つれづれなるままになあ、
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| アメリカ、嗚呼アメリカ! |
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ついにアメリカとイラクの戦争が 始まってしまった。 もっともこの戦争について、 大部分の日本人が、本当に我が事のように 心配していたかどうかは疑問で、 戦争が始まるまでの新聞の心配事は、 株価のことばかり。 戦争と言えば、生きるか死ぬかの話なのに、 けっきょく日本人にとって興味があるのは、 株価、つまり自分達の生活が 豊かになるかどうか、しか興味がないわけ です。 まあ、もっともこんなことは、どこの 国でも同じで、けっきょくは皆、 自分のことしか興味がないのかも しれません。 で、世界中で反戦運動が盛んなんですが、 ああ言ったものもナア、何か世界の情勢上、 意味の有る事なんだろうか? 小室直樹著の「新戦争論、光文社」という、 古い本がありますが、この本には、 平和主義者の中途半端な活動が、ヒットラーを 助長し、第2次世界大戦の原因になった 例があげられています。 この本を、どう評価するかは 意見の分かれるところだと思いますが、 歴史的事実としてそういうことが あった、 ということは、認識しておかなければ ならないと思います。 だから、反戦運動は難しい。 ホント、戦争なんて無いにこした事はない、 と思いますが、そんな簡単に言って良いのか、 ということもあります。 私が今の反戦運動に対して、最大に疑問 なのは、フセインは科学兵器をはっきりと 意図的に使った独裁者だ、ということです。 ここが、たとえば、麻原ショウコウ (松本チズオ)と比べてどうなんだろうか、 反戦運動をしている人達は、 考えているんだろうか、 ということです。 フセインは、麻原なんかより、はるかに 組織的に、科学兵器をイランとクルドに 本当に使い、多くの人を殺した張本人ですよ。 これはもう、戦争がどう、とか、 アラブの大儀、とかの問題じゃあなく、 人道的に許されない行為なんだけど、 国連がふがいなく、フセインに なんらペナルティーを与えるような 警察の役割が果たせないので、 フセインはまた、付け上がって いるわけです。 だから、反戦運動をやっている人達の主張、 戦争をやれば、多くの罪も無い子供や 女性が被害を被る、という主張は 正しいですが、フセインが政権を 持ちつづければ、もっともっと罪も 無い人々が 犠牲になる可能性も、考えなければ いけないわけです。 先ほど紹介した小室直樹の本も、 けっきょく第1次世界大戦後の反戦運動が ヒットラーを助長させ、その後、 取り返しのつかない 大被害をもたらした、という歴史的事実を 紹介しているわけです。 だから戦争反対を言うのは簡単ですが、 それが本当に正しいかどうかは難しい。 ただ、アメリカ支持を言うのは、もっと 難しいわナア。 この間、テレビでフセインの息子の ウダイの影武者をやっていて アメリカに亡命した人のインタビューを やっていて、いかにフセインの家族が 残虐か、という話をやってました。 しかし、最後に彼が言ったのは、 「けっきょくアメリカに亡命してみて 分かったことは、アメリカ人は イラク人の事なんか、人間と 思っていないんだ」という 台詞だったです。 そりゃあ、正しいだろう。 でなければ、劣化ウラン弾などどいう、 極めて非人道的な兵器なんか 使えないわなあ。 アメリカ人は、過去にも日本に 原爆を落とすと言う暴虐をやってますが、 やっぱ日本人なんか人間と 思ってないから、 こんな残虐なことを、平気で 行えるわけです。 (過去にこんな非人道的兵器を 使われた日本人は、なぜアメリカの 非人道的兵器に、もっと 文句を言わないんだろう。 戦争に賛成とか反対以前に、 こういう文句のつけようもあると 思うのに。) アメリカ人が日本人のことを 「イエロー・モンキー」と 呼んでいたのは、本当に そう思っていたとしか思えない。 そりゃあ、日本人だって 「鬼畜米英」とは言ったけど、 アメリカ人の頭に、本当に角が 生えていると思っていた日本人は、 そんなに多くないと思うけど。 まあ、歴史的にアメリカは、 ヨーロッパ各国から、歴史の浅い 国として、馬鹿にされてきました。 で、アメリカはイギリスなんかに、 物凄いコンプレックスがあるので、 映画のアカデミー賞なんかでは、 イギリス映画が、圧倒的に有利なんです。 で、どの反動で、今度は ヨーロッパ以外の国を、 対等の国と思っていないフシが あります。 (というか、人間と思っていない?!) 貿易摩擦の時なんか、ドイツに対しては 冷静に対処しているのに、日本に対しては やけにヒステリックだったのは、 やっぱ心の中では、日本人なんか 「サル」と思っているんでしょうねえ。 アメリカは、他国の大量破壊兵器を 問題としますが、 アフガンでやっとアメリカが使用を 認めて 有名になったデイジー・カッター なんて、 ベトナム戦争時から使われている 恐ろしい非人道的兵器です。 もともとは、ヘイコプターの発着場を ジャングルに作るために、 半径100mくらいに気化した 燃料をばら撒き、それに火をつける、 というものなんですが、 急激に酸素を燃焼させるため、 その下の人は、みな窒息死するという、 実に恐ろしい非人道的爆弾なのです。 そんなわけで、国際法では禁止されて いないけど、まともに考えれば よっぽど非人道的な兵器は、 アメリカも大量に抱えています。 それにしても劣化ウラン弾は、 ひどいよなあ。 どこの国でも、使用済み核燃料は 邪魔なんだけど、それを弾頭にして 他国に撃ちこむという 非人道的なことをやっているのは、 アメリカだけだろう。 そんなわけで、私は反戦にも主戦にも 賛成できないんだけど、 とにかく一般市民の被害を なるべく少なくして、 はやく終わって欲しい、という、 ホント、じつに当たり障りの無いことしか 言えませんねえ。 |
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2003年03月21日 14時49分27秒
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| 『イージー・ライダー』とアメリカ |
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テレビで、インターネットによる投票により
古い映画の上映を行う企画を紹介していて、
インターネットで名作『イージー・ライダー』
が選ばれたことを、やっていました。
『イージー・ライダー』う〜〜ん、 思えばこの映画を見れば、今の アメリカのイラク攻撃は、必然ですねえ。 テレビのアメリカ人のインタビューを見ると、 結構反戦の人もいるから、アメリカって リベラルに見えますが、ニューヨークや ワシントンと言った都会は、アメリカの 世論を代表しているとは、 言えませんからねえ。 アメリカって、昔から大統領選挙に 大きな影響を与えてきたのが、南部で、 この南部ってのが、また どうしようもない田舎なんだなあ。 もっとも、この辺りの事情は日本も 似ていて、東京の世論ってのは 日本全体の意見とは、異なっているわナア。 やっぱ、日本の政治を知るには、 田舎に行かなければ... で、アメリカの南部がいかに田舎か、 と言うことを知るのに良いのが、 『イージー・ライダー』というわけです。 (ここからは、ネタ・バレになる 可能性があります。) それにしても、今見ても 『イージー・ライダー』ってのは、 ムチャクチャなアメリカが、 描かれていますね。 ハーレー・ダビッドソンで、行進に 参加しただけで逮捕。 そこで知り合ったジャック・ニコルソンも、 夜リンチにあって死亡。 ラストは、ごく普通の南部のアメリカ人に、 理由もなく散弾銃で殺される。 ああ、アメリカって、なんて野蛮な国なの、 でも、これって、映画の中だけの ことだよねえ、と思っていたら、 その後に起こったことは、映画よりも よっぽどひどいことばかり。 留学した善良な日本人高校生は、 ハロー・ウィンに、ただ敷地に 入ったというだけで、射殺。 本当にどうしようもない、馬鹿やろう ばかりだと思っていたら、 今度は高校で銃の乱射事件が多発。 本当の本当に、大馬鹿やろうばかり ですねえ。 ちなみに、こんな国は、先進国の中では アメリカだけ。 ヨーロッパ各国は、アメリカよりも 銃の犠牲者は2桁ちがう。 (日本は3桁ちがう。) 私はイギリスは、教育も医療も駄目で、 どうしようもない国だと思いますが、 それでもイギリスに留学して 良かったと思うのは、銃による 危険を感じたことは、幸いなかった ことです。 もちろん、イギリスは、小犯罪大国で、 とにかく、かっぱっらいが多くて 大変なんですが、それでも アメリカのように、いきなり銃で 殺される事件は、ほとんどありません。 ようするに、アメリカと言うのは、 先進国の中では、 特別、変な国なんですが、 そういった認識が、 アメリカ人ダイ好きな日本人の中で、 希薄なんですよねえ。 日本政府の中枢部でも、政策決定している 人間の多くは、フルブライト留学で アメリカへ留学して、 チヤホヤされてきた連中なわけです。 アメリカの問題点を隠蔽された状態で、 アメリカダイ好き人間に洗脳された 人間ばかりだからなあ。 まあ、洗脳という言い方が大げさとしても、 こう言った人の言い分を聞いていると、 常にアメリカの視線で話しているん ですよねえ。 で、イギリスも、20年以上前、 サッチャーの時に、イギリスの独自路線を 諦めて、日本と同じくアメリカ一辺倒に なることによって、経済立て直しを 計って、とりあえずサッチャーは、 成功したわけです。 だから、今回イギリスがアメリカ 一辺倒なのは、日本がアメリカ一辺倒と 同じで、思考停止することによる 成功体験に基づくわけです。 経済的に豊かなフランスやドイツは、 イギリスのようにアメリカ一辺倒に なる必要はないから、 アメリカのやっていることが いかに間違っているか分かるから、 反発しているのだけど、 経済的に恵まれないイギリスは、 駄目なんだなあ。 今やヨーロッパの中で、イギリスの アイデンティティーを保つためには、 アメリカに頼って生きていくしかない 哀れなイギリス。 アメリカに頼らないと、すぐに イギリス経済はドイツの銀行に 飲みこまれてしまいます。 すでに、イギリスの産業は崩壊し、 すべて外国資本になっちゃったしナア。 にもかかわらず、(日本と同じく) 非関税障壁を設けて、産業を 守ろうとするのは、滑稽ですわナア。 だからE.U.の参加を渋るのも、 イギリスのプライドを満足させるだけの 地位を、E.U.の中で保つのが 難しいからなんですがねえ。 で、話をもとに戻して、『イージー・ ライダー』なんですが、この映画に アメリカの真髄があるとすれば、 ラストは簡単。 アメリカの理論では、 たとえどんな理由(服装など)にセよ、 気に食わない奴は、散弾銃で 撃って殺して良いわけです。 ああ、恐ろしい国。 ホント、アメリカに留学しなくて 良かった。 |
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2003年03月18日 12時41分57秒
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| イギリス人はおかしい? |
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いま、「イギリス人はおかしい、
高尾慶子著、文春文庫」という
本を読んでいます。
なかなか、「Castle」が「カースル」という 発音だったり、貧乏人の味方の 「テスコ」の話とか、 イギリスの実情満載で、面白い本です。 で、この著者は、なんと映画監督の リドリー・スコットの家で ハウス・キーパーをやっているという、 うらやましい話なんですが、 なんかリドリー自身も イギリスには否定的らしいです。 それにしても、一昨年の総選挙では、 歴史的な圧倒的勝利だったブレア―政権 ですが、その後、アフガンの戦争で、 ヨーロッパの中で突出してアメリカ に追従したため、他のヨーロッパ諸国から 大顰蹙をかい、支持率も急落したのに、 またもやアメリカの腰ぎんちゃくで、 イラクなんかと戦争している 時なのかなあ。 それにしても、「労働党(レイバー)」と 言いながら、ちっとも労働者の味方じゃあ なく、 「ニュー・レイバー」と言われた ブレア―政権も、 ついに終わりなのかしら。 サッチャーで(国民には嫌われても選挙で)圧倒的に強かった 「保守党(コンサーバティブ)」も、 メイジャー、ヘイグと、落ちるときは早かったもんナア。 |
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2003年03月12日 23時51分15秒
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| 日本の銀行もナア... |
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ナンか世間では、都市銀行が土曜日の
ATM利用の手数料を取る、というので、
怒りのニュースで溢れてる。
まあ、「しんせ*銀行」とか「すが*信金」 とか無料のところがある、というニュースも あるのですが、 私が疑問に思うのは、なんで 外資系銀行の話しないんだろう。 私は現在、アメリカ系銀行と イギリスの銀行を使っています。 昔から、どこのATMを使っても、 手数料は全額戻ってきてます。 こりゃあ、とっても便利良いんだけど、 なんで報道しないんだろう。 私が外資系銀行を使う理由は、ただつ。 日本の銀行はこのままでは、 いつか潰れると思ってるんで、 そん時に混乱しなくてすむように、 ということです。 (私は自分は愛国者だと思っているんですが、 愛国者だからこそ、国民の利益を食い物に する銀行が許せない。) 日本の銀行の不良資産、これは遅かれ早かれ、 ちゃんとしないと、世界大恐慌に なってしまう。 これは、日本人以外の世界の常識ですが、 当の日本人だけは、なぜか 暢気ですなあ。 (と私には思える。) で、日本の銀行の破綻を防ぐには、 どっからか金を持ってくるしかない。 で、そもそも考えてみるに、 もともと銀行ってのは、 お金を預かり、それを誰かに貸し、 利子で細々と食っていく、 地味な職業なんです。 間違っても、一攫千金とは程遠い仕事なんで、 どうやったって急に大儲けというわけには いかない。 銀行自体が、急いでもうけれないなら、 不良債権処理の為に、 どっからか金を持ってくるしかない。 この金を国民の税金から持って来るにしろ、 中小企業から貸し剥がすにしろ、 限界があるような気がする。 というか、どっちしろ、国の経済の 打撃は、測り知れないものとなり、 世界大恐慌に... うーーん、書いているうちに、 だんだん腹が立ってきたので、 もうちょっと書くけど、 そもそもこんなに不良債権が 増えたのは、10年前の問題発覚の 時に、ちゃんと処理をしなかったから 為でしょうね。 あん時ちゃんとしておけば、 不良資産の額は、半分とか10分の1とか、 ぜんぜん状況が変わっていた。 その後、銀行の上の人間が保身を計り、 問題先送りするために、不良債権は 増えた。 なんで増えたのか、不思議なんですが、 たぶん混乱の時って、 いろんな奴(「やく*」とか)に 付けこまれるんだろうなあ。 世間なれしていない銀行の経営者は、 いいように金を引き出され、 不良資産はドンドン増えた。 馬鹿な連中だが、そんな奴らの 巻き添えになるのは、御免なんだけどねえ。 そんなわけで、自己防衛の為に、 外資系銀行を使っています。 |
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2003年03月08日 22時49分05秒
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| 最近の車のデザインって... |
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はじめにお断りしておきますと、
私は車には、あまり興味がありません。
で、本論。 この間、日産のショールームに 行ってきました。 で、新型のスカイラインと 新型フェアレディーZの区別が、 つかないんです。 私にとってどちらも、できそこないの ポルシェに見えます。 かつては、Z(ジー)と言えば、 「本当にこれが日本車?」というような インパクトがありましたし、 スカイラインは、出来の良い日本製 サラブレットという趣で、 どう間違っても間違えることは ない個性がありましたが、 (私には)今や区別がつかない。 (しかも、前から見ると、困ったことに、 プリメーラにも見えてしまうんだよなあ。) さて、日産しか貶すのはナンなんで、 ホンダの話。 私は10年前から、ホンダ・アコードに 乗ってます。 アメリカで設計された、最後の U.S.アコードです。 氷の上を滑るような乗り心地。 アメ車らしい強力な低速トルク。 アメリカで設計されただけあって、 横幅が日本車よりだいぶ広いので、 高速安定性も抜群で、 週に3回は高速道路を運転する 私は、気に入ってます。 ところが、その次のアコード・ワゴンは、 日本で設計されただけあって、 良さが半減してしまった気がします。 (日本車らしく、便利で器用な 車には、なったんだけどね。) で、こんどの新型アコード・ワゴン。 車どうこうと言うより、スタイルがナア。 アコードのシャ−シで作られた オデッセイという車がありますが、 新型アコード・ワゴンは、 それをまた平たく押しつぶしたような デザインに見えるんですが、 これって、カッコ良いんですか? ナンか、どんどん車って、 カッコ悪くなっていくような 気がするのですが... |
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2003年03月05日 22時43分21秒
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| カリスマの崩壊 |
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オウム真理教の元教祖、麻原に死刑が
求刑された、というニュースが、3月1日の
新聞に出ていました。
ま、ほとんどの日本人の心情としては、 死刑になって欲しい、という気持ち なんでしょうけど、そういった 気持ちとはまた別に、たとえ死刑に なったとして、それで何が 解決するのか、 という疑問も、残ります。 オウム真理教は、いちおう反省したフリを したり、賠償に応じるフリをしたり、 名前を変えたり、いろいろしてます。 また、映画『A2』(私の映画の 批評も見てね)を見たりするに、 末端の信者と言うのは、なかなか 良い奴もいるじゃないか、 という気もします。 しかし、こういったことは、表面上の ことに過ぎないのです。 オウム事件が本当に解決するのは、 麻原自信が懺悔(さんげ)するしか ないのです。 この問題を本当に考えるに、 「カリスマ」というものを 考えてみる必要があります。 これと逆のケースに、最近の 北朝鮮があります。 彼の国の指導者は、(北朝鮮にとって)まずいことに、 拉致をはっきりと、認めてしまいました。 彼の国の指導者は、カリスマの 必要条件が分かっていなかったのです。 カリスマの必要条件とは、 「絶対に間違いを認めない」という ことです。 間違いを犯さない、ということではなく、 認めないことが大事なんです。 よく例に出されるのは、ローマ法王。 最近は過去の事実誤認(宗教裁判など)に 素直に間違いを認めることも多いローマン・ カソリックですが、 チョット前までは、絶対間違いは認め なかったです。 (別にカソリックを落とし入れる為に 言うのではないですが) 中世なんか、ローマ法王に隠し子は、 たくさんいました。 (とうぜん、婚姻の禁止されている カソリックの神父には、子供は いてはいけないのですが。) (さらに言っておくと、 現在でも、カソリックの神父には 婚姻は出来ないですが、ヨーロッパの 某国に行った時、だれも知らないことに なっているのに、誰もが知っている 神父の婚姻。 さらに、だれも知らないことに なっているのに、だれでも知っている、 そういう人達の間に生まれた子供のための 学校まであるらしいです。) でも、ローマ法王は、そう言う事実を 絶対認めないことによって、 権威を保っていました。 ようは、どんなことをしても、 間違いを認めないことが大事で、 その事によって、カソリックは 2000年も、保っているのです。 しかるに、北朝鮮の最高指導者は、 そのことをまったく分かっていないのです。 何度でも言います。 カリスマは、絶対に間違いを認めては いけないのです。 そうすると、北朝鮮の最高指導者が 間違いを認めたのは、 今現在では日本の在日朝鮮人の 中でも、そんなこと認めたくない 人もいるでしょうけど、 なにしろ本人が認めてしまったことですので、 最終的にボディー・ブローのように、 自分で否定すればするほど、 利いてくるのです。 もっとキム・ジョンイル君 (「君」は日本では、もともと 「君主」の意味ですので、 あしからず)は、 ローマ法王や 自分の父親やスターリンやヒットラーと 言った、 歴史上のカリスマを勉強すべきだったですね。 しかし幸いにも、キム君は、 そういったことには無関心だったらく、 カリスマとしては、決定的な ミスを犯してしまいました。 だから、北朝鮮の命運は、 決まっちゃったですね。 ただ、歴史上、ミスを認めて 生き延びたカリスマが、 一人だけいます。 それは昭和天皇です。 彼はアメリカに対して、何もかも 罪を認めて、まったく権力を放棄する ことによって、 権威だけで戦後も生き延びました。 これは実は、ヨーロッパの歴史では、 まことに珍しいことで、 ヨーロッパでは敗戦を生き延びた王は いません。 理由は、ヨーロッパの王は権威と権力は、 一体化していますが、日本は 江戸時代に、権威の天皇と 権力の幕府と言う構図を一度 体験していますので、 昭和天皇が権力だけ放棄して、 権威を維持することが容易だったと 思われます。 ですからキム君も、権力だけ放棄して、 アメリカの占領を受け入れ、 権威だけで生き延びることも 可能です。 ただ、脱北者の話を聞いているに、 キム君には人望がない。 たぶん、旧チェコのように、 北朝鮮が崩壊した時は、 キム君は人民裁判のような形で、 葬られるだろうなあ。 いや実際、今の北朝鮮はシロアリに 食い散らかされた家のようなもんで、 旧ソビエトや旧東ドイツなんかより、 よっぽどひどい状態なんで、 崩壊は時間の問題なんで、 私の興味は、それがいつ、どのように、 ということなんです。 でもキム君が、拉致を認めるという、 カリスマとしては決定的なミスを したからなあ。 で、麻原君。 今、彼が死刑になると、まずいです。 どう見たって、殉教者になってしまう。 政府は宗教の力を、軽く見過ぎだと 思います。 宗教の力と言うのは、何千年という 長さを、考えに入れています。 それだけ強いのです。 宗教がどれだけ永らえるか、ということと、 その宗派の教義の正しさ、というのは、 あまり関係もありません。 (実際、キリスト教の三位一体説って、 やっぱ変ですよお。) (ここじゃあ、ずいぶんキリスト教の 悪口も書いたけど、実は あまりキリスト教には悪い印象は ないことも、付け加えておきます。) オウムの問題は、麻原君の懺悔しか 解決はありません。 死刑はそのチャンスを減らします。 だから、終身刑にして、何十年かかっても 麻原君に懺悔させないといけないんだけど、 不幸にも日本には、終身刑はなく、 無期懲役しかありません。 しかもひどいことに、日本の無期懲役は、 たった10年ちょっとで、出てくるのです。 たしか『羊たちの沈黙』のレクター博士は、 無期×8倍だったと思います。 日本の無期が実質10年ちょっとなら、 なんで8倍とか100倍とか、 出来ないのかなあ。 これが知恵だと思うのに。 |
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2003年03月02日 22時59分45秒
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