『幻影』
石畳の街路樹…
艶やかに君を包みこんでいた
紅と碧のコントラスト
君がそこにいるだけで
すべてを許してしまいそうになるんだ…
僕がいつも祈り続けた ふたりきりの夜
俺があの日恐れた ふたりぼっちの日々…
それでも 君が笑うたびに弾けた心の傷跡…
金色に降りそそぐその雨に
何もかも 洗い流されてしまいますよう…
僕の願い事が叶わないなら
それが ふたりの優しさの始まり…
この石畳も 街路樹もやがて
銀色の冬に融けていくから
君の幻影さえありのままに
受けとめられるかも知れないね…