能な一日

ひぽの能楽に関す日記(週に一回ぐらいかな)を書くことにしました

@12.5.20

2ヶ月以上空いたが 毎日 の方はじめたのでよしとしよう

5月は東京で 日賀寿能(ひかずのう)があった

百周年だそうだ 三日続けて同じ番組を演じる

と言っても小書が違ったり 狂言仕舞が違ったりするのだが

能の演目が三日とも安宅 羽衣 道成寺 であった

切符はさすがにすぐに完売であったそうな

新劇 歌舞伎など他の演劇は連続公演があるが 能は基本的にない

三日目などは楽屋の中は疲れた顔の人が多かったような気がする

テンションを維持するのは1日がいいところである

一曲や1日に対する集中力が他の演劇とは違うのだと思う

こんなの一ヶ月通しでやったら必ず死人が出ると思う マジに

少なくとも2週間で何人かは倒れるであろう。

今年の華の会が終わった

父親が鸚鵡小町であったので 初番で太鼓ものという事になり

養老を勤めた 水波にすればよかったのに と言われたが

初演だったので仕方ない

選曲は難しい

養老と鸚鵡小町では少し華がないし玄人好みの番組になってしまう

初心の方にはちょっと辛い番組になった

切符の販売の方にも影響が出る 

去年は道成寺と羽衣だったので満席になったが 今回は7割から8割

来年は乱と姨捨 これも難しい番組だ

@12.3.8

随分とサボってしまいました

まあこれを読んでる人はごくごく限られているのですが。。。

難しいことばかり書いても仕方ないのでくだけて書いてみます

今月 特に前半が少し忙しいのです

1日に神戸で 大会 (だいえ) 2 3と東京に行って稽古と申合せ

4日の土曜は大阪で催し その日の内に東京に行って5日が定期能

これでツレを勤めて 夕方の飛行機で大阪に 1.31に書いた会の委員会に出席

6日は福知山に行って 7日8日研和会大阪で申合せと当日 清経(きよつね)のシテです

9日は神戸長能会申合せ 10は稽古 11日は長能会当日 全部地謡うち二つは地頭

12日は朝から高松で催し 13日は名古屋で14日は東京研究会申合せともうひとつ申合せ

と稽古 15日研究会で仕舞 16日帰って1日稽古 17日京都で申合せの後 淡路島で催し

18日は鎌倉 19日京都当日..................................

もっと忙しい人もいますから たいしたことはないのですが

話かわって 清経という曲は難しいですね

修羅物の出で立ちなのに鬘物の要素が多い

もっとかかって行きたいとこがあるのになかなか。。

案外欲求不満に陥ってしまう  自分の中でうまく処理できない

ううう どうしたものか

@12.1.31

昨日一昨日と舞台でした

29日は阪神間の若手が集まって自分たちで企画制作宣伝すべてやる催しでした

レクチャートークなどもいれて初心の人にも楽しめるような会です

ただ終了後に反省会で言われたことですが 

企画面を追及するのか自分たちの研修面を追及するのかという事

営業と芸の上達はなかなか並び立たないようだ

曲は田村と紅葉狩鬼揃 華やかで良かったと思う

昨日の曲は屋島弓流 千手郢曲之舞 正尊起請文 翔入でした

正尊出は又仏倒れでした すでに首が軽いムチウチ状態です

頭はほとんど打たずに出来たのですが 何度やっても嫌なものです

死ぬ役ですしねえ 

何かあったら労災おりるのかなあ................ 無いって!

@12.1.25

23日は東京の舞台でした

関西で勤めるのとは又違った感覚があります 

修業していた土地と言えビジターのような緊張感があります

曲は 賀茂 素働  大原御幸  望月 でした

素働の小書きは一子相伝で本来家元しか出来ない筈なのですが

この頃はあまり厳しく言わないで 誰でも勤めるポピュラーなものになりました

大原御幸 2時間近く掛かるかと思いましたが 1時間45分ぐらいで終わりました

それにしてもしんどそうな曲です 

望月は好きな曲の一つです 現在物には脇能や三番目物には無い魅力があります

観ている方も演じているほうも自然に曲に溶け込んで行くような気がします

子方もしっかりしていて良かったです

@12.1.7

新年の初めは謡初です

うちでは2日に同門が集まります 例年御題小謡と高砂 羽衣 猩々を謡います

時間が掛かるので全曲ではないのですが..

この曲は家によってそれぞれあるようです 古の形に習った 老松 東北 高砂というのが

多いようです 東京の観世会の謡初もこれらの曲です

3日は東京の観世会 曲は 翁附鶴亀、東北、国栖白頭 でした

他に山本家の狂言 末広 御分家などゲストの方の仕舞

五時半ぐらいまで掛かってしまいました もう少し早く終わるかと思ってたのですが。。。

翁は正月にはよいですね 毎年翁を見ないと正月になった気がしないという人もいるぐらいです

今日7日は神戸の観世会の謡初でした 仕舞 高砂 羽衣 猩々でした

そのあと神社の本殿で面掛け式がありました

これは一人翁のようなもので 翁一人が装束を着け 千歳、地謡は裃で

囃方や狂言方無しで翁を演じます 神社の例年の儀式の中に取り囲まれているようです

このような一人翁は各地の神社で正月に行なわれています

今日は暖かで良かったのですが 寒い時は大変です

7日過ぎるともう正月気分は無くなり だいたいいつも通りの生活になりますね

@11.12.25

銀座の催しもなんとか終わりました

これでもう装束は着納めです 今年は12月にはいっても忙しかったです

今日は新聞社に1月の若手能の宣伝に行ってきました 記事になるとよいのですが

@11.12.21

やっと終わりました

すっかり疲れきってしまいました 体力が昔に比べて落ちているのを痛感しました

息も苦しいし 脚も踏ん張りが利きません 技術でカバーできれば良いのですが

体を鍛えるのも大事な仕事です

@11.12.20

先週は東京での催しがありました 葛城大和舞 と 項羽 です

葛城は大和舞の小書がつくと通常の序之舞が神楽になります 今回は其れの長いバージョンでした

常はでない山の作り物が雪をかぶって出され 其れを包む引廻しも純白です

シテも雪の積もった笠を着けます しんしんとした雪山のイメージが見所に伝わります

観客の想像力による所は大きいのですが その分自分自身のの世界に入れるのではないでしょうか

項羽は古代中国 楚の王で漢の高祖劉邦と戦い敗れます 四面楚歌の熟語のいわれの戦いです

曲としては短めのものです 

明日の催しは 井筒と熊坂 静と動 対照的な2曲です

すごく説明的になってしまいましたが 今週はまた東京に行かなければなりません

結構しんどいかも。。。

@11.12.6

昨日は定期能でした

巻絹 野宮 乱 の三番立て 11時始めで終了はそれでも4時を過ぎました

12月になり日も短いので全部観てる人は大変です

何年か前までは四番立てでしたからもっと大変でしたでしょう

巻絹と乱は短いのですが 御分家の野宮は2時間でした

装束も常と変って浅黄の大口を着けてられました

乱は小書きで置壷がつき 正先に壷の作り物が置かれます 舞の乱も直りが無くなり

乱留になりました

首の調子は戻りました 良かった良かった

今度は腰が少し気になります...

@11.12.1

今日はオフだ! なのでネットをして遊んでしまいました

先日の仏倒れのおかげでやはり軽い鞭打ちなのか首筋が変です 

日ごろ首を鍛えてないと駄目ですねえ 来年の1月にもあるので それまでに鍛えとかなきゃ

体重ももう少しと言うか 大幅に減らした方が良さそうです

一昨日29日は東京の友人の結婚披露宴でした 前回書きこみ11.29は深夜0時を回っていたので

本当は「昨日は」と書き出すべきでした

30日お素人さんの稽古をして新幹線で帰ってきました

@11.11.29

今日は清経恋之音取 鸚鵡小町 正尊翔入 と三番ある催しに行ってきました

以下簡単に説明

清経

雑兵に討たれるよりも入水自殺を選んだ平清経が妻の枕元に現れ 届けた形見の品を返したことを

恨みますが 妻にしては敵に討たれたのならまだしも 自殺するとは約束が違うと言い返します

まあ古来より夫婦喧嘩とはこんなものです

鸚鵡小町

老女となった小町の元に新大納言行家が帝の歌を持って現れます その返歌に小町は只一文字

をもって答えます 古の業平の法楽の舞を舞いやがて別れます 小野小町は年取っても歌人なのです

正尊

土佐正尊は頼朝の命を受け義経を討ちに都に来ますが怪しまれ 苦し紛れに嘘の起請文を書き記します

兵をそろえて討ち入りますが逆に捕らえられてしまいます 嘘ついちゃ駄目ってわけです

 

私儀 本日は土佐の郎等 斬られ役です 仏倒れと言って舞台で仰向けに倒れる役をやりました

後日後遺症がでなければ良いのですが....