ダンサー・イン・ザ・ダーク
STORY
舞台はアメリカの片田舎、主人公・セルマは工場で働き、女でひとつで息子を育ててきた。器量よしの女性である。
そんな彼女を娘のように慕う女工・キャシー、彼女に思いを寄せる男性・ジェフ、隣の夫婦。
そして、彼女の、愛するミュージカル。
近所の人々や音楽に支えられ、息子と二人で裕福ではないが幸福に生活してきた。
しかし、彼女は眼を患っており、失明寸前の状態であった。
そして、その病は息子の目まで蝕もうとしていた。
セルマは、自分の病気が遺伝性のものだとわかっており、今まで、苦しい生活の中で、息子の手術代をためてきた。
そして、手術の日取りも決まり、あとは、手術代を払うのみ、というところに、思いもよらない事態が待ち受けていた。
EXPOSITION
この作品は、ミュージカルの新時代を切り開いた作品といっても過言ではありません。
ミュージカルは、主人公達が観客席にいるリスナーに、歌や踊りを”見せる”。つまり主人公達の心の動きを、歌や踊りに
で表現するものでした。
ところが、この「ダンサーインザダーク」は主人公セルマの想像の世界だけでミュージカルが展開するのです。
現実のセルマはメガ不自由でそのせいか内気で感情をあまり外には出さない女性。
ところが、現実世界のちょっとした物音(プレス機の音 電車が通る音 足音etc)をきっかけにセルマの無限に広がる精神世界で
セルマは自由になれる。
逆に言うと、そんな幻を見れば見るほど彼女は現実世界から離れていってしまう。
人の心を美しく、かつ鋭くえぐる、人間心理に強く訴えかける問題作。
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