送り主のいないプレゼント…

少し肌寒く感じる風 いつも歩いてる道
何気なく立ち止まってみると
その小さな場所からは 曇り空と夕焼けが
僕の気持ちを物語っていた様な気がした

スピーカから篭れ出る淡いベルの音
見渡す限り雲と夕日だけど
少し悪くなった僕の目には
何故か全てが止っているように見えた

残ったのは心残りと 送り主のいないプレゼント
どれだけ分かり合える同士でも
孤独な朝はやってくるんだね…

誰かと一緒にいなきゃ 不安になる時
君と一緒にいれば 安心する時
原理は同じなのかもしれない

ただ僕は 誰かのせいにして
生きていくのはまっぴらだから
独りで生きていく事も考えた
でも今の僕は君と歩幅を合わせていたかった

大好きだった アノ時間
またやってくるのかな?
当たり前に生きてた アノ頃の幸せ
またやってくるのかな?

元気でいるのかな?
もう会う事も無いだろうけど
きっと頑張って生きているだろう
だって アノ頃を一緒に生きた
君だから きっと大丈夫だろう
きっと大丈夫だよ!
そう きっと…

誕生日には いつも一緒にいた
それが当たり前の事だと思ってた
洗い物がそのままになっている事で
君がいない事を 確かめていたけれど

アノ忙しい日々に追われ 何時の間にか
全てが当たり前の事だと思っていた僕は
君と一緒にいても
僕は僕じゃ無かったのかもしれない

今日は 君の21回目の誕生日
前日に会って
家に帰る途中での君の言葉 「バイバイ…」

明日には僕の家に来て
君が洗い物をしていながら
「お帰り…」っていう言葉を想像しながら
「うん。またね…」って
当たり前のように言葉を交わした

この手に持った
当たり前のような誕生日プレゼント
そう今は 送り主のいないプレゼント…

送り主のいないプレゼント…