ON-LINE EXHIBITION ・ Batmann Scroll to right please.

海賊と琥珀色の海(1)
海賊と琥珀色の海(2)
海賊と琥珀色の海(3)
海賊と琥珀色の海(4)
海賊と琥珀色の海(5)

海賊と琥珀色の海 (1)

 眠れない夜のための海賊の物語…

 1577年11月、18門もの砲を備えた武装ガリオン船 --- フランシス・ドレーク率いるゴールデンハインド号は南太平洋の探検と調査のために大英帝国を旅立った。だが、その恐るべき真の目的はまったく別な処にあった。

海賊と琥珀色の海 (2)

 彼等は行く先々でスペインの植民地及び財宝輸送船を襲撃。通商航路破壊と掠奪を続けながら世界を一周したのである。血塗られた旅を終え、大英帝国に帰還するとドレークは奪った財宝で一躍資産家となった。さらにその功績により女王陛下からナイトの称号を贈られた。

海賊と琥珀色の海 (3)

 現代では考えられないことだが、当時、海賊行為は国家間で公然と認められていたのだ。各国政府は敵国の通商破壊を認める「私掠免許状」まで発行していた。すなわち「海賊のライセンス」である。

海賊と琥珀色の海 (4)

 17世紀に入ると私掠船の活動はますます盛んになる。カリブ海周辺の植民地を一手に牛耳るスペインに対し、イギリス、フランスがその利権争いに参入してきたためだ。私掠船はその尖兵として利用されたのである。海の男達にとっても海賊稼業は一攫千金のチャンスだった。

海賊と琥珀色の海 (5)

 海賊達の栄華にも終わりはやってくる。1671年、イギリスとスペインの間に和平条約が結ばれると、一転して私掠行為は禁止された。だが、一度海賊稼業に手を染めた男達が足を洗うのは難しかった。その多くは稼いだ金を使いきると再び一匹狼の海賊として海に戻っていく。もはや国家という後ろ盾を失った彼等はやがて捕まって縛り首に遭うしかないのだった。
Back