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『英国王のスピーチ』トム=フーバー監督、コリン=ファース、へレナ=ボナム=カーター、ジェフリー・ロイ・ラッシュ

 まず、実話をもとにした物語でありながら、そのエピソードが面白すぎる。
 英国王が離婚歴のあるアメリカ人と結婚するために、王位を捨てるという選択。
 そして、そのあとを継いだジョージ6世が吃音だったということをこうしてフィクションにできることも。
 天皇制の日本では神格化されていることもあり、あり得ないことだ。
 女王や国王、王室でも「国民」だから税金を徴収する英国だからこそ、このような映画ができたのか。
 ともかく、観客である我々はどんどんジョージ6世に感情移入して、彼のスピーチの成功を祈っていく。
 今は亡きダイアナ妃の息子(夫である王子の子と言わないのはなぜか)ウィリアム王子のロイヤル・ウェディングに合わせた企画だとも思える映画だが、ともかく面白い。
 
 イギリス王室への好感度アップ間違いなし。
 それよりも、友情や兄弟の確執、身分(職務)と自由、トラウマの克服など、様々なテーマが含まれたこの映画は面白い。面白くないわけはなかろう。

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