1.都市空間におけるアートについて

 

  

これは、新宿の二つの都庁舎に挟まれているとことにある「水の神殿」というアート。制作者は、関根伸夫。この方が、書いた文章のなかの言葉から、この研究を始めようと思う。            
街角に地蔵尊があり、村のはずれに道祖神や野仏が立つ。境界の部分、要の部分ー何か重要な場所にそれらは静かにたたずんでいる。あるいは、かつての神社やお寺の境内ー社があって広場があり、鎮守のもりがある。それぞれが一つの意味作用をもって空間は形成されていた。

私達が、「環境美術」という領域を通じて、これからつくり出そうとしているものは、ひょっとすれば、そうした空間なのかもしれない。(略)しかし、都市というものが随時変貌を遂げていくものであるとしても、無機的な都市空間の中に、そこにしかないものを生み出していくために、そして人々がそこに生きる実感を手にしていくために、環境美術は重要な何物かを与えることができるはずである。       

                      ある文章より

  

   

  

 これらの彫刻などのアートは、必ずしも「環境美術」の概念に沿って生まれたものではない。

   でも、確かに無機質である日本の都市空間の中に、なんらかの役割があるかもしれない。とくに

   上記のようなコンセプトで作られたものは、その役割がなければもう置くことはないであろう。

   でも、現在も置いている。これらの役割とは、なんであろうか。それが出発点である。

2.どうやって調べるの?

   それが先週説明したように、突き当たったところである。

 今回、研究テーマを考える上においてアートワークを調べその必要性または必然性を認識したいと思っていたのだが、具体的な研究方法は未定であって、安藤先生がおっしゃる建築学に一石を投じる事ができるかわからない。これは、あくまで個人的なも興味であり建築に関わらず芸術(建築も含まれると思うが)、経済など含めた問題であるようにおもうからである。前年度の渡辺研究室にアートワークを研究していたものがいたが、面積、体積と東京都の関係だったかな?そんな感じの事を調べていたような気がする。そして、武者先生にそのアート自体君はどう感じるのか?と、当たり前の事を聞かれていた。うーん、実際に研究というものをした事のない僕にとって、どうすることもできない。(これは逃げだな)       

                                                先週より。 

   ここで、ひとつの提案。

   これらのアートは、人が集まるところに置かれる可能性が強い。よって、日本においての都市空間との

   関係から、何か見えてこないか?とりあえず、このGWの間にアートを調べ、観察する必要があると思う。

   つまり、都市空間とアート(環境美術)のかかわりについて。

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