
第1章−2
スカ〜ロックステデイ〜レゲエ
VOL.1
<ハカセ>
オヤオヤ、ジャック君、前回のワシの説明でレゲエとスカの違いが分かったのかい?
<ジャック君>
うん、62年のジャマイカ独立から66年までがスカ、68年までがロックステディ、
68年の「ドゥ・ザ・レゲエ」からがレゲエなんでしょう?
<ハカセ>
そうジャ。でもそれは、大雑把に年代で区切っただけの話なのじゃよ。
レゲエとスカと言うテーマは、とっても大事なのは分かるじゃろ?
だから今回は音楽的違い、つまり聴いた時の違いを探って見ようと思うのじゃ!
ラスタの話も大事じゃが、もうちょっと掘り下げてみよう。
スカのテンポが下がって、ロック・ステディになり、それがレゲエに発展、と
いうことは前回話した通りじゃな。
この世にスカとロック・ステディしかなかったら、両者を見分けるのは簡単じゃ。
速いのがスカで、遅いのがロック・ステディという事になるのう。
ところがレゲエの登場で話は複雑になってくるのじゃ。
70年代のいわゆるルーツ・レゲエと呼ばれているものは、概ねロック・ステディ
よりさらにテンポが遅くなっているじゃろ?では、遅いものをレゲエとすればい
いかと言えば、決してそうではないのじゃ。
結論から言えば、レゲエのテンポは多種多様。スカ並みのものもあれば、ロック・
ステディよりも遅いものもあるのじゃ。
<ジャック君>
???良くわかんない・・・。
<ハカセ>
フォフォフォ!! つまり、テンポでの判別は不可能なのじゃよ。
では、視点を変えよう。
◇まず、以下の場合、かなりの確率でスカと認定じゃ。
1. 「ッチキ、ッチキ、ッチキ、ッチキ」というヴォーカルが入る。
2. 「シャンシャカンカカン、シャンシャカンカカン」というオープンハットが入る。
3. サックス、ピアノ、ギターのうち2種以上が同時に一度たりとも休まず、「ンチャ
、ンチャ」と拍の裏にリズムを入れている。
4. 「ンチャ、ンチャ」がサックスである。
5. ベースラインが拍の表で4分音符。
◇そして、以下の場合、かなりの確率でスカではないと認定。(ロック・ステディかレゲエ)
1. 「ンチャ、ンチャ」が抜けることがある。
1拍目と3拍目の裏だけに入っているとか、4拍目の裏だけとか。
2. ベースラインが細かい。
だいたい以上のことを基準にすれば、オリジナル・レゲエとスカの見分けはつくはず。
ビミョーな場合、テンポの取り方を半分にしてみて、そっちの方がしっくり来たらレゲエ、
という裏技もある。あとは、これに年代でウラをとれば、ほぼ分類できるはず。
さあJack君、これでレコード屋でバイトできるぞ!フォフォフォ。
スカとレゲエ、スカとロック・ステディの分類はよいかな?
では、レゲエとロック・ステディは何が違うのか?
それはまた次回じゃ。
