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感想文 ※ネタバレあり。以下を反転させて読んで下さい。
カンニバル・ハンニバルが戻った!という喜びがまず。映画ハンニバルではプロモーションビデオのごとく、イタズラ好きの趣味人の好々爺といったレクターでしたが、本作では冷酷さ・邪悪さがチラチラと程よくちりばめられていて「ああ、彼が戻ってきた」とうれしく思った。が、羊たち〜から12年、寄る年波には勝てず、レクターもチルトンもすっかりジジイに。特にチルトンは太り過ぎててズラもドーランも違和感を感じる。そんなことで気を散らせないで欲しいなぁまったく。レイフ・ファインズが非常に上手です。内向的な様、狂気に抗っている様がとてもよく演じられていたと思う。全裸のシーンは思わぬお宝ポロリが(笑)階段をかけあがる時シルエットで...そうこなくっちゃ!こちとらガキの使いじゃねえんだよ!それからホフマンだが、今回はマグノリアと打って変わって卑劣なブンヤを演じています。ねばっこい唾液がたまっているようなあの特有の話し方と洗ってなさそうな横分けの髪に小さい目。純朴そうな介護人を演じてた人と同一人物とは思えません。こちらの捕縛プレイ時のサービスショットは....ぜんぜん需要ねえよ!!!
さて原作との大きな違いが!Dが死んだと見せかけて、グレアムの家を襲う部分。原作ではそのまま自宅で死んでいるんだよね。あれは映画的に最後の見せ場が必要と考えたのだろうし、Dがドラゴンに取りつかれるに至った経緯をパッパッパと手早く説明したかったのだと解釈した。が、個人的にはその辺を他のみせ方でうまく盛り込んで欲しかったし、エミリー・ワトソンとノートンのカラミで余韻を残しつつ気の利いたセリフか情景でエンド、というラストシーンの方が私は気に入ってる。ラストシーンで一家がヨットで沖に出るが、やれやれここなら誰も追ってこれまい一安心さ、といった感じにも見えるし、逆にあたり一面なにもなく死と隣り合わせの海上にポツンと浮かぶ船が波に揺れたいそう不安げにも見える。エドワード・ノートンにいたってはなにもいうまい。クセのある俳優だなぁとちょっと距離を置いてたが、この作品で「どわ〜い好き」に。
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