山村刑事とは・・・?

通称山さんは、長い刑事生活を通じて、人間観察に長け、
その推理力は警視庁随一とも言われる。
また、「落としの山さん」の異名通り、
取り調べで犯人を自供させるテクニックは芸術的ですらある。
射撃の腕にも長け、腕っぷしも強い。
常に冷静沈着だが、一度爆発したら、政財界の大物でさえもタジタジとなる迫力を持っている。
そして、常に弱者の立場で考え、
行動するために、管内の前科者や、怪しげな裏商売の人間たちからも深く信頼されており、
山さんのためならと捜査に協力を買って出る者も少なくない。
まさに「理想の刑事像」とも言え、
一係内ではボスの御意見番のような役割も果たしている。
山さんには愛妻・高子(町田祥子)がいたが、
彼女は心臓病で医者から過激な運動や心労は禁じられている身である。
そのためか子宝には恵まれず、高子の遠縁の子である隆という男の子を養子に迎えている。
が、'76年6月25日、高子は心臓発作により逝去。
以後は、隆の世話や家事を頼むため、
かつて自分が逮捕し、獄死した凶悪犯の娘、
高田加代子(千野弘美)を家政婦として同居させている。
長年に渡ってボスの補佐役を勤めてきた山さんだったが、
ボスが急病に倒れ、長期欠場にいたると、自然にその代行役となり、
ボスとはまた違った指揮法で一係をまとめ上げた。
'86年4月11日、某国の大使館が絡む拳銃密輸事件の捜査で、
身の危険を感じた山さんは息子・隆を実父の元へと返し、
組織を壊滅させ、自身は他署への栄転が決まる。
そして新しい生活が始まろうとしたその時、
組織の生き残りによって深夜の新宿にて射殺される。
瀕死の状態で山さんは、自宅で待つ隆に電話をかけ、
「今、帰るからな」という最後の言葉を伝えていた。