ニューヨークってなんだ?

 

 

ニューヨークって、アメリカにある都市。

北アメリカ大陸の東海岸沿いにあり、日本から飛行機で15時間くらい。時差は14時間。青森と同じ緯度。

なんてデータからは、この街の魅力はいまいち伝わらない。

ビックアップル。人種のるつぼ。

こんな形容も、類型的すぎて心に迫らない。
ここでいうニューヨーク(N.Y.)とは一般的な言い方であって、正しい名称ではない。
正式には、ニューヨーク・シティ(N.Y.C.)である。
映画のなかでも、シティ(City)なんて呼び方をされたりすることも多いね。
またこの都市がマンハッタンアイランドにあることから、マンハッタン(Manhattan)ともいわれる。

ともあれ。
ニューヨーク・シティは、ニューヨーク州にある一都市に過ぎない。
なんで、こんなちっぽけな島が、多くの人々を魅了するのだ……

???

……わからない。
ヒントを探すつもりで、ニューヨークについて語られた言葉を引用してみるか。

 

まず、多くのアメリカ人の決まり文句。

「マンハッタンは、アメリカじゃない」

街の機能も、文化も、そして、そこに生きる人々も、典型的なアメリカのソレとは異なっているらしい。

「マンハッタンは、(アメリカではなく)独立した一国家なのだ」


なんて断言する人までいる。




次に、友人S(♂)の名ゼリフ。

「マンハッタンにやって来るオンナは、気が強い」


対して、友人G(♀)の捨ゼリフ。

「マンハッタンにいる男性のうち、50%はいけ好かないヤッピーで、
45%はゲイ、フツーのオトコは全体の5%しかいない」


もう文字どおり。そうですね。おっしゃるとおりでごぜぇますだ。
 
最後に、映画「マンハッタン」(監督 ウディ・アレン)から。

「マンハッタンは、黒と白の存在」

「マンハッタンは、美しい女であって世慣れ男」

「マンハッタンは、現代文化の腐敗の暗示と、麻薬と犯罪とゴミの街」


そして

「ニューヨークは、永遠の都」

 
マンハッタンを心から愛する彼の目には、こんな風に見えるらしい。
詩情あふれちゃって、んもう、ロマンチックだ。

どうでしょう? どう思う?
少なくとも、私の瞳にはこんな風にはうつらない(ちなみに視力は弱いが)。


ニューヨークってなんだ?


芸術の街、ビジネスの街、勝者の街、敗者の街、恋の街、失恋の街――
人に聞いたら10人10色の答えが返ってくるに違いない。
つまり、それがニューヨークってことなのか???
 
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