日刊演劇Magazine:気分は桟敷席:バックナンバー4
2月興行いってきました
お名前:ふみ
投稿日:02月09日(月)13時57分49秒
助六、玉三郎さんとのツーショットに場内からためいきとも
なんともつかぬ声が発せられたのは、さすがあのお二人ならでは
とおもいました。
助六と揚巻二人のからみじたいは、とても少ないのですね。
上方和事のようにじゃらじゃらとじやれつくようなお二人をみたかったなあ。
演目が演目だからしかたないのですが。
藤十郎さん、おもしろかったのですが、ちょっとやりすぎ?
と思ったのは私だけでしょうか。
その場面が彷彿と
お名前:犀婆
投稿日:02月06日(金)16時55分34秒
はじめまして、犀婆と申します。最近こちらを見つけて、ワクワクしながら、毎
日のぞかせていただいております。
皆さん、よくご覧になられてますねぇ。感服つかまつっております。
すごいなあ、ほりこしさん。私も実は初日夜の部を観ましたが、オペラグラスを
のぞきっぱなし。拍手と交互で忙しかったです。
ほりこしさんの観劇記を読むにつけ、その場面が鮮やかに眼前に浮かんできて、
解説に再度納得でした。
同コンビの「助六」は初演以来、ン十年?ぶりで、ご両人共、なんびとをも納得
させるだけの、貫禄がついたなぁと感慨深いものがありました。
「松嶋屋の助六は、揚巻の『女』を刺激する男」うーん、感服いたしました。
「熊谷陣屋」評、楽しみにいたしております。今後ともよろしくお願い致します。
。
助六曲輪初花桜 観劇記
お名前:ほりこし
投稿日:02月06日(金)14時53分53秒
ほりこしです。
今月の感想を書き始めたらかなり長くなりそうなので、演目を絞ることにしました。ま
ずは<<助六曲輪初花桜>>。印象に残った役々から
===============================================================================
◆助六
見た目美しく、口跡爽やかにして明快。青白い炎が立ち上るような、やや陰性の助六。
肚には「曽我五郎」が見える。とはいえ、それは松嶋屋のもつ「華」の向こうにほの見
える、という印象。ただこれはやはり成田屋の陽性の助六が本来の姿だろうという思い
もあります。
特に印象に残るのは、成田屋の助六は揚巻の「母性」を刺激する男だとすれば、松嶋屋
の助六は揚巻の「女」を刺激する男だという点。荒事がベースにあることを考えるとき
どちらの助六がより助六らしい助六なのか自ずと答えは明らかだと思います。
とはいえ、松嶋屋の助六が面白いことも確か。ただ面白さの本質が成田屋とは全く違う
ということ。成田屋で印象に残るのは出端の燃えるような華やかさ、大きさ、床を踏む
音…極端な話、理屈を超えた部分での感覚的な面白さだと思います。一方、松嶋屋は揚
巻との色模様、母満江とのやりとり、意休の打擲に耐える姿…などより物語りに寄った
部分での面白さが大きいように思います。ですから憾みがあるとすれば力感の不足、と
いうことになるでしょう。やはり松嶋は荒事役者ではない、ということです。でも私は
そういう助六もとっても面白いし、今後も続ける価値はあると思います。
しかしこう考えてくると十一代目團十郎という人がいかに貴重な助六役者だったかが分
かります。荒事としての力強さ、子供のような男の魅力・色気、物語りを感じさせる情
緒を兼ね備えていたことは残された写真やビデオからも十分に伝わってきます。本当に
生で見たかったですね。
◆揚巻
今回は完全にここに集中してきたな、という感じです。全盛を誇る傾城の意地、誇り、
助六を思う恋人としての気持ち、またその家族を思う妻としての気持ち。それらが矛盾
することなく見事に表現されていたと思います。大きな見せ場である意休への悪態も、
見る者にあれだけの悪態を気持ちよく聴かせてしまう科白の巧みさ。それも全て、助六
への思いと、全盛を誇る傾城としてのプライドがはっきりしているからでしょう。あの
豪華な衣裳が見事に似合っているのはそうした役への深い理解と一体感があるからでは
ないでしょうか。近年の充実ぶりには幾度も目を見張る思いがしている大和屋ですが、
今回も期待に背かぬものでした。
◆白酒売
これは音羽屋のものでしょう。松竹座では鴈治郎さんがやるそうですが、ちょっと濃す
ぎるんですよね(^^; 少なくとも江戸前のすっきりした味にはならない。その点、音羽
屋はさらさらとしながら色気も柔らかみもあるのが強み。今回は遊びを抑えて比較的お
となしい印象ですが、松島屋と並んだ姿はなかなか見応えがありました。とにかく今回
は笑いを生み出しているのが全て「間」によるものであったことが音羽屋の上手さだと
思います。
◆かつぎ
美味しいところです。とはいえ八十助さんはすっきりした持ち味が見事に生きて、喧
嘩っ早くて、それでいてさっぱりしている男を小気味よく描き出して、短い登場時間で
しっかり足跡を残していったという感じです。啖呵のきれの良さは逸品でした。
◆意休
3日目ではやや科白の調子が上がって、私の求める姿に近づいていました。何と言って
も上背がないのが苦しいところですが、決して悪くはないと思います。顔も初日よりは
よくなっているようだったし。ただ本当に富十郎さんの役なのか、とは思いますが…。
もともと愛嬌のある方なので、ちょっと面白くなっちゃうような所があったのはしょう
がないのでしょうかね。この座組ならできれば羽左衛門さんにやって欲しかったです。
まぁ昼にしっかり働いているので難しかったんでしょうね。
◆白玉
時蔵さんはいい感じになってきましたね。もともと、おっとりした感じの美しさが好き
な役者さんでしたが今月の白玉もその特質がよく生きています。揚巻を呼び止める場面
では「この二人は性格は違うけれど、本当に仲がいいんだろうなぁ」という女同士の友
情のようなものを感じました。良い白玉だと思います。
◆その他、よかったのは…
團蔵さんの国侍。鶴蔵さんの遣手。孝太郎、信二郎の並び傾城。藤十郎さんの通人。あ
たりでしょうかね。特筆は團蔵さん。
(以上、初日・3日を見て)
===============================================================================
と、いったところで「本格的感想(笑)」第一弾でした。ここまで飽きずに読んで下
さったボランティア精神溢れる方、どうも有り難うございますm(_ _)m
それでは次回は「熊谷陣屋」をお送りする予定です。
ほりこしさん、「初日(速報)」ありがとうございます
お名前:吉左右衛門(きちざえもん)
投稿日:02月02日(月)11時26分37秒
ほりこしさん、ありがとうございます。
特に、僕が見ることが出来なかった初日の夜の部の様子が読めて感激です。
二月大歌舞伎−初日(速報)
お名前:ほりこし
投稿日:02月02日(月)10時34分40秒
こんにちは、ほりこしです。
行って参りました。二月大歌舞伎初日の昼夜。一気にここで観劇記をアップしたいので
すが、今日はちょっと外出の用事があるのでまずは所感だけ。近日中にまた「長い」の
を(笑)書きたいと思いますので、お付き合い下さる方はよろしくです(^_^)
===============================================================================
「娘七種」開幕には相応しい明るく、軽めの舞踊。我當さんは先月に続いて五郎は
ちょっと気の毒かな。今回は田之助さんの十郎の風情に軍配をあげておきます。
「女暫」音羽屋のは実に昭和49年以来。見てないわけだ(^^; とにかく楽しく見るこ
とが出来ました。詳しい話は次回に譲りますが、なかなかの適材適所。音羽屋の愛嬌が
活きたものでした。
「熊谷陣屋」やはり昼の部の最上出来。仁左衛門の熊谷は身体の細さが気にならない大
きさを見せて◎。出色は京屋の相模。近年見た中では最上の相模でした。玉三郎の藤の
方は終始出すぎない芝居で、縁の下の力持ちにまわった感じでした。羽左衛門さんの弥
陀六を見るとこの役の重要性がよく伝わってきます。成田屋は昨年孝夫さんが演じた素
晴らしい義経に比べると、やや輪郭がぼけている気はしましたが、随所に良い点もあ
り、それは次回に筆を譲りましょう。
「吉野山」はこれといって新しい発見はない(ちょっと厳しすぎるかしら)感じ。とは
いえ鴈治郎さんの年齢を全く感じさせない(翫雀や扇雀より若く見えるよ(^^; )静御
前のたおやかな風情は流石。團十郎さんの忠信はこの人の特質からしても「ものがた
り」が良かったように思います。
===============================================================================
「吃又」富十郎さんの又平は初見。私はなかなか面白く見ました。鴈治郎の話芸、富十
郎さんの芝居の地力を堪能。富十郎の又平は前半抑えに抑えて、後半絵が抜けたところ
から一気に発散して明るくなるいきかたで、そのコントラストの強さが芝居の面白さに
つながりました。もとより理屈の通らない部分の多い芝居なので、このくらいのやり方
の方が面白いと思いますね。八十助の雅楽之助は予想通りの良い出来。
「口上」
相変わらず左團次さんが面白いですね。まぁそれはさておき一月の間中口上を述べてい
たにも関わらず、機能の初日にはまた、新・仁左衛門さんの感極まったような様子が何
かとても清々しく、心地よいものでした。
「助六」玉三郎の揚巻の華麗さ意地の強さ、助六に対する情愛と、近年とみに充実して
いる芸力と相まって素晴らしいものです。今を盛りと咲き誇る大輪の花というに相応し
い、風格すら漂う揚巻で、客席も最初の出では、拍手すら忘れてイキをのんでいるとい
う感じでした。
新・仁左衛門さんの助六。見た目にすっきりとした容貌と爽やかな口跡、言い古された
このほめ言葉もまた良し、という感じです。詳しく書くと長くなるので今回はやめてお
きますが一つ。成田屋の助六が赤い炎だとすれば、松嶋屋は青く燃える炎、という感じ
ですね。で、どこかに「曽我の五郎」の「仇討ち」を肚に秘めているのが見えるような
感じがしました。
富十郎さんの意休(昼の部から凄い働き方!!)はもう少し高調子でもいいように思い
ます。あと顔が白すぎるんじゃないかなぁ。まだ期待を上回るところまでは来ていな
い、という感じです。まぁ千龝楽に向けてどう変わっていくかも楽しみにしたいと思い
ます。
===============================================================================
ひとまずは、こんなとこでしょうか。の、割には結構長いか…(^^;
まずは以上です。
愛之助さん
お名前:まさよ
投稿日:01月31日(土)07時47分28秒
愛之助さんって、秀太郎さんの養子ですよね。
確か、どこかの会社員さんの息子さんだとか…。
やっぱり、一緒に生活していたりすると似てくるのかな?不思議だ…。
僭越ながら・・・
お名前:おみつ
投稿日:01月31日(土)03時25分57秒
今、ちあさんのHP行ってきたんですが、
「へっぽの間」の中の「乾燥室」というところに、ありましたよ。
私がいうのもなんですが・・・・。
ちあさ〜ん、探したのですが見つかりませ〜ん
お名前:吉左右衛門(きちざえもん)
投稿日:01月31日(土)02時19分03秒
ちあさんへ
ちあさんHPに歌舞伎の感想を探したのですが、見つかりませんでした。
宜しければ、もう少し詳しい場所教えて下さい(ヒントでも良いですから)
おひまならきてよね
お名前:ちあ
投稿日:01月31日(土)00時51分56秒
ホームページに少しだけ歌舞伎の感想を書いてみました。
お暇な方遊びに来てくださいね。
(てぬぐい欲しかったナ)
http://www1.plala.or.jp/chia/
はじめまして
お名前:ふみ
投稿日:01月30日(金)22時41分07秒
私も仁左衛門襲名興行をみてきたひとりです。
うれしい気持ちと,、孝夫の名でよべなくなる寂しさを
感じながら,口上を聞いていました。
ところで、どなたかがかいていらっしゃいましたが
愛之助さんってほんと、似てますよね。
養子さんだそうですが,片岡家とは、血のつながりはまったく
ないかたなのでしょうか。
わくわく二月大歌舞伎 (^_^)
お名前:ほりこし
投稿日:01月30日(金)16時02分43秒
こんにちは、ほりこしです。ちょっと頻繁に出没しすぎでしょうかねぇ?(^^;
===============================================================================
さて、一月の興奮も醒めやらぬうちに二月公演が明後日に迫りましたね(^_^) この二月
の狂言立てはなかなか私は気に入っていて配役の上からもとても楽しみにしています。
とにかく私としては外し演目ゼロ。並べ方もまずまずという感じです。やはり芝居は明
るく打ち出して欲しいので昼「吉野山」、夜「助六」は本当にいいですね。
私は初日の昼夜から始まって昼4回、夜9回を3階B席で過ごす予定です。で、一度だ
け(久しぶりに)夜の部を一等席で見ることにしました。助六を間近で見たいのと、記
念すべき襲名公演のうち一度くらい一等で見ておきたいと思ったもので、無理をしまし
た(もちろん金銭的に(^^; )。
それにしてもどの演目も楽しみです。「熊谷陣屋」の配役の豪華さはちょっとないです
ね。まぁ去年んお3月の松竹座も素晴らしい舞台でしたが…。私としては最後の「十六
年は…」が、松島屋のは本文に沿った形になっているのが楽しみです。「十六年はひと
むかし。夢であったなぁ」というんですが、これがいいんですよ。「夢だ、夢だ」もい
いですが、松島屋のも泣けます。私は以前見たときはすっかり(T_T)でした。
また富十郎さんの「吃又」は私、初見です。公文協の公演は行かなかったし…。実はか
なり楽しみにしております。鴈治郎さんのおとくも話芸の巧みさを楽しませてくれそう
ですしね。ただ富十郎さんのように口跡のいい人の「吃又」は不思議ではありますが
科白の上手い人ならではの面白味(去年の播磨屋の時もそう思いましたが)がありそう
です。
で「助六」。私基本的に「助六」大好きなんですよ。物語りはほとんどないと言ってい
いものなのに面白い。なんか自分の中の血が騒ぐというか、ワクワクしちゃうんです、
本当に。富十郎さんの意休は見たことがありませんが、科白の調子で見せてくれるだろ
うと期待しています。そして新・仁左衛門の助六。楽しみだなぁ〜。
ただ唯一気がかりなのは権十郎さんです。二月も土佐将監は芦燕さん、通人里暁が藤十
郎さんで代役が決まったし…。記憶力は衰えたといえど、その「味」は得難いものです
から。早く復調していただきたいものです。
===============================================================================
私の予定は
昼=1、7、8、21
夜=1、3、6、10、11、14、18、20、25、26
(平日は「口上」から、11日は一等席)
となっています。
===============================================================================
と、いうところでまた(^_^)/
丁寧なお答えありがとうございます
お名前:吉左右衛門(きちざえもん)
投稿日:01月28日(水)12時39分03秒
ほりこしさん、まさこさん誠にありがとうございます
「道成寺」で舞台から客席に投げ込んだ物は“手ぬぐい”だったのですか!
昨夜のチャットでも、「帯取池」で投げ込んだ物も“手ぬぐい”(「帯取池」「道行雪故
郷」「勧進帳」の文字が入った)だと仰っていたので、手ぬぐいが恒例なのでしょうね。
このまま、就寝時に悩むこともなくなりました。ありがとうございました。
追伸
お名前:マサコ
投稿日:01月27日(火)22時08分46秒
今、よおく手ぬぐいを見直しましたら、南座の名前と吉例顔見世興行の文字も
入っていました。
手ぬぐい、もらいました。
お名前:マサコ
投稿日:01月27日(火)22時05分13秒
12月顔見世「道成寺」で菊五郎さんの手ぬぐいをもらいました。1等の前から2列目で
観ていまして、直接は受けられなかったのですが、隣にいた舞妓ちゃん連れの男性が2つ
取って(どうも、投げていた役者さんと顔見知りのようでした)、わたくしに1つ
くださいました。はじめてです。ほりこしさんのおっしゃるとおり、菊五郎さんの名前と
紋が染めてありました。
あれのことかな?
お名前:ほりこし
投稿日:01月27日(火)09時34分46秒
>吉左右衛門さま
仰っているのは「帯取池」「道成寺」で投げていたもののことでしょうか?
それであれば「道成寺」の方は手ぬぐいを結んだものです。あれにはシテの役者の
紋と、今回であれば七代目尾上菊五郎と染てあるはずです。「道成寺」ではかなら
ず「恋の手習」のあとは客席に手ぬぐいを投げ込むことになっています。(前回
芝翫さんが踊ったときは何故か抽選で客席に終演後配っていましたが…)
で、「帯取池」の方は分かりませんが、おそらく同様のものではないでしょうか?
こちらは何方か手に入れた方があれば教えていただきたいものです。
これで答えになっていますか?
誰かご存知の方いませんか?
お名前:吉左右衛門(きちざえもん)
投稿日:01月27日(火)08時05分22秒
24日歌舞伎座の昼の部と昨日の国立劇場に観てきた際に、その際初春のお祝い物だと
思うのですが、何か白い包んだものを舞台から観客席に投げ込んでいました。(僕は歌舞
伎座一幕見席・国立劇場三等席で、舞台から遠かったので貰えませんでした)
たぶん、中身は縁起物だけど大した物ではないと思うのですが、大変気になります。誰か
ご存知の方いらっしゃいましたら、教えて下さい。
初春大歌舞伎 観劇レポート(1/24、25編)
お名前:ほりこし
投稿日:01月26日(月)13時48分05秒
こんにちは。ほりこしです。1/24、25の「寺子屋」を見て何カ所か感想が変わっ
た部分と前回書き忘れた部分があるので追加レポートします。
播磨屋の源蔵は抑えた表現が源蔵の心理としては全く的確なのかもしれないと改めて
思っています。二度目以降は細かいところも気にしながら見ていますが、やはり科白回
しの上手さには感心してしまいます。それもただ気持ちよく聞かせるのではなく、音楽
的でありながら源蔵の心理を的確に描き出して行くところに播磨屋の素晴らしさがある
のでしょう。また首実検では松王を見守るその間、やはりまばたきをしていないようで
した。あの気迫が知らずと芝居に緊張感を生み出していくのです。本当にいい源蔵を見
せて貰いました。
音羽屋の戸浪は前回も書きましたが、本当に抑えて抑えて、特にあの「華」を完全に殺
しているのには驚かされます。昨日は源蔵が松王に「にっこりと わろうて」と言うと
ころで、さりげなく手ぬぐいで涙を押さえていたのが自然で感心しました。この襲名公
演以降、音羽屋の位置を考えるともう戸浪はないかも知れないな、と思うにつけても貴
重な舞台でした。
芝翫さんの千代も前半の頃とは変わって、ずいぶん気が入っていました。おかげで「様
子聞かせてくださんせいなぁ」もしっかり盛り上がり、後半までだれることなく立女形
の面目を施してくれました。
で、新・仁左衛門さんの松王丸。指摘していた首実検での「でかした源蔵よく うった
なぁ」が一気に畳み込む言い方に改まっていました。これでこそ玄蕃も首は本物と納得
できます。
逆に気になったのが出の部分の咳込む箇所です。松嶋屋は「助けて帰る(咳)手もある
こと」にしていますが、私としては「おろそかには(咳)いたされず」にしてほしいと
ころです(※)。
しかし、やはり初日に比べれば芝居のアンサンブルが断然良くなり、顔ぶれだけでない
本当に面白い「寺子屋」になったと思います。
------------------------------------------------------------------------------
※長くなるので別注にしました。
咳をする場所を気にするのは前半の松王の性根が変わってくるからです。まず断って
おくのは、ここは役者の解釈次第であって、ここで書いた意見はあくまで私の考えだ
ということをお忘れなく。皆さんがどう思うかはまた別ですよ。
前半の松王は(我々は立役だと知っていますが…)やはり敵役です。源蔵も松王を完
全に敵だと思いこんでいます。で、「咳の場所」です。
「助けて帰る」で咳をするときの松王は「こういう手もあるぞ」と源蔵に知らせる心
を滲ませています。実際に仁左衛門さんの松王も、その解釈で言っているように見え
ます。それを玄蕃が「こいつ何を?」と不審がるので咳をして目先を逸らすいきかた
です。
「おろそかには」に持ってくるのは単にそこで調子を張ると玄蕃が「こいつ病ではな
かったか?」と不審を抱くところにかぶせて咳をすることで「この通り自分は病だ」
と念押しする心になります。
で、なぜ源蔵に知らせる心ではいけないのか、というと。先程も書いたとおりここで
は源蔵は松王を完全に敵だと思っています。その松王が内へ向かって「助けて帰る手
もあること」と言ったところで信用するはずがありません。むしろここは玄蕃の信頼
を得て、後の首実検の仕組みをより成功に導くための手段と考えた方が妥当だと思わ
れるのです。
松王としては源蔵に小太郎の首を打たせなくてはならない。そのためにどんどん源蔵
を追い込んでいく「釘鎹」を打ち込んでいくわけです。もし源蔵が逃走したり、自分
達に挑みかかってきて万が一にも菅秀才が落命でもしようものなら、それこそ「ご恩
の報じ叶わぬ」ことになってしまいます。ですから松王が源蔵に向かって他の手段の
可能性を伝えるわけがない、という解釈になります。
「咳」で「何を」「ごまかす」のか。それはどうしても咳をする箇所に寄り掛からざ
るを得ない。で松王の科白を読むと今書いてきたような意図を表すには「おろそかに
はいたされず」で咳をするしかないわけです。ちなみに(直接見てはいませんが)お
父様、十三代目仁左衛門は「おろそかには いたされず」で咳をしたそうです。
と、以上の理由で「咳」の場所だけが不満だと書いた訳ですね。はい。「何わけわか
んないこと言っていやがる」と思われるかも知れませんが、私としてはそういうとこ
ろまで読みすすみたいわけです。長くなってすみませんでした。
------------------------------------------------------------------------------
と、いうことで初芝居も今日が千龝楽。二月も通いですから、しばらくは「歌舞伎貧乏
(笑)」が続きそうです(^^;
それでは長々と失礼いたしました。
暇潰しにPART3
お名前:まりりん
投稿日:01月26日(月)09時06分05秒
憚りながら…
またまた暇潰しにでも読んで下さい。【浅草・Bプロ】の巻
1階の2列目(い−25)、何故か前の2席が空いていて実質的には1列目!!
ラッキーな席でした。(^_^)
『舌出し三番叟』
長唄と清元に気を取られてしまい(延寿太夫さんの声、大好きなんです!)
所作まで気がまわらず、ボーっと眺めているだけでした。三津五郎さん、
芝雀さん ごめんなさい。
『三番叟』ってよく演るものですが、イマイチとらえ所がわからない…(^_^;
『河内山』
今回はじめて八十助さんの『河内山』を観たのですが、声も科白まわしも
意外と貫禄があって良かったです。玄関先で開き直る場面は観る側も痛快
でしたが、演ってる八十助さんも気分良さそうでした。
新之助さんの宮崎数馬は科白まわしがちょっと心配だったのですが(去年の
『三人吉三』の時は“学芸会”のような調子だったので)今回はスゴイ上達
ぶりで、ひと安心しました。しかし、目が合うと思わず赤面しちゃいそうで
科白まわしなんか、どうでもよくなっちゃうくらい端整な顔ですね。
“海老さま”になる頃にはエライことになってるでしょうね(人気が)。
彦三郎さんの松江侯は堅すぎという感じです。もう少し“キレちゃってる”
あぶない感じが欲しかったです。
『勧進帳』
浅草へ行った最大の目的は、なんと言っても三之助初顔合わせの勧進帳!
3人ともとても頑張っていましたが、中でも辰之助弁慶はひときわ力が
入っていましたね。あの若さで立派ですよね。(年寄りくさい言い方(^_^;)
今回、印象的だったのは“山伏問答”と“富樫の呼び止め”の場面でした。
“問答”での新之助富樫と辰之助弁慶は緊張感のある良い間合いだったと
思います。
“呼び止める富樫”には観ていてハッとする程勢いがあって良かったです。
凛々しい富樫でした。
菊之助さんの義経は姿より声の綺麗さが印象的でした。(菊五郎さんも昔は
あんなに綺麗な声だったのに…)
弁慶の“延年の舞”を観ている時ふと「この先何十年もこの3人の『勧進帳』
が観られるんだ。」と思ったら嬉しくて涙があふれちゃいました。
今までにない感慨深い『勧進帳』でした。観ておいてよかった。
「いや〜歌舞伎って本当にいいですねぇ。」
今月はこれで終わりです。残念ながら国立劇場には行けません。(;_;)
嵐 徳三郎
お名前:ようこ
投稿日:01月25日(日)01時15分27秒
徳三郎はいいですねえ。姿が良くて、格が高くて、色気があって。彼に、いろいろな役をやってもらいたいけど、とても無理。悲しい
ことです・・・とマサコさんにつられて、思わず書いてしまいまし
た。
松竹座は音響もすばらしくて、多少、声に難のある役者さんでも
まるで、マイクを仕込んでいるかのように、3階までよく聞こえま
す。 仁左右衛門の襲名披露も、これなら3階にして通っても
大丈夫かなと思えます。敢えて文句を付けるなら、座席の間隔が
狭いのが、ちょっと苦しいかな。
「阿古屋」は最高!
お名前:マサコ
投稿日:01月24日(土)22時35分19秒
初芝居の昼の部に続き、23日、大阪松竹座の夜の部を観てきました。
仕事が終わってから行ったので、「毛抜」はとばして、「雁のたより」と「阿古屋」を観ました。
「毛抜き」はまだ観たことがないので残念ですが、次回の楽しみにとっておきます。
松竹座では、ほとんど1階で観ているのですが、今回は3階の1列目です。でも、
とてもきれいに見えて、これだったら、3階で何度でも観たほうがいいかな、と思ったくらいです。
「阿古屋」には、もう感激しました。(初めて観ました)
花道に出てきたときの玉三郎さんの華麗さ、といったら。劇場を完全に圧倒していましたね。
あのうちかけの絢爛さにも思わずジロジロといった感じで見てしまいました。
女形さんに似合わない形容のしかたですが、まさに、威風堂々といった感がありました。
あの傾城の、前にだらりとした帯でよくもまあ三曲の演奏ができるものです。とくに胡弓の演奏
の優雅さは、観る者を惹きつけます。
ミーハーの感想になりますが、やっぱり美しいというのは、素晴しいことです。
1階で観るときは、仮に大好きな吉右衛門さんがでていても、共演の役者さんも観ないと申し訳ない
ような気がして、吉右衛門さんばかり見つめてはいられないのですが(割と前のほうの席
が多いので)、その点、3階はいいですね。自分の世界にひたれます。
わたくし、玉三郎さんばかりに見とれていて、團十郎さんや段四郎さんはあまりよく見ていなくて、
玉三郎さんに叱られそうですね。
これからも何度でも観たいお芝居です。
「雁のたより」も初めてでした。歌舞伎を見始めて10年あまり、詰めて観ているほうなのですが、
知らないお芝居のなんと多いことでしょうか。
上方の芝居ということで、東京生まれの翫雀さんがほぼ完全な上方ことばを話しているのが
嬉しくなります。あと、嵐徳三郎が出演するというので楽しみにしていましたが、
期待どおりでした。観客をうきうきさせてくれる何かが徳三郎にはあるのです。
何年か前に中座でやった「伊勢音頭恋寝刃」の万野役はほんとうに面白くて、憎たらしくて、
満足度100%でした。もっと歌舞伎公演に出てほしいのですが、これは、松竹側の問題なのでしょうか。
それともご本人の希望かしら?
という訳で、お芝居の内容はさておき、役者さんで楽しんだ夜でした。
久しぶりの歌舞伎にウキウキ
お名前:NOBI
投稿日:01月24日(土)01時32分46秒
お初にお目にかかります、NOBIと申すものです。冷えもんですが、以後よろしくお見知り置きくださいませ。
歌舞伎好きの人たちが集まったこのような掲示板が存在するとは、望外の喜び。これからも時々お邪魔するかもしれません。
さて、私儀今月の歌舞伎座は何と5年ぶり。仁左衛門の襲名だからと、旦那に子供を押し付けて行ってきたのです。
久しぶりの歌舞伎だったので、もしかしたら眠ってしまうかもしれない・・・などと思いながら観たのですが、とんでもない。
はじめから終わりまで釘付けでした。
*「梶原石切」
富十郎さんはすがすがしい口跡なので、あのような役は本当に似合います。歌昇さんの小物の悪役ぶりが気持ちよかった。
又五郎、松江さんの親子がとてもよくて、梶原が親子の心底を見破って刀を買うと言ったところなど、
久しぶりに歌舞伎が見られる嬉しさとあいまってか、思わずもらい泣きしそうになってしまいました。
銀蔵さんの剣菱呑助が、面白く、今まで大して注目もしなかった役だっただけに楽しみました。左団次さんにやらせたい。
*「吉田屋」
昔13代目のをビデオにとって、せりふを覚えてしまうほど何度も観ていた芝居です。
15代目の演じぶりを楽しみにしていました。確か孝夫時代に1度か2度観ています。
でも、襲名芝居の15代目の伊左衛門は本当にすばらしかった。
皆さん書いておられますが、伊左衛門のらい落ぶりとそれと全く好対照なお坊ちゃんぶりが絶妙なコントラスト。
夕霧会いたさにそわそわ落ち着かず、でも阿波のお大尽に尽くす姿にすねて寝てしまうかわいらしさ。
昔観たときから比べても格段によくなっておられたと思いました。
それは、私が少し年を取って、彼の気持ちがより分かるようになったからなのかもしれませんが。
芝居の善し悪し云々ではなく、観ている自分が変わったのかもしれないのです。だから、芝居は面白いし、止められないっ!
*「鏡獅子」
これも昔何度か観たことがありました(NHKの特番まで見た)。
そしてこれは間違いなく私が年を取ったせいですが、
後シテの獅子の精より前シテの弥生により魅力を感じました。
他の腰元達に引き出され、おろおろとした後観念して頭を下げる。
もし2階の真ん中で観ていたら、自分が将軍になった気持ちがしたでしょう。
そして芝居が跳ねた後、私は幸せな幸せな気持ちで日比谷線に乗り込みました。
1週間後、今度は昼の部を観に再び歌舞伎座を訪れたのです。
どうも長長とすみません。ここまでお付き合いくださった方、ありがとうございました。またお会いしましょう。
歌舞伎座&遠征報告
お名前:お里
投稿日:01月23日(金)11時52分42秒
今朝、大阪から帰ってまいりました。今だ興奮覚めやらず、といったところです。
21日、午後歌舞伎座へ。幕見で『石切梶原』と『吉田屋』観劇。
富十郎さんは、線が太くて堂々としていて、まさしく武将、といったところでしょうか。
ほんとに石でも鉄でも切っちゃいそうな、力強くて情のある梶原でした。
しかし、何といっても『吉田屋』の仁左衛門。
孝夫さん時代は機会に恵まれなくて、あまり観たことなかったのですが・・・。
これこそ和事、という舞台でした。笠をはずすまでが長くて散々焦らされた後に見せる、あの表情!
若い衆たちを許した時の言葉に、お坊ちゃんの人となりが良く出てましたね。夕霧を待っている間の
すねたところが又かわいくて上品で、惚れられるのもわかるなーと納得。
これがぴんとこな、ってもんか、とつくづく思いました。夕霧の雀右衛門さんも美しくて情の深い、
すてきな太夫でした。太鼓持ちの宗十郎さん、ごちそうには違いないんでしょうが、
痩せてしまわれて、演技の間気になって仕方ありませんでした。
歌舞伎座は結局これ以上観る機会がなさそうで、残念なのですが・・・。
さて、松竹座です。22日、朝7時過ぎの新幹線で一路大阪へ。席は3階3列26番。
『神霊矢口渡』 福助さんは華やかすぎて、田舎の娘、という感じではないのですが、
その分後半の哀れさが生きたようでした。下男の六蔵は、私の好みではもう少し色好みのいやらしさが
あってもいいような気がしましたが・・・。
『土屋主悦』 がんじろはん(ついこう言ってしまう・・・^^;)と、お目当ての團十郎さん!
雁治郎さんは別格にしても、團十郎さんは若い!かっこいい!素敵!異論の向きもありましょうが、
第一場でさみしそうに帰っていく姿には涙が出そうでした。言いたいことを腹に収めて、
黙って去っていく・・・あぁ、男だわ!(バカ^^;)
『鷺娘』 もう一つのお目当て。まさしく鷺の霊がそこにいました。
凄絶の一言しか出ない・・・。すばらしかった!玉さまのを観た後では、他の人のは
当分観たくなくなりました。これが当たり役っていうのですね。
夜の部は、後援会でとってもらった1階7列16番。昼の部と共に
江戸と上方の入り交じった演目で面白いですね。バランスが取れていて飽きさせなくて。
『毛抜』 久しぶりの歌舞伎十八番。成田屋ならではの海老の字衣装は海老さま(先代)が
復元したもので、私には格別うれしい舞台なのです。大時代でおおらかで、大好き!
でっかい、という言葉がぴったりの團十郎さんは弾正を演じていて、とても気持ちよさそうにみえました。
巻絹のがんじろはん(しつこい!)は大ごちそうですね。
『雁のたより』 雁治郎さんの当たり役。黒御簾の音楽やせりふの言い回しなどは、
大阪で観るのが一番でしょう。これを東京でやったら、どうなるんでしょうねぇ。
東京地方の人間と笑いどころが違う、とは良く言われる話ですが・・・。
こういう上方に伝わるお芝居がたくさん出てきたら、大阪の歌舞伎も繁栄すると思います。
髪結床の店先で主人公五郎七 (雁治郎さん)とお客の金之助(翫雀さん)との語らいは、何回でも観たいような場面でした。
余談ながら、仲居おとく役の芝のぶさんはかわいい!時蔵さんとよく似たタイプの顔立ちしてます。
いずれ、『文七元結』のお久あたり、演ってくれないかなぁ・・・。
『阿古屋』 一年ぶり二度目の舞台ですね。去年観た時より練れていたようでした。
玉さまの傾城は、高貴で誇り高くて立派で、手が触れられないような雰囲気がありますね。
一世一代の阿古屋でしょう。お琴、三味線はもちろん、胡弓は素晴らしかった。
重忠とのかけひきの緊迫感には息詰まるものがありました。2人共人間の深さで勝負しているんだ、
というところが出ないと三曲の素晴らしさが生きてこないだろうし、この場は重忠役にとっても
むずかしいところですね。阿古屋だけの舞台になってなくてよかった!
一日の最後、まさに圧巻、でした。
この後10時20分の夜行バスで帰ってきたのですが、舞台を観た後の感動のあまり
楽屋待ちの予定をすっかり忘れて、ついふらふら梅田まで帰ってきてしまいました。
團十郎さん、ひと目お会いしたかった!4月と7月も松竹座に出演なさるそうですが、
半年の間に3回もなんて、東京地方のファンは大変です。でも行っちゃうんだろうなぁ、きっと・・・。
それにしても、今月大忙しの段四郎さん。幅の広い人ですね。彼が居るから
猿之助さんも安心していろんな事にチャレンジできるんじゃないかなぁ、なんて思っちゃいました。
猿之助劇団を支えているのは実は段四郎さんだったりして。
行った甲斐のある松竹座でした。
次は浅草の『勧進帳』だ!歌舞伎三昧の日々で幸せな一月、御目を汚しまして、失礼いたしました。
暇潰しにPART2
お名前:まりりん
投稿日:01月22日(木)11時53分52秒
また暇潰しにでも読んで下さい。
【歌舞伎座・夜の部】
『石切梶原』
富十郎さんのキビキビした動きや滑らかな科白回しはとても心地よいもの
でした。ただ失礼ながらもう少し立っ端があればもっと格好いいのになぁ
と思ってしまいました。(私の中では『石切梶原』というと播磨屋さんや
高麗屋さんのイメージが強いので…)
又五郎さん、松江さんの‘親子の思いやり’もとてもいい感じでした。
又五郎さん お元気ですね。
『吉田屋』
しかし、早く“新・仁左衛門の顔”が観たいのに面明かり(あってる?)に
笠をかぶっての登場にはメチャメチャ焦らされますね。“夕とも霧とも言い
出してもらえない”伊左衛門の焦れったさがわかりますね。
伊左衛門はとっても華があっていいですね。ぼんぼん役がはまり過ぎ。
仁左衛門が伊左衛門なのか、伊左衛門が仁左衛門なのかってくらいですね。
(よくわからん(^^;)
すねたりするところがまたシビレる(死語!?)
仁左衛門さんって本当に‘かたい’のも‘やわらかい’のもお上手ですよね。
雀右衛門さんの夕霧は若い(不思議だ〜)。好きな人に会えなかった辛さが
よく伝わっていたと思います。
おきさは宗十郎さんの方が好きです。これだけちょっと残念。
『鏡獅子』
石橋物は大好きですが、その中でも『鏡獅子』は特に好きなものです。
以前、ほりこしさんが書いてらした“獅子の髪を横へ避けて花道を後ずさり
する”件ですが、私はてっきりあれが中村屋の型なのかと思っていました。
私は“足の間に挟んで”引っ込む方がスッキリした感じで好きです。
その他は期待どおり、可憐な弥生・力強い獅子で素晴らしい所作でした。
いつも二枚扇にはハラハラしますね。
後見の勘太郎さんも一生懸命お父さんの踊りを観てましたね。
*懲りずにPART3【浅草編】も報告する予定です。(^^;
(遅れ馳せながら)わくわく観劇ツアー(その2)
お名前:おみつ
投稿日:01月21日(水)21時48分26秒
感動が冷めないうちに続きを書きます。ご用とお急ぎでない方はお付き合いの程を・・・
1月16日
<歌舞伎座> 昼の部
今回、三階東側の席で、正面からだと見えないようなところが見えて面白かった。
花道は見えるが、舞台上手のほうが見にくく、「声はすれども姿は見えず」という状況
が悲しくて口上の時は思わず身を乗り出してしまいました。(まあ、はしたない!)
「寿曽我対面」
うーん、これといって感想は・・・
各々のコスチュームの配色がいいですね。曽我兄弟の水色(浅葱色?)の裃に真っ赤な
小袖、工藤は黒、・・・・こんなこと書く場所じゃないですよね・・・御免なさい・・
工藤の役は座頭役者がつとめる、のだそうですが、富十郎さんてあんまり「座頭」
って感じじゃないような・・・じっとしてる役より、きびきびした動作のみられる
役のがお似合いだと思ってしまう。
「娘道成寺」
くだらん疑問なのですが、踊りの途中に踏む足拍子?って、トン!と歯切れよく踏めば
いいってもんじゃないのでしょうか?菊五郎さん、はじめの方、踏みかたが弱いと
いうか、はっきりしてなくて気になったんですけど。・・・とんちんかんなこと書いて
んだろうか、私。
全体的には、あでやかで、とても楽しめたのですが。
「口上」
とっても贅沢な気分!
内容って、日によって変わるのでしょうか?勘九郎さん、左談次さんが沸かせていま
したが、一番笑ったのは菊五郎さんの「夜の銀座では上方和事の神髄を伝授され・・」
の件。
仁左衛門さんのお美しさは言うまでもありませんが、その隣のとなり?に並んで
おられた愛之助さん!そっくりでびっくり(←韻、踏んでるよ)!仁左さまの時計を
逆回転させたかのような・・・彼が顔を上げたとき、客席がどよめいたように感じた
のですが、かなりのひとがそう(似てる!と)思ったということか?
「寺子屋」
もう何回か観たい。
主君の為なら我が子をも殺す、という心理、ほんというと、あんまり感情移入できない
のですが・・そんなこと言ってたら時代物はみれない、か。ただ、それぞれの夫婦が
お互いのおかれた悲しい境遇、を思いやり、相手を尊ぶ気持ち(特に女房二人の心
づかい)は、十分伝わってきました。
ま、ごたくは並べましたけど、仁左さまがいらっしゃるだけで、私は幸せ。
すごくあわただしい2日間で、ほとんど興奮状態の中、なんだか全てが夢の中の
出来事だったようで、感想らしい感想ではありませんでしたが・・・
もっと余裕のある日程で、というか、日を置いて、何回も、何回も観たいですねえ。
所詮かなわぬ夢ですが・・・
長々と失礼いたしました。(毎度のこと)
暇潰しにPART1
お名前:まりりん
投稿日:01月21日(水)20時57分30秒
遅ればせながら今月の感想です。とりあえず【歌舞伎座・昼の部】だけ。
暇潰しにでも読んで下さい。
『対面』
全体的に地味な感じがしました。何回か睡眠モードに入りそうになりました。
そんな中でも富十郎さんの工藤祐経は貫禄ありました。秀太郎さんの舞鶴も
ノリノリって感じで良かったと思います。うちの祖父は初日のテレビ中継しか
観てませんが、「秀太郎もなかなかやるなぁ」などと偉そうに言ってました。
私の口からは言えませんが、祖父の昔の記憶では秀太郎さんは『野崎村』で
お光さんが切ってる‘野菜’(『矢の根』にも出てくる)のイメージらしいです。
言えないとか言っておきながら二つも例を挙げたりして…今はそんな‘野菜’
の雰囲気はないと私は思いますけど…。
一緒に行った妹は、梅玉さんの格好良さに「惚れなおした。」といってました。
私としては、男寅さんにお父さんに負けない赤面になって欲しいなぁ(笑)。
※『寺子屋』の感想を書いていて気付いたのですが、今回の『対面』には少々
緊張感が足りなかったような気がしました。
『道成寺』
菊五郎さんのちゃんとした『道成寺』を観たのは今回がはじめてです。(以前
観たのがちゃんとしてないという訳ではなく、音羽屋さんのは何年前か忘れま
したが梅幸さん、丑之助くんと三人で踊ったのしか観たことなかったんです。)
初日のテレビ中継で観たとき体型が梅幸型になってきているのが気になったん
ですが…生の舞台を観ると、そんなことは吹き飛ばして余りある色っぽさでした。
目の覚める綺麗さ、艶やかさには感動しました。
『口上』
『口上』って役者さんの性格(個性)みたいなものが如実にあらわれますね。
毎回、少しずつ内容を変えて楽しませてくれる人もいれば、毎回、一言一句
変えずに通す人もいたりして(立場上変えられない人もいるでしょうが…)。
菊五郎さん、左團次さん、宗十郎さんなどは本当にサービス精神旺盛な方々
ですね。
『寺子屋』
私にとってこの演目はちょっと思い入れの深いものなのです。
はじめて歌舞伎座へ行ったのは10年前の2月でした。その時の演し物は
『菅原伝授手習鑑』の通しでした。当然、『寺子屋』もありました。
そういうわけで(?)はじめての感動を思い出させてくれる演目としていつも
楽しみにしているのですが、今回はさらに襲名演目ということで、顔ぶれも
スゴイし、期待もより一層大きかったのですが…
期待に違わぬ素晴らしい芝居でした。泣けました。
それぞれの役者さんがきっちりと役を表現し、ガッチリと歯車が噛み合って
心地よい緊張感がありました。いい芝居は何度観ても飽きないですね。
[心配事]私はかなり楽天家だと思っていますが(クドイ!)そんな私にも
心配事があります。どなたかも書き込まれていたと思いますが、
紀伊国屋の宗十郎さんのことなのです。
去年6月の休演以降、秋頃までは‘少し痩せたかな’くらいで、
そんなに気にしていなかったのですが…最近ちょっと気になる
痩せ方ですよね。当然!?私以外にも心配なさってる方は、たくさん
いらっしゃるようで、先日も私の隣りに座っていらしたオバさま
が「あんなに痩せちゃってねぇ〜」(昼の部・口上の時)と心配の
ご様子でした。
まだまだ頑張って頂きたい役者さんのひとりなので、一日も早く
もとの調子に戻って頂きたいと願うばかりです。
すみません
お名前:ちあ
投稿日:01月20日(火)00時02分48秒
ごめんなさい!
改行しませんでした。↓
すみません
お名前:ちあ
投稿日:01月19日(月)23時56分56秒
ごめんなさい!
改行しませんでした。↓
かんじんちょー
お名前:ちあ
投稿日:01月19日(月)23時54分42秒
今日浅草に見に行ってきました。今月は勧進帳が2つもあり「勧進帳マニア」の私としてはとってもうれしい年の初めとなるはずが・・・仕事が忙しくてなかなか行けない!で、やっと今日あさくさに行って来ました。(前置き長くてすみません)
菊之助さんってイイですね。品があって。河内山の波路もよかったけど、義経、なかなかです。「くろうほうがんよしつねさまー」ってかんじ(どんなじゃ?)がよくでてました(と思った)。私、弁慶ファン(幸四郎さんのが最高!)なんですけど11月の歌舞伎座で菊五郎さんの富樫を見てえらく感動、で今日の義経でまた新たな勧進帳ワールドにはまりそう。これからが楽しみですね。
やっぱり義経は若い人の方がいいですよね。
あ、それと今日の浅草は芝雀さんと亀蔵さんが良かったです。(と、私は思います)
幸四郎さんの弁慶がとっても楽しみです。
http://www1.plala.or.jp/chia/
1泊2日わくわく観劇ツアー(その一)
お名前:おみつ
投稿日:01月17日(土)16時59分26秒
大雪の中、どうなることかと思いましたが、なんとか無事に歌舞伎
三昧の旅を楽しんできました。
芝居を観るのに慣れていない私のこととて、他愛のない内容に
なるかとは思いますが、どうぞご容赦ください。
1月15日
<国立劇場>
歌舞伎座の一幕見にしようか、飛行機の中で迷っていたのですが、
「帯取池」を観てみたかったので、こちらにしました。
三等席がちょうど一枚だけ残っていたそうで、ラッキーでした。
「むすめごのみ帯取池」
三島幸夫作、というので、どんな感じなのかなあと、期待してい
たのですが、新作っぽくなくて(?)歌舞伎の楽しさがいっぱいで、
観て良かった、と思いました。
はじめの方で、主な登場人物がずらっと並んで、一本の帯をみんなで
持って見得を切るところとか(すいません表現が稚拙で)、なにか
古風な感じがして、楽しかった。配役も豪華だったし。
「新口村」
きれいだったああ。美しい雪景色の中に、美しい二人。時蔵さん
って、本当にきれいな人ですねえ。さっきのチャーミングなお姫様
とは打って変わって、しっとりとした美しさでした。
時間の都合でここまでしか見れなかったので、降り積もる雪の中を
駅へ向かったのですが、さっきの舞台とシンクロしちゃって。トントン
トン・・と太鼓の音が聞こえるようでしたよ。雪降ってて却って良かった
かも。忠兵衛=染五郎さんのような素敵な道連れのいないのが
残念でしたが。
<歌舞伎座>夜の部
ほりこしさんも書いておられましたが、夜の部もほぼ満席でした。
さすが歌舞伎の殿堂!比べると国立の方はちょっと(ちょっとだけ)
さびしかったような・・・和服姿のご婦人もちらほら。気合い入って
るなあ。
「石切り梶原」
とても良かった。私ってわかりやすいのが好きなのかなあ。
富十郎さん、貫禄があって、せりふがしゃきっと?しててとっても
素敵でした。
「吉田屋」
いやあ、堪能しました。仁左衛門さんの魅力を。
1階にの10番というところで観たのですが、こんなに前で見るの
ははじめてで、
幸い、舞台の上手にいらっしゃることが多くて、手を伸ばせば届き
そうで・・・ちょうど私の方向をむいてお座りになっていたので、
何度か目が合った、ような、気がするのですが。そのまま見つめ
あってるわけにもいかず(笑)、思わず目をそらしてしまった。はあ
あ。ま、気のせいだとは思いますが。
いい男ですねえ。こぼれんばかりの愛敬があって、気品があっ
て、かわいくて、全盛の太夫が惚れるのも無理はない。
ただただうっとりと見とれておりました。
終わりの方で、夕霧おいらんが病はちまきをはずすところ(そりゃ
そうですよねハッピーエンドなんだから)テレビで見たときは気が
付かなかった。やっぱり、歌舞伎は生のものだなあ、と思ったこと
でした。
「鏡獅子」
中村吉之丞さんのご老女様がきれいだった。歌舞伎の役者さん
って、皆さん美しく年を重ねていらっしゃいますね。羽左衛門さん
も、又五郎さんも。
勘九郎さんの踊り、すばらしかった。獅子が出てきて花道を一旦
後ろ向きに引っ込むところ、本来は毛を両足の間に入れるそうですが、
テレビで見たときは、ああ、引っかかると大変だものねえ、と思った
のですが、この日は、毛を脇にさばくところが、荒ぶる獅子を表す
振り付けの一部だと自然に見えました・・・って、単に見る目がない
のかな?
夜の部の最後に、とても華やかな気分に浸れて、私としては大満足
でした。
帰りに歌舞伎座近くのコンビニに寄ったのですが、そこに「鏡獅子」
の長唄の立三味線の方が入ってこられて、びっくり。一見サラリーマン
風なんですもの。気が付かなかった。
忙しかったけれど、大変贅沢な一日でした。
書いてるうちに感動がよみがえってきて、ずいぶんながくなって
しまいました。申し訳ありません。ひとまずここで終わります。
大雪にも関わらず・・・PART2
お名前:YASUKO
投稿日:01月17日(土)14時51分47秒
いや、ようこさんが<2>で、ここではわたしは<3>でしょうか。
わたしも、15日、浅草でした。
チケットの、払い戻しも出来ない訳だし。高い席ほど皆捨てずに(?)来場していたという感じでしね。
二等席にいましたが、結構空席ありましたもの。一等の方が埋まっていたようでした。あの天候にも関わらず、お着物の方も・・・
(成人式の人達も可哀想でしたね〜。)
やはり、三之助揃い踏み?勧進帳が一番沸いてたような気がするの。(八十さん、ごめん。)
沸いてたというか、みんなこれを観に来たのかなぁ〜と。まあ、<みんな>なんて、普遍しちゃいけないか・・・
でも、もう理屈じゃなく(理屈の人もいるかもしれないけど)<血の継承>って観たいと思う人多いのだろうし、
それを期待されているんだな、とひしひしと感じました。すごーい強い愛を感じて、ちょっと感動的なくらいでした。
特に、辰ちゃんに←って友達じゃないでしょ ^^; 対する愛の深さ・・・
以前<ヴィークル>という書き込みをしましたが、ヴィークルであることも含めて、(それが良いとか悪いとかでなく)
観たいし、期待されるのだと云うことが、なんだかホントよくく分りました。
もしかして、そんなの当たり前のことじゃん、何を今更!なのかもしれないけど、
今回の雪の浅草で、私にとってのいちばんの収穫というか、新たな感慨というか、持って帰ってきたものは、この感覚jでした。
それにしても、浅草久しぶりでしたが、以前からあんな風に、楽屋お見舞いの鉢植えを飾ってましたっけ?
おーここからここまでで、○十万!とか、思わずお花の美しさと同時に、あんまり粋とは言えないことを考えてしまいましたわ。
行って来ました、浅草公会堂
お名前:ようこ
投稿日:01月17日(土)00時07分25秒
15日、すごい雪でしたね。2時からの1回公演があったので
奈良から日帰りができました。新幹線の遅れが心配でしたが、何
とか帰れました。公会堂も満席でしたよ。目的は新之助です。老
母が十一世のファンで、新之助はそっくりなんですって。死ぬ前
に一度見たいと言うもので、一緒に行きました。切符を取った時は
七月に松竹座に来ることを知らなかったのです。公会堂は
前の席との間隔が広くて、段差もしっかりとあって、見やすい
ホールですね。気に入りました。でも、日帰りができるような公
演は滅多にないだろうなあ。
母も寿命が延びたようで、新之助の海老蔵襲名まで死ねなくな
ったと言っておりますが、あの元気なら、団十郎襲名まで行けそ
うです。七月松竹座には、「通います」
失礼しました!日付まちがい
お名前:ほりこし
投稿日:01月16日(金)09時51分32秒
前の書き込みの日付は言うまでもなく「1/15」のうち間違いです。
失礼しました。
日付うち間違えました!失礼
お名前:ほりこし
投稿日:01月16日(金)09時49分10秒
一つ前の投稿の日付は勿論1/15の間違いです。失礼いたしましたm(_ _)m
11/15 大雪にも関わらず…
お名前:ほりこし
投稿日:01月16日(金)09時47分35秒
こんにちは。立て続けに投稿しているほりこしです。ちょっとびっくりしたので書き込
むことにしました。
昨日(1/15)、歌舞伎座(昼の部)に雪をおして行ってきました。チケットがもっ
たいない、というのもありましたが折角の襲名公演の間に二度目の大雪。今度は前回の
こともあるしお客さんが少ないのでは…という心配もありました。
ところが、行ってみてビックリ。人通り少ない銀座の中にあって歌舞伎座だけは満席!
何と補助席まで出ていました。大向こうも私と同様の危惧を感じたのか、結果としてい
つもの休日以上に出てきていました。
口上の中で田之助さんと宗十郎さん(奇しくも従兄弟同士だわ)が「新・仁左衛門さん
の人気と人徳」と仰ってましたが、本当にビックリでしたわ。
夜の部ではどうだったか分かりませんが、役者さん達も皆さん一様に驚きもし、喜びも
したようで、何かとても素敵な感じでした。本当に舞台に生きる役者冥利だろうなぁ、
と思います。
外は寒いけれど、劇場の中は本当に温かい空気に包まれていました。と、いうわけで結
構記憶に残る日になったような気がしました。
行ってきました!新春大歌舞伎ッ!!(松竹座)
お名前:はりまやがすき
投稿日:01月11日(日)23時39分19秒
本日 行ってまいりました。大阪は松竹座“新春大歌舞伎”。
昼の部---------
神霊矢口渡
土屋主税
鷺娘
というメニューでした。
まず、神霊矢口渡 のお舟(福助さん)! 前半のウキウキ娘から後半の一変して
自分の命と引き換えに悶絶しながらも髪振り乱して、櫓の太鼓を打って惚れた男を逃がしてやる・・・・
その落差がとってもよかったです。あぁ、純愛!とため息がもれました・・・
土屋主税・・・・討ち入り絡みの演目はほんとにたくさんありますね。主税(鴈治郎さん)はやっぱり
鴈治郎さんではなければならないというのがよくわかります。うんうん・・・(゚-゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)
鷺娘・・・・・!!!!です。玉三郎さんス・スゴイッ!
玉三郎の鷺娘は別格!と言われた意味がわかるような気がします。なんといったらいいのか・・・
「きれい」とか「すごい」とかそんな形容では表しきれないような舞台でした。
舞台にいたのはまさしく、鷺でした・・・
幕が下りるまで息をするのも忘れてしまうくらい・・・・ぐ・ぐぅーっとひきつけられっぱなしでした。
------------------------------
と、いうわけで、新春第一段の歌舞伎見物でしたが、いやぁーよかったぁ・・・・・
新築された松竹座の中もウロウロとしてみましたが、トイレが各所に分散していて、利用者にはグーッド!
お土産物を売るコーナーも広くなっていて、幕間の楽しみが増えます。
観劇後は地下2Fにある“たちばな”というお店で味わえる「道頓堀地ビール」をぜひお試しあれ・・・
そのお店の板前さんに“渡し守頓兵衛”そっくりの方がいらっしゃいます。
日を置いて、今度は夜の部も見に行ってきます。なんとしても玉三郎さんの阿古屋をみらねば・・・
「大向こう」について>京屋さんへ
お名前:ほりこし
投稿日:01月08日(木)10時50分37秒
これは私の私見ですが、大向こうは本来は趣味のモノだと思っています。ですから大き
く間を外したり、芝居の雰囲気を壊したり、やたらと奇をてらった掛け方でなければ良
いと思います。
大向こうは掛けているのを聞いている時と、自分がかけ初めてからでは全然違います。
間を掴むイキも分かってくると思いますし、長唄や竹本の聞き方も変わります。特に大
向こうを始められてまだ3ヶ月とのこと。それは間を外しちゃうことだってあります。
まず初めのうちは間違えちゃったら「ご免なさい」と心の中で役者さんに謝って、二度
と同じ間違いをしないように自分に言い聞かせてやることです。
で、これは大事なのですが「ちゃんと声を出す」ということです。多少自信がないとき
でもちゃんと声を出す。そうすると間違えたときの恥ずかしさは相当なものですが、必
ず身になります。小さい声でやっている人は間違えても聞こえるのは周囲の少ない人達
ですから「まぁいいか」ってなっちゃいます。大きい声で間違えるのは本当に恥ずかし
いですが同じ間違いは二度としないようになります。ですからしつこいようですが、声
をちゃんと出すことは心がけていると良いと思います。
変に大向こう風の声を作ろうとしたりしない。斜に構えていかにも「通」的な見方はし
ない。変な節回しにしない。屋号は正確に発音する。やたらとポンポン声を掛けない。
決して手順に従って掛けるようなことはしない。テレビ中継に自分の声を聞かせたいな
どというイヤラシイ気持ちを持たない。といったことも心がけて欲しいところです。
それとこれは気持ちの問題ですが、余り見苦しい服装をしないこと。きちんと背もたれ
に背中をつけて背筋を伸ばして見ること。
これは大向こうとは関係ないように思えるかも知れません。が、声を掛けることは自然
に周りのお客さんからも「見られている」ことにもなります。好きな役者がいればなお
のことです。その役者さんに恥をかかせない程度の服装はしておくべきです(別に毎回
スーツである必要はありませんが無精ひげを生やしたり、周りの人から見て清潔に見え
ないようなモノは避けた方がいいです)。
また、姿勢の話は、まずはしっかり声をお腹から出すため。もう一つは周りのお客さん
に「何だコイツ。声を掛けているのに随分観劇態度は良くないな」などと思われないた
めにです。それに自分の気持ちをピンとするためにも必要なことです。
あと、できれば友人に離れた席で聞いて貰うことも良いです。しかもちゃんと意見を
言ってくれる人がいいです。私も歌舞伎座に行くと知り合いが大勢いますが、間違えて
しまったときなどに「間違えたねぇ(^^)」とか言われると勉強にも身が入ります。
それに個人的な好き嫌いもありますしね。私などは「名調子!」とか「ご両人!」なん
かは使いにくいものだと思っています。すぱっと切れよく入らないと却ってシラケてし
まいますから。とにかく屋号以外のかけ声は初めのうちはやめておいた方がいいと思い
ます。
それとこれは会長とも話しているのですけど「又播磨」「染高麗」「若松嶋」「若音
羽」「大京屋」などの言葉として練れていない耳障りなかけ声は決してしないことで
す。素直に屋号を言えば良いのです。あと「〜代目」もあまり連発すると聞き苦しいも
のです(特に世話では殆ど使いません−時代に張って科白があるときぐらいでしょう
か)。
更に、自分が「いいなぁ」と思う大向こうさんの間を勉強するのも手です(あくまで初
めのうちですけど)。最初はただタイミングを真似ているだけでも、そのうち「なぜこ
こで掛けるのか」が分かってきます。そうなれば自分の中でのルールみたいなものも出
来上がってくるでしょう。
そのうちに全く知らないお客さんから「良い声ですね」とか「上手いかけ声ですね」と
か言われるようになれば大したものです。私も全く趣味で声を掛けていたのですが、弥
生会の相談役さんの目にとまって、今の会長に紹介されたという経緯ですしね。まぁそ
れから後の勉強期間は結果として2年以上、ということになりましたが(^^;
と、いうわけでえらく長くなってしまいましたが、芝居を盛り上げるための大向こうな
ら大歓迎です。とにかく素直に自分の気持ちの入るところで声を掛ければ良いと思いま
す。自分なりの楽しみ方で頑張ってください。
感想文
お名前:思議
投稿日:01月08日(木)10時10分26秒
おはようございます。歌舞伎座初日から ちょっとは落ち着いたので
感想文を書かせていただきます。
『対面』
これがねえ 私 初めて見るものなんですが 「つまらなかった」いったい
この想いはなんであろ?と考えましたが ほりこし さまの観劇記を読んで納得。
おばかな私としては 台(なんというのだろ?)の上の富十郎さんが立派だなと
感じたこと そんなに富十郎さんは好きではないのですが さすがと思いました。
我當さんの五郎ちゃんは 見た目は個人的に好きなのですが、なんていうか う〜ん
多分 華やかな演目なのでしょうが 地味な感じが否めませんでした。
『道成寺』
んもお 一幕見の方で触れましたが 菊五郎さんがいい!地味な感じのあとに
「お正月なのにい」という欲求不満解消。菊五郎さんの綺麗だこと華やかだこと色っぽいこと
以前 雀右衛門さんの道成寺を見たときも「おおっ!」と感動しましたが
また違った今を盛りの道成寺というか 娘ざかりというか 綺麗だった。
次に見に行くときは『口上』からにしようと思っていましたが『道成寺』から見ることにします。
『口上』
歌舞伎の口上も初見ですが、華やかでほのぼのしていました。
夜のクラブ活動もなさるらしく 笑えたし ちっちゃな頃から仲良しという雰囲気で
良かったです。
菊五郎さんの「夜の銀座でわたくしが代わりに仁左衛門さんのサインを書いて配りますから
身体を大事に芸事に励んでください」というような主旨のことを言って大笑い
なんせ拍手がすごくて聞き取りにくかったので次回はしっかり聞いてきます。
口上も毎回同じことを言うのでしょうか?
『寺子屋』
これも ほりこしさんのを読んで納得 そうかそうか。
いつもながら 吉さまの台詞がうまいなあくらいしか感じられなかったので
私の恋も?さめたのかいと一瞬・・(うそ)
次回 じっくり拝見させていただきます。
仁左衛門さんの松王丸もりっぱだなあ 大きいなあくらいだったので これも次回じっくり・・
てなわけで簡単ですがわたしめの感想文でした。
失礼いたします。
大向こうについて
お名前:京屋
投稿日:01月07日(水)23時58分12秒
久し振りにこちらに書かせて頂きます。早速ですがほりこしさんに御質問です。私は三ヶ月ほど前から三階席で見に
行く度に声を掛けています。ほりこしさんが観ていらした一月初日も昼の部で声を掛けていました。もちろん芝居の雰
囲気を壊さないように気を付けていますし、変な言い回しや追い掛けはしていないつもりです。あくまで自分でタイミン
グをはかって掛けています。でも私は別にプロの大向こうになるつもりも無く、自分の好きな役者に、良い「間」で芝居
のアクセントになる、そんな声を掛けられたらと思って勉強しています。しかしプロではないので間をはずしてしまった
り、声を掛けた所が自分独りだけだと不安になったりもします。如何せん誰に聞く訳にもいかないので、「にわか大向
こう」のままですが、こんな感じで声を掛けていても良いものでしょうかねぇ?
「いや、いけません」と言われても困ってしまいますが・・・本当は横で見て頂ければ一番良いのでしょうが。まぁ一つ
アドバイスを宜しくお願い致します。
P.S 「寺子屋」の園生の前の出では堪えきれずに少し早いかなと思いつつ「京屋!」と掛けてしまいました。
贔屓だとつい・・・←これも駄目ですね・・・気を付けます。
あけましておめでとうございます
お名前:あす香
投稿日:01月06日(火)16時48分15秒
こちらのコーナーは初めてです。9月以来マトモに歌舞伎を見てないワタシ、
12月千秋楽と1月初日いったら絶対書くぞ!と気合いをいれては
みたものの、目の前にはほりこしさんのナントモ立派なご感想、
うー、どきどき。アタシはとにかくトーシローなので、
自分の感じたことだけ書きます。(長い前置きだなあ。)
で、まず12月歌舞伎座昼から。(もう新年なのに恐縮ですが)
「小鍛冶」
実は歌舞伎役者で特別ご贔屓の人はいないにもかかわらず
彼の舞台は見にかかさずみてしまうあたし。(8月は見なかったけど^^;)
猿之助さんって何か体の動きというかキレが全然ちがいますよね。
ああいう「人ならぬもの」がピッタリ!
・・・とはいえ実は舞台の途中(笑三郎さん?とかが3人で
踊ってたとこ)で爆睡してしまった。オモダカファンのYASUKOさんすみませんっ前日寝不足だったんですっ
意外だったのが「盲目物語」。
「時鳥孤城落月」とか「一本刀土俵入」の一幕物以来
どーも新歌舞伎とゆーのに期待が持てなかったのですが
(これだけでもあたしの歌舞伎歴の浅さがわかるってモンです)
良い方に予想が外れたようであのお市の方玉三郎&按摩の勘九郎
のマァ良いこと。一幕目のしみじみとした秋の夕べの静けさ。
ただし団十郎柴田勝家がなんか大河ドラマみたいでしたけど
そう思ったらそうにしか見えなくなってしばらく一生懸命打ち消しました。
ラストのお市の方と弥市が合奏するところも溜息。
思っても報われぬ耽美な愛、さすがは原作谷崎潤一郎!
だからってお市の方湖からでてこなくてもネッシーじゃないんだからなんて
心で思うだけですから許してね。
あと玉三郎さんという人は何の役やろうが絶対タマサブローの顔してる
ところが良いですねー(これ、ホメ言葉です)
途中で抜けるはずだったのに結局全部見てしまいました
どーも我ながら支離滅裂な感想でで(^^;
でも明日は1月仁左衛門襲名を書きたいと思います
どうぞ皆様お目こぼしのほど・・・
あっ「毛抜」!!
あれは・・・(記憶をたぐる)笑也さんの若衆しか思い出せない・・・
何せ2週間前ですもんね?
十五代目仁左衛門襲名披露 初春大歌舞伎 初日
お名前:ほりこし
投稿日:01月06日(火)09時15分33秒
皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、早速ですが初芝居の感想といきたいと思います。ご祝儀も兼ねて多少甘い
かもしれませんが…最初からあんまり辛くてもしょうがないですしね(^^;
-------------------------------------------------------------------------
十五代目片岡仁左衛門襲名披露 初春大歌舞伎(初日、昼夜)
-------------------------------------------------------------------------
1)雑感
いつものお正月以上の熱気はやはり人気役者の襲名だからでしょう。ロビーに
もいつもよりずっと多くの着物姿を見かけます。また著名人もちらほら。筋書
きは何と2000円!ここぞとばかりに稼ぎます松竹。
3階席にはにわか仕立ての大向こうがズラリ。「口上」以降は「大向こう無法
地帯」と化し、タイミングも何もあったもんじゃありません。とはいえ、何や
らお祝いムードで賑わう初日の雰囲気で、それほど不愉快にも感じないのは不
思議なことです(^^;
2)対面
やや地味な感じの対面ではありましたが、それぞれの役者の仕事という点では
見られる対面でした。我當さんの五郎はとにかく前髪立ちの若い五郎で、好き
嫌いはあると思いますが、私には納得のいくものです。梅玉さんの十郎は本役。
富十郎さんの工藤は科白の緩急の自在さで貫禄を表します。秀太郎さんの舞鶴
が良い出来。
しかしこの顔ぶれでは初めて歌舞伎を見るお客には「分かりやすい役者」がい
ないし、何度も見ている人には食い足りない、という感じは否めないような気
がしてしまいました(^^;
工藤に羽左衛門、五郎に富十郎、朝比奈に我當、大磯の虎に雀右衛門、化粧坂
に秀太郎あたりの配役で見たかったという気もします。
3)道成寺
菊五郎さんの道成寺は明治座以来でしょうかね。私の気に入っている役の一つ
です。音羽屋は基本的には「娘の可憐さ」で踊り抜く行き方で、これは私の気
に入っている理由の一つです。歌右衛門流に「常に鐘に気持ちが向いている」
というのもいいのですが、それよりも道成寺のような踊りはとにかく美しく、
楽しければいいというのが私の考えなので。
そういう意味で非常に色気たっぷりに力強く踊る音羽屋の道成寺はどこまでも
美しく、楽しいもので十分に堪能出来ました。
4)口上
新・仁左衛門を祝う雰囲気の中で温かい口上が続き、とても良かったように思
います。左團次さんの口上には爆笑でした。皆、初日ということもあってしど
ろもどろになったり、名乗り忘れたりする役者さんもありましたが、そんなこ
とが全くマイナスにならない、祝賀ムードいっぱいの口上でした。こういうワ
クワクは本当にいいものです(^_^)
5)寺子屋
いい加減見飽きたような演目も、こんな顔ぶれならまた違った輝きを放つもの
です。歌舞伎が役者の芝居だということを改めて感じますね。
吉右衛門の源蔵はかなり人物造形に力が入っていたようです。「せまじきもの
は…」などは気持ちよく言ってしまっていい部分だとは思いますが、吉右衛門
さんは苦痛に満ちた言い方で、大向こうも黙るしかないような行き方です。し
かし、その結果源蔵の苦悩は明確に伝わったようにも思います。この後も終始
押さえ気味の渋い芝居ですが、そうした中でも科白の上手さは流石と思わせる
ものでした。特に後半では、この抑えた芝居が生きていました。
音羽屋の戸浪は後半、千代の嘆きを聞いているあたりでの控え方に、芝居の上
手さを見せていたのが非常に印象的。見せ場はもちろん、立派にこなしていま
すが、何もしないときの姿が今回は素晴らしかった。他の邪魔をしないように
身体を殺して、ただ座っているだけなのに、同じ女として千代の嘆きに対する
深い哀しみが感じられたのには本当に感心しました。
勘九郎の涎くり、又五郎の親父も、あくまで芝居の中でのチャリ場としての行
儀をわきまえた芝居でした。この親子の他愛のない笑いがあるからこそ、後の
親子別れの悲劇が引き立つのであって、ただのご馳走ではなくて、ちゃんと芝
居の中の必要不可欠な場面なのだということまで、今回は分かりました。
左團次さんの玄蕃は、もう本当に本役。まさに敵役。言うことはありません。
芝翫さんの千代。何度も見ているのですが、芝翫さんの千代は本当に弱い女で
よく泣きますね。それなのに見ている側があまり泣けないのはどうしてでしょ
うか?「様子きかせてくださんせいなぁ」では思わずこちらが涙を抑えかねる
くらいの気迫がほしいんですが、今回はここでの緊張感が非常に薄いように見
えました。後半はまずまず立ったように思いますが、もっとやれる人のはずな
ので次回に期待しようと思います。
雀右衛門の園生の前は、まぁ殆どしどころはありませんが、やはり役者の大き
さで、その役の位を出していて、幕切れに中央にいるに相応しい風格でした。
さて、新・仁左衛門の松王丸。もともとこの人の松王が好きな私には大いに楽
しみです。今回の松王は前半は、机の数を改めて、戸浪に「何を馬鹿な!」と
かぶせて言うところが非常に良かったですね。机の数を改めることで玄蕃に対
して役目に忠実な所を見せながら、戸浪の狼狽を玄蕃には聞かせまいとして、
「何!何!何を馬鹿なっ!」とかぶせていくということがハッキリと見えたの
は収穫。これを戸浪と交互に言ってしまうと何のために机改めをしたのかが、
さっぱり分からなくなるので今回のやり方は全く正解。「無礼者め!」の見得
も形容になっていなくて、まさに我が子を失った瞬間への哀しみと憤りの爆発
になっていたと思います。
首実験はちょっと底を割りすぎかな、という気がしました。「でかした!」の
後でちょっと狼狽えたようにするのは玄蕃の疑いを招くような…。ここだけが
唯一の不満点かな。もっときっぱり小太郎の首に「でかした」と言っておいて
一気に「源蔵 よく打ったなぁ!」といく方が良いと思いますね。
後半ではやはり大落としよりも、その前の泣き笑いが見せますね。ちょっと泣
きすぎという気もしないではないですが、聞いていて思わず涙腺が緩みました。
全体的にはやはり良い松王だったと思います。
後半に来てだれる「寺子屋」が多い中で、今回は役者が揃ったお陰もあって、
最後まで面白く見ることが出来ました。ともかく最後の幕切れの豪華さはちょ
っとないですね。
余談ですが、勘九郎の六代目式の銀鼠の衣裳の松王も捨てがたいですよね。
6)石切梶原
個人的には結構好きな芝居です。富十郎さんは羽左衛門式で手水鉢の割れた
間から前に飛び出してくる派手なやり方。でも、この芝居自体がお伽話的な
のだから、このくらい派手にやっていいですね。
富十郎さんの梶原はまさに立役。派手やかさには物足りなさもあるけれど、
動きの良さと科白の粒立ちで見せます。
又五郎さんの六郎太夫が逸品。義太夫狂言のコク(糸にのって手を合わせる
というような何でもないような細かい動きに味があるのですよ)を教えてく
れます。ただの好々爺でないのも流石です。
松江さんの梢もなかなかです。こういう哀れが出る役での松江さんは結構い
いと思っているのです。
7)廓文章
昼とは打って変わった上方和事の伊左衛門。しかしこれがまたイイ。とにか
く借金を背負っていてもびくともしない、という、ただなよなよしている男
とは全く違う芯が一本通った男としての姿が明確。忠兵衛とは全く違う男な
んだなぁ。
ぼんぼん特有の楽天的というか、自分が零落などするはずもない、という確
信が伊左衛門にはあって、それがあの姿の中に浮かび上がっているのですよ。
とにかくその伊左衛門という役の品格が出ているのが素晴らしいですね。私
にとっては当代の伊左衛門といえます。松王よりも好きかもしれないです。
雀右衛門の夕霧は−若い、という話はしなくてもいいでしょうね(^^;−哀れ
なんだけど、遊女の色っぽさというか、男に惚れている女の情というか…。
いいですね。
脇も贅沢。羽左衛門さんの喜左衛門も、人柄の良さがでてなかなかのもの。
芝翫さんのおきさも千代よりは数等上の出来映え。これがこの人の味ですか
ねぇ。
宗十郎さんの幇間はえらいご馳走。飄逸な味はなかなかですが、本当はこの
人こそ、おきさが本役なんだけど。
8)鏡獅子
もはや勘九郎さんの持ち物の一つ。今回は勘太郎くんが後見についているのが
ハラハラです。どうやら初日無事に乗り切ってくれましたね。ほっ。
ところで勘九郎は獅子になってから花道の後ろ向きの引っ込みはいつ頃から髪
を脇へ捌くようになってしまったのでしょう?
やはり足の間に入れたままの引っ込みを見せて欲しいものです。特に初日、中
継も入っているのだから細かいところまでキチンと見せて欲しかったですね。
しかし、終わりに片足を上げてきまるところでは随分早くから上げていたので
感心しました。獅子の狂いも気が入っていたし。相対的にはいい鏡獅子だった
と思います。ただ、最近勘九郎さんの鏡獅子は多いですね。一昨年の南座、去
年の松竹座と、わずか1年ちょっとの間に3回ですからね。
私の贅沢な願いとしては、中日辺りで菊五郎さんと替わって勘九郎の道成寺、
菊五郎の鏡獅子とかやって欲しかったなぁ。まさに夢ですが…(^^;
-------------------------------------------------------------------------
と、いうわけでほりこしの長〜〜〜〜〜〜〜い感想でした。ここまでお付き合い
頂いた方(あまりいないと思いますが(^^; )、ありがとうございます。
それでは、本年もよろしく。
初体験
お名前:ゆう
投稿日:01月05日(月)15時58分03秒
初めて12月に昼の部を観た初心者です。当日は、歌舞伎座自体のシステムを観察してしまうという性で雑念が多かったのですが、帰ってきてから日を追って歌舞伎の素晴らしさが目に映り、なぜなのかと考えていました所に、NHKの歌舞伎中継があり、やはり層の厚い業界のトップを見せてもらうのだから当たり前なのだと納得しました。今まで色々な演劇を観てはずれが多かったのは、このせいなのかとも思いました。
同一の理由なのだと、ロンドンで観た「オペラ座の怪人」の舞台の素晴らしさを思い出させてくれました。
出演者の後ろに続く沢山の人々と熟練された音楽・・今までなんでみてへんかったかなあと後悔しきりです。
今年、たまたま歌舞伎座まで一駅のところに引っ越すので・楽しみが増えそうです。
こちらも、A Happy New Year!
お名前:マサコ
投稿日:01月03日(土)21時39分17秒
こちらには始めてお出入りさせていただきます。1月1日の一幕見席への私の書き込みは、こちらの
ページに載せさせていただくべきだったかもしれませんね。
皆様の文章を読ませていただいていると、歌舞伎への熱意や想いがすごいので、嬉しくなるのと同時に、
私のようなミーハー歌舞伎ファンはちょっとばかし臆するところもない訳ではないのですが、
えいっ、とばかりに書いています。
今まで歌舞伎の感想なんて改まって書いたことはありませんが(友達への手紙なんかでちょっと触れた
くらいで)、歌舞伎見物日記みたいでいいな、って思います。
1月2日、大阪松竹座昼の部を観てきました。
初芝居に行くのは始めてでしたが、意外に着物姿が少なく、前月の南座の顔見世の方が華やかな
気がしました。かくいう私も、着物にはもう何年も袖を通したことがないくらいですから、
人さまのことは言えませんが。昼の部のー
神霊矢口渡 (福助)
土屋主税 (鴈治郎)
鷺娘 (玉三郎)
という三本のうち、今まで、鷺娘しか観たことがなく(他の役者さんで)、今回も鷺娘を一番の
目的にして行ったものの、予想に反して、「土屋主税」には、思わず引き込まれてしまいました。
團十郎さんの大高源吾も爽やかで溌剌としていたし、坂東吉弥さん(其角役)には、独特の雰囲気
があって、間の取り方とか立ち居振る舞いなんか上手だなあっていつも思います。
これは、私が上方の人間だからかもしれませんけど。
最後にはちょっとウルウルしましたが、役者さんのアンサンブルも揃っていて、後味の良い作品でした。
これって殿様の名前が違うだけで、大好きな吉右衛門さんの「松浦の太鼓」と同じ主題なんですね。
お江戸と上方のお芝居の違いってところでしょうか。
わたくし、舞台写真入りの筋書がほしいので(月の後半でないと買えませんでしょう)、
この日は予備知識がないままに観たものですから、「矢口渡」はなんだかよくわからないままに
終わっていました。始めてのお芝居は、何度か観ないとよく理解できないことが多くって。。。
鷺娘は玉三郎さんも楽しげに踊ってられたし、ただ、見とれていただけです。
夜の部は、23日に行く予定です。阿古屋が楽しみ。