5月〜9月10月〜11月12月前半12月後半1月2月3月4月

12月2日(木)雨


*久しぶりの雨。雨はいいですね。川の水も増えて水が綺麗になって、虫も魚も鳥も大喜びです。ついでにパドラー(カヌーやカヤックやラフティングをする人)も大喜びです。特に冬の太平洋側は乾期ですからね。いつも水が少ないのです。これで半分くらいはダムを撤去したら、いいことないんだけどね。
 この家ができたら、ダム・河口堰推進派の奴等に、どうどうと「これ以上水はいらない」と言えます。でも本当は、水資源を大切にしたかったら、ダム・河口堰に頼らないことが大切ですよね。

*さて、我が家の進捗状況ですが、もう3階の型枠が組まれています。雨の中ご苦労さまです。
 あと一息です。来週の月曜6日にはコンクリート打ちがあります。

*コンクリートと言えば、日経エコ21の1月号(11月発売580円)に「欠陥マンションの見抜き方・100年住めるマンション」という特集がありました。
 11月12日の「配筋検査」の所でちょこっと触れた鉄筋コンクリート造の欠陥について詳しく載っています。長持ちする鉄筋コンクリート造のポイントが解ります。



12月3日(金)晴

●我が家のコンクリート検査結果

場所

設計標準強度 N-スランプ値 cm

単位水量 kg/m2

塩化物量 kg/m3

基礎#1

24-15

171

0.024

基礎#2

24-15

171

0.020

B1階

24-15

167

0.034

1階-2階床

24-15

167

0.037



スランプ・コーンとゲージ

●スランプ値
スランプ値というのは、コンクリートの質を表す値です。左図のように円筒形の筒に搬入されたコンクリートを流し込み、筒を抜きます。すると、中のコンクリートがデロッと広がるわけですが、この時のトップの高さの落差を計ったものをいいます。
 一般的には11〜18センチですが、高速道路などでは9センチのコンクリートを使用しています。スランプ値は小さいほどコンクリートの密度が高く、固いものになりますが、流し込みにくくなります。逆に値が大きいと、密度が低くそのかわり単位水量が多いので乾燥時にヒビが入る可能性が高くなります。
 強度については1週〜4週までの検査がされます。4週経てばコンクリートの強度はほぼ一定します。もちろん、この検査で不合格になれば壊して作り直し!?です。それは大変なことですね。


12月3日(日)晴


*足立区の福祉ボランティア団体「ハートぽっぽ」の方々の救命救急手当てMedic First Aidの講習会を開催しました。
 僕はこの救命救急手当てのインストラクターもしているんです。この講習は、日赤や消防と違って有料なのですが、非常におぼえやすくて、実際の現場での実行率も98.5%と高い異色の講習です。世界80ヶ国以上で行われていて、その確かさは国連世界安全機構が保証するほどです。以前別の講習を受けたけれど自信のない方や、看護婦の方なども受講されています。

知ってました? 日本の救命率がわずか3%しかないのを。100人が心停止で病院に運ばれても助かる方はたったの3人なんですよ。救命率を低くしているのは、倒れたすぐそばにいる人が、手を差し伸べられないことにあります。もし、心臓が止まっちゃったら、6分後には蘇生の可能性は15%になってしまいます。そして都内の救急車の到着する平均時間は約6分です。逆に1分以内にCPRを開始すれば、蘇生率は97%なのです。ぜひファーストエイドを習ってください。


12月8日(木)晴



*今日は2-3階のコンクリーを打つ日。朝から見学に行く。
型枠にはパイプやジャッキ、チェーンなどが巻かれ、ヤル気満々的な状態だ。今日の打設は、斜めの屋根やカーブ、オーバーハングした壁など、複雑なところが多い。
 構造上重要な部分で、目立たない所から打ちはじめて、最後に目立たなくて、構造上負担の少ない場所で終えるのだそうです。なぜかって言うと、始めに流したコンクリートと最後のコンクリートには時間差が生じてしまうので、あの有名な「コールド・ジョイント」ができるのだそうです。外見的には「線」が出てしまうために、見栄えも悪くなります。 
 これらを効率的に行うためには、もちろん打設順序はきちんと練られています。


*ポンプで高く汲み上げて、コンクリートを流し始めます。流されたコンクリートを、竹竿でつつき、トカゲのシッポのような振動機(バイブレーター)を使って、スのできないように中側からも揺すっていきます。下の方では木つちでパネルを叩いたりもしています。
 一般の建築にくらべ、このアクティヴ・エコ住宅は、100年持たせるために固めのコンクリートを使っているのに加え、型枠のMKボードがゴボゴボなので、流し込むのが大変なのだそうです。その上、室内は「打ちっぱなし」。一般の「打ちっぱなし」の場合は、表面をツルツルに加工したコンパネを使いますが、うちは普通のザラザラのコンパネを使用しているので、ここでもコンクリートは引っかかりやすいので大変です。そこで今回は、竹竿つつきが加わわりました。コンクリートを流しながら、ず〜っと、つついて行かなければなならにので、これはかなり大変な作業です。


*このヒトデみたいなのは、電気の接続ボックスと配線チューブです。こうして前もってセットして、コンクリートの中に埋め込まれるのですね。当たり前といっちゃーそれまでですけど、海外に行くとブロック積みの建物がありますが、あれなんかは中に通せないので、部屋の内側を配線が通っていたりしてます。
 なるへそーっと思いながらも、チューブの色がキレイで気に入りました。でも隠れちゃうんですけどね。


*地階の床下も今日コンクリートが流し込まれました。ここは漏水対策のための「湧水パネル」が設置されています。床面にあるグレーの卵パックみたいなのが、それです。合わせ部分を紙のクラフトテープで止めているのは、予算がないからじゃなくて、少しでもケミカル材を減らすために、わざわざ紙のクラフトテープにしているんですよ。間違えないでくださいね。
 壁はOSBボードの下に「湧水パネル」が設置されています。

->エコ設備カタログ

*コンクリートは建物の矩体。最も重要な部分ですので、しつこく紹介していますが、今日は1号のミキサー車についていって、コンクリートを作っているプラントを見学に行きました。この1番始めに来るミキサー車は、その日のルートを決める重要な役目もになっているのだそうで、ベテランのリーダー的なドライバーが担当するのだそうです。なにせコンクリートは時間で固まっちゃいますからね。最も早く現場に到達するコースを選ばなくちゃいけません。
 おじゃましたのは埼玉県の八潮市にある「八洲コンクリート(株)」さんです。案内していただいたのは、工場長代理兼試験室長の水田洋さん。ご親切にありがとうございました。


*これが、コンクリート・プラントの中枢。コンクリートはセメントと砂利と砂、水とその他の添加物を混ぜ合わせて作られます。これはその材料を練り合わせるハイテク機械です。
 ここのセメントは四国の高知県で採掘された物で、砂利は葛から砕石を、砂は茨城県鹿島市から仕入れているそうです。砂の塩分は0.003%。関東ではむしろセメントに含まれる塩化物量の方が多いくらいだといいます。
 砂は河原から取ってるのかと思ったら、田んぼの下から取ってるのだそうです。田んぼの表土を剥がすと、その下に砂がたくさんあるのだそうです。ビックリです。田んぼ危うし!


*これはプラントの上部。左と右端が砂利の計量器、中央がセメントの計量器、中央奥に砂の計量器があります。また、写真の外に水と流動化剤の計量器があります。各計量器の上部には材料の流し込み口があり、コンピューター制御で必要量が落ちて来て、計量器でさらに確認されます。つまり2度計量するわけですね。この量がコンクリートの品質を決めるのですから、慎重なのもうなづけます。
*中央下にあるバケツは、アクティヴ・エコ住宅に使うセラミックです。特殊な添加物はここの小窓から、ウラン燃料を作るみたいにバケツで投入します。


*プラントの制御室。材料の混ぜ合わせから、ミキサー車への積み込みまでをコントロールしています。
 ここで、スランプ値などをオーダーに合わせたりして、コンクリートを作ります。コンクリートは現場に併せて、幾度かに分けて運ばれるので、そのすべてのスランプ値の誤差なども、全部監理して安定した品質のコンクリートを送り出しています。
 うちの場合は24-15がオーダーですが、現場に着いた時にその値になる様に、出荷時は24-17で出すそうです。
*コンクリートの強度は水の量で決まりますが、固すぎれば型枠にうまく流れずにスが入ったりして、かえって強度が落ちる場合もあります。そこで、最近の公共事業では水を少しにして、高性能流動化剤をいう界面活性剤を混ぜるようになっているそうです。スランプ値は20以上だそうで、流し込むのも楽で施工時間が短くすむそうですが、流動化剤はコンクリートが固まると表面に浮いてきますので、当然環境には良くないですね。


*これは試験室のプール。水温20度の水のなかで、サンプルのコンクリート柱を保存します。これを「標準養生」といって、コンクリート会社では、この状態での品質を保証しているのだそうです。現場でも同じサンプルをとっていて、そっちは「現場水中」という自然温度の水中に保存しておくのだそうです。
 サンプルは150立方メートルに1回とるそうで、毎回取るわけではないそうです。
 このサンプルが、1週間ごとに検査されて、固まって行くにつれての強度が検査されるわけです。


*これがコンクリートの強度を試験する圧力機で、2000トン=200N(ニュートン)の圧力が掛けられるそうです。
 我が家は設計強度が24Nですが、品質基準強度は27Nあり、呼び強度は30Nです。
 左の機械の真ん中にある黒い円盤の間に、サンプルのコンクリート柱を挟んで、ギュギュギュっと絞め込んで圧力をかけます。コンクリートが圧力に耐えかねると、クラックが入ったり、バラバラっと崩れたり、固い物ははじけることもあるそうです。

*これが検査後のサンプルです。白くクラックが入っているのがわかりますか?

*こんな風に、コンクリートは作られて、流し込まれているんですね。いや〜勉強になりました。そして、ここまで見せていただいて安心しました。


12月12日(日)晴

*今週もMFA「救命手当て」の講習会を開催しました。今度は、高島平でカヌーやカヤック、ラフティングなどウォータースポーツを楽しむ方々中心の講習会でした。来年は隔月で定期的に開催したいと思っています。この講習では、呼吸・心停止の他、ケガや骨折の手当てなども勉強します。


12月16日(木)晴


*3階と天井の型枠組みが始まっています。いよいよ最後です。
 26日(日)には「建前」が行われます。見学もできますので希望される方は
メールでお問い合わせください。特にエコ住宅にご興味のある建築士の方々には、完成後では見えない部分(矩体施工等)がご覧いただけると思いますので、ご遠慮なく。
 一般の見学会は、完成後に行いますので、こちらも
メールでお申し込みください。

*8日の打設(中央より上)とその前の打設(下)の境部分。違いがわかります。上半分の壁にポチポチ穴があいているのがわかるでしょうか? これが、できないように、竹竿+バイブレーター+叩きをしていたのですが、部分的にあばたができています(もちろん全体がこんなわけではないので、お間違えなく)。これが、固いコンクリートの難しいところ、施工側の頭の痛いところなのですね。下半分はとてもキレイにいった部分です。

*地階の床も完了です。


*現場事務所。右から現場監督・久松さん、現場主任・名倉さん、左が妻の建築士・善養寺幸子です。ここで色々な打合せをするわけですが、特に図面にない部分についての工法や材料の検討なども行われます。エコ住宅では、設計もっさることながら、施工方法や施工素材なんかも重要なポイントです。全員が「エコ住宅」に対する理解と知識がないと、なかなかうまく行かないのです。
 最近「健康住宅」と銘打って販売されている住宅でも、材料は確かに「F1」といわれる低ホルムアルデヒド素材で作られていても、それを施工するボンドなどが、強烈な科学薬品発散物質だったりするわけです。消費者に見える部分は、近年のエコブームで改良されていますが、見えない部分はまだまだなのが実情です。(ただし、F1でも厚生省の基準値は大きく


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