季節は夏。
まだ梅雨の季節が微妙に残っているような気もしなくはないんだけど、この際そんなことはどうでも良い。
今、台風6号なるものの日本上陸騒ぎが起こっているようですが、今年は台風騒ぎが去年より遅いような気がする。
天災が発生しないということはありがたいけれど、台風といえば祭りのような感覚なので、ちょっと寂しいような気がする。

何はともあれ、ようやく台風シーズン開始である。
ここで台風の楽しみ方ってやつを考えてみようと思う。
まずは台風の特徴というものを考えてみよう。
台風といえばやはり第一に思い当たるのは強風。
その凄まじき勢いはトランプタワーをも破壊するのだ。
トランプタワー図1
こんな風を利用して楽しむものといえばやっぱり・・・
カイトボーディングとやらかな。
カイトボーディング図2
私も実際にどういったものかは知らないけど、とにかくこの強風である。
海は時化り、凧は風を受けて更なる沖へといざなう。
滞空時間ばっちり!
一人、また一人と消えていく人口。
たどり着いた島で繰り広げられる生存競争。
空から人が降り落ち、そしてそのまま根を下ろし、次の初春頃には立派な芽を出し、梅雨の時期には新たな種子を作り始め、次に来る台風に備えるのである。
こうして増え続けるボーダーを深刻視した世界中の科学者は対策を練り始めることとなる。
このままボーダーを野晴らしにしていては人類の住むべき場所が失われてしまい、この世からホームレスが消えてしまうことになりかねない。事態はそんな所まできているのだ。
科学者たちの研究は2年の時を経てとうとう成果を出すまでになったのである。
その対策事項とは、なんと『台風の時は海を閉鎖する』ということだったのだ。
このことに対してボーダーは驚愕した。
台風の時こそ種族維持の唯一といって良い好機。そのタイミングを奪われてはこれ以上種族維持ができなくなってしまうのだ。
この結果増えに増えたボーダーは減少の兆しを見せたのだが、それと同時にこの法案に異見を唱える者が現れたのだ。
それは気象報道者達だ。
台風の日に海際に立ち、その雨風にあたりつつも実況をする。
そんな慣わしを壊されてはこの先白いご飯をどうやって食べていけばいいのだろうか。
これについては政府関係者もほとほと弱り果て、結局、厳重に調査した後にようやく限られた者として例外という立場で海の近くに立つことを許されるのであった。

そんな可能性を秘めた台風の脅威。
是非、楽しんでみてはいかがでしょうか?

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この話はフィクションです。
実際の未来とはほとんど関わりはありません。


2002.7月10日(水)
修正:2002.7月13日(金)


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