走れ、映画よ!    2004  (1979〜 )                           
  70年代後半の気まぐれ映画記録          ブッシュ ピース ジュンイチロウ

走れ、映画よ!
  73  74  75  76  77
走れ、映画よ!  2000 (1977〜1978)  入口
走れ、映画よ!  2001 (1978〜1979)  入口
走れ、映画よ!  2002 (1979〜    )  入口
走れ、映画よ!  2003 (1979〜    )  入口



47) 地震、台風、戦争と、今年は「過去00年来の……」という表現が横行するほどの派手な展開を見せて居るかのような感じがしないでも無いのだが、良く考えてみれば、地味な部分では良くて現状維持、悪く言えば全般的に退行現象がみられるのではないでしょうか。それは、目立つ部分と地味な部分の落差が大きいという事で、ある面もうヤケッパチ。それは映画も同様で、下手な鉄砲、数打ちゃ当たるというわけではないのでしょうが、公開される新作も見る前からうんざりしている今日この頃です。とりあえず、それはそれとして、今回も早速始めましょう。(2004年11月15日)


若妻官能クラブ 絶頂遊戯  (80)  にっかつ
監督  伊藤秀裕  脚本  那須真知子
出演  日向明子  マリア茉莉  宇南山 宏  林 理恵  鶴岡 修  今井 久
(1980.8.23  銀座・地球座)  まあまあというか、こんなものでしょう。話しのスジも解りやすいし、結局、肩も凝らずに軽い気持で見られます。期待するでもなく、期待しないでもなく。本当に普通作でした。
女高生下宿 熟れどき  (80)  現代映像企画/にっかつ
監督  山本晋也  脚本  山田 勉
出演  日野繭子  高原リカ  橘 雪子  堺 勝朗  久保新二  野上正義
(1980.8.23  銀座・地球座)  未亡人下宿から派生したようなハチャメチャコメディ。シリーズらしいのだが、前作は記憶にない。相変わらずの山本演出。やはり面白い。しかし、手慣れすぎているのか、もう一つという感じもする。 
夕陽に赤い俺の顔  (61)  松竹大船
監督  篠田正浩  脚本  寺山修司
出演  岩下志麻  川津祐介  平尾正晃  小坂一也
(1980.9.3  五反田東映シネマ)  久しぶりの旧作。ミュージカル仕立てで、それなりにチャチなんだが、90分タップリ見られる。最近の(当時)つまらない映画よりは断然面白い。
子宝騒動  (35)  松竹蒲田
監督  斎藤寅次郎
出演  小倉 繁  出雲八重子
(1980.10.4  文芸坐)  ナマの弁士がついての上映。それにしても、凄い。なにがなんでも名作中の名作ではないだろうか。ギャグなんかも半端ではない。ただただ凄い映画だ。
歌くらべ荒神山  (52)  新東宝
監督  斎藤寅次郎  脚本  八住利雄
出演  広沢虎造  柳家金語楼  田端義夫  高田浩吉 川田晴久  関 千恵子
(1980.10.4  文芸坐)  虎造の浪曲や面白いシーンが満載の一本。出来は悪くないのだが、多分普通作だろう。
浮かれ狐千本桜  (54)  新東宝
監督  斎藤寅次郎  脚本  八住利雄
出演  伴 淳三郎  益田キートン  柳家金語楼  花菱アチャコ  古川禄波
(1980.10.4  文芸坐)  伴 淳三郎がスゴイという事を発見。このオールナイトの中では一番の傑作。馬鹿馬鹿しくも面白い。とにかく、面白い。
腰抜け伊達騒動  (52)  松竹
監督  斎藤寅次郎  
出演  高田浩吉  伴 淳三郎  市川小太夫  堺 駿二  鮎川十糸子
(1980.10.4  文芸坐)  所々に面白いギャグはあるのだが、これはもう一つ面白くなかった。フィルム状態、最悪。
ハワイ珍道中  (54)  新東宝
監督  斎藤寅次郎  脚本  八住利雄
出演  花菱アチャコ  益田喜頓  田端義夫  伴 淳三郎  江利チエミ  堺 駿二
(1980.10.4  文芸坐)  これはつまらなかった。カラー作品だが、新東宝のマークのみ印象に残る。ハワイと言えど、ハワイロケ無し。
明け行く空  (29)  松竹蒲田
監督  斎藤寅次郎
出演  川田芳子  高尾光子
(1980.10.11  文芸坐)  新派悲劇。疲れると思いきや、とても面白く、テンポもあるので一気に見られた。馬のシーンなどは、とにかく唖然。
続・向う三軒両隣り 第四話 恋の三毛猫  (50)  新東宝
監督  斎藤寅次郎  脚本  八住利雄  成沢昌茂
出演  柳家金語楼  飯田蝶子  川津清三郎  江川宇礼雄
(1980.10.11  文芸坐)  ラジオ・ドラマの映画化。当然の事だが、その当時の時代がそこにある。ギャグもあちこちに散りばめられていて、小品ながらも楽しい作品。


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46) 世間ではもう梅雨明けの声が上がっていますが、今年は何か、梅雨と台風がひょっとして合併したのではと思われるような天気模様です。このまま夏に突入か?。今年も「8月の濡れた砂」「NAGISA なぎさ」の季節がやってきました。もう何年もこの時期に必ず見ている作品です。この作品が無ければ「あたしの夏」は、始まりません。この作品を見ることによって、「あたしの夏は、明日も続く」のです。それでは、今回も宜しくお付き合いの程。(2004年7月7日)


暴行儀式  (80) にっかつ
監督  根岸吉太郎  脚本  荒井晴彦
出演  紗貴めぐみ  麻吹淳子  水島美奈子  幸田ちあき  佐瀬陽一  石田 純
(1980.5.12 堀切文映)  かなりワイルド、自由な作品。もう一つ上手くいけば青春映画の傑作になっていたのではないだろうか?。一寸微妙な所だが、何かがほんの少しだけ足りない。微妙な作品だ。
赤い暴行  (80)  にっかつ
監督  曽根中生  脚本  佐治 乾
出演  紗貴めぐみ(新人)  山科ゆり  岡本ひろみ  芽樹あやこ  深水龍作  デビル
(1980.5.12  堀切文映)  ロックバンドのメンバーのそれぞれの青春を見せきっているのだが、なんとなくジリ貧で、そのくせ悪くなかったり、青春とはそんなものかも知れない。それなりの時期、それなりの時代。その雰囲気がなかなか心地良い。
節子の告白  私を抱いて!  (80)  現代映画企画/にっかつ
監督・脚本  高橋伴明
出演  青木奈美  朝霧友香  国分二郎  市村 譲  下元史郎
(1980.5.19  松戸京葉)  久しぶりにドキッとする名セリフ、「女はラストシーンで決まるものヨ」。映画も、「ラストシーンで決まるもの」かも知れない。これは一寸注目の作品でした。
17才  色化粧  (80)  東映セントラルフィルム
監督  稲尾 実  脚本  荻西太郎
出演  高島亜美  豪田路世留  久保新二
(1980.7.4  銀座・地球座)  一ヶ月半ぶりの作品はやはりピンク。ロードショウ作品よりも何となく安心してみれます。ストーリーは処女喪失ものだが、パワーあり。
濡れた唇 しなやかに熱く  (80)  幻児プロ/ミリオンフィルム
監督  中村幻児
出演  小川 恵  豪田路世留  笹木ルミ  市村 譲  武藤樹一郎
(1980.7.4  銀座・地球座)  久しぶりの幻児+恵作品。数年の間に中村幻児は上手くなった。小川恵もうまくなったが少し老けた。それがまたいい味を出している。ベタな思い入れは薄くなったが、その分、余裕というか、安心して見られる傑作になった。
宇能鴻一郎の ホテルメイド日記  (80)  にっかつ
監督  白鳥信一  脚本  中野顕彰
出演  三崎奈美  江崎和代  麻吹淳子  小川亜佐美  志麻いづみ  金田明夫
(1980.7.19  十条・銀杏座)  まあまあの出来ではあるが、ちょっと軽い作品。一皮むけば、純愛物だったりして。プログラム・ピクチャー、三本立ての一作品。悪くないです。
女子大生の告白  赤い誘惑者  (80)  にっかつ
監督  加藤 彰  脚本  紀ノ山涼子
出演  紀ノ山涼子  朝霧友香  山口美也子  丘なおみ  佐竹一男  大河内稔
(1980.7.19  十条・銀杏座)  紀ノ山をすけべに撮っているのが良い。女子大生が商売になるのは、セックスシーンのみ。よけいな理屈はいらない。ストーリーは良くわからないのだが、けっしてつまらなくはない。一寸感覚的な作品かもしれない。
主婦の体験レポート  わいせつな肌  (80)  現代映像企画/にっかつ
監督  渡辺 護  脚本  小水一男
出演  青野梨魔  杉 佳代子  国分二郎  楯山拳一郎
(1980.7.19  十条・銀杏座)  コメデイでスワッピングの話。三本立てプログラムの一本。実に普通の作品。これはこれでOK。
白く濡れた夏  (79)  にっかつ
監督  加藤 彰  脚本  金子成人
出演  池波志乃  石井雪江(新人)  小川亜佐美  長谷川明男  南条弘二
(1980.8.20  新宿西口パレス)  去年(79)の夏のロマンポルノ大作。波はきれいだったが、もうひとつピリッとしない。大作ゆえに大造りの感じがしてしまう。あくまでもそれなりです。
白衣縄地獄  (80)  にっかつ
監督  西村昭五郎  脚本  浦戸 宏
出演  麻吹淳子  岡本 麗  橘 雪子  朝霧友香  林 ゆたか  中丸 信
(1980.8.21  銀座・地球座)  ねちっこく、しつこく、SMパワー炸裂作品だ。サービス精神てんこ盛り。さすが、西村監督作品だ。


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45) 久々の更新です。突然ですが、この所、やたら元気が良いのが韓国映画です。自分も何本かは見ましたが、確かに元気はアルのですが、この程度なら、昔の邦画で充分と思われます。現在の邦画は確かに元気がないかもしれませんが、その邦画を見捨ててきた映画ファンに「日本映画では失われてしまった熱い何かがアル」なんて言われたくないですね。今や時代の先端をも突き抜けて道なき道を迷走する日本映画。映画の終末に向けてその先頭を走り続けているのが、日本映画かもしれません。そういう意味では今も昔も邦画は本当に面白い作品が目じろ押しではないでしょうか?。ハリウッドやカンヌに背を向けて、シネコンからも無視され、更に、流行を追うジプシー派映画ファンからも軽蔑され、映画雑誌を片手に映画を見るコアな映画ファンからもシカトされ、世界の終末が訪れようと、それでも凛としてそこにあり続ける。それこそ、日本映画の日本映画らしさではないでしょうか?。ひょっとすると、日本映画は今、本当に面白い所に到達しているのかもしれません。最も、それを探し出すだけのパワーがぼくらにアルかどうかの問題ですが……。その為には何をしなくてはいけないのか?。多分、ヨン様に浮かれている暇はありません。映画雑誌なんか読んでいる場合じゃありません。
 そんなこんなで、どうでも良いのですが、「走れ、映画よ!」 久々にお付き合いの程、宜しくお願いします。(2004年6月5日)


宇能鴻一郎の 濡れて悶える  (80)  にっかつ
監督  西村昭五郎  脚本  大工原正泰
出演  原 悦子  志麻いづみ  坂本長利  マリア茉莉  小川亜佐美  浅見小四郎
(1980.4.7  銀座・地球座) ストーリーは普通の感じだが、コミカルな味付けが良い。今回は充分、楽しめた。原 悦子が、にっかつ出演作品の中で、初めて良い感じで輝いていた。
ツィゴイネルワイゼン  (80)  シネマ・プラセット
監督  鈴木清順  脚本  田中陽造
出演  原田芳雄  大谷直子(二役)  大楠道代  真喜志さき子(新人)  藤田敏八  麿 赤児
(1908.4.12  東京タワー特設映画館)  何がなんだか、良く解らないが、これは一体何なんだろう。映像イメージは、とにかく凄い。キツネにつままれたような2時間20分。とても不思議な体験だった。この映画、自分で納得のいくまで何回も見る事になるかも知れない。
おさな妻  (80)  にっかつ
監督  白鳥信一  脚本  鹿水晶子
出演  原 悦子  三崎奈美  山本伸吾  吉行和子  矢崎 滋  桑山正一
(1980.4.21  にっかつ試写室)  80分は一寸長い。山本伸吾のダメ男に尽くす悦ちゃん。何で早く別れられなかったのだろうか?。別れちゃったら映画にナラヌ?。その辺のイライラを最後まで見せられてしまいました。
桃尻娘 プロポーズ大作戦  (80)  にっかつ
監督  小原宏裕  脚本  金子成人  原作  橋本 治
出演  竹田かほり  亜 湖  栗田洋子  谷川みゆき  永島映子  大崎裕子
(1980.4.21  にっかつ試写室)  竹田かほり、亜 湖のコンビは絶好調。他のキャラクターもそれぞれにいい味出していました。個人的にはもっとハチャメチャでもOK。しかし、良い作品になっていました。マル。
遙かなる山の呼び声  (80)  松竹
監督  山田洋次  脚本  朝間義隆  山田洋次
出演  高倉 健  倍賞千恵子  吉岡秀隆  武田鉄矢  ハナ肇  木の葉のこ
(1980.4.25  銀座松竹)  山田監督は、さすがに上手い。これはこれで傑作ですが、しかし、こんな善人ばかりの世界なんて、味も素っ気もあったもんじゃないかも。
翔べ イカロスの翼  (80)  翼プロダクション
監督  森川時久  脚本  松山善三
出演  さだまさし  ハナ肇  倍賞美津子  原田美枝子  尾藤イサオ  ヨネヤマママコ
(1980.4.28  板橋劇場)  本当は泣ける話なんだけど、さだまさしの軽薄さでもう一つ泣けなかった。映画の出来は悪くないが、題材はあまり好きにはなれなかった。
五番町夕霧楼  (80)  松竹
監督  山根成之  脚本  中島丈博  原作  水上 勉
出演  松坂慶子  風吹ジュン  奈良岡朋子  奥田英二  浜 木綿子  佐分利 信
(1980。4.30  銀座松竹)  2時間10分の大作。最初の頃のテンポの良さも長いので最後までは続かない。松坂慶子の魅力は凄いのだが、所詮ラブシーンに尽きるのでは?。2つの原作をまとめたらしいのだが、それゆえに失敗?。
修道女 黒衣の中のうずき  (80)  にっかつ
監督  白井神明  脚本  伊藤秀裕  松本 功
出演  鹿沼えり  石井雪江  三崎奈美  赤木理恵  山科ゆり  古尾谷雅人
(1980.4.30  銀座・地球座)  にっかつの修道女物はもう何本になったのだろうか?。しかし、今回もあまり面白く無かった。一体どうしたら、面白くなるのだろうか?。そう言えば、このシリーズに主演した女優は引退する事が多いけれど、鹿沼えりも、この所、作品ないですね。
レイプハンター 狙われた女  (80)  にっかつ
監督  沢田幸広  脚本  斉藤信幸  東 史朗
出演  岡本ひろみ  渡辺とく子  木瓜みらい  林 ゆたか  鶴岡 修  草薙良一
(1980.4.30  銀座・地球座)  まるで東映セントラルフィルムの作品のようなアクション作品。久々にバイオレンスたっぷりのロマンポルノでした。ラブ・シーンも見応えあり。
暴行制服3人組  (79)  新東宝興業
監督・脚本  梅沢 薫
出演  青木奈美  東 佑里子  浜崎マヤ
(1980.5.12  堀切文映)  久々のピンク映画。キャンプに行った女の子達の一夏の体験。手堅い作りでアキさせない。


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44) この2年ばかり、足踏み状態で、ずーっと気にはしていたのだけれど、遂先日、PCが常時接続可能となったため、多少の時間が空きそうです。その、勢いを追い風に、久々の復活です。(2004年3月19日)


夢一族 ザ・らいばる  (79)  東映京都
監督  久世光彦(映画第一作)  脚本  田中陽造
出演  森繁久弥  内田裕也  伊東四朗  郷 ひろみ  岸本加世子  成田三樹夫
(1979.12.24  池袋東映)  添え物作品としては充分楽しめました。ストーリーと関係ない所で、結構ウケていたのだけど、出来れば、ストーリーがもう少し、解るともっと面白かったのでは。チラリと岸本加世子のヌード有り。内田裕也が好調な演技。
トラック野郎  故郷特急便  (79)  東映東京
監督  鈴木則文  脚本  中島丈博  松島利昭
出演  菅原文太  愛川欽也  石川さゆり  森下愛子  原田大二郎  山城新吾
(1979.12.24  池袋東映)  前回は見逃したので、今回は一年振りのトラック野郎です。このシリーズ、男はつらいよに比べて、下品な所がより、爆発的な笑いをさそいます。今回も石川さゆりといい、森下愛子といい、良い絡み方をしています。
関白宣言  (79)  東宝
監督  松林宗恵  脚本
出演  さだ繁理  財津一郎  丹波義隆  名取裕子  田中邦衛  新井康弘
(1979.12.25  池袋・日勝文化)  さだまさし=田辺一鶴、田中邦衛=セントルイス?。東宝サラリーマン映画の流れの中の、それなりにハッピーな映画なのですが、なんか、自分は好きになれません。
天使を誘惑  (79)  ホリ企画制作/東宝
監督  藤田敏八  脚本  藤田敏八  小林竜雄
出演  山口百恵  三浦友和  火野正平  中島ゆたか  神崎 愛  蟹江敬三
(1979.12.25  池袋・日勝文化)  藤田監督にしてはかなりオーソドックスな感じがしないでもない。山口百恵&三浦友和、最高に輝いています。全く、スクリーンがキラめいています。山口百恵、最高の女優になりましたね。
戦国自衛隊  (79)  角川春樹事務所/東宝
監督  斉藤光正  脚本  鎌田敏夫  原作  半村 良
出演  千葉真一  江藤 潤  岡田奈々  夏木 勲  三浦洋一  小野みゆき
(1980.1.24  有楽座)  TV映画といってはなんだが、かなり長い駄作を見せられてしまった。自衛隊が自衛隊らしく見えないのだ。基本的なところがそれだから、後はもう……。 原作は面白いのに。
影の軍団 服部半蔵  (80)  東映京都
監督  工藤栄一  脚本  高田宏治  志村正浩  山田隆之
出演  西郷輝彦  緒方 拳  森下愛子  渡瀬恒彦  成田三樹夫  原田エミ
(1980.2.25  新宿東映)  体調が良くなかったのだけれど、2時間10分は、一寸きつかった。アクションとドラマの部分がかなり分離しているような感じがしたのだが、その辺はどうなのだろうか?。
セミドキュメント 若妻監禁  (80)  プロダクション鷹/にっかつ
監督  和泉聖治  脚本  ジョニー徳田
出演 風間舞子
(1980.3.29  板橋名画座)  時間つぶしというか、とにかく三本立ての1本。このような作品は、確かにある。しかし、何と言ったらよいのか、まさにこれが、ピンク映画といえば、ピンク映画らしい、一本ではないのだろうか。本当につまらないです。
新入社員 (秘)OL大奥物語  (80)  にっかつ
監督  白井神明  脚本  佐藤繁子
出演  日向明子  飛鳥裕子  江崎和代  吉沢由起  梓ようこ  汐路 章
(1980.3.29  板橋名画座)  もう少し、盛り上げて欲しい、ピンク・コメディー。可もなく、不可もない。手堅いといえば、手堅い。しかし、それで、いいのか?。
少女娼婦 けものみち  (80)  にっかつ
監督  神代辰巳  脚本  岸田理生  神代辰巳
出演  吉村彩子(新人)  無双 紋  珠 瑠美  内田裕也  水島美奈子  高橋 明
(1980.3.29  板橋名画座)  一年振りに見た神代作品は、本年初頭を飾る傑作だった。無力。無感動を装う迫力は、並大抵の物ではない。しかし、ガッチリ受け止めれば、受けとめただけ、悲しくなるのは、どういう事なのであろうか?。正に、ちょっと耐えられない傑作であった。
谷崎潤一郎原作「痴人の愛」より  ナオミ  (79−80)  東映セントラルフィルム/東映
監督  高林陽一  脚本 今戸栄一  高林陽一
出演  水原ゆう紀  森 愛  光田昌弘  斉藤 真  奈三恭子  平野克巳
(1980.4.3  新宿日活改め新宿東映ホール) いい評判は聞いていなかったので、期待はしていなかったが、それなりにイケる。水原ゆう紀は、赤い教室は出来過ぎだった分、分が悪いが、本来は、こんな物なのだろう。


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  走れ、映画よ!    2003  (1979〜 )                           
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43) イケルと思っていたのですが、結局バタバタして本日に至ってしまいました。何とか時間をみつけてアップしたいと思っています。目指せ年内にもう一度。(2003年12月29日)


42) 今年ももう最後の月になりました。今年はこのHPはほとんど手つかずになってしまい、ました。80年代まで、後僅かの所で、考えもしない足踏みをしてしまいました。さあ、残りわずかです。何とか、お付き合いの程、宜しくお願いします。(2003年12月7日)


処刑遊戯 (79) 東映セントラルフィルム/東映
監督  村川 透  脚本  丸山昇一
出演  松田優作  青木義朗  佐藤 慶  リリィ  森下愛子  
(1979.12.17  池袋東映) シリーズ3本目にして、完璧なハードボイルド作品。最後までムダが無く、(だから、見ていてかなり疲れるのだが…)心地良い。リリィ熱演。優作もこの所、好調のようだ。
ルパン3世 カリオストロの城 (79) 東京ムービー新社/東宝
監督  宮崎 俊  脚本  宮崎 俊  山崎春哉  原作  モンキー・パンチ
声の出演  山田康雄  小林清志  納屋悟郎  増山江威子  井上真樹夫
(1979.12.19  池袋・日勝地下) アニメは所詮、アニメなのでしょうか?。マンガの面白さがあまり感じられなかった。もう少し、ハードボイルドにスカッときめられなかったのでしょうか?。
地獄の蟲  (79) マツダ映画社
監督  山田達雄  脚本  稲垣 浩
出演  田村高廣  沢 竜二  松山省二  宮下順子  伊沢一郎  天方 保
(1979.12.20  有楽町・スバル座)  サイレント、リメイク作品。往年の名作がサイレントで甦った?。サイレントにはサイレントのテンポがあるこを痛感した一本。この時代に作品が完成しただけでも素晴らしい。最も、併映の雄呂血はやはり凄かったが……。


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41) 無理矢理の梅雨明け宣言の後一寸夏らしくなったと思ったら、台風。この後の天気もあまりパッとしないようで、気分はもう秋です。この数ヶ月見た映画もパッとしない感じで、本当に今年はどうなってしまうのでしょうか?。かなりの不安を抱えながら、久しぶりに「走れ、映画よ!」始めましょう。(2003年8月12日)


宇能鴻一郎の女体育教師  (79) にっかつ
督  小原宏裕  脚本 中野顕彰
出演  鹿沼えり  宮井えりな  太田裕子  橘 雪子  木島一郎  夏川大輔
(1979.11.15  銀座・地球座)  あまりエロチックではないが、コメディーとしてはかなり面白い。あきずに見ることが出来ました。しかし、11月。今日はめっきり冷え込んでいた。
団地妻 肉欲の陶酔  (79)  にっかつ
監督  伊藤秀裕(第1回作品)  脚本  中野顕彰
出演  鹿沼えり  朝霧友香  マリア茉莉  梓 ようこ  古尾谷雅人  和田 周
1979.11.16  にっかつ試写室)  開巻冒頭の空の色が抜群に良い。ストーリーは団地妻というより青春物に近い。監督第一作としては、かなり面白く見ることができた。ラストも良かった。
ホール・イン・ラブ 草むらの欲情  (79)  にっかつ
監督  林 功  脚本  宮下教雄
出演  山口美也子  八城夏子  宮井えりな  吉沢由紀  小池雄介  白山英雄  
(1979.11.16  にっかつ試写室)  林監督40本目の作品。ギャンブル・ポルノというか何というか、勝負を賭けるシーンの迫力は悪くない。シナリオの勝利か?。林監督としては楽しめた。
次郎長血笑記 富士見峠の対決  (60)  ニュー東映
監督  工藤栄一  脚本  村松道平
出演  黒川弥太郎  伏見扇太郎  品川隆二  千原しのぶ  花園ひろみ
(1979.11.17  池袋・文芸地下)  冒頭のチャンバラシーンの迫力は凄い。昔のチャンバラ映画だからテンポがのろいのは仕方がないか。しかし、ローアングルの映像は悪くない。
忍者秘帖 梟の城  (63)  東映京都
督  工藤栄一  脚本  池田一朗  原作  司馬遼太郎
出演  大友柳太郎  大木 実  本間千代子  高千穂ひずる  立川さゆり
(1979.11.17  池袋・文芸地下)  司馬遼太郎原作の忍者物。本間千代子の可愛いさに圧倒される。映画は、とにかく面白かったです。
大殺陣  (64)  東映京都
監督  工藤栄一  脚本  池上金男  
出演  里見浩太郎  河原崎長一郎  大木 実  平 幹二郎  大友柳太郎  宗方奈美
(1979.11.19  池袋・文芸地下)  「汚れた武士は、斬る!」手持ちカメラの迫力は凄い。チャンバラシーンの迫力は出色の迫力だった。テンポに良い展開に圧倒された。白黒の画面も味があった。
レイプ・ハリケーン  裂く!  (79)  にっかつ
監督  白井伸明  脚本  宮下教雄
出演  石井雪江  山科ゆり  高橋麗美  北見敏之  三上 寛  赤木理恵
(1979.12.4  銀座・地球座) 三バカトリオVS女ザギ師のお話。 くるくると発展してゆく物語がだんだんと膨らんでくる。結末も悪くない。ただ、テンポがもう一つ。どうにかならなかったのだろうか?。
ズーム・アップ 暴行現場  (79)  にっかつ
監督  小原宏裕  脚本  桂 千穂
出演  宮井えりな  梓 ようこ  吉沢由紀  清水健史  佐竹一男  濱口竜也
(1979.12.7  銀座・地球座)  怪談的であり、オカルト的でもあり、盛りだくさんの内容だ。かなり面白い。
丹下左膳余話 百万両の壺  (35)  日活京都
監督  山中貞雄  脚本  三村伸太郎  原作 林 不忘
出演  大河内伝次郎  沢村国太郎  花井蘭子  新橋喜代三  宗 春太郎
(1979.12.12  池袋・文芸地下)  現存している山中監督の3作品の中の貴重な一本。全体的に軽い喜劇タッチの作品。その中にもペーソスがあり、テンポも良い。スケールの無さを逆手にとったという事か?。飄々とした大河内伝次郎が素敵でした。
河内山宗俊  (36)  日活太秦
監督  山中貞雄  脚本  三村伸太郎
出演  河原埼長十郎  中村翫鵜右衛門  原 節子  高津愛子
(1979.12.12  池袋・文芸地下)  フィルム状態は、余り良くなかった。しかし、面白すぎる程面白い。雪降るシーンがとても良い。物語も良い。飄々とした雰囲気が全体に流れていて、何とも言えない雰囲気を醸し出している。本当に凄い。


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40) 4ヶ月程ブランクが開いてしまいましたが、再び再開となります。この間、一見いろいろな事が衝撃的に動いているかのように見えますが、良く見てみると物事、そんなには動いていないような感じがします。と、いうよりは、これ以上バタバタ動きたくないという気持ち。何が起ころうといつも平常心で痛いものです。ラヴ&ピース。そして、パワー・トゥ・ザ・ピープル(ジョン・レノン)。さて、「はしれ、映画よ!」再開です。(2003年4月18日)


愛と死をみつめて  (64)  日活
監督  斎藤武市  脚本  八木保太郎
出演  吉永小百合  浜田光夫  笠 智衆  内藤武敏  宇野重吉  ミヤコ蝶々  
(1979.10.19  池袋・文芸地下)  涙涙の感動で昔、大ヒットの作品。15年も前の話なので、演出、テンポなどがもう一つ合わない。苦しくても明るい吉永小百合はとてもステキなのだが……。
甦る金狼  (79)  角川春樹事務所/東映
監督  村川 透  脚本  永原秀一  原作  大藪春彦
出演  松田優作  風吹ジュン  成田三樹夫  千葉真一  佐藤 慶  岩城滉一
(1979.10.23  池袋東映)  2時間12分は長すぎないか?。松田優作、大健闘。音楽も良い。100分ぐらいならもっと締まった映画になったと思うのだが、一寸残念。
配達されない三通の手紙  (79)  松竹
監督  野村芳太郎  脚本  新藤兼人  原作  エラリー・クィーン
出演  佐分利 信  栗原小巻  竹下景子  神崎 愛  小川真由美  松坂慶子  片岡孝夫
(1979.10.29  銀座・松竹)  この所の松竹作品はもう一つパンチ力は感じられないが、良い作品が多いように思う。この作品もそれなりにまとまった良い作品。松坂慶子、好演。栗原小巻と竹下景子は何故かブスに撮れています。
堕靡泥の星  美少女狩り  (79)  にっかつ
監督  鈴木則文  脚本  大和屋 竺  原作  佐藤まさあき
出演  池乃ひろみ(新人)  小川亜佐美  飛鳥裕子  八城夏子  名和 宏  
(1079.10.30  池袋・日活名画座)  大和屋シナリオも鈴木演出も小気味良く一気に鑑賞。この手(劇画原作)の作品にしては一寸重い感じもするが、それは気のせいか。
東京エロス千夜一夜  (79)  にっかつ
監督  西村昭五郎  脚本  大工原正泰
出演  志麻いづみ  宮井えりな  芽樹あやこ(新人)  小松方正  安達清達
(1979.10.30  池袋・日活名画座)  荒唐無稽は良いんだけれど、その飛躍が一つ、二つ足りないような感じがする。ハーレムのシーンはそれなりに良いと思うのだが、やるならば徹底的にハチャメチャでも良かったのではないだろうか?。
太陽を盗んだ男  (79)  キティ・フイルム・コーポレーション/東宝
監督  長谷川和彦  脚本  長谷川和彦  レナード・シュレイダー
出演  沢田研二  菅原文太  池上季実子  伊藤雄之助  北村和夫  神山 繁
(1979.11.1  千代田劇場)  上出来。2時間30分の長尺なので、後半一寸中だるみするが、前半の原爆作成から、1,2の要求まで一気に見せきった。沢田研二が考えられない程の名演技。見事なスマッシュ・ヒット、いや、2ベースかな。
宇能鴻一郎の  あつく湿って  (79)  にっかつ
監督  加藤 彰  脚本  荒井晴彦
出演  水島美奈子  青山恭子  市村 博  榊 淳  田山涼成  影山英俊
(1979.11.5  にっかつ試写室)  水島美奈子は、良くやっていると思うのですが、あまり出来が良くないように思えます。アイディアが悪いのか、喜劇特有の、とっぴょうしもない面白さもありません。
エロス学園  発情時代  (79)  にっかつ
監督  林  功  脚本  内山安雄
出演  鹿沼えり  沢木美伊子  大嶋登美子  飛鳥裕子  鶴岡 修  田辺治郎
(1979.11.5  にっかつ試写室)  女子校生止まりだったロマンポルノに中学生登場。話はかなり面白い。淡々と流れるピアノ曲。林監督作品としては、出色の出来ではないだろうか。
明治暗黒街  (65)  東映京都
監督  工藤栄一  脚本  村尾 昭  鈴木則文
出演  松方弘樹  千葉真一  岡崎二郎  月形龍之介  三島ゆり子  小川知子
(1979.11.14  池袋・文芸地下)  ジャズというか、トランペットが全編に流れ、ローアングルの映像がビシビシと決まっている。最近では、この手の作品は、ほとんど見かけない。話は普通のヤクザ映画なんだけれど、こういうのは結構スキです。
日本暗黒史  血の抗争  (67)  東映京都
監督  工藤栄一  脚本  佐治 乾
出演  安藤 昇  山城新伍  町田京介  阿部 徹  伴 淳三郎  嵯峨美智子
(1979.11.14  池袋・文芸地下)  悪に満ち溢れたパワー全開の作品。ワイルドな安藤昇に圧倒される。伴淳、好演。形は「仁義なき戦い」に近いかもしれない。傑作の一本。


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  走れ、映画よ!    2002  (1979〜 )                           
  70年代後半の気まぐれ映画記録          ブッシュ ピース ジュンイチロウ


39) さあ、2002年も残り少なくなりました。相変わらずろくなことがありませんが、来年は少しはいい年にしたいものです。とは言っても、全くこの先どうなるかは解りません。毎年、、毎年、やり残してきた事が、少しずつですが重たくのしかかってきている、そんな感じがします。だから、どうした?と言うこともなく、「走れ!映画よ」早速始めましょう。(2002年12月17日)


金田一耕助の冒険  (79)  角川春樹事務所/東映
監督  大林宣彦  脚本  斎藤耕一  中野顕彰  原作  横溝正史
出演  古谷一行  吉田日出子  坂上二郎  田中邦衛  熊谷美由紀  東 千代之介
(1979.8.23  有楽町・スバル座)  久々の軽いタッチの作品。映像はかなり面白いのだが、話、特にセリフがもう一つか。セリフ・ライター、つか・こうへいは何をやったのだろうか?。物語部分のテンポアップが、もう少し欲しかった。 
金語楼の兵隊さん  (56)  新東宝
監督  渡辺邦男  脚本  川内康範
出演  柳家金語楼  丹波哲郎  横山エンタツ  宇治みさ子  藤田 進  花菱アチャコ
(1979.8.26  恵比寿・シネ・プラザ)  恐らく、フィルム・センターでもかからない作品だろう。極々普通の作品なのだが、現在の映画より面白く感じられるのは、どういう事なのだろう?。やはり、金語楼が凄いのか?。
SF西遊記 スター・ジンガー  (79)  松本零士+旭通信社+東映動画/東映
監督  案納正美+蕉木登喜司  脚本  田村多津美
アニメーション作品
(1979.8.27  飯田橋・佳作座)  30分程の中編アニメーション。マンガ祭りの中の1本。これぐらい短ければ、見る方も楽です。でも、どうなんでしょう?。こんなの面白いのでしょうか?。
龍の子太郎  (79)  東映動画/東映
監督・脚本  浦山桐郎  原作  松谷みよ子
アニメーション  声の出演  吉永小百合  加藤淳也  樹木希林  熊倉一雄  北村和夫
(1979.8.27  飯田橋・佳作座)  久しぶりに良い映画を見た。今年のベスト10には入るぐらいの作品。アニメの出来も良い。子供向けの作品だが、久しぶりに泣きました。BGMの音楽もかなりグッドです。
男はつらいよ  翔んでる寅次郎  (79)  松竹
監督  山田洋次  脚本  朝間義隆  山田洋次
出演  渥美 清  桃井かおり  湯原昌幸  倍賞千恵子  布施 明  木暮実千代
(1979.8.28  丸の内松竹)  シリーズも23作になると疲れます。山田洋次のテクニックをもってしても、今回は今一つというところ。今回の桃井かおりの静かな事、全然魅力的ではありませんでした。今回は駄目でした。
少女を襲う!  (79)  新東宝興行
監督・脚本  高橋伴明
出演  島 明海  下元史郎  青山涼子  野上正義
(1979.8.31  銀座・地球座)  ピンクならではのブルー・ストーリー。相変わらずピンク映画は変化無しです。高橋監督は、にっかつ作品よりもかなり良い出来ではないだろうか?。島明海、確か2回目だが、いい女優さんです。
衝動殺人  息子よ  (79)  松竹+TBS/松竹
監督  木下恵介  脚本  砂田量爾  木下恵介  原作  佐藤秀郎
出演  若山富三郎  田中 健  尾藤イサオ  高峰秀子  大竹しのぶ  藤田まこと
(1979.9.28  銀座・松竹)  こういうテーマは好きではないのだが、見応え充分の作品。演出がすざましい。まさに入魂の作品ではないだろうか?。大松竹カラーというか、邦画の底力をみせつけた一本。傑作です。
官能テクニック  唇・舌・指  (79)  電映/にっかつ
監督  渡辺 護  脚本  小水一夫
出演  日野繭子  梨沙ゆり  国分二郎  港 まゆみ
(1979.10.15  池袋日活名画座)  ポルノ三本立は久しぶり。日野繭子も国分二郎も久しぶり。しかし、全然かわっていません。やはり、活力があります。いいですね。
 鬼六  花嫁人形  (79)  にっかつ
監督  藤井克彦  脚本  いどあきお  原作  団 鬼六
出演  倉吉朝子(新人) 宇南山 宏  庄司三郎  志麻いづみ  北川レミ  中原 潤
(1979.10.15  池袋日活名画座)  久しぶりのロマンポルノ。やはりいいですね。大満足です。
Mr ジレンマン  色情狂い  (79)  にっかつ
監督  小沼 勝  脚本  荒井晴彦  原作  笠 太郎
出演  小川亜佐美  日向明子  朝霧友香  梓 ようこ  橘 雪子  柄本 明
(1979.10.15  池袋日活名画座)  これはもっと面白くなるはずの作品です。女優総出演の感もある、それなりにロマンポルノ作品の中では異色の作品ではあるが、意外と東京乾電池のメンバーがはまっていなかったように思われます。かなり勿体ない作品でした。


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38) この所、「映画」どころではない日々が続いています。この半年の間にいろいろな事が続けざまに起こっています。果たしてこの先、どうなって行くのでしょうか?。少しだけ、ディランの「風に吹かれて」の心境です。ひたひたと大きな嵐が近ずいてくる予感。しかし、それに対する準備は、まだ、何も出来ていない。ただ、じっとして、その嵐が通り過ぎるのを待つだけです。さて、本当に久しぶりのアップです。今回も何も無かったかのように早速始めましょう。(2002年10月25日)


香港クレージー作戦  (63)  東宝
監督  杉江敏男
出演  植木 等  谷 啓  ハナ 肇  安田 伸
(1979.5.19  テアトル池袋) TVで2度程見ているが、やはり面白い。東宝クレージー映画、初期のパワー満載という所でしょうか?。楽器のシーンが多いのもうれしい。
さらば映画の友よ インディアン・サマー(79)  キティ・フイルム/ヘラルド
監督・脚本 原田真人
出演 川谷拓三 浅野温子 山口美也子 重田尚彦 室田日出男
(1979.5.30  丸の内東映パラス) 多少の 期待は裏切られた。これは金を払って見る映画ではない。私映画とでも言うのか。しかし、その捉え方も又実に甘い。68年はサトウガシ?。画面には何もない。今年のワースト・ワン候補となりました。

 この映画は、「走れ!映画よ」を始めるきっかけになった作品です。「ニューシネマ・パラダイス」や「アメリカの夜」「キネマの天地」の様に大体映画を題材に扱った映画はそれなりに面白いものが多いのですが、この作品は最低でした。この映画は、ある面、映画ファンを題材にした映画なのですが、主人公の映画狂(川谷拓三=悲しい程の大熱演)の描き方があまりにも薄いものに感じられ、とても腹立たしく劇場を後にしました。人は何故映画を見るのか?。そこに何があるのか、ないのか?。それは、今でも解りません。しかし、この映画の様な薄っぺらな事ではないと思います。ここにもう一度、第一回のコメントを採録しておきます。

1)2000年3月、
原田真人監督作品「金融腐食列島(呪縛)」が東映ビデオからリリースされた。キネマ旬報を始め、各映画賞にノミネートされる程の話題作。劇場の入りも良く、私が劇場へ足を運んだ日は平日の初回にもかかわらず、客席は約8割の観客で埋まっていた。原田監督の評判は聞いていた。「KAMIKAZE TAXI」(95年)、「バウンスkoGALS」(97年)。しかし、見る気になれなかった。その間に見た「トラブルシューター」(95年)の出来が余りにも非道かったからだ。どんな監督にも作品によってある程度の出来、不出来があるのは解る。しかし、それにしても「トラブルシューター」はピンと来なかった。そんな事もあり、全く期待もせずに見た「金融腐食列島(呪縛)」。テンポと言い、物語の展開と言い、まるで、アメリカ映画を見ている様に、あっ、という間の2時間。実に見事な作品でした。宇宙人の出ないアメリカ映画、銃撃戦の無いアメリカ映画。そう言う意味では、これは正しく、現代の日本映画なのでしょう。ヒーローは悪人でもヒーロー。悪人は善人でも悪人。大岡越前を出す迄もなく、そこに日本的な物はすでに無いと言う事なのでしょう。不況に喘ぐ現在の日本。警官の不手際、官僚の不正、ずさんな銀行。知ってか知らずか、その根幹に目を瞑って初めて成り立つストーリー。思い起こせば原田監督のデビュー作「さらば映画の友よ/インディアン・サマー」(79年)。映画ファンを題材にしたこの作品。主役の熱狂的映画ファンを演じるは川谷拓三。彼は映画を見るために映画館と映画館の間を走る、走る、猛スピードで走る。川谷拓三が熱演すればする程、主役がバカに見えてきて、拓ぼんが可哀想だった。主人公に対する愛情が、どれだけ監督にあったのか?。考えて見れば、原田監督に対する不幸な出会いが此処から始まっているのだ。
女番長  玉突き遊び  (74)  東映京都
監督  関本郁夫  脚本  松本 功
出演  叶 優子  田島晴美  衣麻遼子  菅 貫太郎  白石 襄  金子信雄
(1979.5.31  新橋・第三劇場)  74年と言えば5年前の旧作作品。もう懐かしい顔が多くなっている。しかし、あのころのプログラム・ピクチャーは今、何処へいってしまったのだろうか?。何か、複雑なキモチでした。
地獄 The inferno  (78−79)  東映京都
監督  神代辰巳  脚本  田中陽造
出演  原田美枝子  岸田今日子  石橋蓮司  林 隆三  栗田ひろみ  加藤 嘉
(1979.6.4  テアトル東京)  ロマンポルノの時とは違う重厚な演出。その割には解りやすく、後半は見せ物に徹している感じ。最近ではめずらしい完全娯楽作品ではないだろうか。
藤純子引退記念映画  関東緋桜一家  (72)  東映京都
監督  マキノ雅弘  脚本  笠原和夫
出演  藤 純子  鶴田浩二  菅原文太  高倉 健  若山富三郎  片岡千恵蔵
(1979.6.8  池袋・文芸地下)  大オールスター・キャスト映画。これで最後の藤純子、ラスト・ショー。最後に「皆さんお世話になりました」と言って藤純子が去っ行ってから、任侠映画も、他の映画もおかしくなっていったのかも知れない。
ずべ公番長  夢は夜ひらく  (70)  東映東京
監督  山口和彦  脚本  宮下教雄  山口和彦
出演  宮園純子  橘 ますみ  大信田礼子  賀川雪絵  左 とん平  梅宮辰夫 
(1979.7.5  五反田TOEIシネマ)  今見ると、妙に懐かしい感じ。懐かしいスターが次々に登場。ヤクザ映画パターンそのままのプログラム・ピクチャー。山口監督の演出は手堅い。
高校生番長  棒立てあそび  (70)  大映東京/ダイニチ
監督  岡崎 明(第1回作品)  脚本  須崎勝弥
出演  南美川洋子  八代順子  篠田三郎  八並映子  小野川公三郎
(1979.7.5  五反田TOEIシネマ)  これも懐かしのシネマ。八並映子はピンクに出て、南美川洋子はどうしたのだろう?。この映画を見て、田舎の○○日劇を思い出した。我、学生時代、あの時代でも、こんなモラルは――、思わず唖然でありました。
その後の仁義なき戦い  (79)  東映京都
監督  工藤栄一  脚本  神波史男  松田寛夫  原作  飯干晃一
出演  根津甚八  松崎しげる  松方弘樹  宇崎竜童  原田美枝子  成田三樹夫
(1979.7.21  大塚・鈴本キネマ)  久しぶりにゴツイ映画を見た。前半、原田、根津の出会いは抜群。手持ちの撮影も冴えている。傑作の一本。ただし映写は、トラブルがあって最低の状態。映写技師の下手くそ!。
俺達に墓はない  (79)  東映セントラル・フィルム/東映
監督  澤田幸弘  脚本  田中陽造
出演  松田優作  岩城滉一  高橋 明  竹田かおり  志賀 勝  山谷初男
(1979.7.21  大塚・鈴本キネマ)  小品だが、意外と面白かった。岩城滉一は下手だが、竹田かおりが実に良い。志賀勝と優作の出会いも抜群に良い。日活アクション真青の一本。澤田監督健在というところか。
黄金の犬  (79)  大映/松竹
監督  山根成之  脚本  白坂依志夫  加藤 盟  原作  西村寿行
出演  鶴田浩二  夏木 勲  藤巻 潤  島田陽子  地井武男  森田健作
(1979.8.2  大塚・鈴本キネマ)  体調も悪く、映写状態も悪い。ここの劇場のひどさは、この所目につきます。作品はどうも、妙な面白さはあるものの、二時間は長すぎます。大スター出演の割には平凡。演出も冴えない。


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37) 暑中お見舞い申し上げます。この所熱い日が続いています。何もやる気が起きないのは、陽気のせいだけでしょうか?。毎日毎日ショッキングな事が次から次へと起り、もう一寸ぐらいの事では、驚きもしなくなりました。何となく、不気味な今日この頃です。何となくキモチ悪い日々が続いております。皆様、ご自愛の程を。(2002年7月30日)



美女と液体人間  (58)  東宝
監督  本多猪四郎  脚本
出演  佐原健二  平田昭彦  白川由美
(1979.5.1  池袋・文芸地下) これはあまり面白くありませんでした。何となく散漫というか、もう少し液体人間がどう行動するか考えても良かったのでは?。全然人間らしくないような感じがしました。
十代 恵子の場合  (79)  東映セントラル・フィルム/東映
監督・脚本  内藤 誠  
出演  森下愛子  風間杜夫  玉川伊佐男  三浦洋一  深見 博  絵沢萌子
(1979.5.5  新橋・第三劇場) 内藤監督、好調。小品だがうまくまとまっています。森下、三浦、好演。
総長の首  (79)  東映京都
監督  中島貞夫  脚本  神波史男  中島貞夫
出演  菅原文太  清水健太郎  ジョニー大倉  三浦洋一  小倉一郎  夏 純子
(1079.5.9  新橋・第三劇場)  実録物ではあるが、時代は昭和初期。浅草の風俗描写が秀逸。拡大する組織と若い血の暴走がパワフルに展開する。三浦洋一好演。
凌辱 <こます>  (79)  にっかつ
監督  白井神明  脚本  蘇武道夫
出演  宮井えりな  橘 雪子  日向明子  高橋 明  風戸祐介  井上博一
(1979.5.16  にっかつ試写室)  麻雀ポルノ?。果たしてどんな感じになるのかと期待していたが、勝負のシーンには力が入りました。まぁ、こんな所でしょう。日向明子好演。
高校エロトピア 赤い制服  (79)  にっかつ
監督  白鳥信一  脚本  鹿水晶子  原作  大友克洋
出演  原 悦子  飛鳥裕子  日夏たより  高橋 淳  風戸祐介  藤野弘
(1079.5.16  にっかつ試写室)  高校の映画研究会の話。喜劇仕立ての割には泣かせるシーンアリ。笑いで押し通した方が良かったのでは?。原悦子がブスに撮られていてガッカリ。
黄金のパートナー  (79)  東宝
監督  西村 潔  脚本  長野 洋  原作 西村京太郎
出演  三浦友和  藤 竜也  紺野美沙子  芦田伸介  殿山泰司  佐藤 慶
(1979.5.17  テアトル池袋)  海外ロケのサスペンス・アクション。その割には可もなく不可もない作品。西村監督、藤竜也、三浦友和、無難な所に落ち着いたか。紺野美沙子は期待株。映像は綺麗でした。
乱れからくり  (79)  東宝
監督  児玉 進  脚本  永原秀一  原作  泡坂妻夫
出演  松田優作  篠ひろ子  野際陽子  田中邦衛  沖 雅也  岸田 森  
(1979.5.17  テアトル池袋)  低予算の作品だが、かなり面白い。野際陽子、田中邦衛、怪演。松田優作も悪くない。シナリオも良いのだろうが原作が面白そうだ。
クレージだよ天下無敵  (67)  東宝
監督  坪島 孝  脚本  田波靖男
出演  植木 等  谷 啓  野川由美子  高橋紀子  藤木 悠  犬塚 弘
(1979.5.19  テアトル池袋)  久しぶりのオールナイト鑑賞。徳川無線とトヨトミ電気。東宝18番、サラリーマン喜劇。したたかな面白さ満載で充分笑わせていただきました。
クレージー黄金作戦  (67)  渡辺プロ+東宝/東宝
監督  坪島 孝  脚本  笠原良三  田波靖男
出演  植木 等  谷 啓  ハナ肇  園まり  浜 美枝  ザ・ピーナッツ
(1979.5.19  テアトル池袋)  2時間を越える大作。もう一度見たいと思っていた作品でした。今見てもまあまあ面白いのだが、ラスベガスへ行くまでが長い。話はたんたんと進んでいくのだが、最後の落ちがかなり面白かった。
クレージーの大爆発  (69)  渡辺プロ/東宝
監督  古沢憲吾  脚本  田波靖男
出演  植木 等  谷 啓  ハナ肇  松岡きっこ
(1979.5.19  テアトル池袋)  これは、しょうもない映画でした。ひまつぶしにもなりません。


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36) W杯、ジャパン・ブルーのベスト16入りはとても嬉しいことです。しかし、ジャパン・ブルーが敗戦した次の日からニュースやスポーツ新聞はベッカムの話題ばかり。ベッカムの敗退が決まれば、即、韓国韓国。あっちにフラフラ、こっちにフラフラ。マスコミはいい加減にして欲しいものです。結局そのような話題の盛り上げ方が、世間を良いように転がしているのでしょう。政治も映画もマスコミ手動。そして、渡る世間は「アホ」ばかり。「KT}も「突入せよ」もコマーシャルを見ている限りは皆同じ。結局は時代の中に飲み込まれてしまうのでは?。今、この熱い時だからこそ、ジャパン・ブルーを、「KT}を「突入せよ}をもっと深く考えるべきだと思います。(2002年6月28日)



亡八武士道 さ無頼  (74)  東映京都
監督  原田隆司  脚本  中島貞夫  金子武郎
出演  伊吹吾郎  天津 敏  城 恵美  池 玲子  川谷拓三  沼田曜一
(1979.4.25  新橋第三劇場) 久しぶりの東映B級プログラム・ピクチャー。裸が多く適度に下品なところがなんとも言えない雰囲気をかもしだしている。旗もこらず、楽しく見る事が出来ました。
東京ディープスロート夫人  (75)  東映東京
監督  向井 寛  脚本  鴨井達比古  小平 裕
出演  田中久美  千葉哲也  森 秋子  室田日出夫  南城竜也  茜ゆう子
(1979.4.25  新橋第三劇場)  東映作品にピンクの向井監督登場。なんともハチャメチャな発想で、低予算を逆手にとって楽しませてくれた。なんとも言えない面白さでした。
痴漢 ズロース泥棒  (79)  ユニバース・プロ/にっかつ
監督  稲尾 実  脚本  宗 豊
出演  田島由紀乃  与那城ライラ  長友達也  沢木ミミ  久保新二  港 雄一
(1979.4.26  新橋・日活ロマン)   今回の三本立の中では、これがおもしろかった。「男はつらいよ」シリーズをピンク的にパロってピンク映画の面白さにしてしまっている所はさすが。舞台は田舎。
昼下りの女  挑発!  (79)  にっかつ
監督  斉藤信幸  脚本  桂 千帆
出演  八城夏子  日向明子(新人)  関川慎二  深沢ゆみ(新人)  飛鳥裕子  高橋 明
(1979.4.26  新橋・日活ロマン)  バイオレンス・ジャンルの作品だが、あまり成功していない。話の流れがもう一つ荒いような感じでした。脚本の問題なのか、それとも演出の問題なのか?。
むちむちネオン街  私たべごろ  (79)  にっかつ
監督  中川好久(第一回作品)  脚本  大工原正泰
出演  三崎奈美  林ゆたか  山口美也子  中野リエ  深見 博  影山英俊
(1979.4.26  新橋・日活ロマン)  新人監督が無難にまとめた作品。もう少し冒険してもよかったのでは?。メリハリが足りないので、ダラダラしてしまう。久しぶりの三崎奈美なのに残念だ。山口美也子がとても綺麗でした。
もっとしなやかに、もっとしたたかに  (79)  にっかつ
監督  藤田敏八  脚本  小林竜雄(第4回城戸賞佳作)
出演  森下愛子  高沢順子  真木洋子  奥田英二  風間杜夫  河原崎長一郎
(1979.4.27  にっかつ試写室)  何故成人指定なのか今一解らない。今や青春映画の大家、藤田敏八監督作品。今回も新鮮さはないが、手堅くまとめてかなりの共感がありました。
桃尻娘  ラブ・アタック  (79)  にっかつ
監督  尾原宏裕  脚本  金子成人  原作  橋本 治
出演  竹田かほり  栗田洋子  亜 湖  原 悦子  山下洵一郎  小松方正
(1979.4.27  にっかつ試写室)  前作よりも2人のコンビが上手く噛み合っている。栗田洋子もハマっている。全編、テンポもあり、笑わせてくれる。しかし、これが何故成人指定なのか?。
復讐するは我にあり  (79)  今村プロ+松竹/松竹
監督  今村昌平  脚本  馬場 当
出演  緒形 拳  三国連太郎  フランキー堺  小川真由美  倍賞美津子  ミヤコ蝶々
(1979.4.28  丸の内松竹)  八年ぶりの今村作品。演出の重厚さは、さすが。しかし、意外とサラッとした感じの仕上がりでりた。見応えのある作品ですが、もう少しドロドロした作品を期待していたのですが……。
マタンゴ  (63)  東宝
監督  本多猪四郎  脚本  木村 武  原作  星 新一  福島正美
出演  久保 明  水野久実  土屋嘉男  矢代美紀
(1979.5.1  池袋・文芸地下)  子供の頃夢にまで出てきた作品ですが、以外とたいした事無く、チョットがっかりしました。しかし、それなりに面白い作品でした。今の映画に比べて、少しおとなしいのかもしれません。
妖星ゴラス  (62)  東宝
監督  本多猪四郎  脚本  木村 武
出演  池部 良  田崎 潤  志村 喬  白川由美  佐々木孝丸
(1979.5.1  池袋・文芸地下)  今見ると、特撮はご愛敬なのかもしれないが、話の良さで、ハラハラドキドキ、かなりもりあがった。SFマンガなどではよくあるストーリーだが、充分面白かった。


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35) いよいよ、サッカーW杯直前となりました。新聞、TV、ラジオなど、かなり盛り上がってきております。恐らく、没落日本の、これが最後の国際的行事となる事でしょう。ここは1ヶ月間、「踊らにゃ損」でしょう。しかし、その裏に隠れて、色々な事が決まりそうです。祭りの後、とんでもない事になっていなければいいのですが……。(2002年5月22日)



泉大八の 女子大生の金曜日 (79)  にっかつ
監督 小沼 勝  脚本  那須真知子
出演  水島美奈子  川島めぐ  遠藤征慈  深沢ゆみ  あきじゅん  藤 眞琴
(1979.4.5  新橋日活ロマン)  「幸福の黄色いハンカチ」のパロデイが部分的に出てきて、一寸面食らう。音楽も「無頼」シリーズのBGMが流れたり、セットもヤクザ映画風だったりして。それなりに楽しめました。
藤十郎の恋  (38)  東宝東京
監督  山本嘉次郎  脚本  三村伸太郎  原作  菊池 寛
出演  長谷川一夫  藤原釜足  汐見 洋  入江たか子  滝沢 修  小杉義男
(1979.4.12  京橋・フィルムセンター) 長谷川一夫東宝移籍、第一作。当時の大ヒット映画。前半は一寸だれ気味だが、後半はかなり盛り上がった。やはり、ストーリーが面白いのだろう。見ていて力が入りました。
鶴八鶴次郎  (38)  東宝東京
監督・脚本  成瀬巳喜男  原作  川口松太郎 
出演  長谷川一夫  山田五十鈴  藤原釜足  三島雅夫  大川平八郎
(1979.4.13  京橋・フィルムセンター) 芸道物で、昔の寄席の様子が解る。物語、テンポ、演出と全てが素晴らしい。大感動の一作でした。山田五十鈴がとても可愛い。
百蘭の歌 前後篇  (39)  東宝東京
監督  渡邊邦男  脚本  木村千衣男
出演  長谷川一夫  霧立のぼる  李香蘭  山根寿子  藤田 進  悦ちゃん(子役)
(1979.4.16  京橋・フィルムセンター)  フィルム状態、悪い。満映との共作。満州での長期ロケ。戦争高揚映画だ。サービス精神旺盛だが、みていて呆れてしまう所もある。渡辺監督は手堅くまとめているのだろうが、封切り時より、かなり短くなっているのだろう。残っているだけでもラッキーか。
沖縄10年戦争  (78)  東映京都
監督  松尾昭典  脚本  松本 功  大津一郎  志村生浩
出演  松方弘樹  千葉真一  佐藤允  織田あきら  野川由美子  栗田ひろみ
(1979.4.18  新橋・第三劇場)  去年2月公開予定が延期され、6月に公開された作品。松尾昭典の演出が冴えている。ローアングルの構図、音楽の盛り上げ、話のパワー。久々の見応えある作品。
喧嘩道  (79)  東映東京
監督  小平 裕  脚本  小野沢稔彦  小平 裕  原作  笠 太郎
出演  小田島 章  みずのこうさく  伊佐山ひろ子  舟倉たまき  若人あきら  かわいのどか
(1079.4.18  新橋・第三劇場)  かなりムチャクチャな映画だった。ヒットしなかったのも納得。主役が素人なのは仕方ないとしても、脚本がかなりひどい。監督もどうしようもなかったのだろう。
昨日消えた男  (41)  東宝東京
監督  マキノ正博  脚本  小国英雄
出演  長谷川一夫  徳川夢声  江川宇礼雄  山田五十鈴  高峯秀子  川田義雄
(1979.4.23  京橋・フィルムセンター)  正月封切り作品ということだが、軽ろやかなテンポで最後まで楽しく見られた。今、こんなのないなぁ。マキノ監督の「映画渡世」読んでから見ると、妙に納得させられてしまう。正にエンターティンメントでした。 
トルコ110番 悶絶くらげ  (78)  にっかつ
監督  近藤幸彦  脚本  荒井晴彦
出演  原 悦子  片桐夕子  吉沢由起(新人)  藤野 弘  星野暁一  益富信孝
(1979.4.24  銀座・地球座)  ピンク映画ではなく。にっかつ出演としては、原悦子の最高傑作ではないだろうか?。小品だが、しっかりとした出来。脚本の勝利か?。
暴る!  (78)  にっかつ
監督  長谷部安春  脚本  桂 千穂  長谷部安春
出演  八城夏子  岡 尚美  青山涼子  椎谷健治  今井健二  北上忠行
(1979.4.24  銀座・地球座)  唖然。出てくる男が全員、八城夏子を、次から次ぎへと犯す。数年前の「暴行 切り裂きジャック」のパターン?。久々にワイルドな映画だが、一寸疲れた。
家光と彦左  (41)  東宝東京
監督  マキノ正博  脚本  小国英雄
出演  長谷川一夫  黒川弥太郎  古川緑波  桜町弘子  千葉早智子
(1979.4.24  京橋・フィルムセンター)  これも傑作。ツボを心得た演出にはまってしまいました。涙、涙の1本。それにしても「映画渡世」は読み応えのある本です。


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34) 久々の更新です。この2ヶ月、バタバタと時は流れ、考えた以上のスピードで時代が動いているような感じがします。前回書いた、本物、偽物問題は、偽物の勝利で、すでに決着がつき、この所、、どうも異物の排除が始まったようです。誰にとっての異物なのか?。そこはまだ解りませんが、とても恐ろしい時代になりそうな予感がします。
 それでは、久々の「走れ、映画よ!」更新開始です。(2002年4月6日)



緊縛女子学生  (78)   新東宝興業
監督・脚本  高橋伴明
出演  島 明美  日野繭子  北沢万里子  岡 尚美  下元史郎  今泉 洋
(1979.3.14  銀座・地球座) 湖のシーンが美しい。ストーリーも飽きさせず、見ていて、力が入った1時間でした。
女高生(秘)性犯罪  (79)  新東宝興業
監督  東元 薫  脚本  福永二郎
出演  青木奈美  水島夕子  三条まゆみ  市村 譲  深野達夫
(1979.3.15  銀座・地球座)  ピンク映画の水準作はこのあたりかもしれません。それなりに最後まで、見る事ができました。
禁じられた体験  (79)  にっかつ
監督  西村昭五郎  脚本  田中陽造
出演  日向明子  木爪みらい  宮下順子  河西健司  安達清康  友川かづき
(1979.3.15  にっかつ試写室)  別に難解ではないのだが、ちょっと変わった感じの映画。新しい青春映画、登場の予感?。
肉の標的・奪う!  (79)  にっかつ
監督  沢田幸弘  脚本  永原秀一
出演  鹿沼えり  飛鳥裕子  志麻いづみ  小川亜佐美  吉沢由起  志賀圭二郎
(1979.3.15  にっかつ試写室)  切り裂きジャックの変形パターン。この手はラストがどうなるのかが問題。ラストのユーモアが面白い。前半、中盤もなかなかのもの。テンポも良い。
隠し砦の三悪人  (58)  東宝
監督・脚本  黒沢 明  脚本  小国英雄  菊島隆三  橋本 忍
出演  三船敏郎  千秋 実  志村 喬  上原美佐  藤原釜足
(1979.3.16  文芸地下)  もう、何度目になるのだろう。黒沢娯楽時代劇。約二時間、はらはら、ドキドキの連続だ。
俺たちの交響楽  (79)  松竹
監督・脚本  朝間義隆(第1作)  脚本  梶浦政男
出演  武田鉄矢  森下愛子  伊東達弘  友里千賀子  永島敏行  岡本茉莉
(1979.3.16  池袋・日勝)  山田洋次が、名前を変えて撮ったのでは?。出来は悪くないのだが、どうも第1作とは思えないような、オーソドックスな映画です。こういう話はついていけないなぁ。友里千賀子は、悪くないけど……。
格闘技世界一  四角いジャングル  (78)  三協映画/富士
監督  後藤秀司  (ドキュメント)
格闘技出演  アントニオ猪木  ウィリー・ウィリアムス  ベニー・ユキーデ  藤原敏夫  モハメッド・アリ  ボブ・バックグランド  
(1979.3.22  飯田橋・佳作座)  昔はテレビがなかったので、プロレスや相撲の実況映画が劇場にかかったものです。何となくそんな感じがして、それなりに、楽しめました。
私の兄さん  (34)  松竹蒲田
監督・脚本  島津保次郎  
出演  林 長二郎(長谷川一夫)  斉藤達雄  田中絹代  小林十九二
(1979.4.4  京橋・フィルムセンター)  たわいないストーリーを、涙あり、笑いありで、じっくりと見せる。林、田中の顔合わせg売り物か?。しかし、林 長二郎がキモチ悪いなぁ。
セミ・ドキュメント  白昼の変態魔  (79)  電映/にっかつ
監督・脚本  高橋伴明
出演  宮崎あすか  下元史朗  宮田 諭  藤 ひろ子  栄 雅美
(1979.4.5  新橋・日活ロマン)  何かもう一つおもしろさが足りない。アイディア不足か……。
赤塚不二夫のギャグ・ポルノ  気分を出してもう一度  (79)  アイランズ・コーポレーシュン/にっかつ
監督  山本晋也  脚本  高平哲郎  山田 勉
出演  小川亜佐美  宮井えりな  結城マミ  たこ八郎  柄本 明  日野繭子  赤塚不二夫
(1979.4.5  新橋・日活ロマン)  映画はバラバラでした。やりたいらしい事は解るのだが、才気?に走り過ぎて、結局、キャラクター勝負になってしまった感じ。その中でも、小川亜佐美は良かった。ギャグは不発でした。


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33) 愛と希望と理想の年、2002年がゆっくりとスタートを切りました。今年はいろいろな意味で、来るべき世界の重要な要素を持つ1年となりそうです。偽物が本物として光り輝く年になるのか、やはり本物が本物として光り輝くのか。心眼が問われる時代でもあります。もっとも、偽物でも十分に機能する時代です。果たしてどちらが良いのか、多分、この数年で、回答は出るでしょう。偽物が勝つか、本物が勝つか。その辺で、将来が見えてくるような感じがします。
 新しい年にもかかわらず、「走れ、映画よ!」相変わらず、古い年、22年前、1979年からのスタートです。今年もおつきあいの程、宜しくお願いします。(2002年1月21日)



大脱獄  (75)  東映東京
監督・脚本  石井輝男
出演  高倉 健  木ノ実ナナ  室田日出夫  菅原文太  郷 ^治
(1979.2.23  浅草・花月)  この作品の後、健さんの東映作品は、かなり減ってしまいます。東映の実録路線もあまり作られず、ヤクザ映画は……。作品はとても手堅く、安心して見てられます。木ノ実ナナはさすが、この作品でも名演技です。
華麗なる追跡  (75)  東映東京
監督  鈴木則文  脚本  掛礼昌裕  金子武郎
出演  志穂美悦子  天津 敏  田中久子  マッハ文朱  郷 ^治  安岡力也
(1979.2.23  浅草・花月)  1部ファンの間で話題騒然の作品。やっと見ました。もろ多羅尾伴内です。それを志穂美悦子が主演するのがオシャレ。これぐらい、ハチャメチャにやってくれると痛快です。このところの郷^治はのっています。グッドです。
愛の亡霊  (78)  アルゴス・フィルム+大島渚プロ/東宝東和
監督・脚本  大島 渚  原作  中村糸子  
出演  田村高廣  藤 竜也  川谷拓三  吉行和子  長谷川真砂美  佐々木すみ江
(1979.2.27  銀座文化2)  日仏合作。前回「愛のコリーダ」は洋画扱いだったが、今回は、なぜか邦画扱いだそうです。それはそれとして、これもかなりの傑作。大島演出の神髄発揮というところか。
狂った性欲者  主婦を襲う  (79)  プロダクション鷹/にっかつ
監督・脚本 和泉聖治  
出演  桂 たまき  津崎公平  松本たかし  与那城ライラ  市村穣治  くどう麻屋
(1979.2.27  新橋日活ロマン)  ハード&ワイルド。しかしながら、話がメチャクチャだ。勢いだけが、やたらと目立つが、じつは退屈な一本。
川上宗薫・原作  白いふくらみ  (79)  にっかつ
監督  白井伸明  脚本  池田正一
出演  志麻いづみ  橘 雪子  丹古母鬼馬二  日向明子(新人)  山下洵一郎  八代康二
(1979.2.27  新橋日活ロマン)  ピンク映画のパターンだが、しっかりとまとまっているので、なかなか面白く見られた。手堅く作られているのが良く解る作品。
赫い髪の女  (79)  にっかつ
監督  神代辰巳  脚本  荒井晴彦  原作  中上健次
演  宮下順子  亜 湖  山口美也子  石橋蓮司  阿藤 海  山谷初男
(1979.2.27  新橋日活ロマン)  神代作品を見るのは、久しぶり。宮下順子熱演。亜湖も好調。抜群の雰囲気を醸し出している。シナリオの出来は、良い出来なのでしょうか?。
がんばれ痴漢  指ぜめ  (78)  SYエンタープライズ/にっかつ
監督  山本晋也  脚本  山田 勉
出演  北乃魔子  橘 雪子  北沢万里子  野上正義  港 雄一
(1979.2.28  銀座・地球座)  最近、なぜか見る気のしない山本作品。しかし、これはおもしろかった。久々に良かった。去年のピンク作品でも良い方に入る出来では?。充分泣かせてくれました。
女教師 汚れた噂  (79)  にっかつ
監督  加藤 彰  脚本  いどあきお
出演  宮井えりな  深沢ゆみ(新人)  五條 博  吉川遊土  山谷初男  椎谷健治
(1979.3.1  にっかつ試写室)  なんとなくバラバラな感じ。三つの話が今一繋がってこない。構成の問題か。脚本のいどあきおの良さがもう一つ生かし切れなかった感じがした。
宇能鴻一郎の看護婦寮日記  (79)  にっかつ
監督  白鳥信一  脚本  宮下教雄
出演  水島美奈子  相川圭子  片桐夕子  高嶋亜美  堀 礼文  坂本長利
(1979.3.1  にっかつ試写室)  前半はバツグンの出来。後半は一寸ダレるが、一気に押し切った。白鳥演出の計算か、原作のアイディアか、とにかく理屈抜きに面白い。
長崎の歌は忘れじ  (52)  大映東京
監督  田坂具隆  脚本  沢村 勉
出演  京マチ子  アーリントン・ロールマン  根上 淳  久我美子  山内 明  東山千恵子
(1979.3.2  京橋・フィルムセンター)  この手の感動作品は、ちょっと見るだけで泣けてきます。押しつけがましくもなく、ストレートに心に響いてきます。傑作の一本。



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