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ドクター 監督:ランダ・ヘインズ |
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| 名声ゆえに高慢な心臓外科医が、ガンの宣告を受けて初めて患者の立場から生き方を見つめなおす、しみじみと心を打つ作品。 出演作は選んで演じるというW・ハートが、是非にと希望したと作品だという。 個人的にもW・ハートが好きで、ほとんどの作品を見ているが、彼の名演が光っている。 |
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ブラス! 監督:マーク・ハーマン |
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| イギリスのまもなく閉鎖されるという炭鉱のある小さな町に、鉱夫たちが作ったブラスバンドがある。 貧しい生活の中から、お金を出し合い存続させてはいるが、それも危機に直面している。そんな中での様々なエピソードを積み重ねた感動作。 馴染みのある曲目が次々に演奏され、それも楽しい。 |
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ダンサー・イン・ザ・ダーク 監督:ラース・フォン・トリアー |
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| セルマ(ビョーク)は目の病で視力をほとんど失いつつ、いずれ同じように視力を失う息子に手術を受けさせるため 視力の乏しいことを隠しながら工場で働く。彼女は純粋に息子に手術を受けさせる為だけを考え、行動する。特徴は、辛い現実に対して自分のバランスを保つ為か、様々な音をミュージカルに結びつけては、セルマが入ってしまいがちの空想の世界。その空想の中ではセルマの目は見え、その場面の全ての人がミュージカルの出演者になる。列車の上での(CMに使われていた曲の)シーンでは、見えないことをそんなに悲観していないということを歌い、強さという点でも印象的。独特の音楽と映像と ビョークの演技が一層ストーリーを際立たせている、本当に色々な意味で 心に残る作品。 ・2000年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞 ・2000年カンヌ国際映画祭主演女優賞(ビョーク) |
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グリーンディスティニー 監督:アン・リー |
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| グリーンディスティニー(碧名剣)と呼ばれる刀をめぐる話ではあるが、剣士(チョウ・ユンファ)、豪商の女主人(ミッシェル・ヨー)、名家のおてんば娘(チャン・ツィイー)、盗賊(チャン・チェン)、忍び、などなど入り乱れて話はすすむ。頭を丸めたチョウ・ユンファが静かーにこれも剣士であるミッシェル・ヨーと大人の恋愛をするかと思えば、やんちゃなチャン・ツィイーはお母さんの簪を取り戻しに行った先で盗賊と恋に落ちる。この思い出話が長い、長過ぎ。物語は中国のそれらしいストイックな修行話もあり、共感できる部分もあるが、話題のワイアー・アクションは、あまりに凝り過ぎ、地球の重力に逆らいすぎて、滑稽、これはせめて「マトリックス」で止めておくべき。しかし剣戟はやはり迫力があり、美少女のチャン・ツィイーが旅籠で暴れる場面は面白い。これは名場面だ。好き嫌いの分かれるところだろうが、娯楽映画としては好きな部類。 ヨーヨー・マのチェロがとてもいい。この人はあまりにも有名だが、ほんと昔まだ若者の頃「徹子の部屋」に出ていた。その時に初めてチェロを弾いたのを聞いたのだが、素晴らしかった。宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」もこんな音が出したかったのかという気がしたのを思い出す。 ボンドガールのミッシェル・ヨーは落ち着いた一見はかなげな容姿で「宗家の三姉妹」では長女だった。がアクションも迫力があり、インタビューなど話し上手で深みもある。ちょっとお喋りな楽しい人のようだ。 |
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スパイ・ゲーム 監督:トニー・スコット |
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| あらすじ 中国、蘇州刑務所に投獄されたビショップ(ビラッド・ピット)は、アメリカのCIA局員ネイサン(ロバート・レッドフォード)が、ベトナム戦線でスパイとしての素質を見出し育てた若者であった。大統領訪中ということもあり、上層部はビショップを助けないことにする。24時間後にはネイサンはCIAを退職することになっていた。NYのCIA会議室で、ビショップの資料の提出を求められたネイサンは、それを小出しにしながら時間を稼ぎビショップ救出を開始する。 ネイサンを父親のように親しんで信頼していた若いビショップは潔癖で純粋であったため、ネイサンの情け容赦のない任務遂行のやりかたについていけずいつか二人は袖を分かっていた。 24時間で、NYにいるネイサンが厳重な警備の蘇州刑務所からどうやってビショップを助け出すか。その方法が見所だと思っていた。一種の頭脳作戦である。ところが二人のトップ俳優の競演に押されたのか、あのトニースコットは少々甘い人間ドラマにしていた。それが嫌いというのではないし、レッドフォードは私の青春であり、ブラッドピットも見るだけで嬉しい。でもこの映画に期待していたのはそうではなかった。 たとえば、「ラストボースカウト」の娯楽性でもいい、実際これは文句なく楽しい映画だったし、「クリムゾン・タイド」のデンゼル・ワシントンとジーン・ハックマンの息詰まるような緊迫感、「エネミーオブアメリカ」の薄気味悪さなど多くの面白い作品で定評があるにも拘らず、半端な印象を受けた。 大筋では落ち着かない後味ではあったが、さすが見所は多かった。ネイサンが医者を装って進入する方法が空中からの大型ヘリである、うまく行きそうであったのにもう少しのところで見つかり刑務所入りとなる。殴られて「ファイトクラブ」のように顔が壊れている。ベイルートの作戦では大掛かりな爆破の場面がある。CIAにはネイサンの作戦を阻む憎まれ役もいる。ブラッドピッドが命がけで救い出そうとする、難民救援を使命にして手段を選ばない美女エリザベス(キャサリン・マコーマック)。でもこの人美人には違いないが今回少し疲れすぎていた。難民救済は大変な仕事だし、辛い過去もあったらしいが。 レッドフォードは退職前の役、年なりに味がある 「華麗なるギャッツビー」が生きていたならこうなのだろうかとふと思った。 |
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バンディッツ 監督:バリー・レビンソン (ナチュラル、ヤングシャ-ロック、レインマン スリーパーズ他) |
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時間があるし、ちょっと鬱気味(といって深刻に落ち込むほどでもない)という人にお勧め、映画好きなら気分転換にはなるし、面白い。 衝動的でタフな男(ブルース・ウイリス)と、いつも病気ではないかと怯えている神経症の男(ビリー・ボブ・ソーントン)は刑務所に入ってきたミキサー車を奪って脱獄。路上にあるもの、柵や門まで派手に壊しながら脱走に成功する。フロントガラスも撃たれて穴だらけであるが怪我一つしてないのが幸い。笑える さしあたって生活用品がいる、手近なところで紳士的に調達、二人には得意の銀行強盗で稼ぎながら、メキシコに行きのんびりと生活するという夢があった。相棒は神経症ながら綿密で頭がいい、二人組みの強盗は、前日に銀行の支店長の家に押しいって泊り込み、翌日開店前の銀行に行き、支店長に鍵で金庫を開けさせるという計画を立てる。次々にうまくいって「お泊り強盗」としてマスコミに人気が出たりする。 そこに、結婚生活は倦怠期、このままでは病気にでもなろうかという主婦(ケイト・ブランシェット)が偶然仲間に入る。刺激的な生活に張り切る彼女は二人の迷惑など考えていない。ところが美人なうえ案外気がよく優しい女であったため、多少のギクシャクはあったものの、明るい三角関係にはいったかに見えた、がついに決裂、強盗旅行にも破綻が見え始める。 見所は まずブルース・ウイリスにかつらがある。髭をつけて変装したりする。それがおしゃれで良く似合う。 神経症の男は まるで現代を象徴するようにあれこれ悪性の病気を作り出し、とり憑かれている。生活不適合者ながら、やっと安らぐ女性に巡り遭ったのだが、それがケイトでついてなかった。ビリー・ボブ・ソーントンは見たことのある人だが、記憶に残ってなかった。がこれで覚えた。 ケイト・ブランシェット、最初にキッチンで馬鹿騒ぎをしながら料理中で登場、歌って踊って倦怠感を発散していたのに、忙しい夫は食事もしないで出かけてしまい、落ち込んで車で暴走中に強盗仲間に遭遇する。 気の利いたセリフにおしゃれな衣装でなかなか楽しい 最後の落ちは多少予測できるものの良くできている。 犯罪映画ではあるが、コピー通りちょっと痛快なお気楽作品である |
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