追跡開始! ―治らない止まらない― / 蜜屋文子@昨日はタグと格闘していた。

おはようござます!
気づいたら朝ですよ!


「ゆうし! かげんしろ!」
「あかん。がっくん脳みそ解けてるわ」
「あさひがのぼった!」
「ああ、もうダメや〜」
「だめなのは、おれ……っ」


かく、と。
がっくん深い睡眠の海へ。


「がっくん〜。おいてかんといてや〜!」

つうか朝だし。
寝るなよ? オイ。


「部活がない日は容赦がないな。忍足も」
大人げないっつうかね?
「中学生だからな」
…………認めたくない…………。


さて、今日も何とか追跡開始ですよ!
ん?
六角モニタ―、今日はどこを写して……。


オジイを中心に雑魚寝。
こんなに孫がいたら、お年玉大変だろうな……。


「それがラケットだろう」
!!!!!。

No.592 2003/09/07(Sun) 08:46

  オジイの年ならひ孫くらいじゃないかな? / メープル@涼しい!
 

「玄孫(やしゃご)だったりしてな」

 オジイが110歳くらいならありうるね。


「海堂っ」

 がばっ。

「海堂、海堂っ……!」

 おや?
 乾先輩、何思い余った声だしてんの?


「ちょ、ちょっと先輩、やめてください…!」
「海堂、やっと逢えたな、海堂……!」
「しょっちゅう会ってたじゃないスか!」
「海堂、海堂、逢いたかった…!」
「バカヤロー、泣くんじゃねぇ!」


 じたばた。

「だって海堂、1年ぶりなのに…!」
「いいから、放しやがれ!」


 ドコッ☆…!

「……おーい、乾に海堂〜」
「いいかげんに始めニャー…?」


 黄金夫婦の声だ。

「いくら1年ぶりのダブルス練習だからって、感動しすぎにゃ、乾!」
「まったく…」



 青学は。
 今日からもう、中高合同練習、開始のようです…。
 

No.593 2003/09/07(Sun) 09:56

  今って第2が主流なの? / 蜜屋文子@リンクページは直ったんだろうか?
 

テニス部お休みなのね。
まぁ、あんまり体にムチ打ってもね……。


「トマトって、獲っても獲っても生るんだな」
「そうですね。いつまで生るのかな……」


霜が降りる前に、土に這わせて黒いビニールをかけて置くと、冬の間も結構生るんだよ?

「まぁ、みんな喜んでるし」
「食費、絶対去年と違いますよ!」
「俺ら食うから」
「成長期ですしね!」


そうそう。だから自家菜園ってあったらいいんだよ……!

「宍戸さん」
「ん―?」
「青なんばんって、シシトウって言うんですね」
「知らなかったのか?」
「滝さんに教わりました」
「植えたのアイツだしな……」
「やっぱり、名前?」
「そうだろうよ」
「滝さん、そういうの好きですよね……」
「だから日吉が可愛いんじゃねぇの?」
「……いいのかな、それ……」


いいのよ。愛があるから。

「滝んちに持ってくか。なんばん」
「あ。じゃあゲキの散歩も兼ねて!」
「リード持って来るか」
「わう!」
「わ―い! ゲキ、散歩だよ!」


のどかだ。
ここが東京だって忘れるね。

No.594 2003/09/07(Sun) 10:04

  金賞を狙って。 / め組ちびっこ部門その3☆須藤白雪様with米国熊&下僕チクビ@是非うちにも、
 

おら熊、着いたぜ、朝飯食うぞ!
「I☆!デモ、滝茸家ノ朝ハ早イデスヨ、御飯、残ッテルデスカ?」
なら昼飯でも良いぜ!
さあ、呼び鈴を鳴らして…


どっかーん!!!
「うあ――ん!!!」


「What!?」
うお!
突然、家からチクビが飛び出して来たぜ!
どうしたチクビ、食卓にレバーでも上がったか。
「ぐすん!た、滝萩が、ごきげんですよ、ごきげんに、あたらしいおふとん、ぬってるですよ」
あ〜ん?布団だと?
「家族ガ増エルデスカ?素敵デスヨ!」
「でも、きのこはなんのことか、わからないですよ!きっと滝萩がおそとでこさえたこどもですよ!昼どらですよ!しゅらばですよ!うあーん!!」
何だ、つまり、俺様たちは飯をご馳走になれないってことか?あ〜ん?


仕方がないので杜の中で食料を調達することにしたぜ!
「ぐすん、ぐすん」
「プティメソチャン、泣カナイデ…ホラ、盗聴器ガ反応シテイルデスヨ!」


「高瀬は、終わった…?」
「うん?ああ、何とか終わりそうだよ」


「あ!あかねちゃんのこえがするですよ!」
この土日、埼玉方面は夏休みの宿題の追い込みのようだな。
「駄目過ギルデスヨ!」


「国語の漢字の書き取りはノート一冊丸ごと『尻』…数学の計算ドリルも余白は『尻』で埋め、理科は朝顔の代わりに航の尻を観察してみた」
「代わりに…なってないような気も…」
「最後まで残していたのは自由研究だけど、これも今日一日で仕上げられるよ。石膏製・航の尻のレプリカ」


尻だけなのか?
「こわいですよ!」
「映像ガ欲シイトコロデスヨ!」

No.595 2003/09/07(Sun) 10:15

  審査員特別賞受賞。 / め組ちびっこ部門その3☆須藤白雪様with米国産生熊&下僕乳首@宍戸家のとまとを。
 


「すごくリアルに出来てるけど…滑らか過ぎない?パンツが重力でずり下がっちゃいそう…」
「いや、航の尻の肌触りなら俺の右に出る奴はいない。99.98%の復元率だ。繊細な産毛も、控えめに付いた尻黒子も、完全に再現してある」
「本当だ…さすが高瀬。…でも…」
「でも?」
「石膏だから…尻特有のあの弾力がないんじゃ…」
「それを今日、どうにかするんじゃないか!」
「どうやって…?」
「…どうやって?」


ついに尻黒子を視認できるところまで行っちまったんだな、尻's。
「コリハ美術ノ成績ニナルデスヨ?」
「尻めがねくん、げいじゅつかですよ!かっくいいですよ!」
確かに、尻に固執し、追及した芸術家もいないだろうな。


じゃ、昼飯を獲るぜ!いいな!
「あい!」
「I☆!」

No.596 2003/09/07(Sun) 10:16

  探究心を忘れてはいけない。 / 蜜屋文子@きょうもおから……。
 

布団をこさえる滝くん……!
あ、待て。「こさえる」って通用する?
「こさえる」=「作る」ですよ!
これ、北海道弁なの……(疑問)?


「行くぞ! 樺地!」
「ウス!」


おお。樺跡は今日は自宅のコートでテニスだ。
何だか鬼気迫るものがありますね―。
樺地のプレーは跡部様のコピーだから、やっぱり時々こうして打ち合いが必要だよね。
でもさ、樺地に向かって破滅へのロンドをやったら、それが跡部様に返ってくるの……?


打つ気配はないけれども。
う、打てるんだよね? 樺地も。アレを。
観て見たい気もする……樺地の打つ破滅へのロンド。


大真面目に打ってるふたりは、とてもカッコよく。
久々にシャッターを切りますよ。


「新人戦前の調整のようだな」
あ、そうか!
つうか、新人戦、いつ?
「来月だな」
来月……!
日にち、いつにしよう……(大笑)?

No.597 2003/09/07(Sun) 11:10

  ★★新人戦に向けた小細工を★★ / 悪卯月&へごちゃん@青なんばん??
 

私、シシトウはシシトウとしか呼びません……。
青なんばんって言うんですか??知らなかった……!!
獅子唐って漢字で書くと、唐獅子牡丹みたいだわ。
あ、「こさえる」は言いますよ。標準語かどうかは分かりませんが、少なくとも静岡では使います。


「あーあ。新人戦だな。腕が鳴るぜ。」
「宍戸さん、頑張ってくださいね!!」
「おう。」
「って、シングルス、なんですよね??」
「あー……まぁ、その辺はこれから決める、っていうか、なんていうか……。」
「そうなんですか??宍戸さんだったらダブルスでもシングルスでも行けますし!俺、応援してます!!」
「お、おう。ありがとな。長太郎。」


宍戸家では新人戦の話題が……vv

「と。ところでよ。長太郎。」
「はい?」
「中学の全国大会って……夏休み中だった、よな?」
「はい!」
「…………あったっけ??全国大会…………??」


あれ……??

「やだなぁ。宍戸さん、応援に来てくれたじゃないですか!!」
「…………そ、そうだっけか??」
「忘れちゃったんですか?! あの感動の全国大会を!!氷帝、あんなに大活躍だったじゃないですか!!」
「わ、悪ぃ……俺、どうかしてたな。」
「もう。ちゃんと覚えててくださいよ!! 若とか大泣きして、タイヘンだったんですから!!」


って。
コトにしても、良いですか……??
「もふん!!」
へ、へごちゃん……怒らないで!!
これからやりますか??全国。そしたらこのログ、書き換えます……。でも全国の学校、分からないし……。香澄は出ないし……(違)。
それくらいなら新人戦をしっかりやりたい……☆

No.598 2003/09/07(Sun) 15:05

  合同練習って、ここはいつも合同のような。 / 蜜屋文子@午後からストーブ必須(何度あるんだ?)。
 

「腕が振れていないぞ、神尾」
「はい!」


お。私が不動峰を拾うなんて珍しい!

「それにしても、石田とか桜井とかなにやってんだか……」
「杏と買出しに行ったまま戻らないな」
「……きっと戻らないと思いますよ……」


おや? じゃあ、神尾君と橘君だけなんかな?

「神尾、俺もいるんだからいい加減代わってくれる? 全く橘さんはひとりなんだから独占しないでよね。新しい技試したいのはわかるけど、俺だって橘さんと……」

「わかったから無表情でまくし立てんな」

お。伊武君もいたのね!
きっと場所はいつもの青春台のコートかな?


「ねぇ! 不動産!」
「千石、いつも言うが不動峰だ」


おお!?

「うちの可愛い後輩と一緒に俺も混ぜて!」
「お願いしますです!」


太一〜っvv

「……越前君より小さいよね。そんなんでまた越前君みたいな実力じゃないよね? 見た目に騙されるなんて2度とゴメンだからさぁ……」

「深司、落ち着け」
「うふふ―。太一はこれから越前君のライバルになる予定―!」
「なるです!」
「いい心がけだ。だがもうひとりいた方が……」
「大丈夫! お――いっ。あっく―ん!」


ほえ!

「あっくん言うな!」
「亜久津か……」
「ラケットなんざ持ってねぇぞ」
「俺のでよければ貸そう。……楽しみだ」
「けっ。ブランクある俺相手に楽しむな」


こ、こりゃ。楽しいぞ!

「まぁまぁ。軽いレクレーションだと思って! ね―?」

「レクレーションね。まぁいいけど。その小さい子は誰とやるの? まさか俺じゃないよね? 俺は……」

「小さい子、慣れてるだろ。深司」
「……神尾、ずるいよね。俺だって千石さんと打って……」
「頼んだぞ。じゃあ千石さん。久々に俺と打ちましょう」
「へへ―。声掛けた甲斐あるね!」


青春台まで行って来ます!
か、カメラカメラ―!

No.599 2003/09/07(Sun) 15:16

  話を転がす。 / 滝茸幸(椿)@「こさえる」は私も言いますよー?(東京生まれ東京育ち)
 

家に帰って。
お醤油が無いことを思い出して、近くのスーパーに行ったの。
そしたら、


「あ。氷帝のマネージャーさんだーv」

って、声を掛けられた。
肩くらいの髪の、茶髪の人。


「どうしたのー? 部活の買出しー???」
 あ。えっと。家の……お醤油切れちゃってたから……
「そっかーvでも、買うならここじゃなくて向こうのお店がいいよーvお酒屋さんだけど、醤油も置いてあるし、ここより少し、安いし」
 ほんと?
「うん。だから、一緒に行こうかv」
 うん!


頷いたら、手を握られた。手を、繋ぐときみたいに。

「それじゃ! あたし、この子とお買い物行ってくるから、あとよろしくね! 石田くん、桜井くん!!」
「え? 杏ちゃん、コート戻らなくていいの?」
「うん。多分、今日は問題ないものv問題あるのはむしろ……」
 ?
「あ。ううん。何でもない! とにかく、あたしは別行動取るから! お兄ちゃんによろしく言っておいてね!!」


それじゃ!
って、大きく手を振って、お姉さんはさっさか、歩き始めた。


 あ、あの……いいの?
「ん? 大丈夫vあたしがいなくたって、いつもうまくやってるしvv」
 でも……
「気にしない気にしなーい♪」


にこやかに、言う。
大丈夫なら……いいんだけど。
何だか、悪いような気がして……



そして、あたしは、その人に手を引かれて、店の外に、出た。

No.601 2003/09/07(Sun) 15:39

  ころころと。 / 滝茸幸(椿)@青なんばんは知らないけど。
 

「さて。お醤油も買ったし、そろそろ行こっかー」
 ? どこに?
「ふふvちょっと、付き合ってもらいたいのv」
 ???


どうしよう……
全然知らない人、ではないけど……あんまり知らない人についていくのは駄目な気がするし……
それに、この人、萩之介お父さんと似た、って言うか……同じ種類の、匂いがするし……


「そんな身構えなくても、怖いことじゃないわよv」
 ……。
「ただ、会ってあげてほしい人が、いるの」
 会って、あげてほしい……?
「そう。だってずっと、彼は貴女のこと、待ってたんだから」


そう言ったお姉さんの向こう側……
公園の隣りの、曲がり角。
そこから現れた、男の子。



 ―――あ。


「あ。杏先輩、ちょうどよかった。さっき、神尾先輩から電話がきて、ストテニ、誘われ…たん、です、けど………」

見知った、顔。
何度も何度も何度も、見た顔。
何度も何度も何度も、思い描いた、顔……


お姉さんは、笑ってる。


 イチ。


「あ、」

知ってる声。大好きな、声……

一瞬驚きに見開かれた目が、やさしい曲線を描く。
すごくやさしい、大好きな顔に、なる。



「幸」


彼は小さく。
でもハッキリと。


あたしの名前を、呼んだ……

No.602 2003/09/07(Sun) 16:08

  氷帝以外ばっかりでごめんなさい……! / 蜜屋文子@勉強になるなぁ! ここ!
 

「青なんばん」が北海道弁なの!?
「こさえる」は使うの……!?
上のログ、書き直そうか!


「ねぇ」

あ? リョーマの声だ。

「あれ、見て」
「……橘と……亜久津か」
「ふぅん。面白い組み合わせ」
「観たいか?」
「興味あるよね」


そういや、青学合同練習始まったんだっけ。帰り道?

「手塚」
「観ているだけだ。続けてくれ」
「チビも一緒かよ」
「……ムカつく」


言い返せないもんな―。リョーマはまだ成長過程だもんね。

「越前君、俺と代わらない? もうこの子の相手疲れたんだよね。加減しないとラリーにならないし、第一キミのライバルなんでしょ? 俺が手助けするコトじゃないから……」

「代わるっス」

うわぁ。リョーマが負けた!

「なら、俺と打つか」

手塚君対伊武君か!

「……お願いします」
「深司、いい経験になる。手塚、加減はしないでやってくれ」
「ああ。わかっている」
「越前君にやってるみたいにやって下さいね。じゃないと新人戦対策にならないし、越前君対策の役に立たない……」
「まだまだだね」


今日の青春台、楽しい……!

No.603 2003/09/07(Sun) 16:11

  五人家族、滝茸家。 / 萩原じゅん@幸ネタばっかでごめんなさい!
 

「うわっ!」

ん?
盗聴器から、なにやら、滝くんの声が……


「あーもう。まだ早いってば! お布団完成してないのにー」

布団?

「器の用意もまだだったのにさー。――お母さーん?」
「どうしたの、萩之介……って、あら、まぁ」
「ふふvウチの第三子ーvv」
「第三子?」
「あ。第二子かなー? どっちだろう???」
「難しいところね」


親子二人、笑ってますが。
話がさっぱり、見えません……


「とにかく、器」
「はいはい」
「あと、着る物もね。多分、お揃いの方が喜ぶんじゃないかなー?」
「そうね。今すぐ、用意するわv」
「うん。よろしくーvv」


………滝茸家、子供がもう一人、増えた…模様……

No.604 2003/09/07(Sun) 16:15

  幸ちゃんどうなるんだろ! ドキドキ! / 蜜屋文子@ジュニアが寝てる間に書いちゃえ!
 

『じゃんけんほい!』

ほい!って……!

六角アンテナが面白いものを!

「よし! 今日の買出しは剣と亮!」
「うわぁ! 面白い!」
「くすくす。また迷子になるなよ」
「迷子になるな、じゃなくて。迷子にしたんでしょ」
「サエは厳しいね。くすくす」
「気づかなかったよ俺! 面白かった! 迷子ごっこ!」
「ごっこじゃなくてマジ迷子だろ」
「自力で帰る迷子! 面白い!」
「もういいって迷子は!」


剣ちゃん、いつでも迷子は自力でなるのよ。きっとずっと一緒にいても、キミの落ち着きのなさなら確実に迷子だと思うのよ……。

「剣、地図描いたのね。持って歩くのね」
「樹ちゃん過保護! 面白い!」
「面白がってないで。買い物のメモはこっちね」
「サエさんありがと! 絵付きで面白い!」
「サエ、剣を甘やかすな」
「わかりやすいかと思って」
「俺が一緒に行く意味ないね。くすくす」
「亮ちゃん量販店に行く……。ぷっ」
「スーパーじゃ足りねぇ量食うヤツ誰だよ!」


うわぉ! 今日は
裏拳じゃなくて回し蹴り!


「いって―!」
「バネ、障子破らないでね」
「俺の心配はサエさん!」
「痛いの痛いの飛んでけ―」
「サエさぁん!」
「甘いのね」
「だから甘やかすなって……!」


六角の緩和剤なのね。

「あれ? 首藤は?」
「オジイの手伝いで木買いに」


六角の晩御飯は何だろう?

No.605 2003/09/07(Sun) 16:24

  同じモノ、違うモノ――― / 萩原じゅん@あぁぁ。頑張ろう、私。
 

「滝さん?」
「ん? どうかしたの、若ー?」
「さっき、何か、お義母さんと喋ってたみたいだったから、気になって……!?」
「どうかしたー?」
「たっ、たたたたたたたたた滝さん!! こっ、どうしたんですかっ!!!??」


若くん、激しく動揺中、らしい。

「んー……双子みたいな感じかなぁ?」
「双子、って……!!!」
「あのね、名前をつけられると、同じモノでも違うモノになるんだよー?」
「え? ……は!?」
「『呪』って言うんだけどねーv後で説明してあげるvv」
「しゅ……?」



安倍清明が言ってる、アレか?



ところで。
青春台の公園前の、曲がり角で倒れてるのって……幸ちゃん、だよね?
何だか、意識無くなってるっぽいけど……
一緒にいる男の子、すごく心配してるし。


って思ったら、杏ちゃんは何だか、やさしそうに、笑ってました……

No.606 2003/09/07(Sun) 16:25

  幸、椿。 / 萩原じゅん
 

合宿以来の妨害電波のおかげで、画面はずっと砂嵐、なんですが……
若くんが呆然と。


「……幸?」

と呟いたので、どうやら、若くんは幸ちゃんの姿を見て、驚いた模様です。
……って、モニターで見る限り、青春台の公園とこで倒れてるのも、幸ちゃんなんだけど……


「んーとねー。多分、この子は『椿』ね?」
「……は!?」
「『幸』はー……今から探しに行こうか。どこで倒れちゃってるか、心配だから」
「倒れて……!!!??」
「うん。だから、説明は道すがら、ねv」
「って、そんな落ち着いてていいんですかっ!?」
「遅かれ早かれ、こうなるだろうことは予想ついてたから……」


あの、声の話、かな?

「まぁ、さすがにここまで早いとは……思わなかったけどね」
「……」
「ほら。若も行こう?」
「はい」


差し出された手を取って、若くんは立ち上がりました。
靴を履いて、玄関を出て。
数歩、歩くと。


「それで、さっきの続きだけど」

滝くんの、講義が始まりました。

No.607 2003/09/07(Sun) 16:49

  上手く説明できない私を許してください…… / 萩原じゅん@フィーリングでわかって!(←無理)
 

「えっと、だからね。まず、『幸』がいたわけでしょ?」
「はい」
「で、『幸』が“神の嫁”として、生贄になった。そこでいったん、『幸』は死んだ」
「……はい」
「『幸』だった魂は、椿の木に憑いて、俺のご先祖さまの何人かと接触した……それが、『椿』ね」
「はい。それはわかりますけど……」


少し早足で歩きながら、滝くんはそうやって、若くんに説明してる。

「もともとはひとつのモノだったんだ。ひとつの魂。でも、その魂は、『幸』と『椿』、ふたつの名前をもらった」
「はい」
「だから、ふたつのモノになった」
「?」


若くん。
頭の上に、はてなマークの盆踊り大会……


「え? でも、それって、言い方が違うっていうのとは違うんですか? 例えば、日本では『月』、アメリカでは『moon』みたいに……」
「んー……少し違うかなぁ?」
「……」
「月はカタチあるものだけど、魂とか心って、カタチないものだから」
「えっと……」
「カタチないもの。それは、だから、見えないもの。見えないから、本当にひとつなのか、それともふたつなのか……無限なのか、誰にもわからない」
「……」
「だから、そこに名前をつけると、それは、その名前のカタチになる。……仮に、だけどね。だから、『幸』と『椿』が生まれた」


………。

「えっと……俺の言いたいこと、わかる?」
「……えっと、だから…『幸』が『椿』になって、カタチが出来たから……」


若くん、頭がパンク。
私の頭もパンク。

No.608 2003/09/07(Sun) 17:39

  ☆☆増えた増えた!☆☆ / 卯月ウサ&へごちゃん@フィーリングでね!オッケーよん。
 

しかし、位置取りの悪いスレッドだなぁ……。No609……。

「くすくす。」
「どうしただ〜ね?淳?」
「増えた……vv くすくすvv」
「な、何がだ〜ね?」
「くすくす。俺と同じタイプの双子……vv」
「……あ、淳……?!」
「くすくす。滝もタイヘンだなぁvvくすくす。」


「くすくす。」
「どうしたの!?亮さん!いきなり笑い出して面白い!!」
「くすくす。増えたんだよ。」
「何が?!」
「くすくす。双子……vv」
「マジで?! 亮さんの子?! 面白い!!」
「違うよ。あいつの子vvくすくす。」


なんか。
赤の邪神様の多重放送……。
怖いですよ。邪神様……!!
でも、めげない葵様、素敵……!!


「樺地!」
「うす。」
「花屋に電話しろ!」
「うす。何でですか?」
「今、急に滝の家に花を贈りたくなった!」
「う、うす。何の花を贈りましょうか??」
「……スイトピーを。」
「…………秋にスイトピーってありますかね?」
「探させろ。輸入させても良い。」


スイトピー。
花言葉は優しい想い出。
そして、門出。

No.609 2003/09/07(Sun) 17:51

  整理してみよう。 / 萩原じゅん@さっぱりでごめんなさい。
 

『幸』は、はじめにいた少女の名前。そして、魂の名前。
神の嫁となり、一度死んだ彼女の魂は、椿の木を憑代として、この世に姿を現した。その名前が、『椿』。
『椿』は滝と日吉の娘、ぷちめその妹として、しばらくを過ごした。
しかし、ある一件により滅び、さまざまなものの手を借りて、蘇った。幸として。
だが、その幸の中には『幸』と共に『椿』が内在していて、元のままの『幸』ではなかった。
幸の中には、似通いすぎていて、また、あまりにも自然に混ざり合いすぎてわかりにくかったが、『幸』と『椿』、ふたつの魂が、確かに存在していた。
そして、その魂が、それぞれ、分かれた。


……やべぇ。整理してみてもわからない。(苦笑)


「……とにかく、今まで幸だったのが、『幸』と『椿』に分かれたんですよね……」
「うんvそうvv」
「で、さっき布団で寝てたのが『椿』で、今から迎えに行くのが、『幸』」
「そうそうvvv」
「……家族が、増えたんですよね。娘がもう一人、増えた」
「うんv増えたって言うのか、戻ってきた、って言うのか微妙なとこだけどねvv」
「……なら、えっと……よくわかってないけど、いいです。とにかく、大切なものがまたひとつ、増えたんですね?」
「うんv」
「それなら、俺、嬉しいですvv」
「うん! 俺も嬉しいvvv」


幸せそうに笑って。
手なんか繋いじゃって。


……いいんだけどさ。
君らの娘は今、公園の側で倒れてるのよ? 忘れていないかい???


「って、うわ! 幸―――っ!!!」

若くん。
再び動揺中……

No.610 2003/09/07(Sun) 17:59

  祝福の歌。 / メープル@涼しい!
 

「ジロー!」
「うわっ、ハニー、何? 晩御飯はまだ作ってるトコだよ!」
「五線紙、どこだっけ!?」
「五線紙???」


「なんか、急にすっごくキレイなメロディーが浮かんだ。忘れないうちに書き留めないと!」
「うわっ、それはタイヘン! えーと、どこだっけ、五線紙、五線紙!」


 やがて聞こえてきたメロディーは。
 とてもかわいらしい、素朴な旋律でした。
 

No.611 2003/09/07(Sun) 19:35

  私なりに整理してみました。 / め組エロ部門その3☆竜崎メソッコwith独作さん@フィーリングで分かった!
 

「…♪…♪」
独作さん、どうしたの?庭を耕しながら、何だか楽しそうね。
「……(赤)」
どこからか良い音を感じているのね。もっと歌って良いのよ。
「…♪」


帰宅して、本部から送られた報告書のコピーを読んでいるわけですが。
非科学的な世界が一面に広がっていて、私は身動きがとれません。
「……(励)」
うん、そうね、話を整理してみようね。例えば…


めそ子の中には、似通い過ぎていて、また、あまりにも自然に混ざり合い過ぎて分かりにくかったが、『めそ子』と『ぷちめそ』、ふたつの魂が、確かに存在していた。

なるほど。

『佐藤』は、初めにいたモヴの名前。そして、魂の名前。
しかし、ある一件により胡麻★ジャガーとなり、様々なものに多大なる迷惑を掛け、周囲の手を借りて、蘇った。ミカエルとして。


へえ。

で、さっきベッドで寝てたのが『ミカエル』で、今から迎えに行くのが、『マイケル』。

ふうん。
「……(謎)」
何だ、別にあんまり、非科学的じゃないね、幸ちゃん!!
「……(疑)」


ふう、安心したところで独作さん、兄上の家に布団用の羽毛を持ってってやろ!白雪とカナダ熊も連れ戻そう。
「…♪」
その双子さんは、うどん食べられるのかなあ。

No.612 2003/09/07(Sun) 20:00

  勝手に捏造してすまん!(逃亡) / 鷹魅@ノートン君は意地悪だ。
 



深い深い悲しみの名は―――絶望。


あのまま命を落とした「幸」はあのままであれば消滅してもおかしくないほど、魂は傷ついていた。
「いち」を失ったその瞬間に彼女の体は闇に溶けかけて、消え去ろうとしていたのだから。
それほどまに深い悲しみに彼女は耐え切れなかったんだ。
傷ついて悲しんで…命の炎が消えかけた瞬間でさえ「いち」への思いだけが彼女の中に強く根付いてた。


それを救ったのはまだ生まれたての椿の木。
ほかにも力強く生きている木がたくさんあったのに、「幸」だったものを救えたのは椿の木だけで…。


それは、あまりにも強い「意思」を木が持っていたせい…。
社を守るという自己の意思が…邪魔をしたから。
だからこそ生まれたての、意思のまだない椿の木が選ばれたのだ。
彼女の守り木として。傷が癒えるまでの仮初めの器として。
魂の形を崩さないように優しく自分の中に導いて二つは一つになった――


その時、幸にもう一つの名前がついたのだ。
「幸」の悲しみを救うために、癒すために――。
深い深い悲しみはこのとき二つに分かれたんだ。
一人で持つには重すぎたから。
「椿」は「幸」の全てを優しく包みながら――時間をかけて溶け合ったいった。


そして今―――傷の癒えた魂はもとに二つに戻ろうとしていた。
それぞれに進むべき道を見つけるために。


No.613 2003/09/07(Sun) 21:26

  とりあえず複線貼っといてみた。 / 鷹魅@inゲキの家
 


『そんなことがあったんだ…』
 うん。
『だからこの前会ったとき二重にずれてるようにみえたんかー』
 にゅ?なにゲキにもブレが見えてたの。
『おうよ!活発的な感じの笑顔の子と、物静かに微笑んでる子とな!』
 俺の悪影響かしら。それと生まれ持った素質かな?
『それって凄いのか!凄いのか俺は!!』
 凄いころは凄いけど…。
『ならいい!それだけで十分だ!って…でも体は一つだろ?大丈夫なのか?』
 ふふん☆抜かりはないわ!
 この前ねーここに運んで貰ったお礼と勉強頑張ってねーっていう意味であげた飴があるのよ。
『なんかきらきらひかってた奴だよな?』
 ん。それが体の核になって魂にあった体を構成してくれるの。
 ほとんど一卵性双生児と同じね。
 違うのは肉体に宿った魂だけだもの。
『へぇーよく分かんねーけど凄いんだなぁ』
 わかんなくてもいいよ。
 ねぇ…前のボス達覚えてる?
『狼牙さんたちだろ?』
 そー。あれね…あの飴舐めて俺が産んだの(にっこり)
『うっ、嘘だー!!!!!!!!!』
 や、本当なんだけど…。
『俺は絶対に信じねぇ〜〜〜〜!!!!!!!』


 ゲキの声が遠吠えとなって辺り一面に広がったときふわりと小さな影が降りてきた。

  ―――ありがとうね、なまものさん。

 そういってまた元の場所に戻っていってしまったけれど。

 悲しみの果てにあるものは強い意志と優しさ。
 もう、あの子たちは大丈夫。
 それぞれの道を歩んでいけるから。
 いちくんと幸ちゃん。そして椿ちゃんも。


 幸ちゃんと椿ちゃんが互いに抱き合えるまでもう少し。
 中秋の名月の頃には体も完全に安定期に入るから学校にも通えるはずだし。
 あーそしたら学校行くのかな?ってか同じ学年なのかな?
 まっ、それはあの二人の親が決めるだろうし、俺は俺で出来ることを手伝えればいいしね。


 ふぁぁぁああっふ。
 眠いから寝ちゃお―――
 おやすみなさーい。


No.614 2003/09/07(Sun) 21:28

  喜んでいる人ひとり。 / 蜜屋文子@わかった! 大丈夫!!
 

「氷帝学園中等部、男子テニス部にマネージャーが増えると言う事だな?」

そういう喜び方もあるのか。
ていうか、椿ちゃんがいなくなった時の切なさが消えたわ。


「泣いていたろう」
泣いてないもん……!


「……大丈夫?」
「はい。あの、ありがとうございます」


あ。青春台のコートの傍。みんな倒れている幸ちゃんに気づいたみたい!

「親御さんに連絡するか」

手塚くん、親って、あの、氷帝の滝君と日吉君でねって言ったって聞こえないし!

「こんなトコで寝てたら、俺みたいのに襲われちゃうよ―?」
「千石先輩! その注意変です!」
「あれ? そう?」


思いっきり変だ。

「まぁ、意識が戻ってよかった」
「しばらくついてましょう。橘さん」
「仕方ないよね。女の子ひとりおいとけないし、さっきまで倒れてたんだし、親御さんが探してるかもしれないし……」
「落ち着け。深司」
「まぁ。平気そうだけどね」
「顔色悪くないです!」
「ああ。大丈夫そうだ」
「すいません。ありがとうございます」


幸ちゃん、話し方も変わってる。

あ。
滝君と若が。
着いたみたい!

No.615 2003/09/07(Sun) 21:34

  …ふうん。 / ルー@おひさしぶりです
 

風の匂いが変わった。
涼やかな風、そこからふわりと飛び出していったように感じた、暖かい風。


ほんとに…分かれることが出来たんだ。

杜で一番の木が、「ルー、椿は「椿」になって帰ってくるよ」なんて言ってた。
「明るいあの子が、ちゃんと笑って帰ってくるよ」なんて…言ってた。


だって、幸がいるじゃん。
あの子の中にいるじゃん、椿。


「でもな、ルー。…あの子達は分かれるべきなんだよ」

そっかなあ…椿、幸せそうだったよ?

「それはそうだけどな。…でもあの身体の中に二人が閉じ込められていたのでは、いつか良くないことが起こってしまうのだよ」

…ふうん。
でもさ、あの身体を二つに分ける方法なんてあるの?それともどっちか一つは、ここに戻ってくるの?


「そのへんは、…アイツがなんとかするんだろ」

ああ、…ナマモノか。
アイツなら何とかしてくれるんだろうね。きっと。

No.616 2003/09/07(Sun) 22:00

  か、活発なのはどっちだ?(幸か???) / 滝茸幸@だ、大丈夫ですか……?
 

「幸、大丈夫?」
 うん。もう平気。
「本当に? どこも怪我、してないのか?」
 そんなに心配しなくても、大丈夫だよ?


萩之介お父さんと、日吉お父さんが来てくれて。
何だかすごく、心配してくれたみたい。
すごく、嬉しかった。


「ごめんねーvウチの子が心配掛けちゃってー」
「……ウチの子?」
「そうv若と俺の子ーvv」
「!!!!!」


あ。
みんな、目が点……


「お前ら……まだ学生だろう!? それを、子供など……!!」
「……手塚さん。俺はもっと、他に突っ込むべきところがあると思うっス」
「へー。言われてみれば少し滝くんに似てるかもねーv」
「ふふvそうやって、どさくさに紛れて顔近づけないでくれるかなーvv」


な、何だか、いきなり騒がしくなった……?


って。
あ、あれ?



「ん? そういえば、いちは?」
『イチ!?』
「さっきまで、そこにいただろ?」
「そういえば……」
「俺たちが来てすぐ、どっか行っちゃったよ。まったく神尾、よく見ておきなよねー」
「あのな……」


 イチ……
「幸。イチ、って……」
 うん。イチ、だった。あの人は絶対……イチだった。



どこ、行っちゃったんだろう?

No.617 2003/09/07(Sun) 22:42

  今度こそ。 / 滝茸幸
 

あたりは真っ暗になって。
それでも、彼を見つけることは、できた。


変わってない。
中身が、何にも。
やさしくてあたたかな、あのときのままの魂のカタチ。


 ―――イチ、
「……」


ゆっくり、振り向いた顔。
あのときと変わらない、そのままの、顔。
そのまんまの、表情。


「幸、」
 うん。
「さっき、倒れたから、びっくりして……」
 うん。ごめんね?
「俺、幸のこと、傷つけたから……幸、俺に逢いたくなかったのかもしれない、って思って……」
 違う。すごく、すごく……逢いたかった……


逢いたかった。
ほんとに。ずっと、ずっと。
逢って、……謝りたくて。


 ごめんね。
「……何で謝るの?」
 あたしのせいで……イチが死んだから……
「幸のせいじゃないよ?」
 ……ごめんね。


あのとき逃げなければ……イチは死なないで済んだのに。あたしが、彼の手を取ったから……だから………

「でも、俺があそこで死ななかったら、もう二度と、逢うことは出来なかったかもしれない」
 ……。
「幸。俺は後悔してないよ? 幸のこと、連れ出したこと……逃げ切れずに死んじゃったことは、すっごく後悔したけど」
 ごめ……っ。
「だから、幸のせいじゃないってば。――それに、俺は今、それでよかったかもしれない、って思ってる。だって、」


だって。
少し言いよどんで、彼は笑った。


「だって、今度こそ、幸せになれるだろ?」

お前のその、名前と同じに。

やさしい声で言われて。


涙が、溢れた。

No.618 2003/09/07(Sun) 23:58

  教師は準備に余念がない。 / 蜜屋文子@うわぁん(感涙)!!
 

何してるの?
「きっと、編入書類が必要になるだろうと思ってな」
そうかもね。きっと、滝君と若が貰いに来るね。
「……だと、いいがな」
なんで?
「椿が杜に帰るかもしれないだろう……?」
両方の可能性、あるのかぁ……。


「何かゲキ、落ち着かないな」

お。
宍鳳だ。


「そうですね……どうしたんだろ……?」

鳳君は、もう目を擦っています。眠いよね―?

「部屋に入れるか。吠え出したらたまんねぇ」
「そうしましょ……」
「寝てていいぞ。連れてくっから」
「はい……でも……宍戸さんの隣は俺……」
「わかってる。ゲキは床にシーツ敷くって」
「よか……た……」


くう、と、寝入っちゃった鳳君に、チュって!

「可愛いヤツ……」

キミら、ふたりとも可愛いから!

No.619 2003/09/08(Mon) 00:09

  追跡終了。〜幸せに〜 / 滝茸幸
 

イチに送ってもらって、家に帰った。
泣いてしまったあたしを、宥めてくれて。
それから、ゆっくり、今までのことを話してくれて。


イチは、今、不動峰中学校に通ってるんだって。シングルス3の、レギュラー。
名前は、まこと、って言うんだって。
一って書いて、まこと。
初めてその名前を見た神尾さんが、


「へぇ? お前、いち、って言うの?」

と言い出してから、いち、って呼ばれるようになったみたい。(始めからまこと、って読めた人はいなかったみたいなんだけど)
少し前にやっと昔のことを思い出したあたしと違って、イチはずっと、あたしのことを覚えてたんだって。
何だか、それを聞いて申し訳ない気分になった。


話をしてるうちに家について。
玄関で別れた。また、逢う約束をして。


「幸。お帰りなさい」

にっこりして、先に帰ってた萩之介お父さんが出迎えてくれる。ただいま、って言ったら、また、やさしい顔で笑われた。

 ?
「良かったね、逢えて」
 ぁ、
「イチに逢えて、良かったね」
 うん。


やさしく、頭を撫でてくれる。それから、こっちおいで、って言われて。
そして、通された部屋では。
女の子が一人、寝てた。


「この子が、『椿』」
 ……椿。
「ずっと、幸のこと、守ってくれてたんでしょ?」
 ……うん。


椿……は、まだ身体が不安定みたいで、ときどき、陽炎みたいにゆらゆら、揺れてた。

 早く、起きてくれないかな。
「うん。そうだね」
 たくさん、お話したい。それから、ありがとう、って言わないと……
「うん」
 ……お父さん。
「んー?」
 あたし、幸せになって、いいんだよね?
「誰だって、幸せになるために、生きてるんだよ?」
 うん。


幸せに、なる。
この名前と、同じように。


幸。

お母さんが、願ってくれた。
その想いを、やっと叶えられる。
そう、思った。

No.620 2003/09/08(Mon) 00:22

  深夜ログ / 蜜屋文子@終っちゃっていいの!?
 

色々色々考えて、教師はお風呂に行きました。
えい、滝君にチャンネル……会わないんだよ……!


「なぁ、侑士」
「ん―? なんや?」


忍岳夫妻……!

「子供、欲しい?」
「なんや、やぶからぼうに」
「なんかさ。滝と日吉、いいなって」


がっくん。

「きっかけはどうあれ、親も認めて子供がいるじゃん」
「そうやな」
「仲良しじゃん」
「そうやな」
「いいなって、思ったんだ」
「そっか……」


忍足君、布団の中で、がっくんを抱き締めて。

「俺は別に子供はええよ?」
「侑士……」
「岳人を好きになってから、今までずうっとふたりでおったやん」
「……うん。それが一生変わらんっちゅうのも、大変な努力や思うで?」
「うん……」
「俺は育児より、岳人を好きっちゅう方にその努力を向けたいんやけど、あかん?」
「侑士ぃ……」
「好きやで。岳人」
「俺も、俺も好き!」
「俺らの間では、好きは俺らだけのモンにしとこ」
「うん……!」


忍足君、男前やで……!!

「今日は、大人しく寝よな?」
「い、いいの?」
「ん? たまにはゆっくり寝ようや」
「うん……」


忍足君の腕枕で、まどろみに落ちて行くがっくん。

「おやすみ、がっくん」
「おやすみ……ゆうし……」


おやすみなさい。
「寝るのか?」
一緒に寝ようよ。
その前に、名前を呼んで。


そしたら、お仕事やめますよ。

「……ベッドの上でな」

おやすみなさい。

No.621 2003/09/08(Mon) 00:30