king's x

doug
pinnick : bass,vocals
ty tabor : guitars,vocals
jerry gaskill : drums,vocals
| discography
solo project
|
そのコーラスワークからbeatlesとよく比較される彼らですが、ヘヴィなリフと複雑な構成はミュージシャンからの評価が高くmusician's
musicianと呼ばれています。しかし、今のようにジャンルが細分化されていなかったHR/HM全盛の80年代では「ヘヴィメタル」としか認識されず、その技術・センスは一般にはあまり高い評価を得られませんでした。最初は4人組でthe
edgeと名乗っていた彼らですが、ギタリストが抜け3人になった時からking's
xとバンド名を変更し、その後、活動拠点をヒューストンに移したんですが、その時に後に4人目のメンバーと言われるsam
taylorと出会い、Megaforceと契約してデビューします。 1stから4thまでがそのsam taylorのプロデュースなんですが、アルバムの完成度を上げる為にライブ向きのアレンジではなく、空間系のseを多くしようして独特な雰囲気を作り出しています。特に2nd「gretchen goes to nebraska」は良いアルバムです。中でも「over my head」は私の中では「これ以上のロックはない!」と言いきれる程、大好きな曲です。3rd「faith hope love」から「it's love」のヒットでバンドが上昇しかけたんですが、sam taylorとの確執が表面化してきて、その後のツアーやマネージメントに問題を抱え、登り調子もここで止まってしまいました。sam taylorと手を切った後に発表した、brendan o'brienがプロデュースした5th「dogman」で彼らの真骨頂であるライブバンドとしての音をそのままCDにする事に成功しました。続く「ear candy」でもdogman同様のアプローチで、この2枚が私には1番king's xらしいアルバムだと思います。ベスト盤を挟んで発表された「tape head」「please come home...mr.bulbous」ではどういう理由かはわかりませんが(恐らくヒット曲がないで切られたんでしょう。)インディ・レーベルからの発売なんですが、最近の彼らの音は全盛期からは、かなり見劣りする出来です。 そして2001年に発売された「manic moonlight」では久々の快作を作ってくれました。打ち込みを随所に使って、テクノのような感じもしますが、久しぶりにtyの荒々しいリフが存在しています。テンポの速い曲はないんですが、ドッシリと腰を据えたような「大人のグランジ」と言う雰囲気の曲が満載で非常に良いアルバムに仕上ってます。 デビューするのが早過ぎた感が非常にあり、今では「グランジ」や「オルタナ」という言葉が当たり前のように使われてますが、そういうジャンルが当時からあれば、彼らはその中で芽を出せたのではないでしょうか。 これからも彼らの活動に期待しています。 関連サイト |