1.Book 2.Sound 3.DVD Video 4.Shop 5.Essay 6.Information 7.SITE
物質的想像力と言う言葉がまた最近とても気になります。![]()
まず最初にマンガについて 「陰陽師」岡野玲子 は圧巻でした。そしていつもながら諸星大二郎によって生み出されるすべての作品 さらに山岸涼子の作品群。これらはみな、眩いばかりの見事な結晶を眺めて日常生活の疲労感を洗い落としたいというような気持ちに応えてくれるものです。最近久しぶりに立ち寄った近所の本屋で「陰陽師」全巻と諸星作品、山岸作品各一冊ずつまとめ買いをして一気に読み、めくるめく恍惚感を覚えたものです。とくに「陰陽師」6巻目は、かつてわたしが密教に凝っていてその生命論の一つとも言える占星術をかじっていたころを想いだしてしまうような幾何学的な直感をくすぐるものでした。どの巻を見ても、また流れをたどっても相当な蓄積を感じさせる作家です。諸星さんの珍しく女性が主人公の「碁娘伝」はこれまた相変わらずの博覧強記で中国古典を紐解き縦横無尽の想像力で碁娘を最近のCGを駆使したSFX映像のように爽快に暴れさせています。古典や文化人類学、最新の物理学の成果等を種本に描く人はよくいますが、彼のとくに「孔子暗黒伝」等で見せる異なる領域を錯綜させ結合させる想像力と哲学それを確かに表現できる技術力は模倣者の出る余地のない孤高の領域にあると言えましょう。またときおり描く女性キャラクターの魅力的なこと。山岸さんは古典的で正当なマンガ?を大変な力量で描き続けています。まさに王道を行く、です。彼女の魅力は何と言っても緻密で緊迫する心理描写と深い精神性を描くことに長けたストーリーテラーとしての才能でしょう。話題の映画を数本観たくらいではとても及ばない稠密な充足感は恐らく誰もが感じるものだと想います。今回たまたま買ったのが「甕のぞきの色」でしたが、別に何であっても、彼女の作品は皆同じで、破れ目がなく安定していて物語そのものに全く信頼しきって飛び込んでいけるものです。「山岸涼子」でよいのです。もちろん読みごたえたっぷりは保証付き。トリプルAの物語製造機械です。
: 今回は好きな日本作家と外国作家の20人です。(とりあえず思いついた人だけ)
1.日野 啓三 2.荒俣 宏 3.小林 泰三 4.瀬名 秀明 5.大原 まりこ 6.平出 隆 7.岩成 達也 8.稲垣 足穂 9.大岡 昇平 10.松村 栄子 11.森 奈津子 12.梶井 基次郎 13.村上 春樹 14.宮澤 賢治 15.吉本 隆明 16.山田 正紀 17.半村 良 18.安部 公房 19.足立 育朗 20.南 伸坊
作品:1.夢が走る 2.闇吹く風 3.酔歩する男 4.ブレインバレー 5.戦争を演じた神々たち 6.胡桃の戦意のために 7.マイクロコズモグラフィのための13の小実験 8.人間人形時代 9.野火 10.至高聖所 11.あんただけ死なない 12.Kの昇天 13.ノルウェーの森 14.春と修羅序文 15.固有時との対話 16.神狩り 17.亜空間要塞の逆襲 18.人間そっくり 19.真 地球の歴史 20.歴史上の本人
たまには稲垣 足穂を読んで人間止めないとおかしくなってしまいます。「一千一秒物語」はときおり手にとりたい。確認のため。
梶井 基次郎のものはどれをとっても硬質でしっくりするが、Kの昇天の無生物界まで包括する幾何学性は、とてもさわやかな風を感じる。天才の資質のなせるわざか。自覚的な方法論を持つと稲垣足穂か。
文字に込められたイメージというより、イメージの速度を越えた文字そのものの世界がある。岩成 達也の詩はその極北だ。小説でもバラードの濃縮小説。
ちょうどヴィトゲンシュタインやフッサールを読み始めたころに、山田 正紀の「神狩り」が出ました。思い出深いセンセーショナルなデビュー作。
佐々木 マキの絵ととても合う村上 春樹。文体がやはり心地よい。フィットする。とてもアーティフィシャルな文体。
半村 良の本の圧倒的面白さとは。何をとっても面白い。ともかく面白い。確かに物語製造機械というものがある。
足立 育朗のチャネリングによるもの。推察や仮説を立てず彼自身が直感で得た宇宙からの情報を地球人に報告するといった書。「波動の法則」の続編。形体のもつ力についての論は注目。ルパード・シェルドレイクの形体形成の理論とともに確認したい。デザイナーが読むと良い本です。
南さんの痛快な超エッセイ。こんな友達はひとりほしい。こんな生活して食べていけるのがすごい。でも奥さん大変そう。まあ、いっしょに面白がっているようだからいいけど。
1.J・Gバラード 2.ヴィリエ・ド・リラダン 3.ポオ 4.ガルシア・マルケス 5.ジェラール・ド・ネルヴァル 6.ジョン・クロウリー 7.ドナルド・バーセルミ 8.トマス・ピンチョン 9.フランツ・カフカ 10.ピエール・ド・マンディアルク 11.P・Kディック 12.フリオ・コルタサル 13.イタロ・カルヴィーノ 14.アーサー・C・クラーク 15.ルドルフ・シュタイナー 16.パウル・ツェラン 17.ユイスマンス 18.アンナ・カヴァン 19.スタニスワフ・レム 20.フレドリック・ブラウン
作品:1.結晶世界 2.未来のイブ 3.アーサー・ゴードン・ピムの冒険 4.百年の孤独 5.オーレリア 6.リトル・ビック 7.口に出せない習慣・奇妙な行為 8.V 9.ある戦いの手記 10.大理石 11.アンドロイドは電気羊の夢を見るか 12.遊戯の終わり 13.レ・コスミコミケ 14.地球幼年期の終わり 15.アーカシア年代記より 16.ことばの格子 17.さかしま 18.氷 19.ソラリスの陽のもとに 20.地球をぼくの手の上に
そういえば、バラードの「残虐行為展覧会」こそ自然主義文学の代表作と言ってよいと思います。人間の精神が生んだテクノロジーがからまない自然などあり得ませんし、コンピュータや車などのメカニックがまたは衝突が、いかに無意識=風景に浸透しているかがとらえられていなければ、現代の自然を描いたことにはならないでしょう。何にしても良質の共感できる文学はSFの体裁を帯びると思います。形式的には時間の描写・構造において。
バラードの「結晶世界」はそろそろ映画化など出来ないでしょうか。究極の生命否定映画。あの世界を覆い尽くす残虐な結晶の煌めき。タルコフスキー監督なら可能であったかも?リドリー・スコットではだめか?だめですね。へたにやるとマンディアルクの「オートバイ」のような大駄作となってしまい(監督は誰でしたか)、こんなものかと原作にも悪影響がないとは限らないですし。でもアラン・ロブグリエの「去年マリエンバートで」のように映画で良くなる作品もないではないですけど、あれは稀ですね。映像技術が高まっても、やはり活字に込められた力の方が勝っている。映像はその形式上、想像力を不可避的に限定してしまいますからね。本は無くならない。Vもできたら凄い。スイフトのガリバー旅行記みたいに。あっ。それからロード・ダンセイニを忘れてた。わたしのベスト3に入る神話作家です。
もうひとつバラードにからめてですが、基本的に女がいない。女が女ではない作品が多い。私の原風景を作ってくれた作家、横山光輝の作品にも女が全然いない。あのピーターオトゥールのアラビアのロレンスでも女は二重の意味で無用。私の好きな画家ギュスターヴ・モローも女が高度に象徴化され装飾のようになっていますし、ヴィリエ・ド・リラダンにいたっては未来のイブですから。バロウズはあからさまに女を否定していますし、そのうちクローン技術を使い単性生殖で豚の腹からぶちぶち人が生まれてくる世界が彼らにとっては理想なのかも。とりあえず女を読むのは女性作家のもので読んでみます。と、誰だろう?
神智学者ルドルフ・シュタイナーの「アーカシア年代記より」は史上最大の奇書。いや、稀書か。宇宙のレコード(記録)を読み取りその宇宙進化史を報告したもの。ノンフィクション。いかなる想像力も届かない物語。
最近都内の病院の歯科で「先生にいただいた「地球をぽくの手の上に」とても良かったです。」とあるお医者さんに声をかけられ、しばしぼう然としてしまいました。一番最初に勤めた学校のいちばん始めに教えた生徒のひとりがそのお医者さんだったのです。そのころからわたしはプレゼント好きだったのですね。最初だったので勢い余ってクラスの子全員にラッピングして渡したことをおぼろげながら思い出しました。良い本です。そういえばこのころ文芸部をやっていて「見えない学院」(薔薇十字会のまね、ルドルフシュタイナーの影響)というのを作っていました。そこの同人誌を作ろうと、とても乗り気の生徒がいたので、わたしも本の紹介コーナーと編集を担当し、かなり面白いものができましたっけ。それぞれ読みごたえかがありました。あんな経験それ以降なかなかありませんね。
いつもビョークのアルバムは素晴らしい。93年頃のシュガーキューブからそのサウンドの革新的な魅力に惹きつけられてきましたが、Vespertineは圧倒的な内容です。独自のスタイルにも開かれた円熟を感じます。それから蛇足ですが(音ではありませんが)映画The Juniper Treeで主演している二十歳のビョークもとても初々しくてほんとにかわいいです。DVDで出ています。1986アイスランド映画です。それからGarbageはすごくかっこいい。Shirleyただもうかっこいい。でも、唯一のロックアーティストを選ぶとしたら、なんの迷いもなくPROCOL HARUMです。これは未来永劫に渡って変わりません。
:今回は好きな現代音楽の作曲家ベスト9と、ロックミュージシャンなぜかベスト21!取り合えず思いついただけ。
1.ヘンリク・ミコワイ・グレツキ 2.ジョン・ケイジ 3.モートン・フェルドマン 4.スティーブ・ライヒ 5.フィリップ・グラス 6.ジョン・アダムス 7.ペンデレツキ 8.リゲティ 9.クロノス・カルテット.
作品:1.Symphony No.3 2.In a Landscape 3.Only 4.Tehillim 5.HydrogenJukebox 6.Hoodoo Zephyr 7.Clarinet Quartet/String Trio 8.Works for Piano 9.Winter Was Hard
どれもあまりに有名なタイトルですが、先ずはこれらを出したかった。何より好きですし。この次の特集でもうちょっと違うナンバーを、と考えています。
1.JOY DIVISION 2.NEW ORDER 3.TODD RUNDGREN 4.KLAUS SCHULZE 5.KING CRIMSON 6.THE CURE 7.ROBERT WYATT 8.LOU REED 9.ARTI+MESTIERI 10.PROCOL HARUM 11.ROXY MUSIC 12.STEVE HACKETT 13.GENTLE GIANT 14.CAMEL 15.EGG 16.GRYPHON 17.GENESIS 18.CARAVAN 19.ORCHESTRE ROUGE 20.SPLIT ENZ 21.HATFIELD AND THE NORTH
WORKS:1.CLOSER 2.REPUBLIC 3.A WIZARD, A TRUE STAR 4.IRRLICHT 5.THE NIGHTWATCH(Live at the Amsterdam) 6.WISH 7.ROCK BOTTOM 8.BERLIN 9.TILT 10.GRAND HOTEL 11.AVALON 12.VOYAGE OF THE ACOLYTE 13.THREE FRIENDS 14.BREATHLESS 15.CIVIL SURFACE 16.RED QUEEN TO GRYPHON THREE 17.NURSERY CRYME 18.IN THE LAND OF GREY AND PINK 19.MORE PASSION FODDER 20.TIME AND TIDE 21.THE ROTTERS' CLUB
手元にレコードがないのでスペルのあやふやなのがちょっとあります。5にあげた、クリムゾンのアムステルダムライブは今聴いても、その緊張感に背筋がぞくっと来ます。この音源がそのまま例の「太陽と戦慄」になったんですね。あれは聴いた当時スタジオ録音以外の何者でもないと思っていました。いかにクリムゾンのライブが、研ぎ澄まされた技量に支えられたカオスと創造の現場であるかが分かります。
9のアルティ・エ・メスティエリですが、彼らが南ヨーロッパのバンドでなければ間違いなくキング・クリムゾンと同格のアーティストとして名声をほしいままにしていたことと思います。ジェントル・ジャイアントとツアーも同行しその実力は20年後に突然出た"TILT"のLIVE音源で、証明・再認識されてはいますが、もうすでに10年前に音楽活動を終了してしまっていますし、いまはもう残された数少ないアルバムでその圧倒的な音楽を味わうだけです。バンドはあまり売れないと存続が出来ないのですね。惜しいことです。
活動再開後のアルバム群の中からGiro Di Vaizer Per Domaniはすぐに購入出来ましたがAcquarioとEstrazioniは遅れて入手しました。Giro
Di Vaizer Per DomaniはTiltの文脈で聴くことができる美しいRockアルバムでしたが、Tiltからみるとあの一分の隙も無い畳み掛ける緊張と恍惚の稠密度は薄いですね。散漫とまではいいませんが。それ以外のものはコンポーザーが変わったこともあってかまったく違うグループの作品ですね。ほとんどがよくできたジャズフュージョングループの楽曲といったものです。アルバムとしてのまとまり、完成度には疑問がありますが、ともかくARTI+MESTIERIがやらなくてもいいのでは、といった作品だとは言えましょう。でもARTI+MESTIERIを意識しないで聴くとかなり気持ちよい音です。やはり出来はよいのです。十分じっくり気軽に聴く価値はあります。そうAcquarioにはEGGが.CIVIL SURFACE以降もそのまま活動していたらこんな楽曲も出したかもと思えるチューンがありました。全体にイギリス的な洗練されたタイトなサウンドですよね。あの独特の哀愁は無いですがカンタベリーファミリーから出てもおかしくないようなところも感じます。それに対してEstrazioniはイタリアですね、意外なほどにありふれたイタリアンテイスト。イタリアの多くのアーティストに感じるあの自堕落な安っぽさにこのグループのアルバムで出会うとは。さらに最後から2曲目はTiltに対する中途半端な未練なのかどうか、ちょっと考え物です。曲はつながっていてもまとまりは弱く、よく聴き込むと魅力は感じる部分はありますが、なんともいえない安イタリア的エモーショナルなところにはむず痒さを引きずりながら聴き入ることになります。それでもある種の気持ちよさを感じられてしまうのはテクのおかげです。結局Tilt以外のアルバムは強力なコンセプトがないのでしょう。あるのはテクだけ。でもしっかりしたコンセプトが無ければテクは空回り。ARTIが無くなってMESTIERIだけになってしまったような。ちょっとさびしい。孤高のグループでしたから。これからのアルバムと聴きのがしているアルバムに期待したいです。でも作曲家がいないと厳しいだろうな、、、。やはりイタリア最高のロックグループはPFMかも知れません。
それともう一組
Henry Cow&the Slap
Happy/In Praise of
Learning とてつもない名作です。カンタベリーファミリーの音はどれをとっても言葉の真の意味でプログレッシブでよい。つまらないものはなし。これを言ってしまうと、ArtBears/NationalHealth/ばらつきはあるけどGong/その他を...すべてアナログ版を実家に置きっぱなしなもので正確に思い出すのが大変なんですが...あげなければならなくなります。ついでに今思い出したのが、オランダのMECANOあのイアン・カーチスが生きていればジョイ・ディビジョンはこういうグループになったはずだといわれた「それ」です。胸が痛むほどにすさまじい緊張を強いるあの楽曲群はどうなったのでしょう。Autmatismまでは聴いているのですが。それからFlueはどうしたでしょう。ちょっと急に昔を思い出した痴呆老人みたいですみません。書きながら次々に頭に浮かんできたもので。増殖するおまけ![]()
お願いコーナー もう一つの羊水の音:「ジェーン」について誰か詳しい方いませんか?LPまたはCD?(あるのかな)を御持ちの方がいればこの上ないのですが。JANEです。音とともに存在自体もとてもマイナーで商業的には全く成功しなかったと思いますが、ドイツ国内のライブでも頑なに英語で歌い続けていました。(聴衆への語りかけも。)Between Heaven and Hellくらいまでは昔持っていて聴いているので(高い復刻版CDが出てましたね。)、それから後を聴きたいのです。何枚目まで出ていたのかも知りませんし、特にファンでもないので今どうしているかなど興味はないのですが、ときおりいまでも1stの"Do you go outstreet in the rain"のフレーズが耳の中で鳴りだすのです。あのひたすらくらーい身動きしない音がけだるく私の身体を麻痺させていくのです。心地よいとかではなくただ現状を確認するだけの音。そう彼らの音がそのまま研ぎ澄まされていき、技量もずっと上がるとREMみたいになるのかも知りません。どうかな。REMの方がそりゃインテリジェンスで洗練されているにしても、というより政治的で自覚的な自己表出を獲得しているにしても、その核はとても似ている。とおもう。たぶん、ジェーンの方がどうしようもなく自閉して動けないでいることを、その核の場所に居続けるしかないことを無垢で朴訥に、意図せず晒してしまっているのです。宿命的な何かに深く足を取られ、物事を変えようという気など起きようのない世界を。この廃園の中で毒を含んだなまぬるい雨に打たれつつひたすら佇むしかない諦め。いや内に籠って黙っていればやり過ごせるのになぜか外に出て行き寄る辺無く佇んでしまうわたしたち。そんなときに地の底からふいに漏れてくる無力な音。あふれた下水とともにさらに足下を緩ませてはこの身をからみとってゆく音楽。
そういえばIcehouseはどうしたんでしょう。ああ、きりがない。(オーストラリアでは今でもたくさんのアルバムが出ているようですが)気になるアーティストはけっこういるものです。
ブレードランナー(ディレクターズカット) 一番よいカット。破れ目が無くなった。不要な部分が正確に削り落とされている。リドリースコットは分かっていた。フリードリヒ光線に煙る心地よいSF。エドガー・ハウアーが良い味を出しています。
エイリアン リドリー・スコットの初期の大傑作。全く破れ目を感じさせないSF。SFの可能性を本当に感じさせる映画。シガニー・ウィーバーのデビュー作で間違いなく代表作でしょう。彼女とH.R.ギーガーデザインのエイリアンが艶めかしい硬質なエロティシズムに充ち満ちた映像空間を結晶させています。この後のエイリアンシリーズは全く別物。物質性のない活劇となってしまった。
スプラッシュ DVDで観ても楽しかった。このての映画も完成度が高くないと楽しめない。引っ掛かるところもなくにんまり笑えました。マーメイド役のきまったダリル・ハンナのデビュー作。ブレード・ランナーではさらに魅惑的なレプリカントになっていました。
ラストタンゴ・イン・パリ よく出来た映画。マリア・シュナイダーのデビュー作。デビューがあまりにはまっていたためその後が今一つで終わってしまったのは、「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥールみたいで。ただオリジナル版出した後、がっくりさせる廉価版出さないで欲しい。
ベティ・ブルー まだ完全ではない。でもこんなに長かったんだ、と分かっただけ良いか。美しい絵だ。ベアトリス・ダルはTAMALAでも声で出演。
TAMALA2010 TAMALAが歩くとウランちゃんと同じ音がします。それがファンキー?過激なノスタルジー幼年期のエロティシズム。
電子頭脳おばあちゃん 何度観ても魅惑されます。クエイブラザーズの映画もそうですが、技術を極めた人形劇というのはいまさかんな現実に従属した3DCGanimationにはない抽象性ー深く開放されたイマジネーションの世界に輝き溢れています。
RESFEST SHORTS MAYAで何でこういう作品になるの?と思いながらも2番目に入っているTongues&Taxisが一番面白かった。けっこう部分的に参考になるpieceがありました。作家の解説が入っているのが楽しい。それが一番面白かったかも。
北京ヴァイオリン 入り込んでたっぷりと楽しめる、しっかり作り込まれた映画です。主人公の少年とお父さん、最初のバイオリンの先生とそのひとたち相互の関係がリアルで魅力的です。物語は、勝手に先走る過保護のお父さんが生成してゆきます。一見ありそうなとっぴな人情物の様でいて、わざとらしいどろどろした胡散臭さが入り込む余地の無い、強度をもった格調高い作品です。無くてはならない要素として音楽が活きています。
初恋のきた道 過ぎ去った光景はこんなにも美しい夢のように残るのでしょうね。チャンチイーの卓越した演技力と初々しい美しさ愛らしさが余すところ無く描きあげられ、思わずため息が。先生が馬車でやって来た道や小高い丘の道なき道をひたすら走破するチャンチイーの線が空間を美しく変調しながらひろげてゆきます。音楽も映像の色彩によく溶け込んでいます。ひとつだけちょっとなのは、おばあちゃんになったチャンチイーの姿に共感できないんですけど。どうしても。無理。
グリーンディスティニー
イノセンス
ソラリス
ダンサー・イン・ザ・ダーク
TO DIE FOR
殺意の夏
トイストーリー2
モンスターズインク
バグズ・ライフ
バーバレラ
リターナー スピーディなアクションものなのに流れがとても、もたつく映画でした。とくに感情的な内面表現に無理があり、観ていて同調・共感できない。役者は達者な人がそろっているのでしょうが、ストーリー全体の流れを俯瞰して時間をかけて練り直していくことが大切ですね。悪い意味での日本的垂れ流し情緒表現は、見直せばソリッドに削り落とされたはず?! 映画づくりは多分お金だけでなく時間が必要なのだということに気づきました。
*60 ローラーとバイオリン バイオリン、道路、ローラー車、ガソリン、水たまり、光、影が詩として描かれています。少年と兄貴の詩的な関係もそのなかに描かれています。少女と兄貴ではこうなりません。抽象性がなくなる。タルコフスキーって本当の映像詩人ですね。
*62 僕の村は戦場だった
*67 アンドレイ・ルブリョフ
*72 惑星ソラリス
*75 鏡
*79 ストーカー タルコフスキーらしいひたすら暗い映像。カフカの城を思わせる悪夢の展開。まさにくたくたに疲れはてる黒い夢=生。生の源である遍在する水。ことさら水の暗さ・重さ・恐怖そして、魅惑が描かれています。そのなかを踏み惑うひとがゴキブリより不気味です。
*83 ノスタルジア 字幕の誤りが多いそうな。サクリファイスとともにわたしのもっとも好きな映画なのですが。VHSでももっていますが、そちらのほうがよいような。タルコフスキーのもっとも典型的な諸要素である火と水、空気、光が郷愁に染めあげられています。それらがつくる夢とうつつの時空間を漂白する不自由なヒトたち。廃園のなかの狂人と詩人。それは、わたしたちだれもが異郷と知りつつ、そこにとじ込まれながらも無限を感じて彷徨う姿。
*86 サクリファイス
DVDMusicVideo
かなりありますがそのうちに、、、
お店紹介:
ユザワヤ11号館(蒲田店)4F画廊
カトランの蒼いアネモネが最大の買い物でした。巴里に注文を出して、8ヶ月。ようやく届きましたっけ。一点買いで長く捜してもらっていたので、少々値は張りましたが、やはりよかった。私の持っているアイズピリのブーケと同じく青のアネモネのなかにピンクの花が二つあり、となりに飾ってちょうど対になって、絶妙のバランスが生まれました。部屋の空気も良くなったようです。とても満足。ここは穴場です。おそらく日本のどこの画廊より安くて良いものがあります。(フランス物)特にアイズピリ,カトラン,ジャンセン,ギヤマンなどが充実しています。たくさんストックされているし、なんとか取り寄せてくれます。わたしはここでアイズピリの二つのピンクの薔薇シリーズを4枚購入しました。(5枚目は違う店で衝動買いしてしまいましたが)額やマットもとても大切ですが、それらもしっかり選べます。リトグラフの他にも水彩画,油彩画,アクリル画もお安い掘り出し物があります。シルクスクリーンのものも最近増えてきました。他で見てきて、こんなふうな絵だったと、メモデッサンを見せてもちゃんとその絵を見つけてくれます。
ラシスの、花瓶とフルーツの置いてある開け放たれた窓辺から二頭の馬が楽しく遊んでいる絵も購入しました。とても安かったです。
ギヤマンの「赤いゆり」を1/4に購入。かなりでかいリトです。ほかにもサイズは大きくないですが、彼にしては構図も凝っているとてもビビットな色彩のリトグラフ作品が2点ありました。油絵では出ない色がありますね。リトならではの色に気づきます。
マル秘情報:なんとギヤマンの水彩で20万円のものが5点くらい出てました!
最近の不景気を反映してか、このギャラリーのコーナーは無くなってしまいました。いまはもう売れ残りを捌いている状況です。それらの絵は階段の途中に掛けられているだけのようです。寂しいかぎりです。わたしがアイズピリの4枚目の絵を衝動買いした 店もつぶれてしまいましたが、蒲田は古くからの(18年続いた)パソコンショップもつぶれてしまいましたし、どんどん文化が衰退していくのが分かります。人は食物で生きるのではなく、文化で生きる生物です。ここはもともと好きな場所ではありませんが、環境悪化の一途を辿っています。
ウェルバン (九品仏浄真寺境内脇からすぐ)
スリランカティーのお店。あらゆる種類の紅茶とパンと毎朝おばあちゃんの作るケーキの絶品なお店。特に売りは何と言ってもナポレオンに3年漬けた10種類の厳選されたフルーツをたっぷり使って紅茶(ウバ)で煮出したフルーツティ。年季が入っています。丁寧で手際の良い仕事です。仕上げにコアントローをちょっとたらして、「台の蝋燭に火をつけてください。」とおばあちゃんが言うとできあがりの合図。待つ時間は長くもなく短くもない。ポットを暖める蝋燭に長いマッチで火をともす儀式も楽しみの一つ。
濃厚なフルーツエキスだけの上品で自然な甘酸っぱさ。ホントに美味しい、体に良い物を飲んだ、とつくづく思える満足感。ぜひ一度御試しあれ。ポットのティーを飲み干した後も御楽しみがあります。フォークで巨峰をつついて食べてみてください。エキスが出てもう味なんて残っていないかと思ったら大間違い。とっても美味しいです。アルコールもしっかり効いています。でも巨峰だけで、他は食べれません。これだけでお腹いっぱいになってしまうかも知れませんが、無花果ケーキ等といっしょにいただいても幸せ気分です。ただしフルーツティは2人からでないと注文できません。2600円から。量的には二人でティーカップ三杯は飲めます。それから日/月がお休みです。ハーブ(北海道産のミント)やジンジャーは御庭でとれたものを入れてくれます。
お店自体の雰囲気も年輪を感じさせる素敵なものです。だいぶ以前、クロワッサンと婦人画報にお店の取材記事が載っていましたが、今度また8/8に新に取材が来るそうです。で、ここのところ暖簾分けと言うわけではないでしょうが、北海道や九州からもフルーツティの作り方を教えてもらいに来る喫茶店の経営者がかなりいるそうです。近くの版画専門の自由ケ丘美術館でも同じフルーツティを最近出し始めています。でも味はウェルバンが絶品。そう簡単に真似は出来るものではありません。でもわたしも8/10に講習を受け、多分百何番目くらいの弟子入りとなります。将来こんな美味しいフルーツティが作れるようになればよいですが。ぼちぼちがんばります。
STUDIO PLAISIR(ステュディオ・プレジール)
成城にある、看板の無い本格ケーキ工房です。川島のり子というフランス仕込みのオーナーシェフが注文に応じて作ります。その季節の最良の素材を厳選し保存料、酸化防止剤など一切使わずに作るので、せいぜい3日以内に食べなければ風味も変わってしまいます。でも美味しいのでついつい一日で食べてしまいますが。(カットしたケーキは売っていませんので)
チョコレート系が特に好評のようですが、フルーツもとてもフレッシュに使われているようで、今度注文したいなと思っています。わたしはOPERA(アーモンドの生地にチョコレートクリームとモカクリームを何層にも重ねてつくったケーキ)を頼みましたが、上品で素材の生かされた深みのある、言うことなしの出来でした。甘すぎないことはいうまでもありません。
TELを知りたい方はメール連絡ください。ただし、個人で美味しいケーキを食べたい方のみ。
*食べる15分前には冷蔵庫から出しておくとクリームの口溶けがよくなり美味しく頂けます。またケーキをカットする際にはナイフをよく暖めて使うと綺麗に切れます。
餃子&食彩工房(創作中華と西洋料理)
フレンチシェフのやっている中華主体の創作料理の店、といったところ。メニューも中華からイタメシまで大変豊富で、何を頼んでもこの店独自の主張があります。何より品のある味つけで率直に美味しい。見た目にも神経が配られていて、きれい。その割に安い。テイクアウトも出来る。全国に自慢の餃子の発送サービスもしています。
何でこんなところに、と言う印象は誰でももつかと想いますし、店の外観のセンスはいまいちだったり、店員さんにこちらの意志を伝えるのがちょっとたいへんな面もありますが(中国人のようで)、愛想は良いですし、横浜の中華街のつっけんどんな雰囲気はありません。ともかく味に関して、中華街にもこのレベルの店はなかなかないです。店内は二人ずつ座れるテーブルが5つと4人掛けが2つにカウンター席とで構成されており、こじんまりとしたスペースといえます。でも当日に席も予約できますし、さらに平日のお昼はデフレランチと称して500円で好きな定食を選んで食べれます。もちろん通常の食事と変わらない質を保っています。おすすめです。店内のポスターはなかなかのもの。
大田区西蒲田7-65-9サンロードアーケード内 03-5711-5151
何と最近建物を取り壊し、全く新しくお食事も出来るバーとなって生まれ変わっているではありませんか!びっくりしました。その後まだ一度も入ったことはありません。ちょっと1人で入る気になれないもので、、、。
自由ケ丘美術館
西洋古典素描・古典版画の専門美術館です。ウェルバンの近くにあり、暖簾分けされたフルーツティの飲めるきれいなティールームが半地下にあります。値段は本家より安く、ふたりで1800円です。自宅を改築して自分で集めたコレクションを一・二階に分けて展示しています。贅沢な趣味です。良い趣味です。出来たら私もやりたい。館内は間取りも良く、時折覗ける低い位置からのガラスを通した中庭の様子や吹き抜けの二階バルコニーからの階下の眺望など、空間作りが良く考えられています。トイレが広いのも、気持ち良いところです。貸展示ギャラリーもティールームの奥にしっかりあります。(ティールームも含めてギャラリーにできます。するとかなりの広さになります。)
ここに飾られているリューベンスの三美神を観てつくづく想ったのは、産業革命時の理想の女性像はまた何と肥えていることか!ということです。いまさらながら。今のアイドルでしたら事務所から減量命令が出され、さぞ大変なことでしょう。美の基準は時代・場所(共同体)によってずいぶん変わってきたはずです。しかし今現在ある美の基準の中に我々は生きて縛られています。そして肢体不自由にまで拡げて考えた場合、ある個人がある個人に対して選ぶ・選ばれるという問題は実はものすごくきついものとして存在しています。経済面や環境面または道徳などの外的システムはかなりの速度で改善されていくでしょう。しかし福祉事業も伸び、様々な面でバリアフリーになっていくほどこの問題はより直接にひりつくかたちで、むき出しになっていくのでしょう。この問題の解決はあらゆる民族問題が解決した先にもまだのこり続けるでしょう。
ほとんど関係ないことを書きました。美術館の空間なんて好きなことを考えればよいのです。そのための空間なんですから。とくにここはそんな隠れ家的な時間を作ってくれます。ここにしかない絵葉書が充実。素敵な家具もあります。
最近フルーツティを飲みに行きましたが、もうあれから5年経っているせいもあり、とても美味しくなっていました。本家の90%はいっています。もう文句なしの美味しさです。
世田谷区奥沢7-13-11 03-3704-3860
KAZY パン工房
九品仏の自由ケ丘美術館に向かう途中の路地、お花屋さんの向かいにあるこじんまりとした、観るからにとても暖かい感じのする清楚なパン屋さんです。ナンブ小麦・天然酵母・天塩・水だけで作られたパンがそろっており、牛乳、たまごアレルギーでも心配ないとのこと。パンは粉・生地自体が味わい深く、ふかふか系ではなくずっしり系です。くるみやレーズン、ごまなどもどっさり入っています。種類もかなり多いですが、どれも素朴で天然素材の味が深く活かされていてとても満足できます。特にお勧めは、ヨーグルトプロート、レモンパン。どれもおいしいですが、あえて言えばです。週に一度は食べたくなりますね。
奥沢はただ散歩しているだけでも楽しくなります。
世田谷区奥沢7-15-11 03-3703-4936
花見月
表参道ハナエモリビル1階にある喫茶店。アイスクリームが美味しい。ちょっとしたお話をするのに適当な雰囲気。でも一番重宝なのは、あちら方面に行く際にちょうどよい待ち合わせ場所だということ。一階で程よい加減のガラス張りのつくりなので、外が絶えず伺え、待ち人が息せききらして来るところからはっきりとこちらで把握できる。近くの十字路で待つような気軽さで、雨風がしのげ、とてもオープンにすぐにお互いが顔を合わせられると言うところが、よい。ありそうでなかなかない待ち合わせ場所。お食事をお洒落にするのなら、近くに「禅」という創作和食のお店もあります。
一誠堂美術館
自由ケ丘にあるアールヌーボーのガラス器の美術館。「光の花」とか「光の叙情」などと形容されるアールヌーボーのガラス工芸ですが、特にエミール・ガレとドーム兄弟の作品が充実してます。あの多彩な花模様とユーモラスな昆虫。エキゾチックな木々と東洋趣味。赤と黄色、、、。やはりアールヌーボーの「美術館」としては質・量ともに長野県諏訪市にある北澤美術館です。それに対してここはとても小さな空間で、学芸員もいませんし、数もごく限られています。とは言え、とても暗くこじんまりとした身体を包むような静かな空間に、ガレやドームのガラス器が柔らかく光を放ち浮かんでいるのは、ひたすら贅沢で心地よい。生きることと芸術の一体化の思想のもとに制作されたアールヌーボーの工芸作品だけに実験的で繊細極まりない大作や力作でも、ひとをはねつけるような面はありません。ガラス工芸作家の三原さんに解説してもらうと相当高度な技法がどの作品にも使われているようですが、ぼおっと観てまわっているうえでは、こんなスタンドがあったら良く眠れそうだなとか想いながら、ひとつくらい欲しくなってくるものです。すると美術館の出口の反対の方向にも小さな作品がたくさん飾られているのに気づきます。これらはすべて市販されています。オリジナルな作品を作りつつ、その魅力を広く人々に分かつために安価なコピーを制作し販売していくことはガレ、ひいてはアーツアンドクラフツのウィリアムモリスのもっとも基本的な姿勢でした。奥にはEmileというcoffeeとwineの喫茶スペースがあります。もちろん豪華な器を使っています。アールヌーボー関係の書籍とかなりの数の絵はがきも販売しています。
目黒区自由が丘1-25-9 3718-7183
古桑庵(こそうあん)
自由が丘にある、古い民家をそのまま茶房にし、庭の離れあるいは納屋?はそのままギャラリーとして使っている古桑庵です。街路沿いにここをふと眺めるとき、廃屋と見紛うほどのあまりの古さあぶなっかしさに、いささか敷居の高さ?!を感じさせられますが、ひとたび入ってゆけば、庭から中の座敷の部屋が見渡せるちょっと風情のある田舎の家屋に赴いたような安堵感が漂ってきます。玄関から上がるころにはどの向きから庭を眺めようかな、古い箪笥の脇が良いかな、とか思いながら、いかにもという風合いのテーブルと座布団を探し始めています。鎌倉の蕎麦屋にもこういった店はありますが、その場合は決まって古さが高級感・格式の高さを演出するものですが、ここの外観はオカルティックな雰囲気すら漂わせてしまい、ギャラリー付き茶房とさえ気づかせない恐れもあります。中はまずまずなのだから、少し考えたほうが良いでしょう。座布団であぐらをかきながら庭や箪笥や日本刀などを眺めやって餡蜜やら心太、抹茶オレなどをいただいていると、自分の子供の頃のこととか田舎に行ったときの話などを不思議にしてみたくなるようです。また、こんなところでけっこう長くのんびり話の出来る人がいいですね。ギャラリーはかなり狭く、ちょっとした民芸品や手芸作品などをこじんまりと並べるくらいが適しています。まちがっても絵画作品や彫刻をどっと陳列するような空間ではありません。
もうひとつ、普通の家屋であったためか、部屋の隅にコンセントがあります。これはみっけもの。席によってはモバイルパソコンを電源アダプターをさして使えます。
ちなみにここのお二階にはオーナーさんが普通にお住まいになっているとのこと。下の階も始めは一部しか開放していなかったそうで。夏目漱石とも縁のある隠れ家なのです。
目黒区自由が丘1-24-23 3718-4203
MJソフト(自由ケ丘店)11:00〜20:00
古くから自由ケ丘でMacを売っているパソコンショップ。VAIOなどのWin機も売っています。ソフトもMac/Win両方置いています。元は、Mac館とWin館に分かれていたのですが、今現在一つの店に統合されています。鵜ノ木にも通信販売を主にした店を出しています。自由ケ丘はとかく食べ物と女性向けの様々なショップや民芸品店等で埋め尽くされている感がありますが、その街でパソコン関係の機器が買える店があることは貴重です。東急沿線に生活しているようなひとにとっては、救いです。この自由ケ丘店には私の教え子のY君がいて、行くと決まってMacについて熱弁を振るってくれます。ワールドエキスポ等にも必ず行くようで、ひと足早いMacについての情報を活き活きと伝えてくれます。Macファンとしては嬉しくなって何か買ってみたくなってしまうものです。でも持っているパソコンはLaVieSだそうな。わたしといっしょだ。ちょっと変わったアップルのロゴ入りグッズとか、秋葉原の専門店でも見なかったパソコンバッグを見つけて買ったこともあり、自由ケ丘に行ったらとりあえずは覗いてみたい店です。そんなに安くはないですけど。
目黒区自由が丘1-7-15ベルテ・フォンタン2F 5731-8081
最近(2005)になって気づきましたが、店はなくなっていました。通販の鵜の木店はどうなったのでしょう。Mac直営店は銀座・大阪・名古屋に出来て、かなりの盛況を見せていますが、こういう店が先細りしていくのは寂しい限りです。
そして1階には何と、ANPANMAN STOREがあります。終日アンパンマン大好きキッズでごった返しになっており、奥にはさらにアンパンマンのビデオを食い入るように観ている一団もひかえております。土日・祭日ともなると1時からと3時からアンパンマンコンサートも開かれており、キッズパワー炸裂で、その親御さんたちの疲労困憊した顔と好対照です。アンパンマングッズは充実を極め、ほとんど関心の無い私でもアンパンマンミュージアムDXを購入していました。25体のアイテムがセットで入っていますが、全体からみるとまだほんのわずかなものです。集めるつもりはないのでこれだけにしておきますが、楽しい空間であることは間違いありません。上のフロアよりも時間は潰せます。
5731-2525
きらら館(11:00~19:00)
自由ケ丘にあるCeramic Art館。茨城県笠間市笠間にあるお店の支店。わざわざあちらからここを訪ねてくる古くからのお得意さんもいるようです。店の外観はいかにもセンスのよい女性オーナーの開いているお店と言う感じで、いつも軒下のようなスペースまでたくさんの陶器がにぎやかにあふれ出ています。半地下のような入り口から中が明るく見渡せて、空間の広さも充分あり器やオブジェの配列や全体のレイアウトも無駄がなくて見やすくすっきりとした印象を与えます。100人をこえるという作家の作品が作者の名前入りでジャンルごとに分けられていて、お値段も手ごろです。また、セルフサービスの無料の喫茶コーナーが設けられており、店で売られているカップのうちの10種類くらいのものが使えるように用意されていて、そこから自由に選んでコーヒーか紅茶が飲めるようになっています。そこのテーブルにはかなりのボリュームの書き込みノートがあり、お客さんのかなり気合いのこもった文章がつまっていました。最初に書いたお得意さんの件もこの中で知ったことです。それらの文にオーナーがひとつひとつ猫のイラストつきでコメントを書き加えているのも印象に残りました。どの作品も発想豊かなオブジェ的でユーモラスなものが多く、気持ちが柔らかく軽やかになります。笠間焼きと益子焼のものがほとんどだそうです。
愛子様ご愛用のひよこのお茶わんも置いてある、皇室御用達のお店です。
目黒区自由が丘2-8-5 5726-3309
LAUREL(9:30~8:00)
伝統工芸品のように緻密で脆弱で凝縮していて断面が5層6層にも分かれている見事なケーキがショーケースに並んでいます。どれを選ぶか迷ってしまう品ぞろえで、値段は普通より少々高めですが、出来から観て納得できます。食べる前から美味しさは想像できますが、実際食べて本当にホッとします。そのケーキの作る世界に一時の間入り込んでしまいます。コーヒーもケーキに合っておいしい。素敵な時間が過ごせます。
ウェルバンから等々力そして二子玉川方面への散策コースには是非入れたいポイントです。だいぶ以前ですが全国ケーキコンクール第二位の賞状がローランサン等の絵の間にそれとなく飾られていました。ときおり恐ろしく緻密に作られた、お城のケーキが飾られています。
最近ではキャラメルプリンが話題になっています。テレビでも絶賛されていました。
世田谷区奥沢7-24-3 3701-2420
自由が丘 スイーツフォレスト(10:00〜20:00)
一人では入り難い場所ですね。入り口からしてやっぱり。それでわたしは一回目は教え子のASちゃんと入りました。ナムコのチームナンジャが,7番目に手がけたというフードテーマパーク「ラ・クール自由が丘」1〜3階にあるスイーツフォレストです。そこは世界で賞を受賞しているパティシエたちの粋を懲らしたスイーツが並ぶ「スイーツの森」と,ショップゾーンである「スイーツセレクト」の2ゾーンで構成され,日本,仏,米など世界各地から集まったケーキで溢れています。わたしの興味の対象は何と言っても「スイーツの森」ゾーンで,いかにもといった感じのどうでもよいきらびやかな装飾の森のなかにお店が全部で8店舗並び,フリーに食べられるスペースが2ヶ所。マイクを口元に付けたナビゲーターのお姉さんがあちこち歩き回る中、圧倒的多数のケーキ好きの女性と何だか分けの分からぬ間に迷い込んでしまった兄ちゃんたちと非常に場違いの目つきの悪いおじさんが時折目に付く、めくるめく空間ができ上がってました。そこは常設のスイーツ有名店のほか、日本を代表する有名なパティシエが一定期間ごとに参加する「パティシエステージ」や、期間限定の店舗が入る「パティシエショーレビュー」で構成されています。コーヒークリームとキャララメルソース,生クリームを団子に和えた「きび餅だんご」や,苺ケーキのきわめつけ「ベリーベリーベリー」など,スイーツフォレスト限定メニュー、お弁当型のお土産に最適ケーキなど作り立て&出来立て"の絶品スイーツが盛りだくさん。一度や二度では食べきれない。目をつけたケーキをまた早く食べに行きたいです。ダイエットの合間にね。
目黒区緑ヶ丘2-257「ラ・クール自由が丘」1F〜3F 5731-6600
絵画Essayのためのラフスケッチを定期的に載せていきます。形にする前の段階ですが、何かありましたら、お考えをお寄せください。
連載でわたしとホキとの想い出をのせていきます。第一回
UnknounPleasureのコーナーに以前載せていた日記からいくつか転載します。
面白情報 ? : 何でこんなものがこんなところに特集!
カトランのアネモネの絵がそっくりそのまま油絵で !
なんとスペインの現代画家リベラ(いかにもありそな名前、もちろんあのリベラではないですよ)の油絵に私の持っているカトランのアネモネの絵にそっくり、と言うより、所謂模写がありました。でも自分の作品として名前付けて出しているのです。どういうこと?その上油絵の作品にしては異例に安い10万円。8号ほどのサイズで。日本の素人絵描きよりも安い。リベラと言う名前もうさんくさいですが、こういうのって有りですか。店の人に聞いてみると、ヨーロッパではさすがに出せないでしょうから、日本だけで売ってるんでしょ。というよく分からない話。でも日本人だって、私のように「原画」を持ってる人はいるし、インターネットを介して情報なんて世界中均等に行き渡っています。でも、カトランのそれを思い浮べなければ(知らなければ)この油絵、かなり良い絵です。カトランのその絵に確かに魅力があるということを再認識させられました。きっとリベラさんもこの絵が好きで、持っているんじゃないでしょうか。それにしてもね。
ババールの大きなポスターが3つも飾られている図書館!
それがまずありそうもない、これといった本などほとんど置いていない小さな区立図書館に飾ってあるのです。蒲田にある大田区立図書館の階段を上った3階手前のおどり場付近にちょっと斜めになったりして、ぞんざいにフレームに入れられ掛けられていました。年期は入っていますがポスター自体はかなり良質なもので、ババールポスターの中でも特にデザイン・構図の良いものと見受けられます。しかも森田コレクションの中になかったものも一点有りました。これはすごい。思わぬところに思わぬものが。とんだ発見です。当然、ババールの絵本はやはりすべてそろっていました。そりゃ入り口にあれだけ看板出しておいて肝心の絵本がなかったらお話になりません。ババールものはどうしても高級感が漂います。なんせ大バーゲンと言うから買いに行ってもTシャツ1枚一万円平気でしますから。わたしはようやく3着そろえたところです。もちろん森田さんや荒田さんはすべての衣類日用雑貨をババール一色に統一していますが、お金持ちでなければ出来ないことです。(Epiphanyにぜひどうぞ。下のLinkコーナーから)ですから蒲田・大田区立図書館にババールは一種異様な光景でした。そぐわない。でも、なんかいいな、と言う気がします。こういう場末の図書館に少し汚れた感じでババールポスターが掛かっているというのも、渋味が有ります。多分確かなのは、このポスターはわたしがババールと言うものを知るずっと前からここにあったのだろう、ということです。以前4つと書いたのですが、先日(1/26に)見に行ったら3つでした。果たして最初から3つだったのか、誰かがもらったりして3つになってしまったのか、定かでは有りません。どうもあいまいなレポートで。
苺園の少女
インターネットで苺園をいくつも検索しているときに出逢った少女です。なぜか気になってディスクトップの片隅に置いていたのですが。以前九品仏の浄真寺でしばらく見蕩れ惚けてしまった三体のお地蔵さんと同様の強度を最初感じましたが、こちらはお地蔵さんのようにすうっと私を心地よく受け容れてはくれない。次第にどう観たら良いのか、視線がこちらに突き返され想いが宙づりにされる戸惑いに揺らいでいくのです。少女と一口に言っても、この子は、グラビアアイドルのような日常意識に親和的で意識そのものを沈殿させ閉塞させるような意図など全く纏わないし、聖少女等と言ってみたくなるような普遍的な救済者とは単に異質な何者かです。お地蔵さんとは実は似ても似つかない、何の意図もない自然のオブジェ、ちょうど山びこのようにわたしの無意識の言葉を突き還してくるもの、座敷童の不気味さそのものを感じるのです。本当の少女とはそういうものなのか。

浄真寺のさぎ草
九品仏駅を降りて、七色文庫不思議堂の先、十字路を渡れば浄真寺です。自然に足の向いてしまう、さぎ草の寺。まさに真っ白な鳥、さぎにそっくりの花。その名の通り、さぎに似ているためさぎ草と呼ばれるのですが、むかしのひとは何故さぎのかたちをしている花なのか、その意味を考えたそうです。そこに意味があることを確かな前提としていたそうです。観相学という博物学と切り離せない学です。すべてのものには意味があり、すべての事物は平等である。パンゾフィーの精神。しかしこの精神は学問としての博物学がなくなったからといっても、まだ脈々とわたしたちに受け継がれています。荒俣宏さんのような巨人でなくとも、日常生活の文脈から離れて、なにかにこだわってしまったり、なにか物をとても大切に思ったり、集めてしまうのはそのひとの精神もその水脈に繋がっている証拠です。魅力を覚えてしまうひとというのは、まずきまってその水脈が日常生活の文脈を深く広く侵食しています。
お気に入り情報:
*プラトーンに凝る。植物感情センサーのことです。生体のもつとても微弱な生体電気を検知し、それを音と光に変換する装置です。特に植物は我々のもつ神経組織の働きにあたるものが生体電位の変化なのだそうです。解説によると『植物の周りの環境に何か変化が起こると、植物の中でとても小さな電気的な変化が起こります。それを観たり聞いたりできるようにしたものが、「PLANTONE」です。』ということで、いま観葉植物の「コンシンネ」のはっぱをクリップではさんで、VAIOたちの近くに置いていますが、私が近づいたり、手をかざしたり、葉っぱに触れたりするたびに赤.オレンジ.緑の植物用の心電図を表すようなランプが微妙に軽やかに点灯し、そのつど変わるとてもかわいらしい歌-メロディーを奏でます。長さもまちまちです。その時々の植物の気分が伝わってくるようで、何か本当に植物と会話を交わしている-交感しているような気もちにさせられるのです。離れた部屋で一人でユニークなメロディを歌っているのを耳を澄まして聞いていると、とても植物が身近に感じられるようになります。まるでペットのように。またなんというか、世界というものが有機的に感じられる。いろいろな層におけるつながりを思い起させる。全体性というべきことを。これはとても高度な双方向性アートに他ありません。そして癒されます。プラトーン
です。
*ピノでロボットに目覚める。小さな子供版でもかなりの機能。心を持っています。というのはどうかなと思いますけど。左右の耳のセンサーの押しかたでかなりのバリエーションが有ることが分かりました。しぐさと声がとてもかわいい。
*アップルライト ガラス工芸家の三原さわこさんに特注で作っていただいた、世界でたったひとつのライトです。どうやらつくった本人がいちばん手放したくなかったほどの出来のようです。でも私のものです。もちろんパソコンはアップルだと言いはり、パワーブックの脇に置くライトをつくってちょーだい、と頼んで作ってもらったので、当然ヒカル部分は柔らかで素朴な白い林檎です。それが傾いてこれまた素朴で暖かいコンクリートの台に埋め込まれているのです。その台には小さな穴が開いていてそこからも光が漏れます。台のひとつの面の左下に鉛筆書きでPrimoと記されています。作者のお人柄も滲み出てくるとてもPureで愛らしい作品です。毎日必ず灯しています。なお、アップルライトがどのようなものかは、三原さんのセンスのよいホームページに写真がちょっと出ていますので、興味を覚えたかたは、ご覧になってください。(全景は見えません)URLはLINKコーナーにあります。
*「民子」マルハペットフードテレビCMに泣く。「民子が忘れられない。 多くの恋人たちの顔をみな忘れても、民子ひとりが忘れられない。」パソコンのハードディスクに入れています。これまでに出たテレビCMの最高傑作と断言します。
本も出ましたね。勿論買いました。「もう一つの民子」も泣かせます。
*ハリウッド映画の面白さ。 映画はいまだに「ブレードランナー」と「ノスタルジア」です。(タルコフスキーは全部よいですけど)それから「アラビアのロレンス」ピーター・オトゥールの本人より本人らしいホゼッションした演技のすさまじさ。究極の人形劇クエイブラザーズの「ストリートオブクロコダイル」でも最近ほとんど観ていませんが。ハリウッドものではフリッツ・ラング監督ウォルター・ウェンジャー制作の「暗黒街の弾痕」(1937)は観たいです。ハリウッド映画の全盛期のものはいくつも観てみたい。「風と共に去りぬ」(1939)はともかく。
先日テレビで観た「オースチン・パワーズ」はなんとも奇妙な映画でした。笑えないこそばゆい面白さ。女優に興味が引かれました。
*陶磁器に魅かれる。これまでもウェッジウッド、ジノリ、ウイリアムモリス、ヴィレロイ・ボッホちょっとだけマイセン、などの気に入ったもので買える範囲のものを集めて(数はさほどありませんが)いましたが、ここのところ年に一度は神田の三省堂1階スクウェアで陶芸展を開いている金田 晃さんの器を買っています。まだ5つだけですけど。風合いが良く暖かい感じがします。妙な自己主張がなく、色も柔らかくて飽きないですね。それから、お店コーナーで紹介しています、きらら館で特に気に入ったのが、鈴木 佳世さんの作品です。素朴でユーモラスな面と洗練された技法がうまく融合しています。マグカップなどとても軽く使いやすいです。
*絵はレオナルド。これは別格。バルチュス、モロー、ボッチョーニがとても好きです。
*PsychicJap's Home Page 私の弟のページです。日本で精神科医をやっていましたが、現在海外に留学中です。自分の研究分野のEssayを掲載しています。
*ROCK BOTTOM seasong's site 私の友人の画像(音楽)関係の紹介を中心にしたsiteです。
*Epiphany /~irrlicht/ 私のSpecialcontentsのみのGalleryです。いま"BABAR"特集をしています。
*DISINTEGRATION 私の音楽・美術に関するsiteです。これからつくっていきます。
*Tetsujin No.28 HomePage 私の鉄人28号とその他のFigureのcollectionsiteです。
*
TOMOさんの模型(ガレージキット)&玩具インターネット通販専門店です。わたしはここでコレクションの「鉄人」を購入しています。情報も細かく寄せてくれます。相互リンクしています。
*
ガラス工芸家
三原さわこさんのWeb上の雑貨店です。まだ商品はほとんど出ていませんが、鮮やかな日記やLinkが充実しています。センスの良いホームページです。わたしのアップルライトも手を翳されて映っています。
*きらら館 お店紹介のコーナーにも出している自由ケ丘にあるCeramic Art館です。楽しい陶器が沢山あります。
*
私の教え子の綾ちゃんがドラムをやっているLOLITA
No.18の所属するレーベルのHPです。わたしはここのFlamenco A
GoGoやNoodlesが好きでした。綾ちゃんごめんなさい。
*
人々から天才呼ばわりされているSF文学者、森 奈津子さんの如何にもというサイト。
*まんだらけ TOMOさんのところ以外でわたしがフィギュアなどを買っている店。店員がアニメのコスプレしています。渋谷店ではライブやトークショウも店内でやっています。
*足利しもつけ窯 お気に入りのコーナーでも紹介しています栃木県の南部足利市にある金田 晃氏の陶芸工房のサイト。新しい作品が随時アップされています。
*編集工学研究所 ときおり横目で気にしながら入り込むことは出来ないでいるサイト。いまもっともアグレッシブでクリエイティブな場所。
*
大変な才能を持つ若い作家の3D-Doll
Gallery ハンスベルメールを越える人です。
*tanique わたしの多肉植物やスヌーズレン関連のグッズを紹介するサイトです。ここの縮小版サイトとお考えください。