このページは永年、絵画・造形に携わってきた私がいろいろな生徒の指導を通して感じたこと、発見したことなどを折に触れ紹介していきます。
創造力について
芸術において世によく言われる大切な要素というと一番に来るのは創造性ということです。
ではどうやって創造力を養うかというと、これは非常に要素がいろいろあって一概には言えませんが、ひとつの目安として少し書いてみます。
これは描くことだけでは決して生まれません。それは多くの場合、心の在りようです。
心がより良く解放された状態が多いほど創造性が高まります。これは、こう描いてこう塗ってとか、この色はこうでしょうとか・・俗に言う描き方の指導では生まれません。
人が(特に大人の常識的な見方)びっくりするような思いもつかない見方が大切です。
我々がよく言う「枠からはみ出た表現」が大切なのです。だから、答えがあるものではなくて答えを創り出す作業なのです。したがって、ひとりひとりの表現が違うのが望ましいのです。
だから親の考えとも違うのは当たり前のことなのです。子どもの周りに居る環境の人たちが、「これはダメとか、これはこうでしょう」と言うことはマイナスの作用を生みます。できるだけ子どもに教えてもらう立場を取ることを望みます。
造形教室だけでは創造性は生まれません。本当は一番身近に居る人達の応援が必要なのです。まず初めに子どもを信じて造形行為を褒めることからスタートして下さい。
子どもは(大人でもそうですが)自信を持つことによって色々な能力を自ら開発させていくのです。心が解放された状態ーこれがいちばん子ども本来の姿でそこからいろいろ生まれるのです。
『創造性がある絵』それは簡単に言うと人と違うこと、これはすばらしいことなのです。
ともすると成功者(受験や社会において)だけがすばらしい人間で、失敗した者は落伍者などということは決してないのです。皆が皆良い学校や良い就職先に行けるものでもありません。
《ちょっとつまずいたときに支える力》それが知恵であり、創造力ではないでしょうか。 創造力があると逆境にぶつかったときに発想を変えて、マイナスをプラスに変えられるような力が生まれます。
思いがけず、自分が永年この仕事に携わってきて感じたものそれは 創造力は絵画・造形においてだけ必要なことではなく、人として人生を育む上で大切な要素のひとつだとあらためて感じています。
創造力 これは人生を豊かにしてくれるひとつの鍵で
あること
絵画・造形は楽しいことであるということ 人生これも楽しいことであるということ
未来がある子どもたちに これをまず初めに伝えたいと思います