●nobu97シアター変遷記
F1印(60iRV)導入記のその3で既にnobu97シアターが新居に移転することをお知らせしましたが、まだ、セッティングが終わってないものの、多少落ち着いてきましたので。nobu97シアターの変遷を交えながら御紹介いたします。
ちなみに、私、nobu97が、初めてホームシアターに興味を持ったのは、1999年年明け頃の事、仕事の関係で、偶々会社で、YAMAHA 5.1chのスピーカーSetとKenwoodの廉価なAVアンプで、5.1chを聴いたのがその始まりでした。
もう記憶も曖昧ですが、初めてその凄さを体験したソフトは、DVDのエアフォースワン。
これを聴いていなければ、今ごろ、毎日のようにケーブルがどうだとか、新しい機器が欲しい等とあれこれ頭を悩ます事も無かったんだろうと思います。
(遅かれ早かれ、興味を持ってた可能性は大という噂もありますが。。。)
そこで、出会った5.1chは、今思うとほんとに定価3万のスピーカーsetに、4万ぐらいのAVアンプだったので、たいした事無かったんだろうけど、とにかくミサイルが後ろに後ろから前に戦闘機やジャンボが・・・戦闘機(F15)がぐるりと自分の周囲をぐるぐる動き回った衝撃はとても凄い物でした。
その音を聴いたその日の夜私は既に、家電屋さんでパンフあさりをしていたのを記憶しています(笑)そして、悩んだ挙句に、初めて購入した物はYAMAHA DSP-A595とYAMAHAの5.1chスピーカーSetでした。それから、数ヶ月楽しんだところで、、、
アンプとSPがあったら、当然DVDプレイヤーが欲しくなりました。初めて買ったDVDプレイヤーがPanasonicのDVD-A270で当時出たばかりの最新型でした。
しかし、3ヶ月も経たずにその音に不満を感じるようになってきました。理由は実家に残してきた自分のコンポがKenwoodのK'sで(購入当時で20万以上した記憶あり)そこで鳴るCDの音と、5.1chのSetスピーカーの音が余りにも違ったからでした。
当然といえば当然で、K'sはミニコンとはいえ、アンプもトロイダルトランスを搭載していたり、添付のSPケーブル一つを見ても、\2000/mで、しかもバナナプラグが標準でついてくるというような結構拘りのミニコンポだったのです。(SP自体の単品売りもしてて売価が6万だったと思います)
そうなるとしょうがないのでSPを交換する事を考えました。しかし、当時主なソースがDVDであり、そうなると、5本全てのスピーカーを変える必要性を感じた為、コストパフォーマンスを考え、BOSEのAM10-2という5.1chのsetを導入しました。リンゴサイズとは言え、\29800のSetスピーカーと比べられる筈もなく、5.1chも2chも始めはかなりの大満足でした。ところがなんか段々リアリティーが欠如してる事に気づきます。
そんなこんなしていると、その年の10月、YAMAHAから凄いAVアンプが発表されました。それが、DSP-AX1です。BOSEのスピーカーsetやPanaのDVDプレイヤーとは不釣合い認識しながらも、写真を見た瞬間惚れてしまった私は、すぐに予約。発売日前日に我がアパートの一角に鎮座する羽目になりました(笑)
ところがPanaのDVDプレイヤーで鳴らしてるCDはとっても音が軽い事に気づきました。そこで、手軽な金額でもCD専用機器って音がいいのかな?と思い、店で色々視聴してると、ヘッドフォンで聴くだけで随分と音が違うじゃありませんか。。
デジタル接続してれば、そこまでの違いはもしかしたら無いのかもしれませんが、アナログ出力でのPanaのDVDPと定価で同じくらいのCDPでは2ch CDの音が随分違うので、PioneerのPD-HL5という、ターンテーブル方式(CDのレーベル面を下側に置く)CDプレイヤーでCDを聴く事に決定!とにかくメカニズム的には文句ないし、\65000の定価付けとは思えないほど、重量感も高級感もあります。流石に、高価なCDPと比べるとやっぱり随分と違うという実感が最近ではあり、機器変更したいリストの現在NO.1ではありますが、専用機なりの良さがあり、現在も使用しています。(数日中に機種変更の予定です)
もう、これで、機器を変更する必要ないと安心していた所ではあったのですが、やはり2chソースでは不満が出てきます。BOSEは繋がりの良さなどはかなりの物があると思いますが、根本的な音の分解能や情報密度、高域や低域の伸びは流石にBOSEのリンゴSPで求められる筈なかったんです。
YAMAHAのフラグシップAVアンプを導入した際にとりあえず既に感覚が普通じゃない状態だったんでしょうね(^^;;
それに、AX1は8.1chがフルスペックでCINEMA-DSPの真骨頂です。メインSPを追加すればフロントエフェクトサラウンドに、リンゴSPを使用できるとも考えたのです。
そこで、SP選びに苦心してたころ、私の周囲の人間でPMC TB2-SMを導入した奴が居ました。
ボンさんのHPでもたまに出没するJIMMYです。
これが、凄くいいんです!ちょっと女性ボーカルは多少乾いた感じになりますが、口元まではっきり判るほどのリアルさや、分解能がBOSEとは随分違います(勿論あたりまえ?)
結局2chソース(CD)を聴く為にメイン2ch用に現用してるPMC TB2-SMへとチェンジしちゃいます。
これは楽しかったですね。とにかくBOSEとはCDを聴いたときの音が全然違うのは勿論な事、ほんのチョッとのセッティング変更で音はゴロゴロ変化します。ま、世間一般的に言えば鳴らしにくく、気難しいSPなんでしょう。でも、すっごく楽しい!!
センターSPもBOSEのVCS-10を導入して8.1ch(正確には8.0ch・・SW無いんです)になったところ、それまで29型4:3TVで映画を見てましたが、とにかく映像と音のバランスが凄くチグハグ。
そりゃそうでしょう、8.1chで音は包囲され、密度感たっぷりなのに、画面がとっても寂しすぎ。そこで等々大画面を目標に持ち始めました。ところが、それまでの部屋だと、流石にPJは無理、と諦めていました。どんなに頑張っても投射する距離も、投射するための壁面も無かったんです。(実際には今なら工夫して多分スクリーン付けたと思うけど)
そしてその頃、私自身の身辺も変化したため、アパートも引越しする事になりました。
そこでは、何とか80インチぐらいスクリーンは置けそうな感じです。それでも、投射設置場所が物理的に取れない!と悩んでました。と、そんなこんなしてるとSONYから僕にプレゼントの様に投射設置環境の問題を解決してくれる、魔法のようなシアター用PJが現れました。
今では当たり前になりつつある、斜め横からの投射を可能にする、サイドショット機能付きPJの第一弾CINEZAです。正直、これはモヤモヤしてた物を一気に解消してくれる程の嬉しさで飛びついちゃいましたね。そりゃそうでしょ、大画面が欲しくてずっとウズウズしっぱなしだったのですから・・・。
もうこれで全てを手に入れた!と思ってた頃、インターネットでちまちまと色々情報集めをしてたときに、とある情報源を入手。この情報源は私のこれまでをまるであざわらうかのようでした。
・SPケーブルやデジタルケーブルを変えると音が変わる!
・電源ケーブルで音が変わる!それどころかコンセントやケーブルプラグで音が変わる!
・インシュレータで音が変わる!
そりゃ、もちろんある程度は考えながら電源の極性を整えたり、配線の取り回しに気を使ったり、RCAケーブル等も多少は良い物を使おうとオーディオテクニカ(笑)にしてたりと、考えてはいたものの、事細かに色々と検証しているサイトを見つけてしまいました。
ほんとの意味での深みに嵌めさせられたとても猛毒なサイトです。もう、判るかと思いますが、それが
『BON BEE ホームシアター』と主催者 ボンさん
ここでの情報は有益以上に猛毒で、今も毒され続けるので一生懸命解毒剤を打ってるのですが、、なかなか収まりそうにありませんがとっても楽しく、そして自分のシアターの音や画を飛躍的に高めてくれたと言っても過言ではありません。
RCAケーブルの視聴をさせて頂いたり、掲示板などでの情報から、その後DVDPをPioneer DV-S838Aに変更したり、プリメインアンプ TAG MclarenAudio 60iRVを導入するキッカケとなっていったわけです。
(そこから先の変遷は【F1印プリメインアンプ導入記 兼 nobu97シアター紹介】にて紹介しています)
以上で簡単な変遷紹介はおしまい!
●NEW nobu97シアター紹介

さて、今回のほんとの本題はこちらでした。
nobu97シアター、これまでアパートの7.5畳であれこれ、ボンさんやこちらのHPでよくお話をさせて頂く皆さんに色々教えて頂きながら、ケーブルやインシュレータ等セッティング等を煮詰めていったのですが、如何せん、やっぱりアパートでしかも、リビング兼用であるため、自分の理想とするセッティングへは程遠く半ば諦めていた部分も多かったのですが、AVの世界に染まりつつある、私としての結論として、やはりルームアコースティックによる変更ほど、音が変わる物はないという結果にたどり着き始めました。なんか大げさだね?実際は部屋をもう少し広くして、自由にセッティング出来るようにしたいってのが本音。。
・・・だって、満足にSPすら置けないんだもん(涙)
そして、昨年夏頃から、家の検討に入って、昨年暮れに新居へ移動しました。
今度の新nobu97シアターは、何とかフローリング10畳をゲット!
正直言って、どんな音が作り出せるかワクワク♪

部屋は正方形に近い感じで、壁は全面コンパネ、入り口から左側にクローゼットがあります。
始めに部屋に入った感じは、難ともいえないぐらいファ〜ンと響く物凄くライブな部屋だっため、機器を部屋に入れる前に、床面ほぼ一面に、パネルカーペットを入れました。

このパネルカーペットはオーディオをやる上で非常に効果が高いです。理由は自分の好きな所だけに敷くことが出来、響きの調整が可能になります。現状では部屋がかなりライブだった為、全面パネルカーペットという形になりましたが、既にオーディオ機器が入ってる部屋で響きがライブ過ぎと思われる向きには、響きの調整も兼ねて適度にパネルカーペットを敷くのも効果があると思います。
早速、会社のオーディオ仲間数名と、12月の始めに機器の移動を引越しに先立って実施。移動しまだ部屋にラックやソファーすらない状態で、とりあえず皆でアンプとCDP、TB2-SMを接続して、音だし・・・。
正直言って、愕然としました。。とにかく部屋中でフラッターエコーが鳴り響いてとてもじゃないけど聴けるような音は出ませんでした。これには正直ショックでした。
折角、物凄いコストをかけて(家を購入したのだからあたりまえか、、)
部屋が広くなったのに。。周りに居たオーディオ仲間達もちょっと言葉少な目です。
きっと、あまりに音が悪かったのでコメントが出せなかったのでしょう。
確かに、部屋にはオーディオ機器以外まったくなにも状態。でもここまで酷いとは、ある疑問が沸き起こりました。
「ソファーとかカーテン入れても、まともな音が出る部屋に鳴るかな?。。」
折角、一戸建てに移ったのですから、思う存分音が出せて自分の理想の音に持っていかなければならないと自分自身に使命を与えてルームアコースティックの調整にとりかかりました。
とは言うものの、エコーバスターのような、調音材を使うわけではなく、まずは身近にカーテンやソファー、本等を入れてみることに。

とりあえず、シアターとなるわけだから、昼間の遮光もある程度大事。
そんなわけで遮光1級カーテンを入手、色は少し淡い感じにしてみました。取り付けて手をパンパン叩くと、随分と「パーーーーン」だったものが、「パーン」ぐらいになってます。これは効果大ですね。
その後、引越し荷物を搬入し、ソファーや、ワイヤーシェルフ、オーディオラックも入れていよいよ本格的なセッティングを実施すると、案外ライブ感のない部屋になりました。

今では、手を叩いても「パァン!」てな感じです。とりあえず、機器をセッティングが完了するまではとりあえずこのままにしておこうと思いました。スクリーンや多少迷光対策用の暗幕等を入れる予定ですしとりあえず保留にしておきます。
尚、現在の機器構成は以下の通りで、旧来と殆ど変わってませんが、多少アクセサリに変化がありますので一応。
また、CDPは数日中に変更されます。

[使用機器]
ラック左下 :YAMAHA DSP-AX1(VerUP済AVセンター)
ラック左中央 :PIONEER DV-S838A (DVDP)
ラック左上 :SONY VPL-HS1用映像セレクター
ラック右中央 :PIONEER PD-HL5 (CDP)
⇒AudioAnalogue PaganiniNVへ変更予定
ラック右上 :TAG Mclaren Auio 60iRV
メインSP :PMC TB2-SM
センターSP :BOSE VCS-10
フロントエフェクト、
リアL、C、R :BOSE AM10-2
[アクセサリ]
壁コンセント :オヤイデ SWO-DX
電源タップ :根岸通信 ZTP-4
電源ケーブル :ACROTEC P-4020
:オヤイデ Li50OFC Rev2
:オヤイデ Li50OFC V3
メインSPケーブル :CryoAudioTechnolgy CPSP-20(バイワイヤリング接続)
サラウンドSPケーブル :カナレ 4S6
ラインケーブル :PAD ELEMENTA (CDP→F1印)
:Furukawa μ-P1 (DVDP→AV AMP)
:STRAIGHT WIRE Lazer Link (DVDP→F1印)
:ACROTEC 6N-A2400 (AV AMP→F1印)
デジタルケーブル :カナレ 5CFB(CDP→AV AMP,DVDP→AV AMP)
映像ケーブル :カナレ 3CFB 3本(DVDP→映像セレクタ)
その他 :30mm厚 御影石,J1プロジェクト 青丸,Super Spike等
スクリーンを取り付け、サラウンドSPもすべてブランケットにて取り付けました。
サラウンドSP用のSPケーブルには、ケーブル長がトータルで50m以上も必要との判断から、今回はかなり安価だけど変な味付けも無いストレートな音調と言われるカナレの4S6を100m程リールにて購入。
100mで¥4800です!!これに、税金や送料入れても¥60/m と激安ぶりを発揮しています。
(この価格ならサラウンドSPで何数十メーター必要な場合もコスト的に助かります!)
もし、1mで¥1000ぐらいするケーブルを使用すると5万も6万もしちゃいますし、それを考えるとコストパフォーマンスを優先させました。
しかも、実際に音を出した限りでは特に不満な点はありませんし、PMCにカナレケーブルも繋げてみましたが、音調こそ少し落ち着いてますが情報量、解像度や質感、どれをとっても無難な音だししているようです。
設置途中に、サラウンドSPの脱落(上からSP落としちゃいました。。)やスクリーン取り付けに苦労しましたが、なんとか現在では満足できる形でセッティングが出来ています。
さて、セッティングを実施後の印象ですが、アパート時代と比べると、空間が広くなりエアボリュームが上がったことで以前に比べるとボリュームを随分上げても、音が破綻しません。
特に低域が多少音量を上げてもブーミーにならず、また心地よい程度で余韻が程よく乗るのがポイントです。
これは、前述したスクリーンの張り込みやフロント面に多少暗幕を入れて、吸音が一層進んでいることや、クローゼットの扉を若干ジグザグになるように半開きに開くことで定在波を気持ち軽減させることが出来たところによると思います。

ちなみにクローゼットを全部閉じたときと、完全オープンとジグザグ状になるように少し開けたときとでは音にハッキリと変化がでて、完全に閉じた時は変な反射が起こるのか、中域から低域にかけて混濁感が出てきます。また逆に完全オープンにすると吸音過多になり、現状の半開き状態で一番スッキリとした感じとなります。
(クローゼットが部屋にある方は是非試してみてください。結構音が変わります)
初めのショックを受けるようなライブ感は完全になくなりました。下手すれば拡散板が必要かな?と思うほどです。
今のところ出てくる音を聴いている限りはルームアコースティックに関しては成功した感じがします。
ルームアコーステックが落ち着いたところで最終的にコンセントやケーブルなどで音を整えていきます。色々検討した結果、ほぼ従来のアパート時代のセッティングと同じで良さそうでしたが、コンセントにはオヤイデ SWO-DXを使用し、F1印の電源ケーブルにこれも同じくオヤイデ Li50 OFC V3を使うことで、音場の密度感や空間表現が以前のアパート時代とは別次元の飛躍的に向上した所でバランスが取れました。使用機器やアクセに変化が殆どなくても、ルームアコーステックが向上することで大幅に音のグレードが上がるって事ですよね。
CDPの電源は壁コンから直接取ることで微妙な音の輪郭のコントラストがはっきりしたこともポイント!

Ann Sally/Voyageを聴いていると、現在は音の奥行きやハーモニカの艶がとっても気持ち良いです。また、初めはボーカルの定位を以前と同様のビシっ!としたフォーカス感を求めるため内振りをかなり強くしていましたが、現在は多少ソフトで大き目の定位としています。内振りを少し減らすことでフォーカス感を落とす変わりにハーモニカの余韻や透明感と自然な定位感、音場感が得られました。
●まとめ
これまでの感じで、現在では新nobu97シアター、私自身の耳のレベルでは随分満足できるような感じですが、もう少しボーカルに密度感が欲しいな〜とも思っています。
部屋が広くなるとボリュームも上がるし、空間音場も大きくなってなんか情報量不足を若干感じます。そこで、唯一使用機器の中で少し格下のグレードの機器になってしまうCDPをもう1、2ランクほど引き上げようと考えてます。
それにしても、「ルームアコースティック」これが普段の音作り?において、一番のキーワードであることを肌で実感しました。とにかく、カーテン等一つでのかなり音に変化が生まれ、そして効果が多大であることがわかりました。
とは言っても、私の場合はたまたまアパート暮らしから一戸建てへの転居だったのですが、まぁ普通は「なんかこの部屋音が悪いね!次の部屋に引っ越すよ・・」な〜んて簡単に引越しなんて出来ないですよね。そういう意味では、ボンさんが音パネの研究をやってますが、流石、的を得てると実感しています。音作りはまず部屋の調音から、という基本的な事だけどなかなか実践されていないところに目をつけているあたり流石だと思いますし、私も大いに参考になりました。(実際にはpure gameのクロさんがはじめかな?)
次回報告時には、CDPのレビューを予定しています。
|