みるくるみ 第1話
〜 女の子のヒミツ 〜

「あれっ? みるく?」
「うん? くるみ? あっ、ラテに噛まれた首、大丈夫?」
「え、いや、大丈夫だけど……
 どうして、ラテに噛まれたって知ってるの?」

にこにこ笑っていたみるくちゃんの顔が、どんどん青ざめていきます。
仕舞いには、夏なのに冬なのか、と突っ込みたくなるほど青くなったみるくちゃんは、突然「わははははは」と笑い出しました。

「ほ、ほらっ!! ここっ!! ラテの歯にねっ、くるみの血痕が!!」
「どうしてそれが僕のだって解るの?」
「だって、くるみが首から出血してるから!!」
「ひょっとしたら、コケて器用に首だけ擦りむいたのかもよ?」

揚げ足を取り続ける来海くん。
ひたすら焦るみるくちゃん。
仕舞いには、逆ギレしたのか「もう知らないっ!!」というと、既に首を痛めている来海くんに向かって、ラテを投げつけて逃げました。
更に追い討ちをかけるように首を噛まれた来海くんが、後に病院へと運ばれたのは言うまでもありません。



「……思い出したぞ」

古傷が疼いたのか、思わず首筋を庇うように撫でる来海くん。

「みるく……お前……」


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