<神話>



「どうぶつえんにいったこと」
1ねん3くみ ふるかわ まこと




きょう、おとうさんといっしょにどうぶえんにいきました。
さいしょにペソギソのいるところにいきました。
ペソギソはいろいろないみでくろかったです。

つぎにライオソのいるばしょのところにいきました。
ぼくはライオンにえさおあげました。
ライオンはうれしそうにぼくのおとうさんをたべていました。

おひるになるとぼくはおなかはへったのでレストランでおひるはたべた。
ぼくはスパゲッティーをたべた。こげたタイヤのあじがしました。
とてもおいしかったです 。

さいごにゾウをみました。
ゾウはとてもおおきかったです。ぼくがゾウをみているとき、
おとうさんはぼくのしらないおんなのひととはなしていました。
とてもうれしそうでした。

きょうはぼくもおとうさんもたのしめてとてもたのしかったです。












連続不定期連載小説 桃下郎
最終話 「宇宙の子ら」



彼等が、「鬼」と呼んだその生き物は明らかに苦悶の表情を浮かべていた。

しかし、桃下郎は思った。


「マダ足リナイ・・・・!」


そしてもう一太刀、試しに振りおろしてみる。

返り血と共に降りかかった脳漿で鎖帷子が彩られるのに、三秒も要らなかった。

見るも無惨な姿となった「鬼」は全身を痙攣させながらも、

懐から紙切れのような物を取り出した。

何やら金髪の女性の顔が描かれて、いや、写っている。

「鬼」はそれをじっと見つめ、

やがて涙を浮かべながら最期に一言呟いた。

「ア、アイラヴユー、フォーエバー・・・・・」



桃下郎は驚愕した。


決して「鬼」が涙を見せた事に対してではない。

それは、つい今しがた絶命した「鬼」を見下ろす自分の中で、

未だかつてない快感が生まれた事に対する

共鳴ともいえる驚きであった。



犬、猿、雉の三匹は茫然とその場に立ち尽くしていた。


人間としては許されないような笑みを浮かべる桃下郎を、

ただ、食い入るように見つめながら・・・・・・。  




長い間応援ありがとうございました。ミツヒロ先生の次回作にご期待ください。