真夏の砂丘


僕は、暇な時、良く中田島砂丘へ行く。

なぜなら、心地良い風が吹くから。

『風』。それは、安らぎと試練を与える物。

時には、痛む傷さえも癒してくれる。

時には、諦めかけた夢を追いかけさせてくれる風を背に浴びせてくれる。

時には、前へ進むことも出来ない壁になることもある。

浜松祭りでは、その風を使う。

その風を、制した者達が最後まで凧を上げられる。

僕は、中学時代、陸上部に所属していた。

しかし、僕は、風を制することは出来なかった。

僕は、逆風に負け、陸上部を辞めた。

高校生になり、僕は、写真と出会い・・・写真部に入部した。

陸上部を経て、小説家を経て、僕は、写真家を目指した。

僕にとって、写真は人生の全てになった。