女ゴコロ
書き込み中 メラニーが行く! 8人の女
モンスーン・ウエディング キューティ・ブロンド アメリ

メラニーが行く! リース・ウィザースプーン

☆☆
NYの新進ファッションデザイナーのメラニー。ショーは大成功しビジネスも前途洋々、おまけに未来の大統領候補のハンサムな彼からはディファニー貸しきりのプロポーズ。天にも昇る気持ちだったが、大事なことを忘れていた。彼女はド田舎出身、しかも夫までいたのだ!輝ける未来のため、過去を一掃しようと田舎に帰るメラニー。離婚を渋る夫、垢抜けない昔の仲間。何もかもウンザリの彼女に、身元調査の手が伸びて。。。メラニーの輝ける未来はどうなるのか?といったお話し。「キューティ・ブロンド」でブレイクしたリース主演第2弾。彼女の魅力が堪能できる、リースファンには楽しい映画。女性なら100%共感!てなうたい文句だけど、キューティ〜と比較してしまうと脚本もファッションもぼやけてるかんじ。ピカピカの婚約者より田舎の夫の方が魅力的かな。
感想文 ※ネタバレあり。以下を反転させて読んで下さい。
原題が「マイ・スイート・アラバマ」っつーだけに、ダサくても邦題をつけざるを得なかったのでしょう。だって、題名通りのオチだから。タイトル通りじゃんかよ!ってツッコミ入れられるのを恐れたのね。しかし邦題もなんだかな〜。キューティのエルちゃんのノリでしょうか。女性は共感する、だとか、これは宣伝の仕方がまずかったのでは?キューティ〜のヒットにあやかって、リース様だよりって感じで。でもキューティに比べると主人公のキャラもストーリー自体も比べもんにならんほどレベルが落ちてるんだけど。それでも「メラニーに共感!」って思う客がいるんだろな。

8人の女 カトリーヌ・ドヌーブ、ファニー・アルダン、エマニュエル・ベアール

☆☆☆☆☆
この映画がすごい!誌のコラムでターザン山本さんがほぼ全てを語ってくれてる。が、私は女による女のための作品だと言いたい。乃南アサさんの小説に出てくるような、詳細な女の(心理)描写が巧み。パパが殺された!っちゅうとこからスタート。妻・妻の母・妻の妹・長女・次女・夫の妹・使用人2人の、8人の女の誰かが犯人だ。さあ、一体誰が?という流れで、疑い疑われ嘘&隠し事の応酬的女の心理戦が展開されていくんだけど見どころは犯人探しじゃなくまさにそこ。唐突に始まるミュージカルも作り込まれた女優達の装いもどこか嘘くさい、そこまで完璧に仕上げた秀作。それにしても、女優の年齢があがるほど、女としての存在感にすごみが増すのはさすがフランス映画って感じ。
感想文 ※ネタバレあり。以下を反転させて読んで下さい。
一見幸せそうな愛に満ちた家族の中に埋もれていた、不倫・同性愛・近親相姦・出生の秘密など、センセーショナルな暴露話が目白押しでそりゃあおもしろい。批評では、全てを総括するおばあちゃんの最後のセリフ&歌がいいってよくいわれるけど、私としては“お約束”っぽい感じがして薄味。それよりも、夫が殺された直後妻が娘に漏らす言葉「わたし、老けた?」がどストライク!ドヌーヴ様が全てを超越した存在に見えた一瞬。夜叉か観音かくわばらくわばら。夫の妹役のアルダンってごっつい男顔なんだけど魅惑的〜。わたしならドヌーヴより断然アルダンに誘惑されたい。女は恐いね。けど女万歳!って思った作品でした。

モンスーン・ウエディング インド映画

☆☆☆☆☆
どっかのすごい賞(あいまいでスマソ)をとった作品。現代インドの中上流階級家庭の娘の結婚にまつわる話。ムトゥシリーズのいわゆるドタバタミュージカルみたいなのじゃなくて、階級制度、階級を乗り越えてニュービジネスで台頭してくる若者、海外で生活しているインド人と内地のインド人の差、地方の風習や気質など、いろんな「今のインド」がよくわかる秀作。娘の不倫....揺れる女心がキーのようだけど、実はまじめまじめの家族愛がテーマ。ひねった脚本じゃないけれど、色の使い方が素晴らしく女優陣が魅力的なので、見ごたえ充分!
感想文 ※ネタバレあり。以下を反転させて読んで下さい。
使用人とウエディングプランナーの恋がいいねぇ。使用人役の女の子は映画初主演でまだ学生なんだそう。主役のベビーフェイス・ムチムチ娘はポップ歌手だそうです。義理の叔父さんに子供の頃性的虐待を受けてた、未婚のいとこを演じてた女優はいい役者ですねぇ。育てのお父ちゃんが姪の昔の虐待を知り、苦悩で奥さんに泣きついたシーンは大切ですね。あれがなくてただエロ叔父にタンカ切っただけだったら浅いメロドラマなんだけど。地方の民謡で進められる婚礼。儀礼に継ぐ儀礼も、こうして海外からの視点で見ればとても素晴らしく感じられる。

キューティ・ブロンド リーズ・ウィザースプーン、セルマ・ブレア

☆☆☆☆
ハッピーな女の子バンザイムービー。おしゃれ命のエルは大学でも人気者。憧れは将来有望の彼から卒業と同時にプロポーズを受けること。ところが彼は、ノーテンキで巨乳のブロンド美女は妻にふさわしくないから別れると言い出した!彼のハートを取り戻すべく、猛勉強して彼のいるハーバードのロースクールへ!しかし彼にはすでに知的な彼女がいて、彼も周囲の人間も場違いなエルをバカにする。白い目で見られながらも、エルは知的な弁護士を目指して奮闘!というお話し。とにかくエルのファッションがかわいい。ド派手なブランドファッション、キラキラのネイル、日替わりのヘアスタイルと、リーズのコスプレが楽しい。ノーテンキなエルの真面目なバカっぷりも笑えます。
感想文 ※ネタバレあり。以下を反転させて読んで下さい。
いや〜アゴ出てますね〜(笑)若かりしころのメラニー・グリフィスを思い出しちゃった。しかしファッションがかわいいね。小物とか髪形とかブランドカタログとしてもおもしろいかも。親が男を落とすアドバイスをするのもおもしろい。日本のお金持ちのお嬢さんも、エスカレーター式の私立の短大出て花嫁修業(家事手伝い)してる人ってこんな感じでしょう?女業をやってるようなものだもの。勉強より、男に愛されるようにかわいく着飾ることや化粧・料理・お花・笑顔なんかを磨いたほうがいいって感じだもんね。飼われるための訓練っていうか。でもエルちゃんは彼を追っかけることで人生の転機を迎えちゃったんだ。ロースクールに送る自己紹介ビデオが最高に面白い。なんで濡れたビキニ姿でジャグジーに入ってるかな(笑)足りない子が賢く見せようと大まじめでバカやってるのがさわやかな笑いを誘いますな。ただ、「ブロンド(金髪)女=アーパー、お飾り用の女」っていう認識がどこまで日本人に浸透してるか。ヘタするとブロンド美女って言葉もあるように、ランクの高い美人って思ってる人もいるんじゃない?あとで出会うパッとしない弁護士の彼ってルーク・ウィルソンだったのね。オーウェンとちがって存在感薄いね。ネイリストのおばさん役のジェニファー・クーリッジでしたっけ、あの人ってなんか顔がヘンで好きだわ〜。(ドッグ・ショウにもでてます)

アメリ オドレイ・トトゥ

☆☆☆☆
日本でも若い女性を中心に“現象”にまでなったアメリ。観た人を幸せにする映画というッキャッチコピー通りのほんわかムービー。子供の頃から個性的で空想家のアメリが恋をしたことから現実の世界に向き合うようになっていく。ストーリーだけでなく、アメリが住む部屋のかわいらしさやアメリの楽しい想像の世界やアメリが仕掛けるイタズラなどおとぎ話のようなディティールが映画をヒットに導いたといえる。そんなビミョーな感覚が女ゴコロをたまらなくさせるのです。観たあとハッピーになれるよ。

感想文 ※ネタバレあり。以下を反転させて読んで下さい。
テーマソングを聞くとあの独特の寓話のようなアメリの世界を思いだす。女はいくつになってもカワイイものが好きだなぁ。雑貨屋さんとかお花屋さんでバイトしているような女の子は大好きなんじゃないですか?でもアメリの仕掛けるイタズラがヒドイだの本当はイヤな女だの批評に書いてる人もいるんだけど、ジョークの通じないヤツが結構いるもんだなぁと驚いてます。そういう毒がファンタジーで終わらない大切なミソなのに。そういう人って映画始めの“今この瞬間に何組のカップルが絶頂に達したか”遊びなんて、アメリらしくない!とかって怒っちゃうんでしょうかね。

ところで、アメリの“人を幸せにする”イタズラが続いたところで、画家のおじいさんに「しかしそれは卑怯だね」と言われるシーンがあるんだけど、アメリに同調してすっかり夢見心地になって観ていたこちら側もハッとさせられる。空想の世界から現実へ足を踏みだすことはとても大切なテーマだよね。たいそうじゃなくささやかだけどいいテーマだと思った。八百屋さんでちょっと足りないお手伝い役をやっている男は本国で人気No.1のコメディアンだそうです。ル・ブレにも最後の方で出演していますよ。