映画、演劇、展覧会などの感想です

『ムーラン・ルージュ』
個人的にツボに入りました。バズ・ラーマン万歳!この人、数年前にシドニー・オペラハウスで『ラ・ボエーム』の演出を行っていて、舞台美術や衣装が演劇的というかミュージカル的というか、割と斬新なものでした。衣装や雰囲気が洒落ているし、歌手もヴィジュアル重視で非常にリアリティがあるので(オペラってリアリティの追求って結構難しくって、死にそうに見えない椿姫とかまぁ色々…)、私はすごく気に入ってよくビデオ鑑賞していたんです。当時はバズ・ラーマンの名前は知らなかったのですが、最近、たまたまシドニー・オペラの『ラ・ボエーム』に主演していた歌手のCDを買ってライナーノートを読んでいたら「バズ・ラーマンの『ラ・ボエーム』」の文字が。。。ビックリしました。
色の使い方なんか、結構極彩色なので好き嫌いが分かれるかと思いますが、豪華絢爛で非常にゴージャス。華やかでちょっと爛熟気味、退廃した感じがよく伝わってきます。ちなみに、スト−リ−的にはオペラ「椿姫」と「ラ・ボエーム」を足して二で割ったような感じで、ヒネリも何もあったものではありませんが(ちなみに結末は映画の冒頭で明らかにされます)、もはやそんなことはどうでもいいと思わせるほどの圧倒的な迫力。過去の名曲オンパレードのサントラ・CDも必聴。

『スパイ・ゲーム』
安心して見てられる作品。ただし、アクション映画を期待すると肩透かしをくらうかもしれません。あまりドンパチはありません。ロバート・レッドフォード、惜しげも無く(というのか?)アップを大画面に晒しているのは、ある意味立派だと思いました。

『ハリー・ポッター 賢者の石』
原作未読で見に行きましたが、楽しめました(ただし、事前に新聞記事などを読んでいたので多少の予備知識はありました)。非常に丁寧に作られていると言う印象。ファンタジーを視覚化するのはかなり大変だと思うのですが、上出来の部類ではないでしょうか。雰囲気というか、世界を作り出すという点で、成功だったと思います。それから、主役三人の子役が良いです。特に、ロンを演じた子が素晴らしかった。ハリーの知的で上品、ちょっと影のある雰囲気も良いし、いかにも優等生でこましゃっくれたハーマイオニーも可愛かった。次回作も楽しみに待ちます。

『滝口修造の造形的実験』(渋谷区立松涛美術館)
水彩作品、小品が多く、「あ、これ欲しい」「これ家に飾りたい」というものが多かったです。松涛美術館は渋谷区立ですが、中心からはちょっと外れていて雰囲気が良いです。

『メメント』
ガイ・ピアース、『L.A.コンフィデンシャル』とは雰囲気が全く違います。『マトリックス』のキャリー・アン・モスも出演してて、キャスト的には美味しい。結末からスタートするリワインド・ムービーということで、見終わった後ヘトヘトになりますが、記憶の恣意性について色々と考えさせる映画でした。見終わって、自分の記憶に対する信頼感も無くなりました(今までもさして信頼してなかったけど)。。。

『川俣正 デイリー・ニュース』(水戸芸術館)
行った方はご存知だと思いますが、目玉は新聞紙のインスタレーション。新聞紙の山に(よじ)登る経験というのは、日常生活を普通に送っていると中々できるものではありません。メイキング・オブ・川俣正って感じの展覧会なので、川俣正好きには隅から隅まで楽しめてついつい長居をしてしまう展覧会です。企画書のような資料性の高いものもかなり展示されていました。水戸芸、初めて行きましたが、明るくてアクティブな印象。こじんまりしているとは言え、ミュージアム・ショップも充実の品揃えでお土産を選ぶのも楽しいです。

『日常茶飯美』(水戸芸術館)
リサイクル・アートって言うんですかねぇ。遠目で見て、わぁ綺麗って思うものも皆、廃材であるとかゴミ(?)で構成されています。あとは、ビデオ・インスタレーション。なんか、ポスターとかチラシのバージョンがいっぱいあるみたいです。

『ベティ・サイズモア』(レンタルビデオ)
レニー・ぜルウィガーは非常にキュートです。写真で見るより、動いているのを見た方が、何倍も魅力的です。肌が綺麗。つるっつるって感じではないのですが、ちょっとフォギーでふっくらした感じが何とも言えないです。しかし、これだけアメリカーンな発音、『ブリジット・ジョーンズの日記』(未見)ではどうなっているか、ちょっと楽しみ。

ただ今待機中(楽しみにしているもの等)

『アメリ』
実際見たという人が周囲に少ないけど、「良い(らしい)」っていう話はやたらめったら聞く作品。そろそろ地元の映画館に来るみたいなので楽しみにしてます。

『ギャラクシー・クエスト』(レンタルビデオ)
『スタートレック』を見てから見るべきなんだろうが…。