『週刊連載・イタリアーノへの道』
イタリア・・・・地中海に浮かぶ恋する国、そして食べる国!!この魅力に
とりつかれ、もっとイタリアのことを知りたいと思っている方も多いことで
しょう。ここではイタリアに関する様々な情報をお伝えしていきます。
『イタ道』の世界を存分に楽しんでいってくださいね!チャオ!!
♯29
ナポリのピッツェリア
ピッツァといえばイタリア料理の代名詞的存在ですが、なかでもナポリ
はその発祥の地。古くから食べられていたフォカッチャと、アメリカ大陸
で発見され持ち込まれたトマトとの出会いがピッツァを生みました。ナポ
リのあるカンパーニア州は現在でもトマトの一大産地であり、ピッツァに
欠かすことのできないモッツァレッラチーズもここが原産地なのです。
また、ナポリが生んだピッツァ・マルゲリータは定番中の定番メニュー。
1889年、ナポリを訪れたマルゲリータ王妃に献上され、好まれたこと
からその名が冠されました。具材に使われるバジリコの“緑”、モッツァ
レッラの“白”、トマトの“赤”は、ちょうどイタリアの国旗の色と同じ。シン
プルな上に完成度も高く、イタリア人に広く親しまれているメニューです。
ナポリを訪れる際には、やはりピッツァは食べておきたいところですね。
そのときは、ピッツァ専門店のピッツェリアに行きましょう。ピッツェリア
には必ず窯があり、薪を使って生地を焼き上げます。ピッツァイォーロ
(ピッツァ職人)はあくまで職人気質。生地を回して伸ばす姿も真剣です。
そして絶妙の焼き加減で・・・アツアツ美味しいピッツァの出来上がり!
なかにはリストランテでもピッツァを出すところはあるし、“本物”であれ
ばピッツァイォーロが窯で焼いているはずです。しかし、ピッツァはやは
りピッツェリアが一番!(当然、街角でよく見かける切り売りピッツァは
論外です)。ただ、いくらナポリとはいえ、すべてのピッツェリアが美味し
いとは限りません。そこで、それを見分けるコツをお教えしましょう。
ナポリにはピッツァ協会があって、薪や窯の種類、調理方法、具材まで、
事細かな決まりをメンバーに義務付けています。つまり、この会員である
ピッツェリアを探せば安心というわけ。目印は店頭の看板。ピッツァを持
ったプルチネッラ(ナポリ民衆劇の道化役)とともに、「VERA PIZZA Na
poletana」の文字があります。街を歩いていればすぐに見つかりますよ。
ところで、日本ではピッツァは軽食感覚ですよね?イタリアでもメインデ
ィッシュではありませんが、決してジャンクフード扱いはされていません。
ピッツァイォーロの熟練技は、彩られた具材と程良い焦げ目がコントラス
トを成し、コルニチョーネ(額縁)と呼ばれる縁で囲めば、もはや絵画であ
り1つの芸術作品。作る方も食べる方もこだわりを持った世界なのです!
このピッツァ。イタリアでは基本的に夕食として食べられます。私たちの
感覚では昼はピッツァで夜はフルコースといきたいところ。しかし、イタリ
アでは昼にごちそうを食べて、夜は軽くすませるのが一般的なのです。
観光地などでは例外もありますが、たいていピッツェリアは夜しか営業
していません。ナポリの夜にこそ、美味しいピッツァはあるのです!
♯01
イタリアーノとイタリアーナ
♯02
パニーノとパニーニ
♯03
イタリア人はロマンチック!?
♯04
飲食店の種類
♯05
フルコースで満腹!!
♯06
イタリアのワイン=ヴィーノ
♯07
ロッソとビアンコ 〜ワインの選択〜
♯08
ワインとチーズの関係
♯09
チーズの種類
♯10
チーズの王様には銀行もひれ伏す
♯11
狂気のカルチョ!!
♯12
セリエA全チームが本気なワケ
♯13
セリエAにおける外国人選手問題
♯14
バールでトトカルチョ
♯15
麗しのアズーリ
♯16
イタリアのクリスマス 〜ナターレ〜
♯17
日本におけるイタリア2001
♯18
東京ディズニーシーでイタリア気分♪
♯19
リラからエウロへ
♯20
イタリア人の生きがい
♯21
田舎体験!アグリトゥリーズモ
♯22
スローフードに帰ろう
♯23
マンマの国
♯24
イタリアの離婚事情
♯25
マフィアは肉屋!?
♯26
マフィアとの仁義なき戦い
♯27
ブラックジョーク
♯28
喫煙天国イタリア