学園テニス部マネージャー

おはようございますなの。
今日は関東大会初日なの。それで、初戦の相手は聖ルドルフなの。


「聖ルドルフは去年、都大会のコンソレーションで破った学校だ。――が、向こうもこれを雪辱戦として気合が入っているだろうし、こちらも決して油断はしないように!」
『はいっ!!』


日吉お父さんの言葉で、みんな気合が入ったみたいなの。
それを見て、榊先生がうむ、って頷いて。


「それでは、オーダーを発表する」

「ダブルス2。紀藤、志藤」
「はーい★」
「はい」


「ダブルス1。佐藤・須藤」
「ふふ。頑張りましょうね、須藤」
「おう!」


「シングルス3。鳳」
「はい!」


「シングルス2。樺地」
「ウス」


「シングルス1。日吉」
「はい!」


「今年こそ、全国を目指す」
『はいっ!!』


関東大会が、始まったの。

No.13 2003/07/06(Sun) 10:45

  二大女王様対決なの。 / 滝茸幸(椿)@氷帝学園テニス部マネージャー
 

「んふ。あなたが氷帝のマネージャーさんですか」
 ? あなた、誰?
「僕は聖ルドルフのマネージャーですよ。……まぁ、去年の、ですが」
 卒業生なの?
「まぁ、そうですね」


髪の毛がちょっとくるくるした、きれいなお兄さんなの。……でもちょっと、服の色合いが悪いと思うの。

「あーん? 観月じゃねぇか。どうしたんだ? わざわざ氷帝の方のベンチに来るなんて」
「おや。跡部くん。お久し振りですね」
「あぁ。交流試合以来、か? 久し振りだな」
「いえね。少し、そちらの部長とマネージャーに挨拶をしようと思ったものですから。――今年は、うちが勝たせてもらいます」
「あ? 何寝言言ってんだ? 勝つのは氷帝に決まってるだろ?」
 そうなの! 氷帝は絶対、負けないの!!


「裕太くんたちは今日この日のために、特訓してきたんですからね。絶対、負けません」
「その言葉、そっくりそのまま返してやるよ」


『……』

ばちばちっ。
って、二人の間に火花が飛んでるのが見えるの……。何だか少し、怖いの。

No.14 2003/07/06(Sun) 11:06

  怨念系OBの邂逅なの。 / 滝茸幸(椿)@っていうか、試合見てあげようよ……
 

「って、観月さん! 何そんなとこで喧嘩売ってるんですか!?」
「おや。裕太くん。どうかしたんですか?」


向こうから、茶色い髪の子が来たの。ジャージを着てるから、多分選手なんだと思うの。

「どうしたんです? じゃないですよ! 突然いなくなって、びっくりしたんですよ!? 赤澤先輩なんて、青い顔して観月さんのこと探し回ってるし」
「……それでどうして見つけられないんですか、あのバカは」
「ふん。甲斐性無しだからだろ?」
「おだまりなさいっ!!」


あぅ。観月さんて人、何だかいきなり怒り始めたの。

「幸」
 あ。日吉お父さんなの。
「どうかしたのか?」
 あのね、聖ルドルフの観月さん、っていう人が日吉お父さんに用があるんだって。
「俺に?」


「ふふv若ー? どうしたのー?」
「くすくす。観月ってば、そんなに大声で騒いでたら迷惑だよ?」


『………』

「あれ? 木更津じゃない。久し振りーv」
「くすくす。ほんと、久し振りだねぇ、滝」

No.15 2003/07/06(Sun) 11:21

  初めてかもしれない…この二人書いたの。 / 眞咲めい@臨時マネージャー
 


 えっと、これとこれを準備しておいて、あっ、タオルも持って行かないと!

 はにゃん。お久しぶりになっちゃいました、めいです。
 今回の大会から幸ちゃんの補佐としてマネージャー業を手伝うことになったのです!
 午後からはめぐちゃんも来るって行ってたので頑張るですよーvv


「あっ、めいちゃん。ごめんなさいなの」
 う?もう日吉さんの方はいいの?
「うん、平気なの。でも…なんか変な人が来てたの」
 変な人…?ってあぁ、ルドルフの観月んだにゃ。応援に来たのかな?
「そうみたいなの。めいちゃん、私も荷物持つなの」
 んーとじゃぁタオル持って貰ってもよい?
 さすがにこれ以上持てないのにゃぁ。
「はいなの!」


 今日はあんまり暑くないけど、みんなには頑張ってもらわないとね!

「幸にめい、あんまり無理をするなよ?大変だったらそこらへんにいるモブ達に手伝わせなさい」
「はいなの!」
 はいです!
 あっ、そろそろ行かないと日吉さんが心配するから行こう♪
「行くなの〜」


 そういえば僕は見ちゃいました。
 朝、隊長から愛妻弁当を受け取ってるときにちゅーしてるの。
 ちょっぴり羨ましかったです。


 なにげに高校1年生組がフェンスの後ろの方にいるにゃ。
 あとで何か飲み物とか持っていこっと。


「めいちゃん、ダブルス2の試合始まっちゃうなの。急ごうなの!」
 うん、急ごうね!!


 でもクーラーボックスはちと重い…。

「重そうだーね。手伝うだーね」

No.16 2003/07/06(Sun) 11:45

  凱さんは別行動中らしい。てか捕獲しに出向いてマス。 / 眞咲めい@臨時マネージャー
 


 うにゃ?ってルドルフの柳沢さん。…大丈夫ですよ?
「でも思いっきり肩に食い込んでるだーね。見ていて痛そうだーね」
 申し出はありがたいんですが…木更津さん怒りません?
「どーしてだーね?」
 僕、氷帝の生徒だし…ヤキモチ焼きそうだし。
「心配しなくてもいいだーね。ちゃんと分かってくれるだーね。なにより、大変そうにしてるのに誰も手伝わない氷帝の生徒達のほうを怒ると思うだーね」
 それは確かかも…。じゃぁ、すいませんお願いします。
「任せるだーね」


 柳沢さんって天然のフェミニストっぽいなぁ。
 こういう優しさに木更津さんが引かれたのかな?


 ―くすくす、そうだけど彼は僕のだからね?

 あにゃん、木更津さん!
 大丈夫ですよー僕にもちゃんと居ますから〜。
 それより、少しだけお借りしますね。ごめんなさい。


 ―まぁ、柳沢から言い出したんだから仕方ないね。
 ―でも氷帝の生徒たち呪っちゃうよー?


 駄目ですよー?
 鷹魅に怒られますよー?そして彼を拉致られますよー?


 ―それは困るかなぁ〜。くすくす。

No.17 2003/07/06(Sun) 11:47

  ほんとにどうなるのか、肉フクは…… / 萩原じゅん@現在帰省中。看病中。
 

ミチルは結局、今日になっても目を覚ましませんでした。
うえーん。何でだよ〜何が起こってんだよ〜〜〜。


赤也くんからは、何度か連絡がありました。昨日本部に電話したみたいで、

『お姉さん、ミチルくんどうかしたのっ? さっきから何度メール送っても返信こないし、お姉さん、実家帰るし!』

って。
試合前の人に心配させるのは悪いと思って何も言わなかったけど……でも、余計に心配させちゃったかな?


「赤也。そろそろ試合だぞ?」
「……うぃっス」


盗聴器から聞こえる声、画面に映る映像。
すごく、元気が無さそうに見える。


……元気付けてあげられるの、ミチルだけなのに。

何で起きないのよ、この弟はっ!?

No.18 2003/07/06(Sun) 12:08

  電話が来たみたいなの。 / 滝茸幸(椿)
 

めいさんと一緒にタオルとか用意したの。
それで、アヒルさんも手伝ってくれたの。ありがとうなの。


「……跡部と滝と日吉はどうした?」
 あ。榊先生。――あのね、何だか、向こうの方で喋ってるの。
「跡部と滝はともかく……日吉にはここにいてもらわなくては困るのだがな」
 あぅ。


ふっ、とお父さんたちの方を見てみると、萩之介お父さんに誰かから電話が掛かってきたみたいなの。
それで、その話を聞いてるうちにちょっと、顔が厳しくなって……


木更津さんに何か訊いたみたいなの。
でも、木更津さんも知らないみたいで首を振って……


何が起きたんだろう?

No.19 2003/07/06(Sun) 12:24

  ☆☆午前中の結果をダイジェストでお知らせ☆☆ / 卯月ウサ&へごちゃん@ようやく参戦。
 

本日のトーナメント表はこちら〜。
http://2style.net/rain6/kumiawase.htm
じゅんさん、トーナメント表、どうもありがとう!

さて。
午前中の試合(第一試合)が終わりました!!
で、ただいま、のどかに昼休みですが。


立海、緑山、青学、不動峰、六角、山吹、香澄が勝ち上がっています♪
順当ですね。
「もふん?」
いや。香澄と名土刈はすごい熾烈な戦いだってけどさ。確かに……!!


「金田……ごめんな。」
「あ、謝るなよ!裕太っ!!ぐすっ。」
「だ、だってお前……部長が泣くなよっ!」
「泣いてなんかいない!!!!泣いてるのは裕太だろっ!」
「目に埃が入ったんだよっ!!えぐ。」


ルドの部長&副部長が。
コートから少し離れた水飲み場で、顔を洗っています。
そこへ。
ぞろぞろと現れる先輩軍団。


「お〜い!金田!裕太!」
「居た居た!部長に弟くん!」
「ヒーロー達がこんな隅っこで、何凹んでいるだ〜ね!あっちで後輩達が待ってるだ〜ね!」
「きみたちにしては、よく頑張りましたよ。今日のところは負けても許してあげましょう。来年はもっと厳しくしますけどね。んふ。」


先輩達の姿に、急に緊張から解放されたらしい部長&副部長。

「赤澤さんっ……。わ〜ん!悔しかったですっ!!」
「観月さぁん……。俺、俺……もっと強くなりたい!!」
「ほらほら!!いきなり泣き出すんじゃねぇ!!」
「大丈夫。君たちはもっと強くなれますよ。」


あれ?
木更津くんは……??

No.20 2003/07/06(Sun) 13:42

  怨念系共同戦線。 / 滝茸幸(椿)
 

さっきからずっと木更津さんと話してた萩之介お父さんが、こっちに来たの。

「ねぇ、若ー」
「はい。どうかしましたか、滝さん」
「んー。次の試合まで、どれくらい時間ある?」
「えっと……氷帝は結構、早めに試合終わりましたから、結構時間あると思いますが」
「そっかぁ」
「……どうかしたんですか?」


萩之介お父さん、何だか難しい顔なの。

「ちょっと、出掛けててもいいかな?」
「……え?」
「次の試合までには戻ってくるから」
「くすくす。滝と共同戦線張ることになるとは思わなかったけどね」
「……木更津、さん?」


「うーんとねー。萩原さんが、ちょっと困ったことになったみたいなんだよねー」
「実際にはその弟くんの方らしいんだけど」
「どうも、怨念系の匂いがするから、青学の不二を当たってみようかと思ってさ」


「……大丈夫なんですか?」
「うん。少なくとも不二は、いきなり攻撃してくるタイプじゃないしね。大丈夫」
「問題は、黒幕が不二じゃなかった場合だけどね」


言って、萩之介お父さんと木更津さんは一緒に、溜息をついたの。

No.21 2003/07/06(Sun) 13:51

  くすんくすん。 / 萩原じゅん@バイト行ってきます!!!
 

ミチルはやっぱり、起きない。
もうそろそろ眠り始めてから24時間が経つのに、相変わらず眠り続けてる。


さっき滝くんに電話してみたら、

「ひょっとしたら……」

って言われた。
滝くんに心当たりがあるってことは、怨念系の誰かの呪いなのかな?
……それが何で、ミチルのとこにきてるのかわからないけど。
くすん。くすん。


健太郎くんからはさっき、電話があって。
試合終わったら、すぐにそっちに行きますから、って言われた。
赤也くんも、連れて。
画面で見る赤也くんは、試合には勝ってたけど、何だかやっぱり元気が無かった。


本当に、何がどうしたんだろう?

No.22 2003/07/06(Sun) 14:11

  ☆☆不動峰vs青学☆☆ / 卯月ウサ&へごちゃん@いってらっしゃい。
 

「桃城くん!タヌピンを賭けて、勝負よっ!!」
「きゅいvv」
「いや、。橘妹。……これ、テニスの試合だからさ……タヌピン賭けて勝負はしないし。だいたい、橘妹は出場してないだろ……?」


のっけから。
不穏な空気漂う不動峰vs青学。


「メープル〜!メープル〜?!」
カル男さんはメープルさんを捜してうろうろしているし。


「良かった。今日は兄貴、来てないや。」
大和祐二くんは、大和祐大さんが来てないことに安心しているし。


「海堂vvちゃんとスペシャル☆乾汁、用意して来たからね!」
「い、乾先輩……!?いらねぇよっ!!そんな危険物、持ち込むんじゃねぇ!」
「き、危険物……。ひどいよ。海堂。」
乾海はさりげなく痴話喧嘩をしているし。


「手塚さん!ちゃんと見ててよ!」
「ああ。見てるさ。リョーマ。」
リョーマくんは一応、やる気かな??


とりあえず、荒井さまや林くん含めて、青学陣、いまいち団結していない感じが良い感じ。
「もふ☆」
そうだよね。個性派集団だもんね。


それに引き替え、不動峰を見よ!
「「「「「「「橘さん!!!」」」」」」」
「おう。応援してるからな。頑張れよ。」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
相変わらずすごい団結力。


「橘さん、明日から期末試験なのに、応援に来てくれた……!!」
「学科試験苦手なのにな……!!」
「英語とか、赤点かかってるっていう噂だぜ?!」
「なのに、俺たちの応援に来てくれるなんて……!!!」
「「「「「「「橘さぁん!!!」」」」」」」


「お前ら……恥ずかしいから、俺の成績のこと、大声で喋るな……!!」

橘さんの捨て身の応援によって。
不動峰、勝利、ベスト4進出です!

No.23 2003/07/06(Sun) 15:24

  ☆☆氷帝vs香澄☆☆ / 卯月ウサ&へごちゃん@どんどん書いちゃえ。
 

「長太。そろそろ、応援練習、やっとくか。」
「そうだな。あれ?若。滝さんは?」
「なんか木更津さんと出かけるって言ってたんだけど。どうしたんだろ……?」
「木更津さんと……??」
「今日はあの二人、共同戦線なんだって。不思議な感じ。」
「ふぅん。若の試合までに戻ってきてくれると良いな。」
「うん。そうだな。」


氷帝。
試合前の応援練習に入りました。


『勝つのは氷帝!!勝つのは氷帝!!』
ばさぁ!(←若様、ジャージ脱ぎ練習。)
『勝つのは氷帝!!』
パチン!(←若様、指鳴らし練習。)
『勝者は日吉!』
「勝つのは……俺だ。」(←若様、勝利宣言練習。)


「……若、結構、様になってるよなぁ。樺地。」
「跡部さんの後継者だからな。」
「部長になる前は、あんなに恥ずかしがってたのに……。」
「あれは一度やると、癖になるらしいぞ。」
「跡部さんも癖になったの?」
「いまだにときどき、あの日のビデオ見てる。」
「確かに跡部さん、すげぇかっこよかったもんな。あの日。」
「ああ。あれは永久保存版だ。」


そんなわけで。
応援練習に熱が入ったのはともかくとして。
氷帝vs香澄。
三本連取で、氷帝の勝ち!


「若〜。残念だったな。出番なくて。」
「滝さんに、勇姿を見てもらえなくて。」
「……お前ら、それ、試合のこと言ってるんじゃなくて、応援の話してんのか?」
「「うん。」」


何はともあれ、氷帝、ベスト4入り!

No.24 2003/07/06(Sun) 15:38

  ☆☆立海vs緑山☆☆ / 卯月ウサ&へごちゃん@緑山、分からない。
 

「具合、悪いなら、今日はもう下がるか?赤也。」
「何言ってるんだよ!俺が出ないでどうするんだよ。」
「いや。お前が出なくても、なんとでもなるさ。うちは王者立海だからな。」
「出る!絶対出る!」
「そうか?さっき、柳先輩と真田先輩が心配してたぞ。赤也の様子がオカシイって。」
「先輩達が……。」
「ああ。肉まんが腐ったような目をしてるって。」
「……どんな目だよ……。」


立海では。
赤也くんの様子がオカシイってんで、みんな心配してますが。


「俺、出なきゃいけないんだよ。」
「……ムリすんなよ。」
「ムリしてでも、出るんだ。だって、俺……ここで頑張らなきゃ……。ミチルくんに、試合見に来てって言ったんだもん。俺……。ミチルくんが来られなくても……ちゃんと試合やらなきゃ。」
「ミチルくん??」
「うん。……頑張るよ。俺!」


その後。
立海の内部では、「赤也が病気の少年に、俺がホームランを打ったら、手術を受けるんだぞと約束させたらしい」という噂がまことしやかに駆けめぐったという。


「弦一郎、場外ホームラン打ったら、赤也はレギュラーから外すべきだな。」
「たまらん漢だ。赤也め。」
「***もふん!***」


「お〜い。緑山。集合〜。」(昆川さま。)
「……ふぁ。眠いな。もう試合か?」
「ああ。」(昆川さま。)
「次は立海か。相手にとって不足なしだな。」
「ああ。だけど……オキラクちゃん以外、どこ行ったんだ??」(昆川さま。)
「……知らない。どこか行っちゃったのか?あいつら。」
「……そういえば!さっき、夏物下着処分大セールのちらし、持ってたな。茜のやつ……!!」(昆川さま。)
「じゃあ、そこに行ったんじゃないのか?」
「試合はどうすんだよ!!試合はっ!!」(昆川さま。)


一応。
試合には間に合って。
一生懸命戦いましたが。
マニアック緑山vs王者立海。
テニスでは、王者の勝ち。
(ただし、試合中に発せられた下ネタ発言は、断然緑山の勝ち。)
立海、ベスト4進出です。

No.25 2003/07/06(Sun) 15:59

  ミニマム鷹魅。でも可愛くないよ。 / 眞咲めい@臨時マネージャー
 


「めいちゃん、幸ちゃん頑張ってる〜?」
 うにゃ?めぐちゃんにゃぁ〜★
 頑張ってるですよー!
「でも今は休憩中なの〜」
 幸ちゃんとのんびり木陰で休憩していたらめぐちゃんが来てくれたの♪
 僕の膝枕で寝ていた幸ちゃんも起き上がってきたです。
 幸ちゃん…ちょっと立ちくらみがしちゃって日吉さんに言われて休んでいたのにゃ。


『にょるぅ〜ん!』
「こら、静かにしてろって!」
 ………凱さんそれなに?
 めぐちゃんも幸ちゃんもぽかーんとしてる。
「見ての通り鷹魅のミニマムバージョン…。本人いわく省エネ対策らしい」
 ―――馬鹿?
『馬鹿じゃないもーん!!』
 あっ、凱さんの頭の上によじ登ってる…。
 ってなんでそんなにお子様なのよ!
 身長120cmくらいしかないやん!
「凱さん…なんで鷹魅さんこんな格好に…?」
「それがコレのせいなんだよ」
 そういって手のひらにあったものを見せてもらった。
「…よく見えないけどこれ言葉が書いてない?」
「………?」
 幸ちゃんはちょっとぽやぁんとしてる。仕方ないかな?
「よく見るとその石に「縛」ってのと、「捕」書いてあるだろう?」
 あっ、ある。どうしたの?これ…。
「巧さんから預かった。捕獲するときに使えって…」
 そしたらこうなったの?

No.26 2003/07/06(Sun) 19:44

  前に巧さんが作るように言われていたらしい。 / 眞咲めい@臨時マネージャー
 


「この石に「束縛」と「捕獲」の「言霊」が入ってたんだよ。それを使ったら…ね」
「あぁ、「言霊」っていう言葉の力で束縛して捕獲しやすくしたのね」
 ってめぐちゃん。
 ある意味呪いのようなもんかな?
「なんでもこの頃の姿が一番どんくさかったらしい…」
『ごんくさくないも〜ん!ただよく躓いちゃうだけだも〜ん!』
 それをどんくさいといんじゃー?
『………うりゅ』
 あっ、ちょっと泣きかけ?
「………あぁ、にょろにょろの人〜」
『にょる?…うにゃぁ〜幸ちゃんにょる〜』
 ………凱さん肩平気?
「なっ、なんとかな」
「なんっていうか…小さくても凄いんだね、鷹魅さんって…」
 えっと…凱さんの髪の毛を掴んでバランスをとって肩から飛び降りたの。
 しかも凱さんの肩にくっきり足跡をつけて。
 さっきまで頭をポカポカ叩いてたのに。


 ―――なんにも問題起きなきゃいいけど。

「困っちゃったねー荻原さんの弟さん、どうしようか?」
「くすくす。まさか青学の不二とも手を組むなんて思わなかったよー僕」
「それは僕もだよ。誰だい?あんな強力で複雑な呪いをかけたの」
「しかも一つじゃないみたいだよねー」


 どうやら滝さんと木更津さんと不二さんが試合会場に来ました。
 着いてすぐに日吉さんと柳沢さんの所とにあるっていってるにゃー。


 なにかあったのかにゃ?

No.27 2003/07/06(Sun) 19:45

  ☆☆山吹vs六角☆☆ / 卯月ウサ&へごちゃん@最後まで書いちゃったさ。
 

「よっし!オジイが生きてるうちに頑張るぞっと!」
「……うい。頑張ろう。」


葵部長が飛んだり跳ねたり、準備体操を始め。
天根くんが今日言うべき駄洒落を一生懸命考えているころ。


「お久しぶりですね。(にまにま)」
対戦校の顧問が挨拶に訪れた。
「……伴田くん、なんでいつも、にまにましてるの……。」
「もともとこういう顔なんですよ。(にまにま)」
「……そう……。」
「今までは苦戦して来ましたが、今年は負けませんよ。先生。(にまにま)」
「…………老い先短いわしを……いぢめるの…………?」
「やだなぁ。死ぬ前に一度くらい、勝たせてくださいよ。(にまにま)」


老練な顧問たちの駆け引きに。
少し離れたところから様子を窺っていた南&東方は動揺を隠せなかった。
「怖いな。オトナの世界って。」
「ああ。オトナにはなりたくないな。」


「ダビデ!山吹になんか負けるんじゃねぇぞ!」
「十分勝てる相手なのね!落ち着いて行くのね!」
「剣太郎!初めから飛ばして行けよ!前半、手を抜くんじゃないぞ!」
「そうじゃないとまた負けるからね。くすくす。」


「は〜い!」
「うい!」
先輩達の声援に手を振って応え、六角は臨戦態勢に突入です。


「俺たちも頑張るのである。」
「新渡米先輩の芽、すごい茂ってたな。」
「気付いたか。室町。あれは心から俺たちを応援してくれている証である。」
「なるほど。新渡米先輩はやっぱり奥が深い。」


「頑張るです!頑張るです!!」
「お。秘密兵器太一。」
「準備できたであるな。今日は太一はS2である。」
「絶対、絶対、負けないです!!」
「すごい気合いであるな。頼もしいのである。」


ぐっと拳を握って気合い十分の壇太一。

「元祖ケンタロウ部長は、南先輩です!!なのに六角のやつら、偽ケンタロウ部長をありがたがって居て、許せないですっ!!」
「……不純な動機だな。さすがは太一だ。」
「南先輩!!元祖ケンタロウの地位はボクが守るですっ!!」


そんなわけで。
山吹も臨戦態勢。
さてさて。試合ですよ!!

No.28 2003/07/06(Sun) 20:12

  ☆☆山吹vs六角☆☆ / 卯月ウサ&へごちゃん@長くなった。
 

S2。
「出たですね!!偽ケンタロウ!!」
「え?!ボク、偽ケンタロウじゃないよ!!」
「偽ケンタロウです!!南先輩以外のケンタロウは、全部ニセモノです!!」
「あはは!面白い!!分かった。ボクが負けたらニセモノだと認めてあげるよ!!その代わり、ボクが勝ったら南先輩をケンジロウに改名してもらう!良いね!」
「望むところです!!」


試合開始前の会話を聞きながら。
コートの脇で頭を抱える南&東方。


「子供って怖いな。」
「何考えてるか分からなくて、恐ろしいな。」


S1。
喜多vs天根。
「喜多が来た!……ぷ。」
「全くその通りである。」
「……いや。真に受けられても……。(どきどき)」


さてさて。気を取り直して試合開始!

「……顔のナルト模様にボールぶつけると、どうなると?……ぷぷ。」ぱこ〜ん!
「顔にボールをぶつけるのは反則である。」ぱこ〜ん!
「……そ、そうね。(ぐすん)」ぱこ〜ん!


「……伴爺がバンジージャンプ……ぷぷぷ。」ぱこ〜ん!
「するわけないのである。」ぱこ〜ん!
「…………(しくしく)。」


駄洒落合戦が、全く成立しない喜多くんの鉄壁防御に。
天根くん、完敗の模様。
「やべぇ。ダビデのやつ、完璧に向こうのペースに飲まれてるぜ。」
「駄洒落に突っ込んでやらなきゃ、ダビはリズムが崩れるからね。」
「ってか、駄洒落なんか言わなきゃ良いのね。」


先輩達が心配する中。
なんとか持ち直しつつ、試合を続けたものの。


喜多くんのメンタル面の勝負強さが幸いして、辛うじて山吹、ベスト4進出!

「良かった……俺、南健太郎のままで居られる……。」
「ってか、別に太一たちに付き合って、お前が改名する必要はないだろ……。」


立海、不動峰、山吹、氷帝と、ベスト4が出そろって。
そうするとコンソレは緑山・青学・六角・香澄の4校、なのかな?

No.29 2003/07/06(Sun) 20:12

  ☆☆南くんの約束☆☆ / 卯月ウサ&へごちゃん@↓メープルさん、進行、一部解説足しました!
 

立海も山吹も試合が終わった後。
立海の選手達が帰り支度をしているところに南くんが登場。
切原くんを捜して、声を掛けます。


「切原、だよな?」
「あ。えっと。えっと。えっと。ミチルくんのお姉さんの地味な彼氏さん。」
「…………南だ。」
「はい。南さん。お疲れさまです。」


じゅんさんに、「大会が終わったら赤也くんを連れてきて!」と頼まれていた南くん。
実はちょっと苦手らしい(?)切原くんを無事捕獲。


「福士が体調悪いらしくて。えっと、俺、これから見舞いに行くんだけど。一緒に行かないか?」
「え?!やっぱりミチルくん、そんなに具合悪いんですか?!行きます!!絶対行きます!!」
「あ。ああ。なら、行こう。だけど、立海の方は良いのか?ここで抜けちゃって大丈夫なのか?」
「どうでも良いっすよ!!そんなの!!行きましょう!!ミチルくんのトコに!!!!」


ってなわけで。
福士姉弟の恋人s(仮)、南&切原は、じゅんさんちに移動します。


「ふふふ。お兄ちゃんvv関東大会準決勝で、また立海と対戦ね。」
「ああ。そうだな。立海は手強い。」
「あら。大丈夫よ。今年は私、結構本気だもん。お兄ちゃんの仇、とってあげるvv」
「お前が本気って……???お、おい、杏!何かやったんじゃないだろうな!!!!」
「それより、お兄ちゃん!!早く帰って期末の勉強しなきゃ!!留年したら、私と同じ学年になっちゃうよ!!」


橘兄妹が。
南&切原とすれ違い。
その瞬間、杏ちゃんがにっこり笑ったように見えたのは。
気のせいだったのでしょうか?


「ま。そんなにひどいコトはしないわ。私だって鬼じゃないし。もうすぐ、許してあげるから、せいぜい、頑張ってね。」
「なんだ?杏?」
「ううん。なんでもない。」

No.30 2003/07/06(Sun) 20:29

  えーっと。 / メープル@帰!!
 

 進行の把握が難しいな…。
 結局青学はコンソレに回ったのね?


「あ〜、いた!! メープル!!」

 んぎゃ、カル男!!

「なんで応援来なかったんだよ!! 俺、今日は六ツ身分身に挑戦したんだぞ!!」

 で、勝ったんかい?

「……負けた」

 つくづく青学はダブルス向きじゃない選手ばかりです。


 さて、結局1回戦敗退しちゃった城成湘南ですが。

「ほらほら、もう泣かないの。あなたたちはよくやったわ。涙を拭いて胸を張りなさい」
「「はい…」」


 華村先生、双子のユニットを慰めてました。
 コーディネーション理論、王者には届かず。


「神城? 華村先生のところに行かないのか?」

 応援に来ていた梶本元部長、となりの神城くんに声をかけています。

「…いや…いいんだ」

 そう言いながらも、先生の横顔から目を離そうとしない神城くんなのです。

「あお…先生は、俺を望んでいない…。
 もう、いいんだ……」
「…………」


 一方、先生側では。

「あ、先生、神城先輩、帰っちゃいますよ?」
「俺たち、勝手に帰りますから、先生、もうここで解散しちゃったら?」


 華村先生、それは綺麗に、でもどこか作り物っぽい笑顔を浮かべて。

「ありがとう。でもいいの。もう、いいのよ」

 と言いました。

 互いに背を向け合った二人の距離は10メートルほど。
 今の彼と彼女には、とてつもなく遠い距離なのです。



「**もふっ!**」(←怒りの**はな**ちゃん)

No.31 2003/07/06(Sun) 20:49

  彼の目覚めは、まだ遠く――― / 萩原じゅん@ってか、薄緑色の箱って何?(めいちゃん日記)
 

ミチルは相変わらず、眠ったまま。
外が暗くなってきても、まだ起きない。


さっき、健太郎くんから電話がかかってきて、赤也くんとこっちにくる、ってことだったんだけどさ……

まだ、来ないし。

どうしたんだろ?
赤也くん、ミチルのこと聞いたら真っ先に来てくれると思ったんだけど――


ガラララララッ(←ドアを開ける音。※福士家は日本家屋)

あ。来たみたい。

「じゅんさん?」
 あ。健太郎くん……何だか遅かったみたいだけど、どうかしたの?
「すみません。――何だか、コイツが……」


そう言って、健太郎くんが指差したのは赤也くん。

「……何か変なんだ。ミチルくんの傍に行こうとしたら、すごく怖くなって……足が進まなくて……」
 赤也くん……?
「……どうしたんだろ、俺」


両手に顔を埋めて、大きく息を吐く赤也くん。その手が、腕が、身体が。
震えていた。
何かを、恐れているかのように。


……何かを。

No.33 2003/07/06(Sun) 21:54

  彼の恐怖は、心の底に――― / 萩原じゅん@ダビデ、かわえぇvv
 

「ほんとに、眠ったままなんですね……」
 うん。でも全然、ぴくりとも動かない。寝返りとかも、しないんだ。


ときどき、血が溜まるといけないから強制的に横に向かせたりしてるけど。
……おかげで、今日は寝不足よ。


「……ミチルくん?」
「―――」


枕元に座って、耳元で赤也くんが呼んでも、ミチルは目を覚まさない。

「……お姉さん」
 うん?
「俺、最近、嫌な夢、見るんです……」
 ……うん。
「ミチルくんに嫌いだって言われたり、ミチルくん探してもどこにもいなかったり、ミチルくんに避けられたり……」
 うん。
「全部、ミチルくんの夢っていうのがちょっと、笑えるんだけど……昨日もやっぱり、似たような夢見て……」


震えてる。
身体が、すごく。ガクガク、って音がしそうなくらいに。


「ミチルくんが永遠に、目を覚まさない夢、見たんです……」
 ………それって。
「今の状況に、そっくりじゃないですか?」


そう言って、無理矢理笑って見せた。

No.34 2003/07/06(Sun) 22:05

  彼の夢は、何を示すか――― / 萩原じゅん@タイトルが妙……
 

「何やっても起きなかった。息はしてるし、顔だって、血色いいままだし。――なのに、起きなかった」

呟く。
恐れていたものを口にする。
そうすることで、自分を落ち着けようとしているみたいに。


「ほんとに、色々試してみた。大きな音立てたり、水かけたり、頬叩いてみたり……昔話によくある、おまじないを試してみたり」
「おまじない?」
 お姫様の呪いを解く為に、王子様は心のこもったキスをしました――っていうヤツでしょ?


こっくり。
赤也くんは頷いた。


「それでも、目を覚まさなかった……」

そのまま、一人。永遠に変わりなく、横たわっていた。
それはさながら、ただ息をするだけの、屍のごとく。



――赤也くんの震えは治まらない。

No.35 2003/07/06(Sun) 22:15

  それぞれの思い / メープル@じゅんさん、お帰りなさい
 

「じゅん、ミチルを病院へ搬送する。入院の支度をしなさい」
「…え?」


 あう、ごめん、じゅんさん。
 福士家の様子が気になって、聞かせてもらってますにゃ。


「倒れた拍子の脳障害かもしれないし、未知の奇病かもしれん。もし万一、伝染する病気だったら、人様に迷惑がかかる。とにかくこれ以上家には置いておけん。お友達にも、もう帰ってもらいなさい」
「……でも…」


 じゅんさん、赤也くんのほうをちらっと見ます。

 入院させてしまったら、面会謝絶になるかもしれない。
 もしそうだったら、赤也くんは当分…。
 いえ、もしかしたら、このまま永遠に。


 どうする? 切原赤也?
 

No.36 2003/07/06(Sun) 22:46

  彼の想いは、届くか否か――― / 萩原じゅん@ただいまです☆
 

「……もう少し、時間、くれませんか?」

父様を見て、小さく、だけどはっきり、赤也くんは言いました。

「……切原?」
 赤也くん……
「もう少しだけで、いいです。だから、待ってください。――俺が、ミチルくん、起こしてみせますから」


お願いします。
そう言って、赤也くんは父様に頭を下げた。
私も、それにならって。
だって、このままミチルが目を覚まさなかったら――そうしたらもう、二度と会えない。
それなら、赤也くんの言葉に賭けてみたい。


それに。

「………少しだけ、だぞ」

赤也くんならきっと、大丈夫だと、思うから。

No.37 2003/07/06(Sun) 22:55

  彼の想いは、それほどのものであるのか―― / 萩原じゅん@メープルさんも試験お疲れ様!!
 

閉じたままの瞳。
言葉を発することの無い唇。
さら、とも流れない黒色の髪。
かろうじて呼吸していることがわかる、胸の上下運動。


静かに眠る人。

「……ミチルくん、」

静かに呟いて、そっと、彼の手を握る。
先ほどまでこの部屋にいた、彼の父と彼の姉、そしてその彼氏は他の場所へと移動した。
だから、今この部屋にいるのは赤也と彼の、たった二人。


「ミチルくん」

そっと、握った手を頬に当てる。
あたたかい、彼のぬくもりに、じわりと何かが胸に湧いた。


「ねぇ、ミチルくん。俺、今日、ちゃんと試合したよ? ミチルくんが来なくて淋しかったけど、でもちゃんと、勝てたよ?」

返事はない。

「ねぇ、ミチルくん」

胸に込み上げる、何か。

「俺、ミチルくんといると、すごい楽しいんだ」

顔にかかった髪を指で掬う。癖の無い髪はそのまま、赤也の指を伝って頭の頂点をなぞり、反り返る。
前髪に隠れていた額は、テニスをしている男子とは思えないくらいには白くて。
ただ黙っているだけの顔は母親似なのか、どこか雰囲気がやわらかい。


「会って2年と少し経った真田副部長とか、柳先輩より。ずっと、楽しいんだ」

そりゃ、あの二人といても楽しいけどね。
そう付け足して笑う。


「でも俺、ミチルくんといる方がずっとずっと、楽しいんだよ?」

呟いて、開かせた手のひらにゆっくりと口付ける。

「ねぇ、ミチルくん。俺、君のこと、本当に本当に、好きなんだ――」

No.38 2003/07/06(Sun) 23:12

  箱の中身はめい&凱お手製のアルバムなり。 / 鷹魅@夢の中。
 

 白い霧が立ち込める中、一人の少年が足を抱えていた。
 黒髪の―――誰かににた顔立ち。


  ―ドウスレバイイ?
  ―答エガ自分ノ中ニアルッテナニ?
  ―分カラナイヨ
  ―見ツカンナイヨ
  ―迷路ノ中ニイルヨウデ分カラナイコトダラケダ


  ―ココハ…気持チガイイ…
  ―ナニモ…考エナクテイイカラ


 近づいて顔を見れば幾度も涙を流した後。
 壊れるかもしれない。この子は。
 あまりにも弱すぎるもの。
 誰か導き手にならなければ…それか対になる人に巡り合わなければ…。


  ―ねぇ、「知る」ことを恐れないでよ、少年
  ―目を閉じて、落ち着いてごらん?
  ―誰の声が一番大きく聞こえる?


「ねぇ、ミチルくん。俺、君のこと、本当に本当に、好きなんだ――」

  ―強い意思を宿す瞳から涙がこぼれてるわ
  ―あの涙は彼が貴方へと流したものよ?


  ―ドウシテ俺ナンカニ…

  ―誰よりも、貴方の家族よりも愛してるから
  ―自分よりも貴方のことを思ってるから


  ―ドウ…シテ………?

  ―ねぇ、目を閉じて御覧なさいよ
  ―誰が一番最初に目に浮かんだ


  ―アイツ。今泣イテクレテル桐原…

「ミチルくん、もう無理強いはしないから!嫌だったらもう会いにこないからっ!!
 お願いだから目を覚ましてよっ!!!!!」


  ―どんな気持ちになる?

  ―嬉シイ 楽シイ タマニ意地悪ダ デモ…
  ―不思議ト一緒ニ居タイト思ウ


  ―なら答えはすぐそこ。
  ―どうしてそう思うのか…考えて見なさい。


 目覚めるまでもう少し―――
 後は彼の、桐原の思いの強さ―――だけ。


「本当に…心が壊れちゃうくらい君のことが好きなんだよっ―――」

 再び、桐原の目から涙がこぼれてゆく。
 雫は引かれるようにミチルの顔へと落ちて―――
 唇に吸い込まれていった―――

No.39 2003/07/06(Sun) 23:14

  彼の想いに、応えられるか――― / 萩原じゅん@アルバムか〜。
 

ゆっくりとした動作で、赤也はミチルの額に口付ける。
赤也の目から溢れた涙が、ミチルの額に落ちて、頬に落ちて。
そして、つっ、と流れて、布団に吸い込まれていく。


「ミチルくん……お願いだから、目、覚まして……」

お姉さん、泣くよ?
さっき、すごく泣きそうな顔、してたもん。
おじさんだって、何だか痛そうな顔だったよ?
今日は会ってないけど、きっとおばさんだって……


「……俺も、泣くよ? ――って、もう泣いてるけどさ」

知らず、赤也の口許に笑いが込み上げる。
それは決して彼の意思ではなく。
恐怖が歪められた、その形。


「痛いんだ、すごく。……痛い。それから、辛くて」

涙が止まらない。
胸がつかえて。―――こんな痛い感情、今まで知らなかった。


「ミチルくん、俺――本当に……心が壊れちゃうくらい君のことが好きなんだよっ」

落ちた涙が、ミチルの頬を伝う。
それは、唇の端に触れて。
吸い込まれるように、唇を湿らせて―――


それを拭うように、赤也はそっと、ミチルの唇に自身のそれを、重ねた。

No.40 2003/07/06(Sun) 23:30

  ミニマム鷹魅は凱さんが抱っこ中。 / 眞咲めい@本日の仕事終了にゃん♪
 


 目の前を覆っていたはずの霧が消えてゆく。
 同時に少年の姿も遠ざかって…。


『ふぁぁぁぁああっふ。なんかよく寝たにょる〜』
 うにゃぁ、心配したにゃよ〜!!!!!!
 急にカクンって意識なくしちゃうし!!
「それより大丈夫か?鷹魅…」
『うにゃぁっふ。ねむねむー。とりあえずは大丈夫にょる〜』
 誰がにゃ?って鷹魅は平気にゃの!?
『俺は平気にょる〜。でも…あいつらは丸一日寝込みそうかな?』
「話が見えないんだが?」
『見えなくていいよ。でも眠いから寝る〜!』


  ぽふっ。

 うにゃぁ、僕の胸を枕にするなー!
 ってかなにが大丈夫なんだか教えろ〜!!!!!!
 しかもあんた20時間以上寝てるくせに眠いんかー!


「めい…諦めろ。こうなった鷹魅は絶対に起きないから」
 のび太みたいに寝つきはいいし!!
 お家に帰ったら洗濯バサミの刑にゃ!


 試合が終わった後の帰宅途中だったにゃ。
 急に鷹魅の意識がなくなって…。
 でももう心配ないみたいだからいいっか。

No.41 2003/07/06(Sun) 23:30

  橘家にて。 / メープル@ふわあ…
 

「ちっ」

「こら杏、女の子が舌打ちなんかするな。行儀が悪いぞ」
「あ、ごめんおにいちゃん、つい」
「何だ? 首尾よくベスト4入りしたっていうのに、何が気に入らない?」


「うん。
 今ね、あの子が目を覚ました気配がしたから――」


「? 何のことだ?」
「いいの! もともと恨みがあったわけじゃないし、そろそろ許してあげようかなって思ってたし!」
「だから、何のことだ?」


「羨ましいんじゃないもん!」
 

No.42 2003/07/06(Sun) 23:47

  彼の想いは、どこにいくのか――― / 萩原じゅん@こんなにアカフク書いたのは久し振りだ…
 

「………」

触れた唇を離して。
ミチルの顔の全体が見える位置まで顔を離すと。
そこにあったのは驚愕半分、恥ずかしさ半分。
……というより、目を見開いた、真っ赤な顔。


「ミチル、くん?」
「…………っ、ぁ、お前……今、何して……!?」


ミチルの言葉を最後まで聴かず、赤也はその身体を抱き締めた。
布団を間に挟んで、あたたかな身体を。


「ちょっ!? 放せよっ!!」
「ミチルくんミチルくんミチルくん……!!」


良かった〜!!!
と、ミチルの身体をぎゅうぎゅうにする。


「ほんと、心配したんだよ? お姉さんだって、おじさんだって」
「………悪い」
「うん。でも、起きてくれたから、いいや……」


はぁ、と息を吐いて。
赤也はミチルの身体を放した。
そして、真剣な顔になると、


「俺、ミチルくんのこと、好きです」

そう言った。

No.43 2003/07/07(Mon) 00:03

  彼の想い、二人の想い。 / 萩原じゅん@あぁぁ…何だかすごい砂吐き展開……
 

びっくりして、ミチルは赤也の顔を見た。
その顔は相変わらず真剣で。
認めたくは無いけれど、―――かっこよかった。


「ほんとに、ほんとに、好きです」
「ぁ、あぁ……」


気圧されたように、頷く。
そして、顔が熱くなるのを感じていた。


「ミチルくんは?」
「……え?」
「俺のこと、好きですか?」


さっき、夢で聞いた声が蘇る……(いや、あれはもしかしたら夢ではなかったのかもしれない)

―誰の声が一番大きく聞こえる?

―誰よりも、貴方の家族よりも愛してるから
―自分よりも貴方のことを思ってるから


想ってる。想ってくれてる。
真剣に、一直線に。
………だから、


「………好き、」

答える。
それはいつからか、自分の中にあった言葉。気持ち。


「俺も、お前が、好き……」

確かめるように言って、遠慮がちに、赤也の背に、腕を回した。

No.44 2003/07/07(Mon) 00:16

  そろそろ追跡終わりかな?@ルド寮にて / メープル@ねむ…
 

「赤澤、今夜ヤリましょうか」

 がらがら、どったん☆

「…どうしました?」
「ど、ど、ど、どうしましたってお前……!!」
「んふっ、誘われてひっくり返るなんて、まだまだですね、あなたも」


 観月くん…。どうしたんだ? サカってるのか?
 今夜、満月だっけ?


「今日でぼくも、ひとまず中等部のコーチ役からは解放されましたしね。
 少しは、気が楽になったもので」
「んな……だったら、疲れてんじゃねーのか?」
「ええ、くたくたですよ。
 だから癒されたいんです。身も心も」
「…………」


「来なさい、赤澤」

 両手を伸ばした観月くんを。
 赤澤くんは、しっかり抱き込んで。


「……俺を誘ったりしたら、癒されるどころじゃなくなるぜ?」
「上等ですよ。かかってきなさい」


 んちゅっ☆

 …ああ、ラブラブカプを見るのは癒されるなぁ

 今日も一日、お疲れ様でした☆
 

No.45 2003/07/07(Mon) 00:27

  追跡終了〜そして、夜が訪れる〜 / 萩原じゅん@ほんと、お疲れ様でした…!!
 

ミチルはさっき、起きたらしい。赤也くんがそう、言いに来た。

「今はまだ、身体がだるくて上手く動けないんだって」
 あはは。そりゃ、丸一日以上も寝てたらね。
「だから、心配かけてごめん、って言っといて、だって」
 うん。わかった。赤也くんも、どうもありがとう。
「ううん。俺、ミチルくんが起きてくれてすっごい、嬉しかったから!」


笑って、ミチルの部屋に戻る。
今日は、もう遅いし泊まっていくんだって。同級生の子に、だから明日は送れて行く、って電話してた。


「……良かったですね」
 うん。


健太郎くんも、結局帰るタイミングを逸しちゃって、そのままうちにいたり。
父様がいるから、同じ部屋には泊められないけどね!


「そろそろ、俺、部屋の方に行きますね」
 え? ……うん。
「あんまり遅くまでいると、じゅんさんのお父さんに叱られそうだし」
 あはは。そうだね。――それじゃ、おやすみ。


立ち上がって、私の隣の部屋に行こうとした健太郎くん。ふと、立ち止まって。

「そういえば、」

って、ズボンのポケットから薄桃色の封筒を取り出した。

「めいさんから、じゅんさんに、だそうです」
 ほえ? めいちゃんから? なんだろう……。
「………」


? 健太郎くん、何だか視線がきょろきょろしてるような……

「それじゃぁ、おやすみなさい」
 ん? おやすみ……


まぁ、いっかぁ。
今日は疲れたし、気にしなくても。


ってことで、今日も一日お疲れ様でした!!!

No.46 2003/07/07(Mon) 00:27