| リニアモーターカー初乗り |
リニアモーターカーに乗ってみたかった。空港から直接タクシーに乗るのがもっとも面倒でな
いが、リニアの乗車駅を探した。空港を出てから少々歩く。いちおう標識は出ているがわかり
にくい。空港の二階から空中回廊を歩き、一度ショッピングセンターに入ってからリニア駅に
至る。途中二度ほどビラまきの青年が寄ってきたが、観光客目当てのセールスマンではなく、
先進国の無差別ビラ攻撃だった。
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リニア駅は閑散としていた。建物が大きいから余計にそう感じ
る。切符売り場も並ばなくてよい。竜陽路駅まで途中降車駅は
ないので、行き先を告げる必要はない。切符の必要な人数と片
道か往復か、普通席か特別席かを言えばよい。
切符を買うと飛行機と同じようなセキュリティチェックを受け
る。しかしかたちだけ。それから改札をくぐる。ここには係員が
いて自動改札機の切符を通してくれる。飛行機の乗車ゲートで
搭乗時に空港係員が搭乗券を自動チェックイン機にとおしてく
れるようなものだ。
ホームに降りる前に改札フロアでしばらくまたされる。 |
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プラットホームは階下にある。エスカレーターで降りる。20年
前の中国のようにわれさきに席を目指して駆け込むようなこと
はしなくていい。空席はふんだんにある。竜陽路までしか行か
ないのが不便なのか片道50元が高いのか、それとも安全面で
不安があるのか、なぜか利用者は少ない。余裕を持って車内
に乗り込み、落ち着いて座れる場所を探した。日本人乗客はけ
っこういる。
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定刻どおりに発車した。瞬く間に100km、200kmと速度を上げていく。300kmを超えると騒音とゆれが大きくなる。400kmを超えると離陸直前の飛行機みたいだ。ゆれは相当なもの。あまり心地いいものではない。おじさんはのぞみにもシートベルトがほしいと思うほどの慎重な人間だから陸上をこの速度で走ることには違和感を覚える。やはりこのリニアにもシートベルトはない。しかしさすがに400kmでの走行は30kmか40km離れた市内にたったの7,8分で移動させてくれる。道路の渋滞もない。これはすごいことだ。 |
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