連続ドラマ小説 第一回      

                                                  ダイナマイトセクシーマツモ著

太郎は見た 美人女将ゆけむり鬼嫁ポロッ殺人事件


 イースッチー、よし,奴の手は読めた。これだ。太郎は4ソーを手に持ち力いっぱい台にたたきつけた。これが通ればスーアンコーのイーシャンテンだ。一人太郎はほくそえむ。しかしその時、不幸は突然訪れた。ローン。思いもかけないカミチャからの声に太郎は一瞬身震いを覚えた。なんだ、いったいどこで計算が狂ったんだ。太郎のつたない頭の中のそろばんがパチパチと勢いよく鳴り響く。馬鹿な、奴はまだノーテンのはずだ。なぜなんだ。太郎はカミチャの手を見るのに死にものぐるいだった。中のみ、この500、300、そういう手であった。おいおい、そりゃねーだろ。こっちはヤクマン寸前なんだぜ、せこい手はやめろよ、と喉まで出かけた台詞を太郎は飲み込んだ。そして太郎は気が付いた。なんだコリャこれは俺がよく使う手じゃねーか、しかしこの場面ではわらえねーよ。泣く泣く認めざる終えないこの状況下で太郎は、やけ酒せずにはいられずに側にあった冬物語350ミリリットル缶に手を伸ばした。そう、煙草の灰が大量に含まれた死のビールに・・・・・・・・。                 
                                      
                                      
  つづく       

連続ドラマ小説
   第1192回  熱いぜ、熱いぜ、熱くて死ぬぜ(太郎飛翔編) 
「はに丸、はに丸、はにまるーーーーーーーー」
太郎はそう叫びながら、むさい布団からはねおきた。こきたねー汗を、全身に抽出し
つつ考える。なぜ俺は、はに丸が武富士ダンスを踊っている夢を見たんだ。これって
デジャブ?いや、きっと俺が学歴を偽っているせいだ。そう彼の中で結論付けられた
らしい。気だるい朝を迎えパンツ一丁で部屋から出る。今日はモーニングお好み焼き
も食う気しないな。こんなときは旅だ。そうだよブラザー。旅なんだよ。幸い奨学金
もあるしシーパラくらいまでいってみるか。そう考えた彼は、早速自慢の愛社シャア
専用ママチャリにまたがる。 このマシンは、太郎自らがチューンしたスペシャル
バージョンだ。なんと、サドルの後ろに前の籠よりもさらに大きな籠が装備されてい
るのだ。これは、お米などを買うときにとても役に立つ。お米を後ろに乗せると重心
が前でなく後ろになるためハンドルを、取られずFR感覚で乗りこなすことができる
のだ。あまりにも便利なため近くの奥さんが真似をするくらいだ。それを見ると太郎
は自分がファッッションリーダーであるということを最も自覚できるのであった。し
かし、この彼のマシンのベースはただのパクチャリである・・・・・などとは口が裂
けても言えない。                              
         こうして太郎の旅は始まった。14号を千葉方面に逆送しながら。
                                             つづく