5月〜9月10月〜11月12月前半12月後半1月2月3月4月


12月18日(金)晴

*いよいよ、アクティヴ・エコ住宅の「内蔵」。生活水リサイクルプラントが設置される。これがその肝臓&腸役を引き受ける『合併浄化槽』くんだ! ジャン!

*めちゃめちゃ関係ないんですけど、合併浄化槽のこの部分が顔に似ていました。
 本当に関係ナインですけど、僕はこんな
「似ている」もののHPもやっています。このネタは、宝島VOW KINGにも掲載されているんですよ。関係ないけど。

*上左)駐車場の下に、生活水リサイクルプラントは設置されます。上中・右)本当は2階を作る前に設置したかったのですが、商品が間に合わず後入れになってしまったので、本来ならクレーンでパパッと済んじゃうところを人力で作業します。天井も低くてこの作業はとても大変そうでした。お疲れ様でした。

*左)右奥にあるのが、『生ゴミ処理タンク』=胃にあたる部分です。手前が『合併浄化槽』で左奥が『中水タンク』=膀胱と大腸を兼ねたものです。

*生活水リサイクルプラントのシステムはこんな感じです*



●システムは左図のようになっています。
(A)からはキッチンから粉砕した生ゴミが水といっしょに入って来ます。そして生ゴミ処理槽で、バクテリアによってBOD 200mg/リットル以下の水に分解します。その水は合併浄化槽に流れます。(B)からはお風呂や流し台、トイレからの下水が入ります。合併浄化槽で浄化された水は、約BOD 10mg/リットル以下(実働性能BOD 3mg/リットル)。なんと下水処理場の約3倍もキレイ! だったら、下水処理場なんかやめてみんな合併浄化槽にするばいいのにね。
 キレイにした水は『中水タンク』に貯めて、(C)トイレの水にリサイクルします。(D)作りすぎたキレイな水は、もったいないけど、下水道へ排水します。『合併浄化槽』には処理したカス=汚泥が溜まります。この汚泥は数年に1度バキュームカーで廃棄してもらいます。言わばアクティヴ・エコ住宅の『ウンチ』ですね。居住者のウンチと生ゴミをまとめたものですから、数年に1度の排泄ならかなりコンパクトだと思いませんか? これはまるで宇宙船のようですね。
 こんな家が増えれば、下水処理場もゴミ焼却場も大助かりですね。だからエコ住宅の建設には、行政はもっと積極的に後押しましょうね。

●生活水は水道と雨水の両方から取り入れます。家庭内で使用する水の分担は(1)上水(飲料水)=水道から。(2)雑水=雨水。(3)中水=リサイクル水、となっています。これで上水利用の約80%削減が可能になります。●このシステムをすべての建物に設置すれば、理論的には現在あるダムの80%を取り壊すことが可能なわけです。長良川河口堰ひとつが約800.000.000.000円(8.000億円)ですから、それを『生活水リサイクルプラント設置補助金』にまわすとすれば、1軒あたり250万円出したとして、河口堰ひとつでなんと、320.000軒の家に生活水リサイクルプラントが設置できる計算になりますね。




*タンクの搬入がすんだら、配管工事です。ここで使う配管は塩ビ管を使用しています。
 本当を言えば、ここもステンレスなどの鋼管を使用したかったのですが、土中埋設用の鋼管は表面にエポキシ加工が施してあり、それじゃ、環境ホルモンも出るし、リサイクルの観点からすると分別がより難しくなって、単素材の塩ビよりもよくない物でした。
 また、システムのタンクがFRP製で、配管も塩ビを前提に設計されており、鋼管をつなぐのが厄介なこと、鋼管のみで配管ができないことなども問題でした。
 そんなことで、今回は塩ビを使うことになったのですが、後になって、ポリプロピレン製の管もあることが判明しました! もう少し早く、この製品の情報が入っていれば! と悔しい思いをしております。
 将来的にはセラミック管が開発されるようですので、早期発売に期待したいですね。

PHOTO BY
SUGIYAMA/OKAKEN

*主な配管が済んだら、プラントの埋めもどしが始まりました。全部埋めて固めてから、また掘って細い管の設置をします。
そして、マンホールを付けてコンクリートを打って出来上がりです。内臓君、ガンバって働いてくれよ!



12月25日(土)晴



*最後の打設。コンクリートを打つ日です。工事担当者たちは「やっと終わるよ」とホッとしています。なにせここまで約7カ月。同時に工事を始めた隣のH邸は既に外壁工事をしているのです。
 何が一番たいへんでした? という問いにすかざず帰って来た答えは、「構造が複雑なんですよ。それにコンクリートも硬いし……。ここまで固くする必要があるのかなってくらい固いコンクリートなんでよ。これはもう建築じゃなくて土木ですよ」でした。ご苦労様です。

*構造が複雑なのは、ステップフロアという階段状の構造のことです。こういった構造の住宅はあまりなく、現場の職人も図面を見てもどうなるのか検討がつかない部分があったそうです。

こちらは隣で工事をしているH邸の外壁。これも外断熱構造なのですが、実は画期的なオリジナル新案工法なのです。詳しくは「エコ設備カタログ」で後日紹介します。

*最後のコンクリートの受け入れ検査です。今日のコンクリートはスランプ値16でした。一般には18とか21とかですから、かなり固いです。
左側の機械はコンクリート内の空気量を計るものです。空気がいっぱい入っていると、これも強度を下げる要因となります。

*設計者である、妻たちも立会います。

*今回も竹竿とバイブレーターと叩きの複合部隊で固いコンクリートを流し込みます。竹竿で押して揺すって、バイブレーターで揉んで、叩いて流しすといったところでしょうか。バイブレーターをかけると、固いコンクリートも溶岩のようにながれます。

*今日はお客さんがありました。以前エスクアイアの取材のときに、いらした久家カメラマンです。建築雑誌用にエコ住宅の工事風景を撮っていただきました。顔写真を撮らせて下さいといったら、こんなポーズを付けていただきました。??

*難所はここ、北側斜め屋根の窓の下。ただでさえ固くて斜めの場所には流れすらいコンクリートですから、窓の開口部の下側にキレイにながすのは大変です。型枠をハンマーでゴンゴン叩きながら打診して、コンクリートの流れ具合をはかります。窓枠の下にコンクリートが回らないので、型枠に穴を開けて、そこからバイブレーターを突っ込んで送り込みます。いやー大変な作業ですが、何度か見ているうちにだんだん打設の面白さが解ってきました。以前はただ流し込むだけかと思っていましたが、計画性とテクニックと感、それにチームワークが必要なのです。これは小学生の成りたい職業No.1なのも納得がいきます。

*これが窓の右下に開けたバイブレーターを入れるための穴。ちょうど穴の下までコンクリートが着ています。ここから棒状のバイブレーターを突っ込んで左へ送り込んでいきます。

*型枠には「赤丸」に示した部分のように、あらかじめ小さな穴が開けられています。この穴からコンクリートがムニュ〜っと出て来れば、そこまでコンクリートがちゃんと流れ込んできているというマークになるわけですね。

*表からだけじゃなくて、中側からも、ドンドン、ガンガンやります。こっちは表とくらべると地味な作業です。

*上からコンクリートを流し込むチーム。全員で流れ具合を確かめながらの作業です。

昼間のパパは光っています。

*朝9時から始まった打設作業も、午後1時に終了。みなさん大変お疲れさまでした! 燃え尽きましたでしょうか?
 てなことで、明日は上棟式。これまでの工事に関わった方々と、お餅をついてお祝いする予定です。なんで餅つきをするのかって? 年の瀬だからです。

*この後は、沢山のエコ設備が入れられますので、アップデートも頻繁にしなければ。ああ大変だ。お楽しみに。


12月26日(日)晴


*おかげさまで、本日は上棟式です。上棟式っていうのは、いったい何をするものなのか、よく知りませんでしたが、おもちをついて、食事をしてお酒を飲んで、御清めをして、それでもって岡建スタッフの「きやり」を聞かせていただきました。「きやり」はなんだか本式っぽくて、なかなかかっこいいものです。
 
ここまで、矩体工事に関わった大工さんご苦労さまでした。

*餅つきは、ほとんどの人が久しぶりだったのですが、工事道具を使いなれているだけあって、杵を打つのはおちゃのこさいさい。なかでも、現場監督の久松さんは、最後には「餅つき大臣」となっていました。

*四方に御清めをしました。


5月〜9月10月〜11月12月前半12月後半1月2月3月4月

生活記

建築記

建築概要

news

catalog

自己紹介

bbs

リンク

topページに戻る


岡建工事株式会社


Made by A/T Harvest co.,ltd.


一級建築士事務所
オーガニックテーブル