| ウルトラファミリー |
99年11月12日(金) |
吉本多香美が、『ウルトラマン』の科学特捜隊ハヤタ隊員役の黒部進氏の娘さんだということはもはや周知の事実だろう。最近では、親子で“ハチミツ黒酢ダイエット”のCFにも出ていた。
今日の『徹子の部屋』のゲストは、その吉本多香美だった。
ところで、テレビで彼女の存在に最初に気づいたのは、かなり遅く、NHKの『あぐり』だった。その後は、いろんな番組で彼女を見かけるようになっていった。それも、ドラマで女優としてではなく、レポーターや番組アシスタント的な存在としてである。
最初の頃、彼女の存在を「この娘は何なんだろう」といぶかっていた。ちょっと見がいいだけで、別に何の芸もなさそうな女の子が、なぜこんなにテレビに出ているんだろうと。正直に言ってしまうと、あまり好きになれないタイプとして見ていた。どこが嫌いかと問われても答えられないのだけれど、私の目にはなぜかベタッとしたオンナオンナしたコに映っていたのだ。
それが、ある日、朝日新聞を見ていたら、彼女のインタビュー記事が目にとまった。そこで初めて彼女がハヤタ隊員のお嬢さんであることを知ることになった。ウルトラシリーズで育った私にとっては、初代ウルトラマンでもあるハヤタ隊員には特別な思い入れがある。その記事を読んでいるうちに、まるで長年会っていない友人が子連れで会いに来てくれたような、そんな懐かしさが胸にこみあげてきた。
その後、私の彼女を見る目が一変したことは言うまでもない。大々的にとはいかないまでも、知り合いのお嬢さんを見守るがごとく、陰ながら彼女の芸能活動を応援するように至った。
かくも人間の評価や好悪とはいい加減なものなのだ。
ところで、彼女が『あぐり』の前に、『ウルトラマンティガ』にレナ隊員として出演していたことも、その朝日新聞の記事で初めて知った。これは、ウルトラフリークたちには常識中の常識らしい。そんなことも知らなかったなんて、ウルトラマン世代としては面目ない限りである。
ちなみに『徹子の部屋』がどうだったかというと……。今日は裏番組のNHKの『スタジオパーク』に篠井英介さんが出ていたので、ちゃんと見ていないのであった。 |
| 努力する美人女優? |
99年11月11日(木) |
『科捜研の女』を見た。今クールのドラマの中では、割と気に入っているほう。主役は沢口靖子。言うまでもなく、美人女優としての誉れ高い彼女だが、最近では演技力を着実に身に着け、実力派女優としても着実に認められつつあるようだ。
私個人としては、特に沢口靖子のファンという訳ではない。ただ、ここ数年、彼女がドラマに出てくるたびに、「この人は、かなり努力したんだろうなー」と勝手な憶測をまじえながら、つい感心してしまうのだ。
デビュー当時の彼女の演技は、それはもう下手くそというしかなかった。しかし、それはセリフ回しなどを含めた演技力だけの問題でもなかったように思える。
致命的だったのは、彼女のその声帯だ。
彼女の声は、マイク、もしくは電波にうまく乗らないものなのではないかと思う。発声の仕方が悪いのかも知れない。声帯や喉についての専門知識は微塵も持ち合わせていない私だがら、まったく見当違いなことを書いている可能性もある。でも、デビューした頃の彼女のしゃべり声はとにかくすごく耳障りだった。ちょうど、今売り出し中の“何でもほしがるマミちゃん”こと、山口もえのしゃべり方と同じような感じ。藤崎奈々子でも可。いや、もっとひどかったかも知れない、沢口靖子の声は。
そんな欠点を持つ沢口靖子だが、その持って生まれた圧倒的な美しさと存在感をもってすれば、別に特別な努力などしなくても、易々と主演女優で居続けられるはずである。むしろ、美人女優と言われる人たちは、演技力は場数を踏めばおのずとついてくるものだからと、その美貌にますます磨きをかけること以外にはさほどの努力はしていないのではないだろうか。
でも、彼女はちょっと違った。発声の欠点が重大なものだっただけに、それを克服しようと恐らく一生懸命ボイストレーニングに励んだはずだ。ボイストレーニングをすれば、たいていの人はきちんと話せるようになるはず。でも、気を抜くと本来のしゃべりに戻ってしまう沢口靖子は、声帯がかなり特殊なのかも知れない(あくまで憶測で医学的なことはわからないが)。
でも、日常はともかくドラマにおいてはそうしたしゃべり方にならないよう、十二分に気を遣って発声しているように見える。『科捜研の女』でも、その美貌だけに頼ることなくちょっとコミカルな役回りを生き生きと演じている彼女を見ていると、根が単純な私は、素直に「偉いなー」と思ってしまうのだ。
もちろん、彼女のファンでもない一般人の私には、彼女がいかに努力しているかなど彼女のパーソナルなことまで伝わってこようはずはないので、これはすべて憶測に過ぎないのだけれど。 |