ダウン・バイ・ロー

奇才ジム・ジャームッシュ監督作品。
これはそれほどメジャーじゃないかもしれないがに自分の中では
埋もれていたお宝を発見した気分だった。

舞台はアメリカ南部、チンピラぽん引きと失業DJ、謎のイタリア人が
それぞれ、とある刑務所の一室にぶち込まれる。3人のその閉ざされた
狭い空間で繰り広げられる会話や行動、雰囲気がとても繊細かつコミカルで
味がある。3人はやがて脱獄し逃亡生活を繰り広げていくことに....

始終モノクロの映像で淡々とした展開の中にも、ところどころで人の心理を
うまく描写している。逃亡者という追われる立場の人間模様をあまり
切羽詰まった緊迫感を感じさせず独特のユーモアで世慣れた男達を描いた秀作。

‘やれやれまったく冗談じゃないぜ‘とでも言いたげなクールな2人
(チンピラぽん引きと失業DJ)の間で、とことん陽気なあのロベルト・ベニー二
(謎のイタリア人)が絶妙のバランスだった。


メイン