みるくるみ 第1話
〜 女の子のヒミツ 〜

「なんだよ、改まって話って」
「うん…実はね、ずっと来海(くるみ)に黙っていたことがあるの」

ある日、公園のベンチにみるくちゃんが来海くんを呼び出しました。
今日はとっても外が寒いので、二人とも暖かい格好をしています。
話がある、と言って呼び出したみるくちゃんの顔は、いつもと違ってとっても難しい顔をしていました。
よっぽど深刻な話があるんだろう、と思うと、来海くんの顔までも自然と強張ってきます。
それ以上に、小さい時からずっとみるくちゃんと仲が良かった来海くんは隠し事をされていたことに少し怒っているようでした。

「それは僕が聞いちゃイケナイこと?」
「そうかもしれない」
「それは僕が他人に話しちゃイケナイこと?」
「そうかもしれない」
「…それは僕が16年間信用されてないから話せなかったこと?」
「…それはちがうかもしれない」

それを聞いて、ちょっと来海くんは安心しました。
でも、みるくちゃんは相も変わらず硬い表情を崩そうとしません。
キッと口元を結ぶと、意を決した様に来海くんの方を振り向きます。

「来海…本当のことを言ってね」
「ぼくはいつでも正直者だよ」
「じゃあ、聞くよ。たまに、私がおかしく見えるときって無い?」

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