●2004.11.20 No,00001
坂本龍一 / ryuichi sakamoto   "sweet revenge"
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Tokyo Story
Moving On
二人の果て
Regret
Pounding my Heart
Love and Hate
Sweet Revenge
7Seconds
Anna
Same Dream,Same Destinaition
Psychedelic Aftemoon
Interuptions
君と僕と彼女のこと

「sweet revenge」について

私にとって「初」の坂本アルバムがこの "sweet revenge" でした。
一番最初にアルバム手に取った時の印象は、沢山曲が入っているなー、でした。
紙製のCDパッケージを開くと、まずビックリしたのは、豪華歌詞カード! ご丁寧に一曲毎のphotoカードになっています。そのカードの表面には、作曲者(当然、全曲坂本さんですが)や playerのクレジットがあり、裏面は歌詞が記載してあります(インストゥメンタルは無地)。 その歌詞のレイアウトが、当時の私にはとても斬新でした。文字がパースペクティブになっている!!。
このアルバムの「楽曲」の作り込みに比例する程、パッケージや付属品のデザインにも1mmの妥協もないと感じました。10年近くも前の作品とは思えない程今でも新鮮です。
パソコン本体もsoftも今と比べると幼稚園児の様な物であった当時を考えると・・・・・

1.「Tokyo Story」では、いきなりのドラムの音に豆鉄砲をくらい、
2.「Moving On」で決定的にドツボへハマってしまいました。、出だしのシンコペーションの効いたドラムス。好みの女性ボーカル、その他のアーティストの一般的な曲の中には必ずある「サビ」という部分がないのにこのグルーヴ感。どこまでも引きつけられました。

3.「二人の果て」に、またまた、当時好きだった " 今井美樹 " さんが歌っているではないですか!?
話が少し飛びますが、坂本さんは本当にボサノヴァというかブラジル音楽が好きなのですね。
というか、ジョビンなんでしょうけど・・・
今この曲を改めて聴くとよく分かります。この独特の声のトーンなんか、少し前にヒットした、ジョビンの娘とのトリオアルバム「Morelenbaum/Sakamoto」に綿々と繋がっているのが、本当によく分かります。心なしかこのアルバムは似ている気がしますね。

極めつけは、7曲目のアルバムタイトル曲「sweet revenge」これでノックアウトです。本当に嘘みたいな話ですが、初めてこの曲を聴いたとき、不覚にも涙が溢れてしまいました。
後から知った話なのですが、この曲はたしか、ベルトリッチ監督の「リトルブッタ」の映画音楽を当時作っていた坂本さんが何度も何度もベルトリッチにダメだしされて " 没 " になった曲で、ベルトリッチ曰く「悲しすぎる、とても悲しすぎる、この曲には悲しみだけがある。私は悲しみの向こうに希望が見える曲が欲しい」と云ったとか・・・・・・。
で、坂本さんはあの名曲「リトルブッタ」を書いたのですが、この時のベルトリッチへの 復讐(revenge)だーーー。ということで、本来お蔵入りするはずだったこの曲をこのアルバムのタイトル曲として復活させた訳です。
 
 あとの曲は皆、それぞれの良さがあり、アルバムとしての完成度はとても高いと思います。
聴きやすい曲ばかりなので、ぜひ皆さんも聴いてみて下さい。


おっペケ