ウヰスキーな旅
オトナの工場見学
サントリー山崎蒸溜所見聞録
3月8日、大阪市三島郡島本町山崎にあるサントリー山崎蒸溜所へ、工場見学へ行ってまいりました。
山崎は、その昔、千利休が待庵という茶室を作ったほどの山紫水明の土地。ウヰスキー作りにはもってこいの地です。実際行って見ると、竹林に囲まれた風情ある所で、どこか日本人のノスタルジーをかき立てる場所でした。
では、次に、その山崎蒸溜所で板坂さんのご案内で見学した「ウヰスキーの作り方」について、おさらいしていきます。私のような初心者には、目からウロコですよ。
1.モルトからウォッシュを作る
ウヰスキーの原材料は麦です。山崎では、二条大麦を使用しているそうです。これを5〜6日発芽室で発芽させます。発芽させると、デンプンを糖分に変える糖化酵素が出来るそうです。これが、麦芽(モルト)です。実際、私も試食させてもらいましたが、これだけでも充分つまみになるような、香ばしい味でした。
で、このモルトを粉砕してお湯に入れます。ウヰスキー作りの大事な原料である、名水はここで使われます。で、これを時間をかけて仕込むと、デンプンが糖分に変わり、麦汁が出来ます。
更に、これを発酵槽で発酵させると、アルコール度数7%のビールみたいなモンができあがるとのことです。これをウォッシュ(もろみ)と言います。
2.蒸溜して寝かせる
で、次にウォッシュを銅製の単式蒸溜器(ポットスチル)で蒸溜します。蒸溜は2度行います。これで出来たのが、0年のウヰスキー「ニューポット」です。ニューポットのアルコール度数は70度程あり、匂いを嗅いだだけで、酔ってしまいそうでした。試飲コーナーでは、100円でこれを試飲出来るそうですが、アルコールにさして強くない上に、連れて帰ってくれる連れがいなかった私は、敬遠しました。
で、この無色透明のニューポットを、樽に詰めて寝かせます。樽は、ドングリの木であるオークを使い、釘など使わずに、締め上げて作るそうです。で、出来上がった樽は内部を焦がし、ウヰスキーに木の風味がつくようにするそうです。で、これを貯蔵し、何年も寝かせるのです。貯蔵室に入らせてもらいましたが、ここは非常に落ち着きます。薄暗く、向こうの方まで樽がずらりと並んでいるのです。もし、ここに一人でゆっくり1日中いられたらどんなにいいでしょう。自分が生まれる以前のウヰスキーとの対話なんて・・・素敵やん。
3.ブレンドしてウヰスキーを作る
私も当初は勘違いしてたんですけど、樽で10数年から数10年寝かせた原酒が、そのまま製品となると思ってましたが、実際はそうではないんですね。
樽で寝かせた原酒は、ブレンダーという技師たちの手により、ブレンドされすのです。「山崎」なら「山崎」の味を、ここで出さなければならないのですから、ブレンダーっちゅう職業は大変なんですな。で、ここでブレンドされた物が、やっと製品として世に出る訳なんです。いやはや、ウヰスキーっちゅう酒は大変なんですな。
で、ウヰスキーの原料となるものは、麦から出来たモルトの他に、トウモロコシから出来たグレーンというものとがあるんです。
モルトだけを組み合わせて作ったウヰスキーを、「ピュア・モルト」と言います。「膳」「竹鶴」なんかがそうです。
モルトとグレーンをブレンドさせたのが、「ブレンディッド」と言います。「響」や「ローヤル」なんかがそうです。
更に、ピュア・モルトのうち、同一の蒸溜所だけで作られた物、つまり「地酒」が、「シングル・モルト」と言います。「山崎」や「白州」、「余市」なんかがそうです。
4.楽しい試飲コーナー
工場見学の最後に、「山崎12年」を無料で飲ませてくれるのが、ありがたいことです。「山崎」の薫りと味を楽しむため、ストレートかオン・ザ・ロックスで出してくれます。しかも、おかわり自由です。とは言え、時間に制限があり、私はオン・ザ・ロックスで1杯、ストレートで1杯だけをいただきました。
ここでは、「山崎12年」は飲めますが、他のウヰスキーも味わいたい時には、有料で飲めるコーナーもあるのです。私は、300円でシングル・モルト飲み比べ、「ラフロイグ」vs「グレンフィディック」を飲みました。
流石に、4杯も飲むとふらふらで、ビデオ・コーナーで懐かしのCMを見つつ落ち着き、ファクトリー・ショップで散財いました。以下、私が衝動買いした品々です。
1.山崎蒸溜所特製ウヰスキー(通算製造番号付き)
2.蒸溜所特製山崎ミニボトル(ショットグラス付き)
3.山崎12年使用ウヰスキーケーキ(プレーン)
4.リザーブ・シェリー樽使用のウヰスキーボンボン
5.ローヤル12年使用のオレンジ・マーマレード
6.ウヰスキー天使のフェイスタオル(山崎・響・オールドの絵入り)
7.ウヰスキー天使の携帯ストラップ(赤)
8.小林亜星氏作のオールドCM曲のCD
ちなみに、3.4.5を買うと、特製ショットグラス2つが付いてきました。非常に満足して帰りました。必ず、また来ます。今度はHidiを引き連れて来ます。ではでは。ああ、それと、板坂さんをはじめ、サントリー山崎蒸溜所の皆様、本当にありがとうございました。
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