預け荷物がないので、ターンテーブルに立ち止めをくらうことなくスムーズに外に出るこ
とができた。 しかしロッテホテルに行くリムジンバスはほんの数分の差で出たところであ
った。 20分待って次のバスに乗って行く手もあったが、少しでも早く市内に着いて余裕を
持って交渉に望みたかったのでタクシー乗り場に向かった。
一般タクシーでいいと思っていたが、模範タクシーの乗り場に先に着いてしまったので、そ
のまま模範タクシーに乗った。
高速道路に入るとすぐに雪景色が目に入った。それほど深い雪ではない。山肌のところ
どころや民家の屋根がうっすらと白くなっている程度。空港ではまったく気づかなかった。
おじさんはかばんの中の書類に再度目を通すため、車窓の景色を楽しむことを、しばし控
えることにした。
ところが、そうは思い通りに行かない。あまりのスピードに落ち着かなくなってしまったの
だ。スピードメーターを盗み見すると、なんと160キロ。高級大型セダンだから高速安定性
はよいが、小心者のおじさんには速過ぎる世界である。速度取締りカメラの前に来たとき
のみ100キロまで速度を落とす。このとき100キロが徐行運転に感じられた。とにかく無
事に着いてよかった。
ソウル市内が渋滞していたので、高速道路でこんなにすっ飛ばしたにもかかわらず、
仁川空港からソウル市中心部まで1時間弱かかった。
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