多重人格

「何を戸惑うの?」

「キミもキミ。ボクもキミだよ。」




※このコンテンツはノンフィクションを元にした
フィクションのWEBノベルです。


〜プロローグ〜


いつからだろう…

ボクは自分で自分を認識できなくなった。
自分で口にした言葉を他人事のように感じる錯覚…
自分の感情が幾重にも重なって現れる感覚…

そんな違和感がここ何年か続いてる…。

いつしかその違和感は大きくなり
ボクの名前を捨てて自分の名前を名乗り始めた…。

奇行が目立ったボクはその違和感が気になり、
人伝に聞いたボクを分析してみた。
ボクは自分の中に5人の人格をとりこんでいたようだ…。

 …ボクの事だ。普段の自分。
 …寡黙でおとなしい人格。自己犠牲・同情などの態度は
    彼の領域だと思われる。考え方は大人ではあるものの
    やはり冷たい印象を受ける。
沙霧 …極めて子供っぽい人格。悪戯や甘える態度は彼の領域。
    理想主義で夢見がち…さらには自分の無力さに気付くと
    ネガティブな思考へ向かう。
凪紗 …異性だ。異性の自分。底抜けに明るく、笑顔で毒舌を吐く気の
    強い性格をしてる。異性という認識はあるのだけど…
    『男勝り』な女性だ。
緋色 …こいつが一番厄介だ。簡単に言うなら獣。ガラも素行も悪い
    悪知恵がよく働く。凶暴な性格。

次々と名乗りをあげた「ボク等」…。
身体の中で交わされる言葉…。
ボクはこの人格と様々なやり取りを繰り返すコトになろうとは
想像だにしていなかった。。。