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■1999/10
『ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事』 高野文子
マガジンハウス刊
1998年2月
950円
ISBN4-8387-0964-1
●ストーリー
舞台は、西洋のとある国。主人公のラッキー=ランタンタンは、大金持ちのお嬢さんのメイド。大好きなリッチデパートでご主人のマネをしたことから、仕事をクビになってしまった。そんなとき、昼間、リッチデパートの支配人から就職の誘いを受けたことを思い出し、早速デパートを訪ねるが、夜中なので当然閉店中。行くところのないラッキーは、デパートに潜り込んでしまうが……。
●感想
再読。
初めてこの本を読んだのは、プチフラワーで連載していた時。今から13年前の1986年に遡る。しかし、その面白さはまったく色あせていない。
高野文子氏の絵にマッチした、50年代ぐらいのハリウッドのラブ・サスペンスムービーのような、ちょっとレトロな雰囲気。ストーリー自体はさほど複雑なものではない。しかし、ところどころにちりばめられた伏線の数々、丁寧に描き込まれた背景、コマ割におけるアングルの絶妙さなど、高野文子氏の漫画は、まるで良質の映画を見ているような感じがする。
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