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JCを知りたい! という方はコチラ
don`t be a guy. be a man.
モトカレとしてのジョン・キューサック
John Cusack/an actor/was born 19660628
the world is full of guys. don`t be a guy. be a man.
この世にあふれてるのは、オトコノコばっかよ。オトコノコじゃなくて、大人の男になって!
『セイ・エニシング』(1989)
ジョン・キューザックを見ると胸がうずく。
理由を尋ねられた私は、遠い目でつぶやいた。
「だって、モトカレに似てるから――」
「モトカレってどの彼?」
あくまでも現実的な我が友である。
そうよね。冷静になれば、あんな巨人とも、ギャングの町の出身者とも、ウロオタ男とも、ディープなオタクとも、あんなに私服がダサいヤツとも、ヒネクレ者とも、オジサン好きとも、大統領候補とも――そもそも、ガイジンさんとラブラブになったことなんてナイじゃん、私。
なのに何故??
小心者だから大口たたき、すぐ浮気するのになんか憎めない。だって怒ると、花束抱えて家の前にたたずんでたりするからさ。優しいんだか冷たいんだか、頭いいんだか悪いんだかわかんないスよ。会えばケンカばかりしていたけれど、実は好きだったかも――なんて、1年に3分くらい思い出す(アホか)。
私がJCにハマったのは、こんな“想像上の生き物”に血肉を与えてくれたから。かな〜。
目の前にいるとウザイけど(どーせ泣かされるから)、モトカレとして思い出のなかで生きてて欲しい男、ナンバー1。
というか。
単なる好みだろ。わはは。そのトーリ。
あんな巨人
ジョン・キューサック(JC)の身長は6フィート3インチ(189センチ)。小柄な熊となら、肩をならべて歩ける背丈だ。ちなみに私との身長差は30センチ。もし並んで歩くことがあったなら(あるのか??)、会話を成立させるには肩車してもらったほうが早い、きっと。
スクリーンのなかでも、その巨人ぶりはいかんなく発揮されている。ゆったりしたリビングチェアに腰かけると幼稚園の椅子みたいにキュウクツそうだし、シングルベッドに横たわるとつま先出てる。
名前も体も、年々ビックになっていくJC。体がデカイということは、顔も。多くの出演作品で天下の美女を相手にラブシーンを演じるラッキーガイではあるが、ヒロインと顔が近づくシーンをよくよく観察すると、顔のサイズが女優さんのほぼ2倍。抱きしめているはずが小動物をしとめた熊みたいだ。コレが至近距離に迫ってきたら――恐い。たぶん。
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▲見よ!この身長差。左はホビットではなくアル・パチーノ。 ▲Mr.ハンター(誤)
ギャングの町の出身者
シカゴといえばナポリと並んでギャングなエリア。アル・カポネを生んだ町(て、古いな、ワシ)。JCは、シカゴ郊外の生まれらしい。どことなく素朴でノンビリしたJCの立ち振る舞い。「郊外」ってとこがポイントです。
シカゴというフレーズには洗練された都会という印象もあるけど、実は一面のトウモロコシ畑が広がるイリノイ州に属していたりもする微妙なお土地柄。実態はともかく名前だけはメジャーな地方都市。日本で言うとどこだろう? ズバリ、愛知県名古屋市「郊外」。
しかもシカゴ・ブルズのファンらしい。名古屋市「郊外」の中日ファンみたいなもんか??
数学教師である母親以外、家族揃って芸能人。JCプロデュース作品なんかでは父親と5人兄弟が入れ代わり立ち代わり顔を出す。一家総出でお楽しみ。
ほら、やっぱりちょっとギャング入ってる。
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▲あ。これは映画のなかのワンカットよ、もち。 ▲右は美人のネーチャン、ジョーン。
ウロオタ男
ワタクシ的JCの真骨頂といえば、彼がふたりの女にはさまれて困りまくる図。
『狂っちゃいないぜ』(1999)という謎の邦題作品をはじめ、たいていの場合、本命がいるのにも関わらずハズミで浮気しちゃったりするわけだが、その後の行動が見もの。ウロたえ方が、半端じゃなくリアル。自分の弱さをしっかり見つめていないと、できないぞ、こんな演技。笑わせてもらってます、かなり。
何故男は浮気するのか? 多くの映画では、この永遠の問いに対して言い訳をする。「死ぬのが恐いから」(『月の輝く夜に』)とかね。感情の問題を論理的に片付けようとしているのだ。
けどJCの映画では、浮気男JCが眉を八の字にしながら、ただウロウロオタオタするだけ。意味もなくお喋りになったり、アリバイづくりにセコセコ暗躍したり。その愚かしくもケナゲな姿に、女(てか、私?)はため息をつく。「ま。しゃーないなー」
彼がパニクればパニクるほど、女(てか、私?)の心は晴れていく。個人的うらみ? いえいえ。
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▲浮気中 ▲説得中
ディープなオタク
『マルコビッチの穴』(1999)、見ましたか? ロンゲでヒゲ面で、ゴォジャスなインテリアやバスローブ姿が全く似合わない悲しき偏愛者を演じたのが、JC。あくまでも映画のキャラクターだけど、これだけオタク姿がキマルのは本人にもその資質があるっていう証拠。
音楽オタクです、この人。そもそも熱烈なるクラッシュファンぶりをアピールしてカミングアウトしたのは、『セイ・エニシング』(1989)にまでさかのぼる。脚本も手がけたレコードマニアの恋物語『ハイ・フェディリティ』(2000)では、「100%自分を重ねた」とコメントしてるくらいなもので。本作では選曲にも口を出したとか。その選択は意外と健全、つまりベタ。なんとも微笑ましい限り。さすがブルズファン。
オタクという言葉を、「なかなか大人になれないヒト」と言いかえれば、JCは120%オタク。
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▲ある時は人形偏愛者 ▲ある時はLPコレクター
私服がダサいヤツ
もちろん写真でしか存知あげないのだが、これが銀幕スターかと思うほど、私服に金かかってなさそー。アメリカン特有のカジュアルにもほどがある。
インタビュー記事の描写によると、素のJCは低音でボソボソ喋るらしい。サービス精神のないこと山のごとしだ。
これって、仕事(演技)以外はドーデモイイ、という姿勢の現れでしょうか? はっきりゆって、私はそーいう人を支持します。男だぜっ。
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▲素のJC。たんなるオッチャンじゃないですか?▲雑誌のJC特集。特集タイトルは「セレブと呼ばないで」
ヒネクレ者
1994年前後のこと、JCのもとにふたつの仕事の依頼が舞い込んだ。トム・ハンクスなんかと一緒に宇宙船へ乗り込むヒーロー役と、主役とはいえショボクレた売れない劇作家。さあ、どうする? 彼はアカデミー賞候補にもなった骨太ハリウッド話題作『アポロ13』(1995)のオファーを断わり、ウディ・アレンの小品佳作『ブロードウェイと銃弾』(1994)へ出演を決めた。
ハリウッドか? インディペンデントか? この選択に、彼のすべてが現れている。ような気がする。
もともとウディ・アレンを尊敬していたらしい。「犬の役でもいいから」と、出演を熱望していたのだとか。うわー。あの人の映画が好きだなんて、間違いなくガキ。もとい“オトコノコ”。
その後ハリウッドアクション大作『コン・エアー』(1997)なんかにも出ているが、その理由がふるっている。「ジョン・マルコビッチと共演したかったから」。この映画、主演はニコラス・ケイジなんスけど。ニコラスの「ニ」の字もないのか、君の辞書には。
通好みの演技派といや聞こえはいいが、ちょっとした町のヒネクレ者。理由なき反抗。
現場では、うるさ型の役者として煙たがられてるっぽい。
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▲コーなるはずが―― ▲コーなっていた
オジサン好き
巨人つながりということで(え?)、(6フィート4インチ=191センチ!)ティム・ロビンスと仲良し。
JCとは『シュア・シング』(1985)で共演しているから、もーつきあい長い。その後、ロビンス渾身の演技が光る『ザ・プレイヤー』 (1992)にカメオ出演、ロビンス監督作品『クレイドル・ウィル・ロック 』(1999)では気弱な黒幕、偽善者笑顔も板についたボンボン時代のミスター・ロックフェラー(ミスター資本家)を余裕で演じた。
なんといっても笑えるのは、『ハイ・フィディリティ』(2000)。JCとロビンスは、女をめぐって殴り合い。ま。私にいわせりゃ、何じゃれあってんのさ、この熊2匹。てなシーンでしたが。
どっちかつーと、JCの方が好きなんだろーな。このオジサンを。
(アカデミーではなく)カンヌやゴールデン・グローブで賞に輝いて、『オースティン・パワーズ・デラックス』的なもので笑いをとるかと思いきや『ショーシャンクの空に』的なところで熱演を見せ、その上、自らメガホンもとる――こんなロビンス路線、目指していると思いますね。巨人というだけでなく、芸能一家という生い立ちも似ているし。
てことはネーヴ・キャンベルは、スーザン・サランドン(的存在)なわけ!?
▲目指すはコーイウコト、でしょうか?
大統領候補
今、JCをアメリカ大統領にしようという動きがある。いやマジで。
「彼はグロス・ポイント・ブランク(=地名。『ポイント・ブランク』(1997)とヒッカケテいる)でタフな決定を下し、野球界を追われた8人の男たち(『エイトメン・アウト』(1988))を追放しなかった。おまけに、ジョン・マルコビッチ(『マルコビッチの穴』(1999))よりクールだ。てことは、今までのところ彼の政治には好感がもてる」というのが、推薦理由。
キャンペーンビジュアルは、『セイ・エニシング』(1989)のポスターそのまんま。
ふざけてます相当。本人のあずかり知らぬところで。わはは。
私は大統領になって欲しくないので投票しませんでしたが、興味のある方は、ココ。
▲『セイ・エニシング』当時のJCは、政治とは無縁なゆでたまご顔青年だっつーの。
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