星落秋風五丈原(宍戸と鳳)



   祁(き)山悲秋の風更けて
   陣雲暗し五丈原、
   零露の文は繁くして
   草枯れ馬は肥ゆれども
   蜀軍の旗光無く
   鼓角の音も今しづか。


   丞相病篤(あつ)かりき。
 
 
        (中略)


   高き尊き、たぐいなき
   「悲運」を君よ天に謝せ、
   青史の照らし見るところ
   管仲(かんちゅう)
   楽毅(がっき)
   たそや彼れ、
   伊呂の伯仲眺むれば
   「万古の霄(そら)の一羽毛」
   千仭翔くるの影、
   草廬にありて龍と臥し
   四海に出でゝ龍と飛ぶ
   千載の末今も尚
   名はかんばしき諸葛












文章提供:卯月にゃお様
ありがとうございます!